変わったり変わらなかったり…、新たに芽生えた想いとあの日のまま溶け出した気持ちが複雑に入り組んだ景色
そして、思い出したのは何も良いことばかりじゃなくて、あの頃のもやもやした痛みも伴う
だけど、今の自分の気持ちをなかったことにしてあげないで欲しい
好きだって想いを本当になかったことになんてできっこないし、そんなの辛いし悲しいじゃん…ね
光は、5年前は一昨日なのに何もかもが変わってしまった景色に追い付けず…
ちさきは、気持ちだけはあの日に置いてきたままに自分が変わってしまったことを突き付けられて…
ずっと育んできたものだから変化の波には容易に付いていくことができない、もうあの頃には戻れないと知ってしまう
だけど、絆とか笑顔とかあの日から変わらないものもある、そういうものが本当に守りたいものなのかもしれない
全てを飲み込む海のような運命からは逃れられないの…?
眩しく照らして、体を熱くさせてくれる太陽はいつも手が届かないもの
ようやくおふね曳きまで漕ぎ付けたけど、海神様は許さない
みんな誰かの大切な人、愛する二人を引き離さないでいて…そんな儚い願いすらも波の如く打ち砕かれてしまう…
送り出したいのか、ずっと一緒にいたいのか
追いかけて欲しいのか、振り向いて欲しいのか
自分は本当は誰のことが好きなのか…
答えのない葛藤の狭間で揺れている
「優しくなりたい」っていうのはそうやってどっちつかずに揺れる心の内の矛が生み出す嫌な自分への盾なのかもしれない
だけど、光にまなかを追いかけて欲しくないってちさきの想いも良いんだよ、だって誰かを好きだって気持ちが悪いわけないもん、そんなの辛すぎるよ
安定したおもしろさがやっぱ強い、ここにかけては今期屈指
1期から広がった人間関係とかもあったりと楽しかった
あとアレッタちゃんが相変わらずかわいすぎた
「地上はもう私の大切な場所なの、一緒に同じ場所、同じ時を生きていたい」
過酷な選択だから想いも涙も溢れてくる…
そして、ちさきはみんなが変わって周りも変えていく姿を見て、変えられない運命の中で少しでも抗う背中を見て、自分も変わらないままで終わらせたくないと決意する
1クール目はとにかく超高級異世界ファンタジーという印象が強かったけど、2クール目は家族や人との繋がり、成長を深く感動的に描いていた印象が残った
冒険ファンタジー以上に人生を描いているような感覚
そして、とにかく圧倒的な世界観を再現する映像の素晴らしさが色んな大陸や街を巡ることでより発揮されていたなぁ
今後の展開に繋がるキーもいくつか示されて、続編が楽しみ
また一人ぼっちになってしまったルーデウス…、もしかしたら捨てられたように感じているのかもしれない
だけど、ルーデウスを必要としてきたりしている人は確かにこの世界に存在している
亡霊とでも呼ぶべき古い自分との決別を象徴する最終回だった
光はまなかの幸せのために自分の気持ちを諦ようとする
ちさきには光にまなかを追いかけないでいて欲しい気持ちと、それと相反する光の幸せのためにその気持ちを守ってあげてほしい気持ちがある
光は後者を見てちさきは優しいねって言ってくれたけど、きっとちさき自身は真っ直ぐに澄んだ心になりきれない自分と光を追いかけていたい気持ちの間でどうしたらいいのかわからなくて…、そして自分の気持ちを割り切れた光が羨ましくもあるのだと思う
すごい華があるわけではなかったけど、着実に「挫折から立ち直る」までのストーリーを描いていたように思う。
最終回の「選んだ道を自分の力で正解にしなさい」、とっても響いた。
もともと水族館が好きだったからそういうとこでも楽しく見れた。
特に好きなのが16話で、それまでチクチクしてた知夢さんの裏にある挫折や思いと、それを知って優しくなりたいですってくくるが本当に本当に胸のうちから込み上げるものがあった。
この選択が正しかったのかまだちょっと悩むところのあるくくるだけど、おじいの掛けた「選んだ道を自分の力で正解にしなさい」って言葉は本当に勇気になるよね
自分で新たな道を切り開くこともあれば、時には新しい環境の中に置かれることを余儀なくされることもあるけれど、未来は不確定なもので自分次第でどうにだってなる
そういうことをくくるや風花を始めとしたみんなが見せてくれた締め括り
気になってたキジムナーも語らずともその存在に上手く説明をつけてくれて満足だった