鬼となった妹・禰󠄀豆子を
人間に戻すため鬼狩りの
組織《鬼殺隊》に入った竈門炭治郎。
入隊後、仲間である我妻善逸、
嘴平伊之助と共に様々な鬼と戦い、
成長しながら友情や絆を深めていく。
そして炭治郎は《鬼殺隊》最高位の
剣士である《柱》と共に戦い、
「無限列車」では炎柱・煉󠄁獄杏寿郎、
「遊郭」では音柱・宇髄天元、
「刀鍛冶の里」では、霞柱・時透無一郎、
恋柱・甘露寺蜜璃と共に
激闘を繰り広げていった。
その後、来たる鬼との決戦に備えて、
隊士たちと共に《柱》による
合同強化訓練《柱稽古》に挑んでいる最中、
《鬼殺隊》の本部である
産屋敷邸に現れた鬼舞辻󠄀無惨。
お館様の危機に駆けつけた《柱》たちと
炭治郎であったが、 無惨の手によって
謎の空間へと落とされてしまう。
炭治郎たちが落下した先、
それは鬼の根城≪無限城≫―
”鬼殺隊”と”鬼”の最終決戦の
火蓋が切って落とされる。
客層がある程度落ち着いてから観たいな、
と思って10月末に行ったらまだまだキッズいっぱいだった… すごいね
原作未読ながら、バズってるif絵やらなんやらで勝敗や生死はなんとなく知りつつも (個人的に 生存if ってタグは最悪だと思っている) 、童磨戦は衝撃的だった…
勝敗や生死がほぼ決まってるところからの回想はズルいというかひどいなぁ (褒め)
鬼滅の刃-完- という状態になりそうなところから助けてくれる義勇さんがかっこいいし、シリアスな善逸も良いし、猗窩座にはそんな過去が…
何より背景の無限城の変態的なCGがすごく、待った甲斐がある・観て良かったと思えました
戦闘→回想のジェットコースターだった
鬼滅の刃の無限城編という、事実上の最終決戦になるシリーズ3部作の1作目
自分は原作読んでいたとき上弦1〜3戦が一番好きだったので、ufotable制作の圧巻ともいえる映像美と戦闘描写を観れたことはとても貴重な視聴体験だったかな
3時間という長丁場の中でもストーリー的に大きな見せ場は何個かあって、特に胡蝶さんvs童磨→善逸vs獪岳→炭治郎・冨岡さんvs猗窩座というのが大きなタームだったかな
初手から童磨戦で驚いたけど、童磨というキャラはナチュラルサイコパスみたいな人格でやってることもえげつないし、全く褒められるところは無いのに、漂う強キャラ感と宮野真守ボイスで不思議と画面に惹きつけられてしまう奇妙な感覚があった…笑
とりわけ胡蝶さんが姉の仇をとるためにどれだけの苦労をしてきたのか分かるエピソードはよかったね
また上弦上位の鬼の強さというのも(無限列車で既にわかっていたとはいえ)実感できて、そこもバトルものとしてはアツかったと思う(ホント童磨の血鬼術強すぎるんだよ…)
善逸と獪岳の話もよかった
獪岳はどんなことでも利用する外道のように見える(し、それは間違いでは無い)ものの、あの生育環境と状況を考えると生き残るために最善を尽くすとああいう悲劇も起こってしまうのかな、という例に思えた
善逸はヘタレキャラ的に描かれているけど、毎回肝心な時には全力を尽くす人間だし、じいちゃんへの思いの強さと兄弟子である獪岳への思いも感じ取れた良いエピソードだった
善逸と獪岳のボタンの掛け違えは切ないけど、それでもどういう行動が自分にとって最善に繋がるのかということを考えさせてくれたね…
それで、やっぱりこの映画で一番好きだったのは猗窩座の過去エピソードだった
自分はこのエピソードで鬼滅の鬼のキャラの中だと猗窩座が一番好きになった
ずっと弱者を守るために戦っていたのに、記憶を奪われて鬼にされて…
守るべきものを何一つ守れなかったというのはそうかもしれないけど、それで終わらせてしまうのはあまりに悲しい半生だった…これも少し違えば猗窩座も鬼になんてなってなくて、幸せな生活を営めていたかもしれないと思うと救われてほしかったね…
それでも、炭治郎に最後感謝の念を見せることが出来たのは本人にとっても救いだったかもしれないと考えるのは傲慢なのかな…でもそういうところも含めてやっぱり猗窩座一番好きですね
鬼滅という作品自体は、5年前原作読んだときは何とも思わなかったけど、最近は分かりやすい勧善懲悪やコテコテの人間讃歌に乗れなくなってきてて、「少年漫画の価値観とも合わなくなってきたのかな」と思っていたけど、この映画を観て「やっぱり王道というものはいいな」とも実感させてくれたのでそういう意味でも感謝しています
猗窩座篇に見せかけて、しのぶ&善逸篇が前半は繰り広げられて少しびっくりしたが、抜群の映像美と衝撃の展開に圧倒された
後半の猗窩座との戦闘は、透き通る世界の描写が丁寧で炭治郎の強化理由が明確だった点が良かった
猗窩座の過去は、悲しいものだとは思ったけど不思議と泣けなかった
それよりも、罪なき人に毒を盛る手段への憤りの方が強かったからかもしれないが...
