全13話、その全てが最高の神回である本当に素晴らしい作品だった。2期1話の時点で、もう市川も山田もお互いをかなり強く意識してる状態だったけど、その2人のやり取りが最高で、毎回ニヤつかずには見ることができない位に素晴らしいものだった。基本的に市川視点で話が進んでいくけど、市川の心情描写がとにかく丁寧で、山田とのことで考えたり、悩んだり、その繊細な感情の変化をめちゃくちゃ丁寧に描いてた。そういう丁寧な心情描写を通じて、1期1話から市川がどれだけ成長したのかが伝わってきた。周りと関わろうせず、捻くれてた市川が、山田と出会って少しずつ変化して、足立とか神崎みたいな友達もできて、関根さんとか小林とか山田の友達の女子とも話すようになって、卒業式の送辞を読んだり、体育祭で足立と本気の真剣勝負をしたり、初期の市川だったら考えられないなってくらいに成長した様子が描かれて感動した。最終回はまさに、その今までの内容の集大成みたいになってて、山田がいなくても日常は楽しい、けどそう思えるようになったのは山田のおかげ、世界が綺麗なんだってことを山田が見せてくれたから、そういう市川の想いが込められた告白シーンにはほんとに感動した。2期のOPテーマの歌詞とリンクするのも素晴らしかった。また、山田の方も、心情描写こそないけど、市川を意識して以降、市川と同じく悩んだり、少しアプローチしたりと、まさに恋する女の子って感じで可愛かったし、半沢さんに対して書いた手紙で、ゆっくりと少しずつ紡いできた市川との関係を本当に大切にしてるんだってことが伝わってきてすごく感動した。市川は、山田との関わりを通じて色々なことを知り、成長してきたと思うけど、山田もまた、自分が知らなかった自分とか、市川との関わりを通じて色々なことを知り、成長してきたんだと思う。山田から市川への告白も、そういう理由を含んだものだった。そういう2人の関係性の積み重ねがあったからこそ、最終回の互いの告白シーンは最高に感動するものになった。メインキャラの市川と山田は勿論、他のキャラクターも良いキャラクターが揃っててとても良かった。特に足立は、普段は下品でふざけたことばっかりしてるキャラでこの作品のムードメーカーだけど、体育祭では市川と本気で勝負し、山田への想いを叫んでた。市川と同じように山田への想いは本物で、その想いを胸に本気で市川とぶつかる、最高にカッコ良かった。他にも山田の友達の1人である関根とか、市川の姉の香菜とか、魅力あるキャラクターがたくさんいた。市川の心情、そして市川と山田の関係の繊細な変化、キャラクターの成長をとにかく丁寧に描き切った、まさに傑作と呼べる素晴らしいラブコメだった。
最初見始めた時は、こんなに毎週楽しみになる作品だとは思ってなかった。個性的なキャラクターとそのキャラクター達の愉快なやり取り、ゲーム内のクエストや敵NPCをどう攻略していくのかっていうワクワクする展開が魅力の、面白くて楽しく見れる作品だった。個人的に自分がこの作品を楽しめた1番の理由は作風だったのかなと思う。ゲームの世界を題材にした作品は、たとえば「ゲーム内の世界に閉じ込められた」とか「デスゲームの世界で生き残るために戦う」とか、かなりシリアスな設定になることが多いようなイメージがあるけど、この作品は「RPGゲーム「シャングリラ・フロンティア」を全力で楽しむプレイヤーをゲーム内の世界を舞台に描く」っていう作品だった。やり直しのきかない、命懸けの戦いから来る緊迫感っていうのはなかったかもしれないけど、ゲーム内のルールの中で、クエストをどうやって攻略するのかっていう部分とか、レベル上げやパワーアップのためのイベントとか、実際のゲームをプレイする時みたいな緊迫感とか面白さがあったし、ストーリーとかバトルも、先が読めない、ワクワクする見応えあるものだった。こういう点で、他のゲームを題材にした作品にも絶対に負けてないくらいに面白い作品だったと思う。面白いと同時に、主人公でありゲームプレイヤーのサンラクと、ペンシルゴンとかサイガ-0、オイカッツォといった他のプレイヤー、ゲーム内NPCのエムルをはじめとした個性的なキャラクター達とのやり取りがとても愉快で楽しいものだったし、所々にゲーム内ではなく、現実世界の日常シーン的な描写もあって、気を張り過ぎずに楽しく見れる作品だった。戦闘シーンも迫力があったし、墓守のウェザエモン戦は特に神作画だった。「シャングリラ・フロンティア」っていうゲームの世界観もかなり細かく作り込まれてるみたいだけど、多分1期で描かれたのはそのほんの一部なんだと思う。最終回は、そのシャンフロの世界の真実に迫る物語のプロローグのような内容だった。その世界の真実ってのは何なのか、サンラク達はこの先のゲームをどう攻略していくのか、2期がとても楽しみ。
