宇宙メダロッターXとアークビートル登場回。
アークビートルのカッコよさには当時ほれこんだなと、懐かしい気分に。
これに変形して合体までするアークビートルダッシュが出た時は激しく燃えました。
で、以下本編の話。
落ち込んだフリをして実は策を練っていたイッキ……というオチは結構お気に入り。
ただメダフォース頼りではなく、もう少しイッキの活躍が見たかったというのも正直なところです。
メダフォースは演出がかっこいいですが、困った時に使える便利アイテム過ぎて、ちょっと複雑な思いです。
りんたろうはまだ登場して二話目なのに、レギュラーキャラ並みに他のキャラと馴染んでいますね。
これから物語を盛り上げるトリックスターの一人になれるのではないかと思い、密かに期待。
以下与太話。
オープニングの映像だと、サビに入るまでイッキって徹底的にかっこいいところが無いんですよね。
キメようとしても、メタビーにじゃまされる始末。
だからこそイッキという人物はキャラクターが立っているんです。
正統派主人公の役割を担うメタビーに対し、ちょっとナードで現代的な主人公イッキ。
この二人の対比があるから、メダロットはおもしろい。
それをオープニングの時点でしっかり映像で表現するスタッフは、実にわかっている人物だと言えるでしょう。
神作画回。
物語として大きな流れがあったわけではありませんが、作画のハイクオリティさだけで三十分番組をもたせてしまった、怪作とも言えますね。
とにかく戦闘の作画がすごい。
CGを使い、戦いの様子を立体的に見せる――現代だからこそできるアニメ技法でしょう。
敵が鞠や矢印を武器にするのも、今までになかった題材でよく考えられています。
そんなおもしろ武器集団の鬼に対し、炭治郎もキレた技を見せます。
今までの技を応用した連撃は見応え抜群でした。
改めて言いますが、これらの要素が活きていたのは、作画がすばらしかったからです。
ここまでグリグリ動かせるユーフォーテーブルの作画力がなければ、この回は凡作に終わっていたでしょう。
私自身は物語に主軸を置く身ですが、やはりアニメは作画も大事。
作画の力をまざまざと感じさせられました。
ゲストキャラであるりんたろうのギャグ解決……と見せかけたシリアス回。
りんたろうを見ていると、幼少期にボンボンを読んでいた頃を思い出します。
ほのかにエッチなのに、メカが特出してかっこいい、子どもの性癖をねじ曲げるマンガだったと記憶しています。
そんなりんたろうと再び会えて、動くカンタロスまで見れた……かなりの満足感です。
で、後半の話。
ずいぶんロボロボ団がシリアス化したなと思いきや、まさかのサラミ全勝!
ゲストキャラのりんたろうまで容赦なく倒し、メタビーのメダルまで奪う悪役ぶり。
そこに現れたのは――アークビートルだ! なつかしい!
あのフォルムのメダロットは登場革新的だったなぁ、とまた幼少期の思い出話をしてしまいます。
ロボロボ団の使うメダロットはどれもかっこいいし、アークビートルも好きだし、カンタロスは明らかに出るアニメが違うしで、ロボ好きにはたまらない三十分でした。
すごいと思ったのは、次回予告で一切メタビーのその後を描いていないところですね。
ここまで絶望的な展開を徹底し、『メタビーのことが気になるなら続きを見ろ!』というスタッフの姿勢、嫌いじゃありません。
メダロット、これからさらに盛り上がりそうです。
追記
敗北してからサラミに頭を下げるイッキの作画がすごい。
あそこまで少年の絶望っぷりを描いた作画は始めて見ました。
胸に来るものがあります。
鬼舞辻無惨の狂気&新たな『鬼』回。
前半で語られた鬼舞辻無惨の異常性は、どこかで見たことあると思ったら、あれジョジョ四部の吉良吉影ですね!
