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サービス開始日: 2016-04-05 (3734日目)

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正味20分の間にこれだけ心揺さぶられる物語が描かれていることに驚かされます。ひと夏という瞬く間に過ぎてしまう季節の眩さや刹那さの中で、決して多くは語らないけれど一言一言情感豊かな会話とモノローグと。劇伴等を上手く効かせてメリハリをつけつつ、魅せるところはきちんと見せるなど、文学的な情感を伴って視聴者を引きつけてゆく物語の構成が素晴らしかったです。



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今話は一気にお話が進んで驚かされる展開に。抽象的で付いていくのが大変でしたが、漂流した長良たちは”選ばれなかった”人生の可能性のひとつだったということなのかな。

たとえ実現がどれほど困難にみえようとも、元の世界で自分は唯一無二の存在である、という確かな居場所があったからこその希望(=希のいう光?)だったわけで、そもそもその帰る場所が無かったという。未来は決まっていると言って憚らなかった明星さえ最後には希望の可能性を信じたというのに、突然訪れた元の世界からの卒業(別れ)がなんともやるせなく切ないです。

これで物語の第1章が幕を閉じた感がありますが、次回以降、彼らがどこに再びの光を見つけるのか、物語としてどこに落とし所を求めるのか気になるところです。

あと下ネタ失礼になりますが、卵子を目指した競争に負け受精に到らなかった精子たちはこんな心情なんだろうか、なんてしょうもない事を思いながら観てました。限りなく低い可能性を信じ勝負するもオリジナルとして受肉出来なかった、みたいな。



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皆で和気藹々と過ごす休日の楽しげな雰囲気の一方で、淡々と閉館へ向かっているようにみえるおじい。穏やかだがブレない彼の態度は決意がかなり堅い事を伺わせ、くくるの努力の成果の如何に関わらず彼女の希望は遂げられないのだろうという悲しい未来を予感させました。

そして今話の風花は可愛らしい水着姿といい優しさ溢れる振る舞いといいまるで天女さまのよう。物語序盤は沖縄に避難してきた風花がくくるに頼りきりでしたが、馴染むにつれ逆に風花がくくるを支えるお姉さん的存在に変化しつつある?のが面白いところ。母子手帳は…まさかね。

一方、今回空也のがまがまに対する想いが描かれますが、どうもエピソードとしての引力が弱く感じてしまいます。水族館をめぐるお話が佳境へ向かっていく中で存続への想いへ視聴者を感情的に巻き込んでいきたいところではないかと思いますが、淡白な印象が拭えずやや残念な気も。



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自分を卑下して自己完結することで問題を回避してきたようにみえる長良ですが、涙ぐむ瑞穂を見て自分にも心配してくれる人たちがいた事、そして自分自身を貶める事はそんな人たちを悲しませる事になるのだと気付いたのかもしれません。自分に閉じこもっていた長良が瑞穂の呼び掛けをきっかけに顔を上げるのは、ちょうど2話の逆の関係/お話になっていて面白いですね。

そして、俺は簡単に心を許さねーぞとでも言いたげにいつも虚勢を張っていた朝風君、おっぱいで簡単に落ちましたね。中学生だものね…。



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うどんちゃんの料理に対する情熱が丹念に描かれていて印象に残ります。一方アイス屋でバニラしか頼まないくくるの拘りの無さよ(ここは引き立て役なのね)。田中秀幸さんの優しく深みのある声が神里のエピソードに長い時間を経てきた歴史と想いを感じさせて良かったのです。

本作品、お話やキャラクタの描写は相変わらず淡白な印象で、強く興味が惹かれたりは今のところありませんが、何かと閉塞しがちな現実の中で、そのおおらかさで全てを包み込んでくれるような安らぎと解放感のひとときを求めて、毎週の穏やかな楽しみになりつつある気がします。



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すみれ回。挫折続きで傷付いている彼女は主役という夢を求め続けているのはもちろんですが、もっとシンプルに誰かに認められたい必要とされたいと切望していたのかもしれません。かのんのスカウトはそんな気持ちに応えてくれ、燻っていたプライドを夢へ挑戦するポジティブな闘志に向かわせてくれたように思います。そして、すみれと可可は Liella! の漫才担当になりそうね。あとギャラクシー!ってマクロスのヤックデカルチャー!みたいだと思いました笑

また本作のクラシックな劇伴の使われ方や天候の変化などによる心理描写は作品にリズムやライブ感、生き生きしたドラマを演出していて、ミュージカルやディズニー映画のような臨場感が感じられて好きです。



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かえでが帰還(おそらくマギウスになって)。魔法少女の運命(やちよさんたちの過去)とマギウスの目的が明かされる。



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圧巻のアクションシーン。くぎみーが教祖なのね。



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クーカーのライブ最高だね。



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レントンの巣立ち。



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ドミニクとアネモネ。本作で少女と少年が結ばれるのははいつもスカイダイビング中でなのね。吊り橋効果の究極版…じゃないよな。



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打ちのめされている時って自分のことは全て色褪せて見えてしまうけど、小野寺先生の想いを受けて、人と比べてどうというよりも自分自身の好きという気持ち、こうしたいという想いを取り戻すしなやかな強さが繊細で優しい彩の内に芽生える様は胸を打ちました。

彩を応援する姉、あえて厳しい橘先生、優しく温かい小野寺先生、それから手を差し伸べる同級生達と、彼女見つめる周りの人々の多様な視点が描かれているのもお話に深みを与えていて良いなと。

ラストで彩が歌うMy Sunsetも、彼女の歌に対する美しい祈りのような想いを感じさせる曲ながら、どこか切なさを湛えていて彼女が子供の自分にさよならして一歩成長したような、そんな印象を感じさせて素晴らしかったです。

今回の彩に通ずるお話として「りゅうおうのおしごと!」7話の桂香さんのエピソードや「響け!ユーフォニアム」10、11話の香織先輩のエピソードなんかもとても好きです。



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仲間たちでの水族館運営が回り始めてストーリー進行にもテンポが出て来たのが心地良く。風花は地味な努力を積み重ねることの出来る真面目な子だなと。反面その裏返しとしてちょっと思い込みがちだったりズレた所があるのが愛嬌があって可愛らしいですね。

「百聞は一触に如かず」を風花とくくるの想いとして回収するお話が素敵。本作、お仕事を中心に現実感あるお話を描く中でここぞという心情表現をロマンチックに描くのが印象に残ります。要所で差し込んでいる沖縄のおおらかで美しい情景のイメージがここで活きている気がします。

ところで、今提示されている舞台や伏線、ストーリーの描き方等を勘案するとこのまま順当に進んでも2クールは割りに合わない気がします。水族館の閉館期限も夏の終わりという話でしたし、季節的にも後半からは沖縄の海から舞台を移し別の物語が始まる可能性もありそう。



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