無限列車は地上波でしか見なかったが、無限城は続編も劇場でちゃんと見ようと思った
劇場版三部作で送る鬼滅の刃の最終作の第1章、細かい事は抜きに圧巻だった。決着まで描かれた獪岳×善逸、炭治郎&義勇×猗窩座のマッチアップはどちらも見応え抜群でありufotableの描く圧倒的なアクションシーンはまさに至高の領域としかいう他ない、弱い奴が嫌いと言っていた猗窩座が自分自身が守りたかったものを守れなかったという所から来ていた所も皮肉めいたものだった。猗窩座…狛治と恋雪が来世で共に過ごせたらと願いたい
途中まで描かれた童磨×しのぶのマッチアップもしのぶの最期が描かれて、初見の人からしたらきっと衝撃的だったと思う。童磨のウザい感じもマモの演技で100%増しになっていて、倒すべき憎き悪役という表現がなされていた。次の章で決着まで描かれると思うので是非とも注目したい
日曜日に視聴。諸事情で本当に久しぶりにTOHOシネマズで視聴(多分10年ぶり...?)。
猗窩座の過去に泣いた。そして猗窩座が敗北を受け入れて最後に人間として消えようとする辺りで涙腺が崩壊した。
更生して真っ当に生きようとした矢先にあんな悲劇が起きて、無惨の手によって鬼に変えられて我さえも見失って...
そしてまさかのしのぶさんもここで退場... 柱としては一番好きだからショックなんだけど、なーんか腑に落ちないんだよな...
「劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来」視聴終了
評価A+(名作)
猗窩座単体なら評価S、その他の話も含めたら評価A+。流石に3つの話を165分の映画でやるのはくどい。各キャラ全部で回想が入るからお腹いっぱいになった。焼肉食ったあとに寿司食って、最後フルコースを堪能した気分。猗窩座だけを90分くらいで映画にしてほしかった。
ただ、猗窩座の話ならほんとに面白かった。職場で鬼滅知ってる人に好きなキャラを聞くと、6割ぐらいが猗窩座になるけど、その理由がよくわかった。鬼滅の良いところは、敵がきちんと強くて、バックボーンの話も良くて、復活が適度にくどくないところだと思っているけど、猗窩座はまさにその良いところを詰め込んだキャラだった。濃密な過去を丁寧に描き、強さを求める理由を描き、去り際も美しい。これを最高級のアニメーションで見せられると流石に感動する。いつものように、周りから見捨てられ鬼になったという過去に、やり直して真っ当な人生を送る手前だったというもう一捻りが加えられており、長い回想でも見応え抜群だった。
炭治郎のゾーンに入った演出も抜群だった。派手な戦闘シーンが続く中での静寂の覚醒は印象に残りますね。炭治郎の覚醒が好きなんで満足しました。煉獄さんの想いを受け継ぎ猗窩座を討伐。王道少年誌展開は良い。無限列車の時みたいに泣きはしなかったが(というかあれは「炎」という曲が強すぎた)、すごく見応えありました。カラスが「上弦の参討伐!」って各柱のところを周る達成感も半端なかった。
アニメーションはもう言わずもがな。無限城でワクワクしない人類はいないでしょう。弦の音とともに縦横無尽に無限に広がるお屋敷は、ユーフォにしか描けないだろう。
童磨vs忍の戦いも良かったし、善逸のも悪くなかったが、その3つをまとめて165分という長時間やるのはくどかったな。毎回回想が入るのも…。ここからもまだまだ長いし、仕方ないところはあるか。
サイコパス殺人鬼ものが好きなので上弦の弐はとっても良かった。のだが、残酷シーンはもちろん、鬼の言動は子供に見せていいのか、と。
善逸が大番狂わせ。次章では伊之助の大番狂わせがあるのかな。
猗窩座の過去部分が長過ぎるっていう批判を読んだ気がするが、感情移入するのにはあの長さは必要だな。ベタであっても、やはりぐっとくる。いや、ベタでいい。
鬼の所行を為す醜い人間と鬼との違いは何か。
心根は優しい男だったのが、無惨はそれを分かっていて強さだけを取り込もうと脳を破壊して記憶を失わせて鬼にしたのだな。
いやぁ、もちろん映像は圧巻なのだが、話もおもしろくて、とても良かった。
ちょっとあかざの思い出長くて胡蝶さん、善逸があっさりしてて、もう少しそこらの余韻に浸りたかったが、現実問題同時多発的に起こってるしとおもうとなあ