市川と山田、2人のこれまでの関係の変化の集大成になる、最終回に相応しい最高の神回。市川は山田に、山田は市川に、綺麗な世界を見せてもらった、自分が知らない自分に気づかせてくれた、他にも互いを通じて2人色々なことに気づき、そして成長してきたんだってことがこの回に集約されてた。そういう変化を経た上での今回の告白シーン、市川から山田へ、そして山田から市川へ、両方からの告白が描かれた。作画、演出、雰囲気、セリフ、全てが完璧で、鳥肌モノの最高の告白シーンだった。
前にも少し名前が出たキョージュが遂に登場。けど本編で言われてたみたいに、魔法少女みたいな見た目に対してCV:中田譲治さんなのが衝撃的すぎて笑っちゃった。今回は1期最終回であると同時に、シャンフロの世界の真実に迫る物語のプロローグと言っても良い。最終回にこういう回が持ってこられたおかげで2期への期待が膨らんだ。
最初はこんなに面白い作品になるとは思ってなかった。敵味方共に魅力あるキャラクター、見逃せない怒涛のストーリー展開が面白い、素晴らしい作品だった。主人公のラグナと手を組みつつ、時には冷酷な手段も躊躇なく実行するクリムゾンは、声優の村瀬歩さんの熱演が光る良いキャラだった。中盤から登場した銀器姫ことスターリア・レーゼは、銀装兵団のリーダーとして翼の血族討伐のために部下を率い、全力で戦う威厳ある姿と、ラグナに惚れてポンコツになる姿のギャップが魅力のキャラだった。そして、主人公であり、竜を滅ぼすことに全てを賭けて戦うラグナは、真っ当にカッコ良かった。敵である翼の血族達にもキャラ1人1人にドラマがあって、とても魅力あるキャラだった。特に翼の王アルテマティアと、翼の血族最強の戦士ウォルテカムイの関係性はすごく良かったし、この2人の裏にあったドラマを考えながら見ると、最終回のアルテマティアとウォルテカムイの最期は、敵ながらに切ないものだったなと思う。ストーリー自体は多少のギャグはあれど基本的にはかなりシリアスで、犠牲になるキャラクターも多かった。先が予想できない怒涛の展開が最後まで続いたし、ラグナをはじめ、クリムゾンや銀装兵団の戦士達が、竜を滅ぼすというとても強い執念を持ち、それぞれのやり方で全力で竜に挑んでいったからこそ、毎話毎話の眼が離せない展開も楽しむことができた。2クールかけて描かれたラグナ達と翼の血族の戦いは決着したけど、まだ他の血族は残ってるし、残されてる謎や伏線もあるから、続編があることを期待してる。
1期に引き続き、テンポが良くて面白いギャグ、個性的なキャラクター、そして筋肉の力で困難をぶち破っていくマッシュで爽快感を得られる面白い作品だった。ギャグは、キレの良いツッコミ、デフォルメされた絵、独特な雰囲気と演出、1期から健在の面白さだったし、神覚者候補選抜試験編が始まって以降、イノセント・ゼロの襲撃とかシリアスな展開があっても、このギャグのおかげでシリアスになり過ぎずに緩急つけて見ることができた。ストーリー面では、1期に比べてより物語の核心にせまる展開が増えて、様々な理由でマッシュに戦いを挑んでくるキャラクターも増え、それに応じてバトルも多くなった。だからこそ、色々と協力な魔法で挑んでくる敵をマッシュが筋肉の力でゴリ押しして倒していく展開の爽快感は1期以上のものになった。戦闘シーンのクオリティも1期よりレベルが上がってたように思えたし、特にレイン・エイムズvsマーガレット・マカロンの戦いは劇場版レベルともいえる迫力あるものだった。また、2期ではマッシュとその友達の絆がより強調される部分が多かったと思った。マッシュ達の日常のシーンも楽しそうに描かれてたし、特に最終回では、ドットやレモンが、魔法が使えないマッシュを受け入れられない民衆達からマッシュを庇い、そしてマッシュのために声をあげたレモンのシーンがすごく良かった。友達に助けられる場面が描かれる一方で、マッシュが友達を助けるシーンも描かれてて、マッシュ、フィン、レモン、ドット、ランス達の友情が素晴らしいなと思った。神覚者への道、そしてイノセント・ゼロとの戦いはまだまだ始まったばかりだし、今後の展開も気になるからぜひとも3期をやってほしい。
