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良い

Aパートでダイビング関係の良い話をやって、Bパートではいつものようにカオス過ぎる酒宴が催される本作。良い意味でいつもどおりな内容に何故か安心してしまう

水が苦手だったはずの伊織がダイビングを好きになり、皆と同じように潜れなくても船上の遣り取りにもダイビング楽しさを見いだせるようになった
笑顔で「また来たいと思ったよ」と告げる伊織の顔を見ると良い最終回だったと思うのだけど、その後の展開が酒まみれで色々と台無しだ(笑)



とても良い

逃避行の最後の準備としてしょうこの死体に自分の服を着せたさとう。この時、しょうこの瞳を見てさとうが唇を震わせたのはしょうこを殺したことへの罪悪感が心の何処かにあったから?
そして、しょうこの傍へ大切な指輪を忘れてしまう。普段の彼女なら有り得ないような凡ミス。
しょうこは死ぬ前の遣り取りで「私があんたを光の下に連れ戻すから」と力強く告げていた。さとうの凡ミスはしょうこの最後の願いが誘発したものだったのだろうか、と考えてしまう。このたった一つのミスでさとうが夢に描いた新しいお城を見つけるための旅がご破算になり、マンションの屋上から飛び降りる羽目になるのだから

しおを連れ去り、しょうこを殺したさとうはあさひにとって悪魔のようなもの。だから彼にとってしおがさとうの味方をした上で家族なんてどうでもいいと言い放つなんて信じられるものではない。ここであさひがちょっと都合の良い真実とやらを語るのも、しおは母親の件を誤解しており正しく何があったかを知れば帰ってきてくれると信じているからかな
あさひは母を自分たちと同じ被害者だと語り、警察にもまだ通報していない。つまりあさひは母親の共犯者になっていると判る。なら、さとうの共犯者になる決意をしたしおと一緒に帰るなんて出来るわけがない

そして第一話冒頭のシーンへ。一緒に死のうと提案したのはしおの方だったのか……
飛び降りる中で走馬灯のように幸せになれたはずの未来を夢想するさとう。その中でしおにまだまだ生きていて欲しいという想いに目覚めたのかな。この時、落ちているはずなのにまるで空に昇っているかのような描写は印象的
こうしてさとうはしおを守って死んだことで、しおにとって目に見えないがずっと一緒にいる存在になる。しおにとってその見えない存在は絶対であり、本当の家族であろうと立ち入ることは出来ない。それはしお以外には絶対に理解出来ないモノだから。

人を殺したさとうが穏便に生き残るはずがないとは判っていたけど、そうするとしおも一緒に死ぬのか、それとも一人で生きていくのか。しおのようなか弱い少女が一人で生きていけるのかと疑問だったけど、このような終わり方を迎えるとは色々と予想外だった
昇天のような墜落でさとうとしおは誰にも邪魔されない幸福を手に入れる。目には見えない二人だけの城と言ったところか



とても良い

捻くれ拗らせ鬱屈としてきた八幡が遂に自身の願望を吐露した回。八幡の望みが特殊なものではなく、多くの若者が共感し易いものだった為に強く記憶に残っていた回でも有る

鉢合わせた平塚先生に現在抱える問題を相談する八幡。捻くれ体質な八幡が先生に対してだけは胸の内を明かし情けない言い返しもしてしまうのは、先生を信頼しているからかそれとも年上に甘えたいのかどちらだろう?
どちらにせよ結婚を焦っている女性に対して口説くような発言をしてしまうのはちょっとアウトな気がするよ?

先生への相談によって自身が相手の感情をあまり見ていないこと、雪乃と結衣を何故傷付けたくなかったのか、そもそも八幡は何を欲していたのかを徹夜で足掻き悩み続けた八幡。
そこで出した答えを基に再び奉仕部へ。一度雪乃に「もう来なくていい」と言われてしまった以上、これまでと同じように部員として現れることは出来ない。何よりも隠していた問題を明かし助けを乞うのだから、相談者として二人の前に座るしか無い

けれど、その姿勢はあくまで建前にしかならず八幡によって引き起こされた諸問題に納得できていない雪乃にとっては、今の八幡を受け容れることは出来ず拒絶する。そして結衣はそんな八幡にだけ責任を押し付けようとする雪乃の姿勢をずるいと糾弾する
このような状況は八幡が望んだ光景とは真逆のもの。自分にとって何を守りたくて何を必要としていたのか、それをはっきりさせて奉仕部に来たはずなのに再び不穏な空気が満ちてしまう。
だから八幡がここで二人との繋がりを守るためには建前でなく、本音をぶつけるしかなくなる。それがあの慟哭に繋がるのだろうね