平穏な日々と殺人鬼の二重生活をしていて、何かのスイッチが入ると人をたやすく殺せる悪意の持ち主――てあたりがとても似ているように感じました。(※似ている=パクリではなく、似ている=リスペクトとして語っています。そのあたりご了承ください)
吉良吉影が爪や手で反応するのに対し、鬼舞辻無惨は自身の顔色や、生き物としてレベルの高さにこだわっているようです。
このあたり上手く差別化できてますし、なおかつ鬼舞辻無惨は自分を最高の存在であると認識していることがわかる、優れた描写でした。
後半は人を食らわない鬼の話をでした。
一気に禰豆子を救うための道がひらけたかと思いましたが、やはり苦難はまだまだ続く様子。
と思っていたら、みかこし声のいい感じにイヤな女(ほめ言葉です。くれぐれも!)敵キャラが登場して、一気にバトルがスタート!
ここからどのような異能バトルが始まるのか楽しみです。
『最近はどんな声優さんがいるの?』そう聞かれたらオススメしたい作品ランキングに上位で入れそう――そう思うくらいこの作品は声優が豪華です。
基本的に動きよりもセリフで魅せる話が多いので、各声優さんたちの演技が存分に楽しめます。
決まったキャラだけで回していくのかと思いきや、毎回新キャラが出てくるのもいいポイント。
ぱぱっと見て、サクッとキュンとする。
そんなお菓子みたいな楽しさがこのアニメにはあると思いました。
追記
なんだかお腹いっぱいになったので、視聴はここまでとしました。
イワノイ&シアンドッグ回。
冒頭のイッキとメタビーの会話がヤケにキレキレでした。
『腐葉土でも食ってろ』なんてツッコミを聞いたのは初めてです笑
そこから衝撃的なイワノイ登場により始まる、シアンドッグ家出回。
確か前にもイワノイとシアンドッグは主役回があったはず。
もしかしてスクリューズの中で一番スタッフに愛されているのはイワノイなんじゃ……なんて疑惑も。
その分ちゃんと物語として手抜きがなく、例えば使い古された『仲間が不良のフリをして対象にからむ』作戦なんかも、すぐに破綻するばかりか、イワノイの間の悪さで状況をさらに悪くするという、定番には頼らない物語作りが実にいいです。
久しぶりにひよこ売りの活躍が見れましたし、キクヒメのいいところもしっかり描かれていました。
今まで伏線として出ていた謎のメダロットたちも一斉に登場し、これから先の展開に期待がかかります。
……で、次回予告を見たら、り、りんたろう!
りんたろうが出ていたのを覚えてなかったので、これはなかなかサプライズなゲストです!
これはますます期待がかかります。
追記
メダロッターランキングが上位選手だけでなく、最下位のイワノイの存在を際立たせるために使われたのは上手いと思いました。
ただ新たなライバルを出すのではなく、過去キャラの掘り下げもする。
これだけの技量があるスタッフなら、メダロッターランキング編も期待できそうです。
初任務完了&ラスボスとの邂逅回。
炭治郎の必殺技がますます少年マンガらしくなり、禰豆子の活躍も目立った話でした。
これからは鬼の妹を相棒にした剣士という役回りで進めていくわけですね。
禰豆子の最終兵器感がたまりません。
後半は鬼舞辻無惨がまさかの登場。
しかも人間の家族がいるという、意外過ぎる展開!
少なくとも禰豆子を救うためには鬼舞辻無惨を倒す必要があります。
しかし鬼舞辻無惨を倒すということは、今度は彼の家族が炭治郎に復讐することになり……。
これはなかなかおもしろい展開になってきました。
鬼舞辻無惨の真意はいったい?