日本のアニメ作品の1つの最高到達点にあたる作品を見た、そう言っても過言じゃないくらいに素晴らしい作品だった。原作を読んで既にストーリーは知っていたけど、今回映像化されたことで作画、演出、音楽、声優さんの演技が加わって魅力がさらに底上げされ、凄まじい作品に仕上がっていた。アニメーターや声優さん達、アニメ制作に関わるプロが集まり、時間と金を惜しみなく使い、全力を尽くして作ったらどれだけすごいものができるのか、それをよく教えてくれる映画だった。
映画の見所は大きく3つ、序盤のしのぶvs童磨、中盤の善逸vs獪岳、そして後半にしてこの映画のメインである炭治郎・冨岡vs猗窩座の3つ。まずは序盤のしのぶvs童磨、この戦いは、戦闘シーンに迫力があったのは言うまでもなく、特に見所だったのは、しのぶを演じる早見沙織さんと童磨を演じる宮野真守さんの演技だった。この戦いでしのぶが見せたのは、姉の仇である童磨に対する怒りや憎悪、そしてその童磨に自分の最大の強みである毒が通じないこと、体格に恵まれなかったことへの悔しさ等、これまで作中で見せたことがないくらい、今までの笑顔が完全に消える程の強い感情。その激しい感情が早見沙織さんの声でしっかりと表現されていた。特に、腕力や体格に恵まれなかったことを悔やむしのぶの独白には心が痛かった。激しい怒りや憎悪が込もった力強い声で技を繰り出していた直前までのシーンとは対照的な弱々しい声が印象的。そのようなメリハリの付け方も上手いと思った。一方の童磨は、人間らしい感情が欠落している存在。気さくに話しかけたりしのぶの技に感激したり楽しそうにしたりと、一見すると情緒豊かで無邪気に見えるけど、実際の所、言葉の中身は空っぽ、そんな上辺だけ人間の感情をなぞっているような童磨というキャラを宮野真守さんは完璧に演じていた。気味が悪く、悪気なく相手の神経を逆撫でするような話し方には感服した。早見沙織さんと宮野真守さんの演技がこの戦いの面白さをより一層引き立ててくれたし、しのぶが全力をぶつけても童磨には勝てないという事実の非情さも際立った。この童磨戦の決着は第2章に描かれると思うから楽しみ。
次に善逸vs獪岳、雷の呼吸の継承者同士の戦い。この戦いの戦闘シーンの迫力も凄まじくて、速さが最大の武器である雷の呼吸同士の戦いに相応しくスピード感のある戦いだった。兄弟子が鬼となり、その責任をとって師匠が腹を切った、そのことに対する善逸の怒りや悲しみも表情や声で存分に表現されていた。今まで戦闘面での活躍は寝ている状態が大半だった善逸が、この戦いでは起きている状態で凛々しい表情、そして獪岳に対する怒りから激しい表情を見せ、普段とのギャップがあったしその覚悟の強さを実感させられた。獪岳については、上弦の鬼、しかも十二鬼月最強である黒死牟に遭遇してしまったのは不運としか言いようがないし命が惜しいと思ってしまうのも人間として仕方ないものとして理解はできるけど、それ以外の所業はやはり擁護できる部分は少ない。獪岳1人を特別扱いしてくれる人間は周りにいなかったかもしれないけど、善逸は獪岳を嫌いつつも本心から尊敬していたし、師匠も弟子として獪岳を大切していた、この映画の中では言及はないけど、寺で悲鳴嶼さんや他の子ども達と暮らしていた時も獪岳はきっと家族の1人として大切にされていた。獪岳に敬意を向けてくれたり大切に思っていたりしてくれる存在がちゃんといたのに、それに気づいていなかった、もしくは満足できなかったのは、本人のせいではあるけど少し哀れにも思えた。善逸にとって辛い戦いだっただろうけど、雷の呼吸の継承者としての善逸の覚悟、その善逸が自ら生み出した漆ノ型、獪岳の末路など、見所が多い戦いだった。