それにしてもこういう時に結衣は本当に良い働きをするね。八幡も雪乃も考えて判断するタイプ。だから道理に合わない状況には対応出来ない。そんな時に直感的であり本音でぶつかってくる結衣の存在は二人を繋ぎ動かす媒介となる
八幡が欲した本物が判らないと返した雪乃に対して、不明瞭でありつつも一生懸命に答え、且つ「今のままじゃ嫌だよ」と本音以外の何物でもない言葉を返した結衣。そりゃ頑なな雪乃だってほだされてしまう。卑怯だって言いたくなる

遂に和解し奉仕部として問題に対処する事になり明るい兆しを予感させるというのに、次回予告の先生だけが……



良い

最終回だというのにいつも通り過ぎるノリに感服
中身おっさんな赤ちゃんとか、ブラについてのあれこれやら、メルヘンチックなFPSとかをあそびあそばせならではの空気感で描いているね
そして毎回毎回華子の演技というか奇声が凄まじい。これを見られるのも今回が最後なのか…

「これどうやったら終わるの」なんて言葉がラストに出たけど、シュールなシーンで終わられて逆にこちらが困惑したよ!本当にこれで最終回なの!?



とても良い

ジルクニフによるアインズの恐怖を各国に喧伝して大連合を作ろうという発想は悪くないのだけど、アインズのヤバさを過小評価してしまったのが何よりも悔やまれる
自国の最高実力者がアインズに取り込まれる事態、デスナイトを軽々と生み出す実力を見ておきながら、2~3000人を殺せる程の魔法を使えるだろうとか、13英雄とやらを超える程度の存在としか想定できなかったのはかなり痛い。最悪は想定しておくべきと言いながら、本当の最悪の足元にも届かないような想定
この瞬間からジルクニフの凋落が始まってしまったような気がする

その後始まったのは戦闘とも呼べないような一方的な虐殺。一瞬にして7万の兵を殺して、その死体を生贄に巨大モンスターを5体も召喚してしまうなんてやばいと言う他ない
そういや、これまでもアインズの圧倒的な実力を披露する場面は何回か有ったけど、大量虐殺するシーンとかは無かったっけ

このまま王国軍を全て虐殺してしまうと思っていただけにガゼフを味方に引き入れようとしたアインズの行動には驚いた。ガゼフの何かしらを評価していたのかね?
思い返せば、ガゼフは王様から至宝の武具を授けられたと言うし、今回の戦闘では王国軍のみならず帝国軍でさえ逃げ出す状況でも巨大モンスターに立ち向かい、元凶であるアインズを前にしても落ち着いた態度を崩さなかった。それらを見てもガゼフがいかに素晴らしい戦士であるか判る。だからアインズもガゼフを誘おうとしたのかな?

国や兵士を助けられる機会を捨て一騎打ちを申し出たガゼフ。アインズの実力と容赦の無さを知っている視聴者としてはどう考えても悪手なのだが、アインズはこのガゼフの申し出にどう応えるのだろう?



普通


とても良い

アニメでの綾乃の闇落ち描写には付いて行くのが難しい部分が有ったのだけど、今回の話を見てその描写について腑に落ちる部分があったように思う

有千夏はスポーツに人生を懸けるなんて割に合わないと言いつつ、綾乃がバドミントン漬けの人間になるよう導いた。それは綾乃を更に強くしようという想いとともに、綾乃がバドミントンをする理由を自分以外に求められるようにするためだったのかな?
しかし、その想いは母親としては失格な有千夏から綾乃へ直接伝えられることはなく、ただ綾乃の目の前で家から出ていくという光景のみ示される。自分が負けた後に母は何も言葉を返さぬまま何年も帰って来ず、異国の地で別の少女を娘にしていた。これは自分がバドミントンで負けたから捨てられたと思い込み、トラウマになったって可怪しくない
そして恐らくは綾乃はそのトラウマをずっと抱えたまま生きてきた。だから合宿で負けた際には見っともない言い訳をしたし、バドミントンに楽しさを見出すことが出来ずにいた

けれど、そのトラウマはバドミントン部に入り、合宿で皆の仲間になろうとした際に変わりかけた筈だが、コニーに負け彼女が有千夏が選んだ娘であると知ってから綾乃の闇落ちは始まってしまった。
それはもしかしたら母親の為にバドミントンをしていた綾乃が、母親以外の為にバドミントンをする理由を見つけだそうと足掻き始めた為に発生したもので、仲間になりたがっていた部員を軽視するような発言をしてしまったのも、ずっと不安定だったからじゃないかと思えた。
そしてこの決勝戦を通して新しい綾乃に変わろうとしているのではないかと