あとは途中で出てきた山かけそばがおいしそうでした。
汁をすする演技が実にそれっぽくて、声優さんの力量に感服です。
鬼滅の刃全体としてのテーマ、その片鱗を感じさせる回でした。
次回以降どう鬼舞辻無惨が動くか、期待です。
追記
この作品は炭治郎の手の見せ方が上手いですよね。
OPではキレイな禰豆子の手と合わせることで、炭治郎が今まで歩んできた険しい道のりを感じさせます。
さらに今回の話では、炭治郎の手が被害者の意識を変えました。
こういう見せ方ができるのも、ユーフォーテーブルの作画があるからこそなのでしょう。
今回のテーマは『すれ違う恋』でしょうか。
ブラコン妹のホタルが目立つ回でしたね。
今までのこの作品とはあきらかに毛色が違うキャラなので、余計にインパクトがあります。
声優さん(あのべるさまの戸松さん!)の見事な演技により、キャラが生きて感じられます。
兄が大事だから独占したいのに、逆に兄へのアプローチの道具にされる。
この不遇なところが実にかわいいキャラです笑
他のエピソードもすれ違いを上手く使ったものが多く、一話目とは趣向を変えてきたのが一目瞭然でした。
果たして三話目以降はどんな手で攻めてくるのか。
非常に楽しみです。
たぶん十年くらい先取りしたデイ・アフター・トゥモロー回。
イッキたちの町に大雪が降るという話なのですが……これはまちがいなく珍作・迷作ですね。
とにかくツッコミどころばかりで、まともな精神で見ていると、頭がやられます。
この作品の正しい楽しみ方は、週末の風呂上りにビール片手になにも考えずに観る――これにかぎります。
サバイバルものとして(一応)筋が通っているので、B級好きなら楽しめるかと。
ただ、人によって評価が賛否両論なのは間違いなし。
ちなみに自分は作画の微妙さと、大味なシナリオに脳をやられ、なんだか逆にハイになりました。
あと天丼ギャグをロボトルの戦術に活かす展開は見事。
初任務回。
今回は炭治郎の初任務が描かれていました。
得意の嗅覚を使った『足』の捜査は、地味ながら一日目にして鬼を追い詰める結果に。
今回は作中のラスボス候補である、鬼舞辻無惨なる人物の名が上がりました。
予告によれば早速次回登場するようですね。
始祖の鬼はなぜ炭治郎の家を襲い、禰豆子を鬼としたのか。
語られない炭治郎の父親の件もあわせ、この辺りのナゾにどんでん返しがありそうで楽しみです。
鬼たちの会話は恐ろしいものですが、少し単語を変えると人間の身勝手さがわかります。
「二歳を過ぎちゃうだろう! 二歳を過ぎたら肉質が落ちるんだよ!」
これ、牛の話です笑
つまり鬼たちの行動は対象が人間だから残酷に見えるだけで、実際は……という話です。
このあたりの価値観を作者はどう考えているのか。
非常に気になります。
ショートアニメの中で評価が高かったので視聴。
今さら気づいたのですが、自分は結構「男女がイチャコラ」する話が好きなんですよね。
その点このアニメは糖度100%!
ギャグを入れつつ、しっかりイチャコラしてくれます。
個人的には『内田真礼声のお調子ものなお団子キャラが先輩と結ばれる』だけでお腹いっぱい。
レインボーライブファンからすると、たまらないアニメでした。
他のカップルもなかなかいい話が多かったですし、一組あたり数分で終わるオムニバス作品として、とても良くできてるかと。
ちょっと下ネタが多いところが難ですが、キャラがみんな高校生なので仕方なしか。
一話目の最初の組が変化球だったので、二話目以降はどんな球を投げてくるのか期待です。
前回「ゼロワンみたいに八週もロボトルランキング編やったらダレるんじゃ……」と危惧していましたが、その不安を吹き飛ばす神回でした!
まず、ゲストヒロインのナダコちゃんがめちゃくちゃかわいい!