最終回は、前半でマッシュ達の楽しい日常を。ここ数話でホンの少しだけ抑えられてた(それでも割とあったけど)ギャグが久しぶりに全開になってて超面白かった。後半は魔法が使えないマッシュを認めない民衆達に対して声をあげたレモンちゃん、今まではかなりギャグ調に描かれてたけど、マッシュへの想いはやっぱり本物だってことを再確認できた。今回はサブタイ通り、マッシュの周りには「良い友達」がいるってことをテーマに添えてたし、そしてその友達の助けも借りながら、神覚者になるためにマッシュは進んでくんだろうと思う。
1期を遥かに凌ぐレベルで、青春学園モノとして、そしてラブコメとして最高に面白い作品だった。1期が友崎の成長に重点を置いたとすれば、2期は前半がその成長した友崎が友人を助けようと頑張る物語、後半は成長した友崎とヒロイン達によるラブコメといった感じだった。1期で日南と出会って様々な課題を通じて、見違える位に大きく成長した友崎が、2期では完全にリア充グループの一員として青春を送っている様子が最高だった。2期前半は、たまちゃんがメインの話だったけど、クラス内の人間関係の問題に巻き込まれる中で自分を変えたいと努力するたまちゃんに、友崎が中心になって、水沢や菊池さん達と共に協力する展開はすごく良かった。これは、1期で日南からの課題をこなす中で成長する友崎が築いてきた人間関係が、今回の2期でたまちゃんを助けることに繋がってて、友崎の努力が友崎本人のためだけじゃなくて他の人を助けることにも繋がってるってことなんだと思うとすごく胸にくるものがあった。2期後半からは文化祭編に入り、本格的にラブコメが始動。文化祭の準備の中で、演劇を通じて菊池さんと、漫才を通じてみみみと仲を深めて行く展開。成長した友崎と、メインヒロインになる菊池さん&みみみ、3人が紡ぐラブコメが最高に面白かった。特に菊池さんとの関係は、演劇の脚本として菊池さんが書いた「私の知らない飛び方」の内容とリンクさせてくる展開がすごく良かった。それを受けた友崎も、菊池さんの脚本、そこから見える菊池さんの考え方を尊重した上で自分で考え、想いを伝えていた。友崎と菊池さんが恋人同士になるまでの過程としてこれ以上ない見事なものだった。そして、結果として友崎への恋は実らなかったみみみが、菊池さんの所へ行くように友崎の背中を押したのにはめちゃくちゃ感動した。菊池さんだけじゃなく、みみみもこの作品における最高のヒロインだった。恋が実ることはなかったけど、この先も友崎との夫婦漫才みたいなやり取りは続いていくんだろうなと思う。弱キャラから大きく成長した友崎、その友崎をリア充へと導いていく日南、友崎と恋人同士になった菊池さん、そして友崎の友人である水沢、みみみ、たまちゃん、竹井、中村&優鈴、彼らの楽しい青春を、そしてリア充になるまでの友崎の成長物語をまたいつか見れたら良いなと思う。
世界の理想と自分の感情の間で菊池さんが抱える悩みを、友崎が自分から菊池さんに気持ちを伝えて、自分から菊池さんを選ぶことによって解決させる、「私の知らない飛び方」の内容とリンクさせる展開にはホントに痺れた。晴れて恋人同士になった友崎と菊池さんを心からお祝いしたい。自分が1番好きなキャラが菊池さんだから本当に嬉しい。そして、1度は諦めかけた友崎の背中を押したみみみも、菊池さんと同じで紛れもない最高のヒロインだった。友崎、菊池さん、みみみ、この文化祭編の中心人物3人全員、最高に輝いてた。