本当に奪われたら不味いものを守るためにスマッシュを温存したなぎさ、なぎさの力強い打球の威力を殺すために小さく飛びながら打ち返した綾乃
なぎさは膝が壊れる恐怖が有るはずなのに余裕があって、綾乃はリードしていたはずなのに余裕が無くなっていく。お母さん程じゃないとなぎさを舐めていた綾乃にとって予想外の展開。だからこそ、この試合を通して綾乃が成長する余地がある

伊勢原から「私達の分も背負って戦ってるんだよ」と告げられ、会場の声援に耳を傾けられるようになった綾乃
母の為にバドミントンをしていた綾乃がなぎさとの試合を通して、自分がバドミントンをする新しい理由をどのように見つけるのか、そして二人の対決の終わりがどのように描かれるのかとても楽しみだ



とても良い

最後の最後まで水上悟志らしさに溢れた作品で、大変満足できる作品だった

龍の攻撃でシリウスの光景を見させられた宗矢。
物語の前半部では、グランドパラディンに対して封印装置がその人の望む光景を見せる描写が有った。虎居達はこれは夢幻なんだと、そんな光景を見せられた悔しさをバネに戦う力に変えていたように思う
対して宗矢は懐かしく温かい光景を見せられた上で壊される瞬間をリアルに再現された。どす黒い感情が吹き荒れても可怪しくないというのに、龍の正義の後継者になれという誘いを断り、後のシーンでは「俺の故郷はちゃんと此処にあるって確認できた」と憎むのではなく、夢幻を見せられた意味に別の意味合いを見出した。そして悪に成り果ててしまった龍を許してしまった
「皆皆全部、居ないんだ!」と号泣していたあの少年がこのように成長するとは……

又、そのシーンに居合わせた他の二人にもちゃんと意味があってそこに居たことに感動してしまった
龍はリエルに進行したシリウス人を滅ぼしてしまったことで断罪された。つまり、それは悪行として誰の記憶にも残っていたし、龍もそれによって自身が悪になったという自覚が有った。しかし、銀子の感謝によって龍の悪行には善い部分もあったと別の意味合いが生まれた
そして、以前龍を邪悪な殺戮者と糾弾した先生によって全ての物事に側面があるという事実と宇宙は祝福に満ちているという事実が告げられる。だから、龍も龍造寺隆の視点を通して自分の頑張りを認められる
奇妙な三人の同居模様から始まった本作がこのような着地点へ向かおうとは全く予想できない展開だったなぁ

そして宗矢はシリウスに帰還。これを楽園の民が奇跡ではなく縁と表現したのが印象的
確かにそれぞれの結果が生じる確率だけを見れば奇跡なんだろうけど、その結果を導けたのは彼らがそこに居たことで生まれた縁なんだろうなと思える
宗矢がシリウスに辿り着いたのも、のぞみが宗谷を見つけられたのも、荒廃した大地で一輪の花を見つけられたのも、そして全てを無くした哀しい少年が凛々しい青年に成長できたのも全ては奇跡ではなく縁であって、ある種の祝福でもあるんだろうね

正直、後日談が欲しかったという想いもあるけれど、このような素晴らしい作品に出会えた事を縁だと思い、しばらくは余韻に浸ることにしようかな



良い

三星の行動が驚きの結果へ。あさひに脅され、さとうの履歴書を覗き見るまでは良かったものの、そこから生意気にも反発したせいで、幼女のしおを求めて年上の叔母の家に迷い込んでしまう羽目になるとは。
これで三星に新たなトラウマが出来てしまうのかな?それとも叔母に入れ込むようになってしまうのだろうか?

しおに共犯者になると言われたことで救われたさとう。親友であったしょうこを殺したことによる反動も綺麗に無くなったようで
二人で生きていく決意を新たにし、自分の人格形成に大きくマイナス影響を与えた叔母に援助を求める。叔母を恐れ続けていた今までのさとうならきっと選べなかった道
しおから「共犯者になる」との言葉を受け取り、自分の中にある愛を互いに与え支え合う愛に昇華させた現状のさとうなら、あらゆる欲望を受け容れる叔母にも対抗できる。だからあの叔母にも協力を求められるのだろうね
叔母に根拠と共に「あなたの愛は間違ってる」と言い切り自分の愛がどのようなものかを示したさとうは一皮も二皮も剥けたように見える。
特にさとうが叔母に対し自分に償う義務、責任があると糾弾したシーンは見物。あらゆる欲望を受け入れても与えはしてこなかった叔母に、最初で最後であろう保護者としての責任を求めたのは印象的。保護者としての責任など恐らく叔母の中には存在しなかった感情だろうし