がんばり屋な苦労人で、ちょっぴり惚れやすい。
そんなナダコちゃんの魅力がよく活きた話でした。
結局イッキとは付き合わず、なぞのいい男とフラグが立つわけですが、イッキとくっついて欲しかった自分としては「これがNTRか……」と複雑な気分になりました笑
あと単純に、イッキといい男でたこ焼きの趣味が違うあたり「人なんて付き合った相手のタイプ次第で変わるものだ」というスタッフからのブラックなメッセージを受信しました。
ブラックなギャグだと他にも、ミスターうるちの「結婚なんて勢いで決まるものです」もこれ子ども向けアニメなのになと思わず苦笑いです。
たった一話でゲストキャラの魅力を描ききり、さらに細かいシーンで後の伏線も張っておく。
プロの技術を感じる作品でした。
試験終了&休息回。
今回は今までの中でも特に好きなエピソードでした。
まず鬼側の過去のドラマを初めて描いたことがとてもよかったです。
鬼になって最初に食べてしまうのは、周りの人間……つまり大切な人になりがちなのでしょうね。
いきなり事情もわからずに人肉を食べたくなるわけですから、その欲望に負け気づいたら大切な人を……なんてことが山ほどあるのでしょう。
禰豆子は奇跡的に炭治郎を食べずに済みましたが、今回の鬼は実の兄を食べてしまい、心のタガが外れ……そして真の鬼と化した。
実に救われない展開です。
でも炭治郎はそんな鬼に、最後救いを与えた。
それがどれだけあの鬼にとって嬉しいことであろうか。
この話だけでも、鬼滅の刃を見てよかったと思えました。
大御所声優さんを起用したわけにも納得です。
つついて、鱗滝さんの存在が大人目線から見て、涙腺を刺激してくるところもお気に入りの一つです。
今まで送り出した子どもたちは、みんな帰ってこなかった。
そんな中唯一帰ってきた炭治郎の存在に、鱗滝さんがどれほど救われたことか。
仮面越しにボロボロ涙を流していることから、その気持ちをある程度察することができます。
しかし休息は長く続かず、わずか十五日後には炭治郎の初任務が決まりました。
これから炭治郎を再び送り出す鱗滝さんの想いを想像すると、これまた胸にきます。
さまざまなドラマをバランスよく描き、しっかり視聴者の心をつかむ。
こういうところが鬼滅の刃が爆発的にブレイクした要因なのかなと、思いました。
VS日本全国おもしろメダロッター対決回。
前回メダフォースという切り札を得たメタビーとイッキ。
でもそれに甘えちゃダメよというお話でした。
今回は作画監督の癖か、今まで見たことのないデフォルメや崩した表情が多めでした。
それに触発されたのか、声優さんの演技もギャグ色の強いものに。
4クールアニメは一部の回で癖のある作画があるのは当然。
むしろ普段見られないイッキたちの表情や演技が見れて、得した気分でした。
作中で明言したとおり、ランキング決定までの期間はあと二ヶ月。
これがリアルタイムで進むなら、あと八回は日本全国おもしろメダロッター対決が続くことに。
最近視聴が辛くて仕方ない仮面ライダーゼロワンは、お仕事対決を五回やるといったあたりから失速していました。
メダロットには便利なロボロボ団や怪盗レトルト、さらに奥の手のロクショウもいるので、たぶん失速はしないと思うけれど……ちょっと不安。
次回以降に期待したいと思います。
以下余談。
オープニングのメタビーとイッキが登場するシーン。
足元のアレがどうみてとダ○コンのメタファーですよね。
歌詞も「でっかく生きろよ男なら」だし。
ああいう性的なメタファーを隠し味にしつつも、しっかり子ども向けアニメとして成立させている。
メダロットが好評だったのは、そういうネタをあつかう時のバランス感覚がよかったことも一因なのかなと、考えました。
追記
アリカのヒロイン力が見れたいい回でした。
イッキママとキクヒメのシーンは、声優さんの一人二役が見られてかなり貴重。
さすがは声のプロです。
最終選別スタート回。
冒頭の炭治郎を抱きしめる鱗滝さんのシーンで泣きました。
そう、こういう大人がちゃんと子どもを大切にしているシーンに弱いんですよ。
その後最終選別の開始と共に、後にレギュラーとなるであろう人物の姿がチラホラ。
確か金髪のキャラが人気だと聞いたので、どのようなキャラなのか今から期待です。
鱗滝さんが授けたキツネの面にあんな意味を持たせるとは……作者は視聴者のイジメ方がよくわかっているようだと関心しました。
だからこそ異形(これまた大御所声優!)を倒すシーンにカタルシスがあります。
戦闘に水のエフェクトを使うなど、見ていて楽しい派手なシーンが増えてきました。
これを幼稚な少年マンガ的ととらえるか、楽しませることに特化したエンタメ的ととらえるかは、その人次第でしょう。
次回以降はなにを描くのか。
先が非常に楽しみです。
ここから先は余談。
ジャンプ作品だと、今年アニメが始まるダイの大冒険がとても好きです。
ただダイの大冒険が完璧な作品かというと、意外と隙があったり。
中でも、ダイの冒険がわずか三ヶ月のできごとだったというのは、あまりにも無理があると思います。
あれだけの大冒険と成長物語がわずか三ヶ月のできごとだったなんて、さすがにリアリティがありません。
その点、炭治郎の成長に二年の歳月をかけた鬼滅の刃は、このあたりの反省が活かされているように感じました。
リアリティを重視するなら、修行期間が十年とか二十年でもいいわけですが、それだと『少年』ジャンプの主人公になれないですからね笑
ようやくこの作品の正しい見方がわかりした。
それはズバリ「攻めが人外バージョンのBLとして楽しむ」です!
