準備していた電氣飛行機が活躍する展開はなかなか熱い。
洋輔は清六に対する想いをぬぐい切れない様子ではあるが、生き延びてしまったからにはきっとあの燃えるような執念を何かに発揮して時代を作っていくだろう。
喜八は初期のころにくらべ随分とたくましくなり、清六から託された電気の時代を作る覚悟ができた様子。喜八と稲子、お互いの性格が混ざり合っていくのもまた良い。
全体を通してみれば、洋輔の電氣目録、そして清六に対する執念をもうちょい湿度低めにしてもよかったのではと思うが
その影響で、要素をいろいろ詰め込んだが収拾ついていないようにも見える
原作とはだいぶ乖離しているらしいという話も見かけるし
ただバンド回はぶっ飛びすぎて好きだった
全般的に映像はずっと綺麗だった
原作未読、アニメ初見だが、奇をてらわず、まっとうに作られていてまっとうに面白かった。
イントロ⇒セイレーンと遭遇⇒セイレーンを追跡⇒捕縛される⇒島二郎との出会い⇒セイレーンの巣穴から救出⇒激辛撃退作戦⇒セイレーン撃退⇒回想⇒キャンプファイヤー⇒エンディング
一切の無駄がない
段階的に不死身伝説とヒトハ・フタバの行為が開示されていき、ちいかわだけがそれを察しているというのもうまい
キャンプファイヤーで結局言わずじまいで終わるところもよい
ちいかわが持ち帰った鱗はどうするんだろうと思っていたところ、帰りの船で人魚の鱗が飛んでいく描写がされていて、疑問を残さない作りになっている。ウサギも察していたんかな。
Twitterでオリに入れられたヒトハ・フタバの絵を大量にみていたので、最後は暗闇にオリに入れる音がするとか、直接的な描かれ方なのかと思っていたが、さすがにホラーすぎるか。
世界観を活かしたOP・EDに加え、劇伴がぜいたくに使われていた気がしますが、どうでしょうか
なんだかとんでもない話になってきたな
苦心の甲斐あって電氣頭脳は完成、しかしそこで喜八は用済みとばかりに洋輔自身の野望である清六の復活を試みる
会話ができるだけでもとんでもない代物ではあるが、何かが足りない……
そこで喜八の身体を最後のパーツに使おうとする洋輔は完全にマッドサイエンティスト
電氣頭脳や電氣錦、そして喜八と稲子の結末は……?
なるほど、電氣錦は電化製品ではなく、電気のように、満月のように明るく照らす酒ときたか
稲子の頼みに折れる父、断ろうとも諦める人間ではないことはこれまでの話で描かれてきたことである
一方で、電氣頭脳は一気に文明が進みそうであるが、清六の未来を見通す力と技術力の結晶というべきか
これまで敵対しあってきた喜八と洋輔が、清六の夢である電氣頭脳を完成させるために手を組むというのも悪くない
しかし洋輔の野望は電氣頭脳をもってしても実現するのか怪しいが……
水晶の光がキラキラ……
琵琶湖に浮かぶオブジェクトは、あるのが当たり前と錯覚していたが、人魚にしか見えない、ララの心の形。たぶん見返すとララ視点のシーンでだけオブジェクトが描かれてきたのだと思う。
海底にも地上にも戻れないと嘆き、またしても自分を犠牲にしようとするララと、人間と人魚の違いの存在を認めつつ、ララの戻る場所を提示する茉里。
誰かを愛するために生まれてきたんとちゃうん?→(人魚の世界を存続させるための)本当の愛なんていらない、人間世界への希望の自覚→人間として復活!のスペクタクル。
ずっと提示されてきた、本当の愛というのが、人魚の世界を存続させるための手段として誰かと結ばれることから、人間の中に希望を見出すというララ自身の目的になった。
(物語の後半で描かれてきたルカとの関係は、ララがタイムリミットの話を聞かされてからは、目的から手段に変わってしまったがゆえにうまくいかなかった)
滋賀を離れ、茉里と別れることも、希望を伴った旅立ちで、茉里の最後の表情で締めるというのも潔い。
魔女の過去編。グレイス=魔女もまた、地上に希望を見出したが、その結末は異なっていた。
魔女は相手を刃で貫いてしまったが、ララは自分を犠牲にしてしまった。
ララが再びよみがえり、地上に送り込まれた経緯も明らかになった。
真実の愛、というのが人魚社会を存続させるための手段である一方で、グレイスはそこからの逸脱を目指していたということか。
茉里に拾われてからの金魚としての生活が、人間に対する見方を変えることにつながっており、魔女にとっては真実の愛のひとつの形だったかもしれない。