往年のP.A.お仕事シリーズらしい人間ドラマの良さが魅力的な回でした。したくても出来ない歯痒さ申し訳なさだけでも辛いので知夢のトラウマわかる気が。子育てを体験してみるくくる、対話を試みる風花、それぞれの知夢(の心)へのアプローチにらしさが出ていたのが良いなと。
世田介の絵を見た時の八虎のショックが身に染みる。神様なら尊敬しか湧かないけど切磋琢磨する仲間に並外れた才気を見るのは辛い。しかしそれは彼が成長した証でも。初心者は凄い人がどれだけ凄いか分からない。成長したからこそ自分との途方もないキョリを肌で感じられる訳で。
絵を描くとは、絵心の無い自分は感性のままに筆を滑らせることかなと漠然とイメージしていましたが、自分の好き・描きたい対象をどれだけ突き詰めて考え形として捉えられるか、観察眼と思考が問われるのだなと。それは絵だけでなくどんな表現方法でも変わらない事なのかもしれません。