人外さんたちって基本かわいいんですよね。
それにかわいい攻めって、なんかいいじゃないですか?笑
なんてテキトーなことを語ってますが、作品を受け取る方向性としては間違ってないと思います。
人外さんたちの奇行に笑い、可愛さに癒やされ、夫婦の関係性に萌える。
こうやって考えると、いろんな楽しみ方がある、よくできた作品であることがわかりました。
それだけに一話切りの対象になりやすい一話目のアレな作りだけが、残念でしかたありません。
メタビー覚醒回。
幼い頃好きだったビーストマスターの大活躍ぶりにかなり満足しました。
それもテストタイプのモデルという設定が中二心をくすぐります。
ひよこ売りがひさびさに出たと思ったら、ひよこがニワトリになってました。
一話の頃はあんなにキメてたのに、ただのおもしろいおじさんに変化。
ひよこ売りの挽回に期待します。
ロクショウが一時退場したわけですが、やはりシリアスになりすぎるキャラだったので、あつかいが難しかったんでしょうか?
まぁ次回以降のバトル&ギャグ路線(になると思っているのだけど、どうなんだろう?)でヘタにキャラを壊されるよりはいいかも。
やはりコウジのキャラを壊したのは、少し根に持ってます笑
試練&特訓回。
あっけないくらい月日が流れて行き、この話だけで確か二年くらい経過したようです。
それくらい鍛えなければ、ただの炭売の青年である炭治郎は戦士になれなかった。
そのリアリティがしっかり伝わってきます。
途中から現れた不思議な少年&少女も雰囲気作りとして上手く機能してました。
果たして二人の正体はなんだったのか、答えを明かしても、このまま退場しても、どちらにしろおいしいですね。
よくできたキャラです。
次回はいよいよ試験が始まるようですが、禰豆子は目覚めるのか、炭治郎は全集中の呼吸をマスターできるのか。
今後も見どころたっぷりです。
正直『一話目は失敗だったな』と再確認した二話目。
ハッキリ言うと、この二話が一話目でもよかったんじゃないでしょうか?
一話目が伏線なのはわかるのですが、そのせいでストーリー性が皆無&わけわからない展開&人外さんの良さが全然伝わらないと、とにかくダメダメでした。
で、この二話目。
ショートアニメなので多少登場人物たちの感情が早送りになってますが、まぁそれはよし。
驚いたのが、人外さんの『嫁』なのに、嫁である主人公が男だったこと。
新たなBLのジャンルなのか、それとも人外さんは実はメス(もしくは性別がない)なのか。
物語としては、今のところ人外さんの奇行とともに、魅力を伝えようとしている段階。
人外さん自体は可愛いし、今後二人の仲がどうなるかも気になる。(あとEDに単眼ちゃんがいるし)
とりあえず視聴を継続することで決めました。
二話構成のシリアス&ロクショウ覚醒回。
ついにレアメダルの真の力、メダフォースがあきらかに。
あのメタビーが一撃でやられる姿は衝撃的でした。
普段は冷静で虫も殺さないメダロット、ロクショウの怒り狂い暴走する姿は見ていて胸が苦しい。
前回のコウジも暴走してましたが、今回はロクショウのキャラを守った故の暴走だったので、物語として破綻はなし。
さらに1クール目以来のメタビー敗北&二話構成のお話なので、制作側の気迫を感じます。
次回はエヴァ初号機……じゃなくてビーストマスターが登場が確定。
幼少期にとても好きだった敵メダロットなので、活躍に期待です。
一話目のシリアスさがウソみたいにハイテンションな冒頭にビックリ!
