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サービス開始日: 2016-04-05 (3734日目)

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イカ娘らしさ。



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今回は解釈が難しいお話でしたけど、様々な登場人物のあり様を描きながら子供と大人の違いについて示唆しているように感じました。

猫のさくらが言うようになにも出来ないのが子供だとしたら大人はその反対なのだろうか。朝風は優れた超能力を持っていて様々な事を実現でき、多くの人を助ける事が出来ます。しかし彼は誰かに持ち上げてもらう事で自分を支えようとしており、周りに甘えています。他に依存するという点で更に進んでしまったのがソウで、彼は自分自身との闘いの中で神様に縋って身を任せてしまった結果、完全に自分を見失ってしまいました。

一方で、希は自分の能力では直接何かを達成したり他者を助けることが出来ない非力さに悩んでいます。しかし長良の言葉にあるように、常に自分の道を切り開こうという意志と希望を失わなかった彼女の姿勢は、長良を勇気付け彼の心を支えていたんですね。

大人になるというのは何もあらゆる事を一人で出来る事じゃない、自分のあり方は自らで切り開くという意思が実はキーになるのでは。その意思を忘れないならば、足りない部分があっても、決して一方的な依存ではなく他の人と心身を支え合う互恵関係を築けるのでは、そんな事を感じました。



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登場人物それぞれのノリを活かしたコミカルさとテンポの良さでストーリーを牽引していく、ラブライブらしいスタイルが魅力的な回でした。

2話の時も思ったのですけど、生徒会の選挙にしろ、恋の家の訪問にしろ、可可は目の前に目標や障害を認めたら、物おじせず当然のようにいかに解決するかを考え努力出来るバイタリティの持ち主で、昨今なかなかいないタイプの人物像な気がして新鮮な魅力を感じます。



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いよいよ閉館日が迫り、占いや幻に頼り始めるくくるの焦りと必死さが痛々しくて。なぜそこまで必死なのか。両親の喪失が尾を引いてるのだと、水族館の閉館は彼女にとって二度目の喪失を意味するのだと、家に帰ると泣きじゃくる幼い彼女の姿を見て初めて合点がいきました。

そんなくくるの背中を見守り続ける櫂。幻を見たはずの彼がくくるの問い掛けに首を横に振る姿には、もうこれ以上偽りの希望に縋らせるわけにはいかないと、自分が彼女を悲しみから守るのだという決意表明に思え胸を打ちました。そしてくくるも拳を受け止める彼の姿をみて、水族館は無くなるのだという事を終に受け入れたように思います。



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やまびこは孤独な旅の末にこだまという陽だまりを知り、その安らぎの中いつまでもいたいと望むように。それゆえこだまに太陽という女神でいてくれる事を暗に求め続けたように思います。彼女はその優しさゆえ彼の、皆の期待に応え続けた。いつか一人の唯の女の子になれる事を願いながら。

辛いことを忘れ穏やかな安らぎに心委ねることは心地の良い事です。しかしそれで外にある辛いことやそこから来る心配や恐れが解消するわけではなく、むしろ時が経つにつれ心の中でどんどん肥大してしまいかねず。こだまの優しすぎる優しさはそれを助長してしまったのかもしれません。そしてそんな心模様が疫病という形で具現化したようにも思えました。

今話は、前回のバベルの塔に続き、希望が見えない現実下におかれた人間の在り様が描かれ、その中を漂う閉塞感や登場人物の心の奥に潜む絶望や不安が心にズシリと響きました。そして希望とは、現実と向き合うとはどういうことなのか、強いメッセージとして表現されているように思えました。



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くくると知夢は、自分の目標に前のめりになるあまり異なる見方に寄り添う余裕が無いという点で似た者同士にも思えます。その二人が出会えば諍いも必然ですが、結果としてくくるにこれまで見えていなかったモノを突きつけ、心境に変化をもたらしているようにも見えました。

そしてどうやら風花にも心を揺さぶられる事態が訪れそう。ここまでの物語は奮闘するくくるにそれを支える仲間たちという水族館の”内側”が描かれてきましたが、今話はくくるにせよ風化にせよこの先その”外側”と対峙するような新たな展開の予兆を感じさせますが果たして。



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「くだらない事をどこまで信じられるか、なんだから」
希望を失った漂流者たちのその後。皆偽りの希望に縋る事で生きる目的を保っている。無意味な労働、二つ星の諦観漂う言葉、バベルの塔という壮大な空っぽ。まるで現実を一皮剥いた姿を覗き見しているような生々しさを感じました。

そしてその失望の渦の中で、何事も人生の”当事者”になろうとせず、常に”観測者”に留まっていた長良が抗い自分の道を歩もうとしている。彼の変化には驚くばかりですが、自分が自分を諦めてきた事で実は多くの人を巻き込んできたという事実を知った重みが彼に腹を括らせている気がしました。

「みんなわかってるはずだ。結局何処に居たって僕らは抗い続けなきゃいけないって」
らじたにがアリの観測を通して復活した様に、逃避は必ずしも悪いものとは言えません。しかしバベルの塔のように永遠に逃げ込む事も出来ないわけで。希望と逃避は表裏一体、紙一重なのかもしれません。



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くくる、夏凛、うみやん、愛梨とたくさんのがまがまへの想いを感じさせる回。闘病に挫けそうな愛梨をはじめ病院の子供たちが移動水族館で命と触れ合う事で生きる事への喜びや意志を取り戻していく姿に「水族館は命を育む所」というテーマが垣間見えたような気がします。

またラストにて、二人が帰り道すがら密室のエレベーターに乗り込んで、到着後開いた出口から光が差し込み、そして開放感溢れる青空の下へ歩き出すと、その道程が飼育員の夢を諦めた事が心の隅で燻っていた夏凜の気持ちの変化を巧みに表現しているようで印象深いシーンでした。

奇跡を望むならば、くくるのように理想を諦めず追い続ける事が不可欠な一方で、如何にそれを実現するかという点では夏凜のような現実的な視点を持てる人も必ず必要になってくるはず。彼女もまたこの先くくるが夢を目指す上で大きな助力となるのではないかと感じました。



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