見る前に思ったよりもずっと本格化な医療系アニメって感じで面白かった。主人公のエリーゼが、前世の日本人医師としての記憶と経験を活かして、エリーゼがいる世界では治療方法も確立していないだろう病気に苦しむ人々を次々と救っていく展開はとても痛快でスッキリするものだった。治療することによってその世界における病気の治療方法を確立し、医療の未来をエリーゼが切り開いて行く展開もすごく良かった。医師として活躍する過程でいろんな困難に直面したけど、そんな困難にも負けずに乗り越えて、医師として患者を救おうとひたむきに頑張るエリーゼの姿はとてもカッコ良かった。医師としての活躍だけじゃなく、スイーツを食べて嬉しそうにしてる時とか、可愛いエリーゼの姿も見れて良かった。最終回で医師試験に合格したエリーゼが、今後も医師として病に苦しむ人々を救ってくれるんだろうと思う。
ゲーム制作を通じて、キャラクター達の成長、友情、そして恋愛を描いた、本当に素晴らしい面白い作品だった。ゲーム作りを通じて、クリエイターの苦労や葛藤もしっかりと描かれてて、何かを作ることの難しさとかクリエイターがどういうこだわりでものをつくっているのか、何を大切にしなければならないのかが伝わってきた。主人公の倫也や同人作家の英梨々、ラノベ作家の霞ヶ丘先輩がそれぞれの壁にぶち当たったり、スランプになったりといろんな困難に直面する様子が描かれたけど、それを乗り越えてく姿には本当に感動した。時には衝突することもあったけど、その度に乗り越えて、絆を深めていった。ゲーム制作モノとしての一面がしっかりしていたのは勿論、ラブコメとしても本当に面白かった。まずは、倫也とメインヒロインの恵、そして英梨々と霞ヶ丘先輩の関係がすごく丁寧に描かれてた。倫也と恵のやり取りが面白くて、基本的に淡白で最初は感情を強く表に出すことは少なかった恵も可愛いし面白かったけど、ゲーム制作を通じて倫也と少しずつ距離を縮めて少しずつ感情を出すようになっていく所も良かったし、特に2期8話で倫也にゲーム制作に協力してくれと頼まれ、珍しく感情を強く表に出したシーンは、挿入歌も加わってすごく良かった。劇場版ではかなりお互いを意識している様子や嫉妬してる様子とか恋してる女の子っぽい可愛いシーンも描かれて、倫也とのすれ違いもあったけど、終盤で倫也から想いを伝えられ、その後にキス、そしてエピローグではほとんど夫婦みたいになってる様子が描かれてて、最高にキュンキュンした。最初はタイトル通り「冴えない」ヒロインだった恵が物語を通して最高のメインヒロインになった。本編開始前より倫也と面識があった英梨々と霞ヶ丘先輩は、クリエイターとしての側面をしっかりと描かれた一方、倫也に想いを寄せるヒロインとしてもしっかりと描かれた。普段は喧嘩ばっかりしてるようだけど、クリエイターとして多分誰よりもお互いのことを理解してたと思うし、倫也や恵には言えないような感情をお互いに吐き出すシーンもあって、とても良い関係性だと思った。倫也に想いを寄せてたこの2人の恋が本編中で実ることはなかったけど、2人にとって倫也がすごく大切な存在であること、そして倫也にとっても2人は大切な存在であることは、2人に全力でぶつかっていく倫也、そして2期最終回で2人がサークルを抜けたことに倫也が涙を流したシーンからも伝わってきた。劇場版で英梨々と霞ヶ丘先輩が、恵に対する倫也の恋を応援することを決意するシーンは最高に感動した。2人もまた、この作品における大切なヒロインだった。主人公の倫也は、中々図々しかったりデリカシーがなかったり、ヒロイン達を振り回し、また彼も振り回されるようなキャラクターだったけど、ゲーム制作を決意してからクリエイターとして成長してく姿はカッコ良かったし、恵や英梨々、霞ヶ丘先輩達のことを大切にしてるんだってことも伝わって来る良い主人公だったと思う。ストーリー全体では、ギャグが面白かったり、メタ発言したりとコミカルな場面も多くて、シリアスな時もある一方で楽しく見ることができた。他にも、良いシーンでは挿入歌も流れてて、そのシーンの感動がより引き立つものになってた。劇場版のエピローグでは月火が経って、ゲーム会社を立ち上げた倫也と恵が、英梨々、霞ヶ丘先輩、美知留、出海と共にゲームを作り始める様子が描かれて終わってた。ゲーム制作モノとしてもラブコメとしても本当に素晴らしい作品だった。