シリアス一辺倒ではなく、しっかりギャグも入れていくという制作側からのメッセージを受け取りました。
前半はモブ鬼(なのに声優はまさかの……)との初対決、後半は師匠キャラからの試練と、かなり濃い内容。
特に初めて鬼と戦うシーンは大変迫力がありました。
鬼の人を超えた異常な身体能力と弱点、それらが一度に描かれたことで、より物語に没入できます。
師匠キャラの説教もちゃんと物語のテーマを補強するものになっており、おもわず感心しました。
確かに炭治郎のこれから先の旅には、覚悟が必要です。
その覚悟の必要さを再確認させることで、旅の厳しさを革めて実感させられました。
相変わらず作画もすごいし、見どころもある。
ただ一話ほどの興奮はなかったので、評価は期待もこめて『良い』で。
次回が楽しみです。
前回のシリアス話がウソのようなギャグ回。
恐らく以前の話で出た『コウジは虫が苦手』という小ネタからふくらまして脚本が作られたのでしょう。
ではおもしろかったのかというと……正直微妙。
レギュラーキャラが大体登場したり、みんなの仮装が可愛かったりした部分はよかったのですが、他に語るところがあるかと言うと、特になく。
あとカリンちゃんがロボロボ団の仮装(それもやけにフェティッシュな)をして出てきた時は『本物のロボロボ団と間違われるか、混ざる展開があるな!』と思ったのですが、実際の話ではそれがスルー。
ロボロボ団に仮装ではなくわざわざ普段どおりの格好をさせていたあたり、そういった初期プロットが実はあったのではないでしょうか?
しかし途中でシナリオの内容が変わり、カリンの仮装だけが残ったのだと、つい深読みしてしまいます。
それにコウジのキャラをいじるのはいいのですが、いじりを超えてキャラ崩壊させてしまったのは、正直あまりよくなかったような。
どうせならイッキのライバルらしい、格好いいところを見せて欲しかったです。
あ、あとカマキリの卵の話がやたらリアルで印象に残りました。
それ以外は特になし!
普通のギャグ回でした。
原作未読での感想です。
実はこの一話を見たのは三回目。
最初見た時は『ユーフォーテーブルの作画がキレイなだけのアニメか』と続きを見ませんでした。
二度目はYou Tubeの公式動画をテレビで見ることになり、家族と鑑賞。
『飽きさせない内容だったな』という父の感想が頭に残ったものの、まだ続きは見ず。
そして今日、ふと『鬼滅の刃を見始めるなら今じゃないか』と思い、三度目の鑑賞に至りました。
三度も観ると色々見えてくるもので、まずこの一話目の完成度がやたら高いことに気づきました。
最初は作画の美しさにだけ目が行ってましたが、よくよく考えると物語構成も素晴らしい。
たった一話で主人公の目的と敵、世界観を完全に説明仕切った内容からは、スタッフが物語作りに本気で挑んでいるんだろうなという、気迫が感じられました。
主人公の炭治郎のキャラもいいですよね。
一見するとみすぼらしい身なりの(その割には派手なファッションセンスですが)やわ男ですが、実際は家族思いで頭も切れるいいやつでした。
額の傷もドラマを感じますし、こんないいやつがこれから鬼と血みどろのバトルを繰り広げるのかと思うと、少し切なくなります。
冨岡義勇も厳しい中に迷いが見えるところが実に人間くさくてよかったです。
炭治郎たちに可能性を見出し、二人を鬼殺しの世界へと誘う。
なんだか終盤で死にそうな雰囲気があふれ出てるくらいいい人なんですが、大丈夫でしょうか?
一話目で世界観を説明仕切り、最後に表示されるサブタイトルの『残酷』も、作風を明確に表していて実にいい。
三度目の鑑賞でしたが、明日からようやく二話目を観ることができそうです。
実におもしろい一話でした。
トリガーによる傑作ショートアニメ。
トリガーと言えば、ガイナックスの血筋を引く、国内でも最強クラスのアニメ制作会社です。
そんなトリガーがガイナックス時代も含めた自分たちの作品のエッセンスを集め、自社パロディ的な色合いを出しながらアニメを作ったら、どうなるか?
その答えがこの宇宙パトロールルル子です。
戦闘服がダサめの銃に変形するケレン味、ショートアニメ故の速いテンポで進む話、どこかおかしい世界観設定などなど、トリガーらしい味が一話目からあふれています。
その後第二部での親子対決で、物語は一気にヒートアップ!
