Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

不幸の基準とは何だろう。「私は不幸なんかじゃない」と雲雀は言う。「終わりよければ全部ハッピーってやつだよ。私ってツイてるなぁ♪」と花子は言う。牡丹は満面の笑みで自虐する。四色四つ葉のクローバーのように不幸はさまざまな色をして、万華鏡のように回っている。
アイキャッチを頻繁に挟む構成が個性的。大沼監督はキャラをかわいく見せるギャグシーンを作るのが上手い。
OP・EDは畑亜貴の詞才もあって非常に耳に残る。



普通

ここにきて少し持ち直してきたか。物資確保のための買い出しを機に艦外の人間と接触し、さらに他艦のクルーとも情報を共有したことにより話が少しずつ動き始めた。謎のネズミは謎だけど。シロちゃんの家族構成や心理がきちんと掘り下げられていたのも好印象。



良くない

なんと言うか……これほど脚本で損をしているアニメも珍しいのではないか。可愛いキャラクターも迫力ある戦闘シーンも揃っているのに、それらの裏付けとなるストーリーが欠けているので感動のしようがない。今のところはガルパンの劣化コピーにしか見えない。



普通

展開に脈絡がないから話についていけない。絵は相変わらず綺麗なのだが……。久保さんは高い声のキャラをやると完全に花陽ですね。



普通

印象としては「艦これ+ガルパン」だが、ストーリーや世界観がいまいち見えてこない。意図的なサスペンスではなく、脚本の手落ちという感じがする。キャラクターも大量に登場する割に各々の掘り下げが足りていない。音楽の使い方も下手。背景だけは良かった。



良い

男女が一つの機体に搭乗する設定は結構面白い。前例がないわけではないが。鬼、姫、骸など、気になるキーワードがたくさん。ここからどうやってオリジナリティを出していくか。



良い

P.A.WORKS 15周年記念作品。ロボットものはそれほど好みじゃないので視聴継続は未定だが、富山の山中に築かれた近未来都市の景観は見応えがあった。話としてはエヴァ+ガサラキみたいな感じ?



とても良い

薄々気づいてはいたがこの作品、日常系の皮を被った毒物である。執拗な作画で「巫女」のフェティッシュな(=呪術的な)魅力を描いておきながら、「私はあなたたちの着せ替え人形じゃない」という台詞で締めるあたり完全に狙っている。神楽とトランスを繋げるのも面白い。



良い

「一人じゃなんにもできないんだなって……」
間の取り方が面白い。
ヒートテックをキメ顔で披露するまちちゃんはやっぱりかわいい。



良い

まちちゃんかわいい。以上。
で終わってもいいのだが、他にもけっこう見所がある。田舎の空気感が伝わるボカシ気味の風景、日常系のわりに意外と下ネタを盛り込んでくる挑戦的な脚本、祝詞を読み上げる日岡さんの神秘的な声、などなど。



良い

菖蒲を襲って甲鉄城から排除されかけた生駒が、その菖蒲と血の契約を交わすことで、カバネ退治の尖兵として再び生きる場所を与えられる。ラストカットの朝日に輝く平原が、ようやく訪れた平穏を物語っている。もっとも、あんなに犠牲者が出るとは予想外だったが……。



良い

カバネリへ疑いの目が向けられる中、それぞれのやり方で覚悟を示す生駒と無名。菖蒲も勇気ある行動で、甲鉄城の監督者たる矜持を知らしめた。カバネリの生態も少しずつ明らかになってはきたが、今の所"ゾンビ+吸血鬼"という感じで、あまり新鮮味はないかも。



とても良い

麗らかな春の日、郵便屋さんの仕事に同行する灯里。集荷や配達を手伝ううち、手紙を持った一人の少年と出会う。
仕事を「楽しみ」と語るおっちゃん。手紙が人の心を、あまつさえその人自身を連れてきてくれるなんて素敵なことだ。手紙によるコミュニケーションは時間がかかるけれど、そのぶん最も色濃く人の心を伝えるし、最も長く人の心に残るのかもしれない。それこそ直接会って話すよりも。ネオ・ヴェネツィアの街も同じだ、と気づく灯里はさすが。
あと、婚礼用のゴンドラに乗る晃と藍華が貴婦人と令嬢のように見えて面白かった。



良い

流星群の降る一日を通じて、藍華とアルの関係にクローズアップする話。今回に関しては藍華が主人公といってよく、珍しく一人称のモノローグが多用されている。引かれ合う星々、恋に落ちた瞬間に流れ落ちる星、などのベタな演出も決まっている。
それにしてもアルくんの好青年ぶりときたら……。「僕は夜目が利きますから」という一言に込められた優しさよ。最後のセリフにしろ、本当は藍華の気持ちも知っているのではないか。



良い

宝探しと幸せの達人。
灯里は相変わらず素敵な感受性を持っているけれど、それだけが彼女の魅力ではない。思ったことを素直に、ためらいなく口に出すことができる。この稀有な才能がある限り、彼女の周りには幸福な宝物が増え続けていくだろう。



とても良い

そう、ARIAは「出逢いの奇跡」を描く物語。1期1話の冒頭で灯里が語っていたテーマは、2期でも変わらずそこにある。ただ、出逢う相手は人ばかりではない。ネオ・ヴェネツィアという街には、普段は見えない不思議がいくつも隠れているのだ。
Aパートの温かい雰囲気とは裏腹に、Bパートは演出も含めホラーチック。ズンタカポコテンの歌もなんとなく不気味に聴こえる。ARIAはこういう不穏なエピソードをたまに挟んでくるのが面白い。天野先生の趣味だろうか。