現代の日本を舞台に、人間社会に紛れ込んでいる天使と悪魔が主人公っていう斬新な設定、そこから繰り広げられるテンポ良くて気合の入ったギャグ、本来敵同士である阿久津とリリーによるラブコメパート、後半のシリアス&バトル展開、個性的なキャラクターが魅力の面白い作品だった。10話、11話を除けは基本的にはギャグが中心の作品だったけど、そのギャグがとても面白かった。ギャグの内容自体が面白いのは勿論、テンポも良かったし、パロディギャグの時の演出とかもすごく良かった。ラブコメパートの阿久津とリリーの心理戦をギャグに盛り込んでた部分もあったけど、その時の脳内ボクシングの演出が特にめちゃくちゃ面白かったし、その声優が野沢雅子さん、田中真弓さんなのが尚更面白かった。ギャグと組み合わせて描かれるときが多かったけど、阿久津とリリーのラブコメパートも良かった。2人は本来敵同士で、悪魔である阿久津を天使であるリリーが服従させようとしたことから始まる関係だったけど、共に過ごす内に敵同士でありながら少しずつ相手に特別な感情を抱くようになるっていう展開も王道で面白かったし、ギャグ抜きにしても真っ当な恋愛モノっぽい面白さもあった。10話、11話は他の回とは違ってかなりシリアス色が強めで、ギャグもかなり控えめだった。バトル展開もあって、阿久津が暴走しかける場面もあったけど、リリーの頑張りもあって我に帰るっていう展開は王道でとても良かった。全体的なクオリティが高くてとても面白い作品だった。
北海道を舞台にした、翼と冬木さん達の日常がとても楽しそうだった面白いアニメだった。冬木さん、秋野さん、夏川先輩それぞれが違う良さがあるとても可愛らしいキャラクターで、翼とのやり取りもギャグ面、ラブコメ面共にとても良かった。それぞれのヒロイン達が翼と出会い、共に過ごしていく中で少しずつ距離を縮めていく様子が良かったし、明るくて楽しい日常を見て、こっちも楽しい気分になった。8話の翼とヒロイン3人が一緒に焼肉をする回は特に楽しそうだった。メインヒロインは冬木さんだけど、翼が冬木さんと一緒に北海道で様々な体験をしたり、デートしたりする様子はラブコメとして非常に面白かったし、特に11話の芝桜公園でのデート回は、綺麗な作画、演出も加わって最高の神回になってた。北海道に引っ越してきて色々と不安だった翼の日常をすごく楽しいものにした冬木さんは、翼にとって本当に大切でかけがえのない存在になったんだということが伝わったし、最終回で海外留学(2週間)する冬木さんに会いに来た翼のシーンはすごく感動した。冬木さんだけじゃなく、主にゲームを通じて交流してた秋野さん、家がお隣さんで定期テストの勉強を通じて知り合った夏川先輩、それぞれのヒロインと翼の交流は、それぞれ他にはない良さがあった。本編以外だと、オーイシマサヨシさんが歌うOP主題化も、テンション高くて何回も聴きたくなる曲だった。また北海道での翼と皆の楽しそうな日々を見たいからぜひ2期をやってほしい。
本編の「たまこまーけっと」から、こっちは王道恋愛作品として完成された素晴らしい作品だった。「たまこまーけっと」の方で描かれたのはもち蔵の片想いだけだったし、その描写もそれ程重点を置いて描かれたわけではなかったけど、この作品ではもち蔵の片想い、そしてもち蔵から告白されたたまこの様子がとにかく丁寧に描かれてた。当たり前のようにずっと近くにいたもち像から東京に行くことを伝えられて、さらにはそのまま告白までされて、混乱したり、気持ちの整理をつけるのに戸惑ったりしてるたまこの様子がすごく丁寧に描かれてたし、それに合わせた演出もすごく良かった。たまこともち蔵のこれまでの歩みを簡潔にまとめて提示しつつ、もち蔵からたまこはどう見えてたのか、たまこからもち蔵はどう見えてたのかがそれぞれしっかりと描かれてた。そしてみどりやかんながたまこはを後押しする展開もすごく良かった。そして「たまこまーけっと」から何度も描かれてたたまこともち蔵が糸電話で会話するシーンを踏まえて、この映画ではどういう理由でその糸電話が使われるようになったのかも示した上で、ラストシーンのたまこからもち蔵への告白に糸電話を使うという展開になってた。ずっと2人を繋げていた要素の1つである糸電話を通じてたまこが想いを伝えるっていう展開は最高にエモかった。他にも、作画、演出、心情描写、風景描写、全ての点において「たまこまーけっと」から一段とレベルアップしてて、「たまこまーけっと」で描かれたうさぎ山商店街の楽しく朗らかな雰囲気も残しつつ、一級の恋愛系作品として仕上げられてた。見事な映画だった。