次にこの映画最大の見所である猗窩座戦。まずは戦闘シーンの迫力の凄まじさ。今作の戦闘シーンはどれもすごい迫力だけど、猗窩座戦の迫力はケタ違いだった。個人的に鬼滅の刃の戦闘シーンの中の最高峰だった遊郭編のラストバトルを上回っていると言って良い。特に冨岡vs猗窩座の戦闘シーンが本当に素晴らしかった。実力者同士のぶつかり合いの凄まじさが存分に表現されていて、鳥肌が立つ程の迫力だった。そのようなハイレベルの戦いの中であっても食らいつく炭治郎の姿もカッコ良かった。見ていることしかできなかった無限列車編以降、上弦との戦いや柱稽古を経た成長がよく分かる。透きとおる世界に到達した時の表情や技を繰り出すシーンも印象的だった。凄まじい迫力と緊迫感のある戦闘シーンは今作最大の見所であることは間違いない。けどもう1つの最大の見所、猗窩座の過去編も忘れられない。個人的に作中に出てくる鬼の過去編の中でもトップクラスに完成度が高く、そして重く悲しい過去編だと思っている。その過去編がついに映像化され、演出や音楽、そして猗窩座・狛治を演じる石田彰さんの演技が、過去編の悲しさを最大限に引き出していた。父親のために盗みを働いたことで父親が自殺し、素流道場に拾われて恋雪と出会い、数年を過ごす中で人生をやり直し、幸せになる準備ができていたのに、拾ってくれた師範も守ると誓った恋雪も同時に失ってしまうという悲劇、内容が分かっていても見ていて本当に胸が痛かった。狛治は罪を犯してしまったけど、それは私欲ではなく病気の父親を助けたかったから、実際の狛治はとても優しい人間。病気の看病をさせてしまっていることを詫びる恋雪に対し、「一番辛いのは当人なのになぜ謝るのか」と素で思っている所からも優しさが感じられる。狛治が剣術道場の一派より弱かったから恋雪たちを守れなかったのではなく、むしろ剣術道場の一派より戦闘面では圧倒的に勝っていたからこそ、その一派の卑怯な手段によって大切な人が奪われてしまったこと、猗窩座の独白で描かれた「弱者」の中に、自暴自棄になって剣術道場の一派を虐殺した自分自身が含まれているのも辛い。自分自身に対する怒りも、猗窩座が強さを求める根本にあったというのはすごく辛いけど、その怒りがあって戦いの中でそれを思い出したからこそ、人間としての記憶を取り戻して最後に自分自身を攻撃し、鬼の猗窩座ではなく人間の狛治として死んでいくことができた。その猗窩座の死亡シーンは、狛治の父親、師範、そして恋雪の記憶を取り戻し、3人から「おかえり」という言葉をもらいながら死んでいく、感動的な音楽、父親、師範、恋雪の優しい声と表情、恋雪の「おかえりなさい、あなた」というセリフ、そして石田彰さんの泣きの演技で表現された、今作屈指の名シーンだった。猗窩座・狛治は間違いなくこの映画の主役だったし、その魅力が詰まった映画だったと思う。
上に挙げた3つ以外にも見所は沢山ある。無限城のCGは初登場した1期最終回から進化を続けて、今回の映画では最終決戦の舞台に相応しい凄まじい迫力になっていた。メインとして描かれた炭治郎、善逸、富岡、しのぶ以外の隊士達の戦闘も描かれ、そのどれも迫力があった。伊黒さんと甘露寺のおばみつカップリング要素も序盤の方で描かれていたのも嬉しかった。無限城の地図を作る産屋敷達とそれを護衛する宇髄さんと煉獄槇寿郎、鬼殺隊全員が一丸となって無惨を打倒するために戦っている、総力戦であることを感じさせる場面が多くて全編を通じて緊迫感があった。
第2章はおそらく童磨戦がメイン、そして黒死牟戦も始まる。童磨戦ではカナヲの戦闘が本格的に描かれるし、カナヲを演じる上田麗奈様の演技が楽しみ。黒死牟は猗窩座と並んで作中でも特に好きなキャラだから、戦闘シーンに関しても今作の猗窩座戦並の迫力を期待したい。第2,3章も見所いっぱいだから、アニメで見れるのがすごく楽しみ。
映像、演出はすごいの一言。
戦闘シーンは相変わらず素晴らしいし、背景美術、無限城のCGなにあれ。すごすぎ。
これは本当に劇場で見ないともったいない。
原作未読なので、いきなりの、しのぶさんの戦いが精神的にこたえた……
決戦だし、そういう展開はあるだろうと覚悟はしていたけれど、まさかなあ。
上弦、それも数字の若い連中の強さをあらためて思い知らされた。
善逸はカッコよかったなあ。
一人で滅茶苦茶キレていたのはそういうことか。
一芸を極めることのカッコよさ。
そして、猗窩座。
しぶとすぎる……さすがは参といったところか。
義勇さん強かったし、あきらめなかった炭治郎もさすがだったけれど。
回想が泣けた。この作品は人間も、鬼になってしまった人であってもそうなんだけれど。
かわいい奥さんと「日常」をすごしてほしかった、とどうしても思ってしまう……