普通

予想に反して、わりと純粋なミステリー方面に話が進んできた。数少ない理性的なキャラ(主人公の友人など)が主導権を握ることで、話の道筋が少しだけ見えてきたように思う。納鳴村の真実と、各キャラの個人的問題の解決が上手くリンクしていけば、面白い展開になるのでは。



普通

「社会の底辺に生きる人たちが、閉鎖的なコミュニティの中でサバイバルを繰り広げる」という物語は他にも例があるはずだが、正直言ってこのタイプの話は好きではない。現代人や現代社会の病理を記号化して描くことにあまりポジティブな意味を見出せない。



良い

あれ、結構面白いのでは……?
出てくる人たちが揃いも揃ってネジの外れたバイク狂なので、まずそのギャップに心惹かれるし、固有名詞が遠慮なく飛び交う会話を聞いているだけでも楽しい。前回に比べて各エピソードの笑い所もはっきりしていた。恩紗先輩がカタナを褒めるふりをして貶すシーンは本当に下衆だったし、その後の「最初に血を吸うのは……」のセリフもキマっている。シベリア抑留のくだりとか、バイ太が売女と掛かっていたりとか、とにかく予想外のところで鋭いギャグを挟んでくるので油断がならない。総じて変人の描き方が上手い。



良い

実在企業の製品を忠実に描くなど、バイク周りのこだわりは素晴らしい。ただ脚本に工夫がなく、全体的に平坦な印象。恩紗先輩の見栄っ張り&名言連発キャラは好き。
「バイクに乗らない理由ならいくらでもある。だからこそ、乗る理由が一つでもあるなら、乗るべきなんだ」



良い

前回の茜に続き、新たな魔法使いが登場。犬の姿の犬養さんを母親が快く招き入れたように、弘前という町、そして倉本家の縁側は、気まぐれな来客に対していつでも寛容だ。問題はあっさり解決し、旅人はまた旅立ってしまうけれど、あたたかな人間関係だけは確かに残る。
今回改めて思ったけれど、この作品は色設定に本当に気を遣っている。昼に見る公園の桜、犬養さんの回想に出てくる桜、ラストシーンの光り輝く夜桜、各々がきちんと描き分けられていて、ゆえに全てが印象的だ。真琴の薬箱に並んでいる薬、立ち上る煙、出来上がった金平糖もみなカラフルで楽しい。



良い

主役級3人の声の出し方が本当に巧いなぁと思う。感情を込めすぎず、ぶっきらぼうでもなく、素直で上品な落ち着きを湛えた演技。
「真琴の魔法は私のとは違う」と茜は言う。日常を学ぶ彼女こそ、私たちの日常の見方を変えてくれる魔法の体現者なのかもしれない。



良い

今回は、町にさまざまな形で訪れる「春」の話。それは例えば謎めいた妖精であり、暁を覚えない眠りであり、鞄いっぱいのフキノトウをみんなで食べる時間である。手の動きだけで感情を表現する演出や、純粋さと見栄が同居する千夏の描き方など、細部の作り込みが非常に丁寧。



良い

登場人物のまとう雰囲気、音楽、背景……どれをとっても日常系なのに、なぜか主人公は“魔女”。文字通りの非日常が、のんびりとした田舎の空気を少しだけ揺るがせていく。無邪気で天然な木幡さんと、呆気に取られまくる周囲の人々との対比がいい。箒で空を飛ぶときの静かながら劇的な演出も好き。



良い

このプロジェクトが一種の社会実験であることは分かった。けれど、依然園崎さんの最終目的は見えてこない。日染くんもミステリアスなキャラかと思ったらそうでもないし。言葉だけが先行する「キズナ」が具体的には何なのか、考えさせてくれる物語を今後に期待したい。



普通

もう少し緊張感のある展開を期待していたのだが……。取って付けたようなミッションといい、過剰に感傷的な演出のわりに凡庸な秘密の暴露といい、密室ゲームものの悪いパターンに陥ってしまった感がある。何よりもまず、話がどこへ向かっているのか判然としない。



良い

何故かノーマークだったのだが、TRIGGER×岡田麿里で面白くならないわけがなかった。傷の絆で結ばれた6人。他者の痛みを分かち合えば世界は平和になる……園崎さんの言わんとすることもわかるが、初回からこんなに話の方向性を規定してしまっていいのか少し心配ではある。



良い

クーデリアの護衛任務を完遂するため、オルガの指揮の下、鉄華団の各部隊が動き出す。一方、内通者やギャラルホルンの監察官など、彼らの行く手を脅かす存在もしだいに姿を現してくる。三日月の「仲間」と「敵」に対する態度の落差が興味深い。
とうもろこし畑での三日月とクーデリアの会話が今回の見どころ。クーデリアは自然の中で癒されたことへの謝意を伝えようとするが、三日月は一見平和に思えるその風景が搾取や貧困と隣り合わせであることを語り、彼女がそうした状況を救う糸口を作ってくれたと逆に感謝する。クーデリアの胸中やいかに。



良い

「ミカは矛盾した存在、だからこそ強い」とオルガは語る。助けを乞う捕虜の声も老兵の遺言も無視して即座に射殺する三日月は、徹底したリアリストだ。その冷酷さと、自軍に「鉄の華」と名づけるオルガのロマンチシズムは果たして相容れるのか……。



良い

「小説家になろう」発の異世界転生ものの先駆け。RPG風の異世界描写やキャラクター造形には既視感が強いが、「死に戻り」という設定をうまく用いてループものの面白さとサスペンスの緊張感を盛り込むことに成功している。



1
234
Loading...