うさぎ山商店街の明るくて楽しい日常を楽しむことができる面白い作品だった。主人公のたまこは明るくて元気でお餅が大好きな女の子で、彼女やその友達、うさぎ山商店街の人々との交流の様子はホントに楽しそうで、見てるこっちも楽しく気楽に見ることができた。キャラクター達も個性豊かで、特に、喋る鳥のデラのコミカルな様子が面白かった。もち蔵とかあんこみたいに、誰かに片想いしてるキャラクターが少し描かれる部分もあったけど、その描写も丁寧で、時には心が温まるような優しくて平和なシーンもあった。絵も綺麗で演出も良かったし、全体的にとても楽しげで面白いアニメだった。
人間とあやかしが紡ぐドラマ、そしてあやかしのバトルが面白い作品だった。この作品の1番の魅力は、とにかく絵がめちゃくちゃ綺麗な所だと思う。主に葵を中心に登場人物が着物を着てるシーンが何回かあったけど、その着物の模様がすごく綺麗で、日本画みたいだった。ED映像もめちゃくちゃ綺麗で、「和風」あやかしファンタジーに相応しい美麗な絵だった。キャラクターデザインもかなり良くて、百千家に住んでる面々は勿論、ひまりの友達とか火車、那智先生とか、登場人物ほとんど皆が美男美女揃いですごく目の保養になった。ストーリー面では、人間であるひまりと、葵やあやかし達が交流することによって紡がれるドラマがとても面白かった。葵関連の設定はかなり重いなと思ったけど、ひまりと葵が少しずつ距離を縮めていく様子とか、惹かれていくのを見るのが楽しかった。最終回で葵がひまりに想いを伝え、花火をバックにキスするシーンは最高だった。他に、鵺の力を使う葵と、火車や敵のあやかし達とのバトルも派手で、先が予想できない展開も面白かった。和風あやかしファンタジーとして、とても面白い作品だった。
中々独特な絵と雰囲気の作品だった。かなりコメディ色が強い作品ではあるけど、そのギャグも他の作品とは少し違うような感じで新鮮で面白かった。個性的なキャラクターが多くて、そういうキャラクター達が織り成すギャグが中々カオスで面白かった。そのギャグもテンポが良くて、スムーズに見ることができた。ギャグ以外の要素だと、メインである月海と蔵之介の絡みとか、蔵之介の兄である修と稲荷の絡みが面白かった。ジャンルはラブコメにも分類されるはずなんだけど、メインの2人より修と稲荷の絡みの方が多いとは思わなかった。最終回では、月海がデザインしたドレスで蔵之介と一緒に賞を取ることができてたけど、これをきっかけに月海がどう変化してくのか、そして蔵之介との関係がどうなるのか続きが見たいと思った。
後宮で起きる様々な事件、そしてその背景にあるキャラクター達の思惑が交錯する所が面白かったし、その謎を解き明かしていく猫猫を見るのがすごく楽しい作品だった。後宮とか祇女とか、あまり馴染みのない世界を舞台にした作品だったけど、ある程度は作品を見ていく内に何となく理解できるし、ものすごく詳細な知識を要求する作品ではなかったから、ストーリー展開やキャラクター達の関係に注目しながら楽しめる作品だった。小さな事件を1つ1つ解決していく一方で、時には各話で描かれた要素が少しずつ繋がっていく展開もあって、どういう真相が隠されてるのかっていうのが毎週すごく楽しみだった。主に祇女絡みで結構ハードな内容を扱う時もあったけど、毒に目がない猫猫とか、コミカルな部分も多かったから見やすかった。演出面では、所々で挿入歌を流すことでそのシーンを印象深いものにしてたし、特に最終回の猫猫が踊るシーンは、挿入歌や猫猫を照らす月明かりとか、演出や作画によってすごく神秘的で綺麗なものになってた。謎解き以外だと、壬氏様と猫猫の関係性の描き方とかもすごく良かった。壬氏様が猫猫に向けてる感情とか、2人の関係性がどう変化していくのかっていう部分もこの作品の面白さの1つだと思う。1期では明かされなかった謎もまだ残ってるから、2期でそれらがどういう風に描かれるのか楽しみにしてる。