なんだかフラれたり喧嘩したりの後の方が気持ちが加速している感じなのかね。しかし陽斗と葉月は時期が悪いわな。片や地元に残って就職、片や家を出て進学。そりゃ仮につきあい始めてもそう上手くいきそうにはありませんわ。瑛太と美緒は、恋愛感情が入り込む余地があるのかどうかはわからないけど、なんというかこっちの方が美緒の態度が自然体に感じられるんだよな。まあ作中で美緒と陽斗のやりとりの場面がほとんど出てこないせいでそんなふうに感じるってのもあるのだろうけど。で、そんなだから瑛太も未練を断ち切れないと(笑)
銀の種族って地球人類よりもはるかに強力で高度な超能力を持った種族ってことなのかなと思っていたら、この最終話の描写からすると黄金の種族からもらったヘドロンの盾とやらによるところが大きかったように見えるんだが。
まとめ。安定して楽しめたんだけど突き抜けてすごいと感じることはない作品だった。なんというか全体的に予定調和過ぎるんだよな。未来を知る黄金の種族が予見した通りの流れを進んでいて、主人公たるエイジも黄金の種族から断片的かもしれないけどその流れを聞いていて、ヒロインのディアネイラも巫女的神憑り感覚で正しい選択肢を選び続けるというストーリー展開で、いまいち血肉の通った人間ドラマ感が薄いというか神話的おとぎ話みたいな感じだったとでもいうか。
ディアネイラもプロメも超穏健かつ理性的なことあってこれ以上ないほど無事に和解の流れに。ここまできれいでスムーズな和解もめずらしいんじゃないだろうか。黄金の種族の力を手に入れ、ノドスの争いを収めるのが最後の課題かな。銀の種族の一部の攻撃派とはどんな結末が待ちうけているのだろう。
ようやく地球にたどりついたかと思えばまたあっさり旅立つなあ。まあ銀の種族に奪われてから何年経っているのか知らないけど、いちおう母性という意識と感慨はあるとはいえ、既に他に定住できる星も見つけているし、それほど強い執着はないのかね。
時空流がどうたらの理屈はよくわからんが、これはエルマントスとベルクロスの相打ちということかな? ……と思ったが、次回予告からすると普通にベルクロス生き延びているのか。生死不明とかでもなく。
今回のこの一件からソフィと行動を共にするようになるのだろうか。しかしその必然性がわからないのだが。ソフィが何か重要な情報を知っているわけでもないし、無自覚に何か重要な手がかりを持っているわけでもないし。
映像そのものはさすがにきれいなんだけど、場面のつながりや登場人物の台詞がぽつぽつとしているというか、話の流れがわからなかったり前後のつながりが不自然ってわけではないのだけど、話の流れがスムーズに一本の流れになっていないように感じられて話に入り込みづらかった。
セイバーの召喚やその直後のランサーとの一戦などはばっさりショートカットされているので(いちおう部分的な映像だけは流れるけど)、原作未プレイでアニメ版も未視聴でSNやUBWの予備知識が全く無かったらついていくのはきつそう。凛もいつのまにやら行動を共にするようになっているしな。
ワカメが思った以上に目立っていた。そんなに重要人物だったっけワカメ。原作のこのルートでもそれほどいいところはなかったと思うのだが。
早くも毒煙ノドスとのリターンマッチ。もう一体のノドスはどう対処するのかな。ところで銀の種族側の四人のノドス同士のやりとりを見守る人物の描写が前々からちょくちょくはさまれるのには何の意味があるのだろう。
あれ? 黄金の種族、銀の種族、青銅の種族、英雄の種族、鉄の種族(地球人類)以外にも異星人がいるのか。黄金の種族に名づけられたのは自力で宇宙進出を果たした種族のみで、それ以外の他種族の技術供与か何かで宇宙進出を果たした異星人はカウント外ということかな?