統計としての “規範意識の高い日本” という紹介が明るい音楽に覆われていたこと。早い会話と場面転換の構成は、重要なことをまるで当然のように表現します。
命を助けることを優先して、友達が傷つくというシーンは想像しやすいですが(実際に用いられたのは自己犠牲だった)、もっともっと日常シーンが描かれれば戦闘シーンとの “バランス” になるでしょう。
(第4話のaパートは私にとってこのアニメの理想です。千束の衣装はどれも素晴らしく、彼女の髪色との相性が考慮されています)
理解できないのは、2話と6話で銃創の治癒過程として扱っていた「手当」と、戦闘シーンで傷を負わせないという「制限」の違いです。
さて、私がep1のイントロシーンから心配していたことを言わせてください。
このアニメを「可愛い少女たちが日本で暗躍する 🔫」と捉えられているのか、「平和を問題提起の方法として利用する社会風刺 ✌」と捉えられているのかが、評価と意見の分かれ目になりました。
真島による演説でep10で何が起きたかわからないなら、おそらく前者を好むでしょう(私のように)。しかし、後者は不特定多数による “強いメッセージ” を持っていて、作品または少女にそれを言わせているようにすら感じさせます ✨️
このアニメに「思想」を感じてしまうこと自体が、既に魔女狩りのような行いになっています。もしこのアニメが『リリーベル』だったら見ることはなかった、ありがとう…!
不幸な主人公と優しい人々。おばあちゃんへの日記はストレス対処ですが、確かにそれは物語の鍵です(ゆのっちのお風呂のような)
『スロウスタート』と差別化されるのは、風新新聞の幅広い年齢層・仕事場という環境です。テンポが良く、奇想天外な展開は「かな」と私たちを驚かせます。
ウイスキー 🥃✨
『駒田蒸留所へようこそ』
・タイトル「ようこそ」について
“ウイスキー業界の氷河期”という表現から、現在の蒸留所の実態に触れるというノンフィクションさは、まるで観客をその世界に連れていくかのようなキャッチコピーです。最後のシーンで繰り返された、無知でやる気のない社会人という典型は、この家族の物語を潜在的に際立てています。実際に、記者の男性主人公は「ウイスキーの世界」に魅了されました。
典型:
・サックスフォン、音楽について
イントロムービーやオープニングシーン、バーのシーン、そしてエンディングテーマでさえも、劇場の左側のスピーカーからサックスの音が聴こえてきます。バーのシーンはまさにジャズ・スタイルが似合う舞台設定で、アルコールと夜が持つジャンルとしてのハードボイルドの側面を、幾度も多面的に描いたように感じます。例として: 流れる時間の速さ
最も印象的なのは貯蔵庫の火事のシーンで、電源が映し出される静かなカット(職業体験の初日、反応の悪いスイッチ切り替え)から突然の電話、燃え上がる炎と消防車が描かれる際にもサックスによる演出がなされています。このBGM使用には独自性があり、一種の楽器による継続的なメイン演奏は良くも悪くも目立ちます。
・誰にでも分かりやすい物語(未来へ)
劇場に到着する前に思い浮かぶテーマ「特定のお仕事についての楽しみ/悩み」「日本産ウイスキーの需給」「経営者の抱える問題」のように、簡単に想像することは出来ても、実際に何が起きていて何が問題なのかが分かっていないことがあります。それに対して、どういったメッセージ性を持ち、どのような結末で“仕事”という人生の一部を物語を描くのかが明確になっています。今作でいえば、『家族のお酒』から『廻り続ける独楽(コマ)』という『未来』までをラストシーンで積み上げ、「ようこそ」という掛け声によって観客を招待しています。
また、集団としてだけではなく、個人の役割も重要視されています。しかし、映画を見た後の私が、主要な登場人物の名前をフルネームで言えないのは、25分のキャラクター紹介に慣れてしまったからでしょうか…? どちらかというと、紹介文の短さによって覚えるのが難しかったことよりも、既存の集団の視点に目を奪われ、新しい関係性と時間経過に追いつけなかったのかもしれません。
(大人な恋愛模様を隠すことは非常に上手でしたが…! 🐧)
もしこの映画が、視聴者に「ウイスキーを飲んでみたい!」と思わせ、実際に行動をさせたのであれば、それは彼らの思いが叶ったことになるでしょう。
僕もこのNHKに入りそうになってしまったので視聴始めました。
このアニメを詳しく知らなかったので日本放送協会が集金をする人を育成するアニメかと思ってたけど、普通に主人公の性格が好きだったわ…(ストレスによる精神疾患的な?)
僕がこのアニメを見始めてしまうのも製作陣の陰謀っ!!