エピソードと画の切り方、キャラの立たせ方と心情描写、作画・音楽のクオリティ、現代的な要素のちりばめ方、鮮やかな伏線の回収、所々のギャグ要素。全てが素晴らしく調和して、深海に飲み込まれるような没入感があった。12話ですぱっと終わるというのも非常に良かった。これからの行く末に思いを馳せることができるのもひとつ趣がある。
それぞれのバックグラウンドとそれに起因する考え、過去と現在の繋がり、そして未来を見据えた時、自分はどう行動するか。進学や就職、人生の転換点とも言える時期にいる人に絶対に見てほしい。この作品が頑張る人の背中を押してくれる作品であることはここで保証する。