素晴らしかった…。どのカットも構図が美しく、光と影の陰影をつけた作画描写が目を引き、エコーを効かせた声や環境音の残響が響き渡る。まるで白昼夢、非現実の見知らぬ空間に迷い込んだような、不思議な感覚に陥る視聴体験はあまりに魅惑的で強く印象に残りました。
演出面でこれだけのインパクトを受けたエピソードは『おジャ魔女どれみ ドッカ~ン!』40話の「どれみと魔女をやめた魔女」や『イリヤの空、UFOの夏』3話の「十八時四十七分三十二秒」以来かも…
あと大好きなアルハンブラ宮殿とドビュッシーが使われてるのも最高です。
☆☆☆
アクセラの代わりに金髪ロングの人がR.U.Cのプログラムの被験者になってるシーンがあったけどシルヴィアじゃないみたいだし嫌な予感しかしないな。14話でロイが遺体の確認しなかったっけと見直してみたけど遺体の損傷が激しいって言ってるね。これは…
そしてソルティはなぜ辛い目ばかりに。あと大原さやかさんのパンチ最高です(殴られたい…)
嘘だろ…そんなあっさりと…。ようやくこれからって時だったのに。爆発でロイが怪我してローズが心配して自分の気持ちに気づく…みたいなパターンは想像したけどこっちは全くの想定外だったので結構ショック
18話のアントニオ、19話のヴェネツィアの名士カルロ、そして24、25話のフラメンコとカルメン、とナージャが人間の表面的な振る舞いしか見ておらず光の当たらない影…裏側に目を向けていないことが繰り返し描かれ、物語の一つのテーマを示唆しているのが印象に残る。この道程はおそらく黒バラとナージャの愛する人が関わるであろう真相へと続いているのだと思うのだけどはたして。
ナージャは明るくて優しい皆に好かれる女の子なのだけど、何処か自分が無いというか、このモノの見方のせいで脳天気で頭が空っぽな子に見えちゃうところがあるのが残念なのよねえ。物語の事情的に仕方ないのかもしれないけど、今後真相と向き合った彼女がどのような成長を遂げるのか見届けたい。
いつも通りほのぼのと観てたら地下でいきなり亡骸が出てきたり、落石がぶつかりそうになると突然破壊されて二人を監視…見守る(お姉ちゃんを名乗る?)誰かの存在が示唆されたりと中々驚かされた回でした。表面的には明るくほのぼのな世界にみえても薄皮がペリッとめくれると向こう側から深い闇がのぞき込んでいる、みたいな背筋に悪寒が走る不気味さがたまらないですねえ
良い最終回。「いきなりそんなこと言われたってどうしていいか分からないじゃない!」。気持ちが溢れだすローズのあんな姿を見せられたら、ソルティじゃないけどもらい泣きするしかないよね…。
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