そこから続く第三部ではちょっと勢いが落ちましたが、ちゃんと物語として必要なことはこなしてました。
そして激動の第四部からの最終部!
人間は一度死んだくらいでようやく一人前、そんなぶっ飛んだ価値観と共に、ハチャメチャな物語が超高速で展開します。
最後まで見終わると、不思議な満足感とともに、トリガーの作る次回作への期待が持てました。
全編を通して『普通』『中学生』『初恋』といったワードが語られ、それらが最終話で一つの意味を持ちます。
ここまでピュアな初恋をテーマにしたのは、トリガーのスタッフが作る作品の中でも、相当珍しかったのではないでしょうか?
その珍しさに、過去の自社作品のパロという要素をかけあわせ、まったく新しいアニメにした。
そのトリガーの手腕には脱帽です。
くだらないギャグアニメかと思ったら、急に熱くなったり、絶望に落とされたり、また熱くなって、最後は笑顔になれる。
宇宙パトロールルル子――この作品が私は大好きです。
最高速度で駆け抜けた至高の最終回。
状況が二転三転し、視聴者を飽きさせません。
今まで積み上げてきた『万引き』『普通の中学生』『初恋』といったワードが一つのテーマになり収束していく流れはお見事。
ショートアニメの枠の中に後日談まで詰め込んで、満足度は120%です。
最後に普通じゃないことが普通に起きる荻窪を認め、誇りに思うルル子の成長ぶり見て、この作品を改めて観てよかったと思えました。
ショートアニメ界の傑作です。
ロクショウと未亡人を通して語られる超シリアス回。
全編シリアスな空気で語られる、失ったものへの向き合い方のドラマが、実に渋くてかっこいい。
さらにメダロットの正体と、ロクショウ自身の物語におけるテーマに踏みこんでおり、この回をどれほどスタッフが本気で作っていたのかがわかる。
本気なのはロボロボ団も同じで、いつもの万倍悪役をしていた。
伏線も丁寧で、二人の写真がああ繋がるとは思ってもみなかった。
ベタと言えばベタな展開だが、物語がしっかり作られていたため、安っぽさはない。
ところどころ出てくるイッキとメタビーのやりとりは、ただの小休止ではなく、実はちゃんと意味があるものだ。
人間とメダロットでありながら、本気で競い合うという特別な関係性は、この作品のコアになるテーマだろう。
ロクショウと教授、および未亡人との交流からも、この特別な関係性が見て取れる。
メダロットという作品が描こうとしているテーマ、それに大きく切り込んだという意味でも、貴重な回だった。
メダロットという連続した物語があるからこそ映える名短編。
記憶に残る回でした。
森脇監督作品だからと手に取った作品。
シーズン1を見終わって、全話観てよかったと心から思える作品でした。
まず衝撃の第一話!
原作を読んでいても、つい笑ってしまう怒涛のギャグ描写に、心を奪われます。
どのギャグもインパクト抜群で、これだけでも高い満足感が得られました。
その後も濃いキャラが目白押しで、中でも自分はクララ推しです
天真爛漫さと、隠し味にちょっとした狂気が加えられた、絶妙なキャラクターが見事で、大のお気に入りキャラになりました。
さらにキャラを語るなら、キリヲ先輩の存在は外せないでしょう。
正直キリヲ先輩編は途中観ていてダレていたのですが、終盤の正体判明のシーンで確変!
子ども向けアニメにギリギリ出せる(いや、やっぱりアウトじゃ……)変態っぷりがたまりません!
入間くんとの対比も上手く、最終的に関係性を意外な方向で着地させたのが、印象に残りました。
アニメを見るまで、てっきり『俺スゲー』系の作品なのかと思っていましたが、実際は見たら主人公の入間くんのことが好きになる、そんなステキな作品でした。
まさに「まいりました」とは視聴者側である私自身の言葉です。
まいりました、とても面白いアニメでした。
最終話のラストに爆弾が仕掛けられていた通り、スタッフはシーズン2をやる気満々のようですね。
元祖帰りや魔王の座、クラスメートたちの掘り下げなど、まだまだやれる要素は盛り沢山!
スタッフのみなさま、二期も期待しております。