そして、耐えるのはもう止めようとバットで三星を襲ったあさひ。三星に投げかける言葉、相手を見下す視線、何よりも爪を剥がそうとする行動。全てがあの悪魔のような父親と被る。それが長年一緒に居たために学んだ遣り方なのか、それとも血の為せる技なのか。
悪魔のように成長したあさひが、天使のような白服で永遠の誓いを交わしたさとうとしおにどのような影響を与えるのか、恐ろしくも有り楽しみでも有り。



良い

サブタイトルにある通り今回は誤解・勘違いが各所に横行する

道路ですれ違った運転手は荷台を見て死体と誤解し、魚屋で寿達が言った魚の名前を勘違いし、愛菜は伊織と千紗が付き合い出しのではと誤解する等々、数えだしたらキリがない程。
全力ですれ違う意思疎通が本作の面白さで有るのだが、今回はそれが特に顕著に出ている

そして伊織が全裸プールをした為に風邪で倒れ、その間に耕平と愛菜はライセンスを取得。ダイビングをテーマにする作品で何やってんだ主人公
これで次回最終回なんて何の冗談だと言いたくなる

しかし、今回最大の誤解・勘違いは遂に披露された水樹奈々ver.のEDよりも男性陣ver.の方がいい曲じゃね?と思えてしまった点だったりする



とても良い

アインズから角笛を託されたことで一介の村娘から、村長、族長、そして遂には将軍閣下と呼ばれるまでになってしまったエンリの境遇の変化が目まぐるしい
ナザリックが独立する頃には領主になっていてもおかしくないスピード出世である

というか絶体絶命の場面で大量のゴブリンが出現したシーには大笑してしまったよ!何だあの大軍団!?緊張感有る逃避行のシーンが一瞬にしてコメディになってしまった気がするよ!
意外だったのはアインズにとってもあの光景が予想外だったことか。アインズの把握してない効果だったのか、この世界に来てアイテムの効果が変わったのかどちらだろう?
てか、今回召喚されたレッドキャップがデスナイトよりも強いと聞いたんだけど、これってちょっとしたパワーバランス崩壊が起きるのでは……。確かデスナイト1体だけでもそこらの軍団を蹴散らせるという話だったよね…

王子は一命を取り留めたと思ったらルプスレギナによってあっさり殺され。アインズにとって王子を交渉材料に使う気が無いということは、今回の戦争でそのまま王国を滅ぼしてしまうつもりなのだろうか?
王国には魅力あるキャラが何人も居るから、全滅するような展開にはなって欲しくないのだけれど果たしてどうなるのだろうか?



良い

相変わらず玉縄が絶好調。小学生に歓迎の言葉を投げかけた直後に放置とかなかなか出来るものじゃないよ……。
八幡から理性的な提案が出されても、それを流して検討にこだわり続ける玉縄の姿勢。ここまで何を言っても無駄なんだと思わせるキャラってそうそう居ない

第二期では八幡がこれまでやって来たことの結果が次々と突き付けられる。どこか空虚な雪乃に配慮するのも、いろはの依頼を一人で受け付けたのも全ては自分のした行いの責任を取る為。
しかし、踊り続ける会議を前にしてその想いが行きすぎたのか、いつの間にか自分が指示を出し玉縄と交渉する立場になってしまう。

更に今回は第一期で関わった鶴見が再登場。ぼっちになっていた彼女を助けるために策を巡らしたものの、結局八幡の遣り方では救えなかった少女
だから八幡が一人作業していた鶴見を手伝ったのも年下好きなんかじゃなくて、自分がかつてした行いに責任を持とうとするから。けれど八幡の元々のスペックを思えばそろそろ背負い込みすぎて限界が来てしまうのではないかと危惧してしまう

そういや、いろはが八幡に年下苦手じゃないと返されてちょっと勘違いしかけたのか、慌てていつもの断りを入れる姿は少し可愛かったな

今回印象的だったのは折本の態度の変化。初登場時は八幡から告白されたことを平然と他人に話し、サイゼの件では笑いもした。しかし、前回の再登場からは八幡と普通に話すようになり、今回はいろはに根掘り葉掘り聞かれても「昔の話だからさ」とはぐらかした。折本の中で八幡への認識が変化していることが判る
葉山のあの横槍は無用で不快感しか残さないものに思えたが、それでも葉山の遣り方で変わったものがあったと明白になるシーン
八幡にも同じように間違った遣り方だったと思っていたものが、後から「あの遣り方にも意味があったのだ」と思えるような瞬間は来るのだろうか?

雪乃から私達に気を遣わなくていい、無理して部活に来なくていいと告げられてしまった八幡
自分の行いによって崩壊寸前になってしまった奉仕部を再び救うのか、それとも諦めるのか重大な分岐点に対して八幡はどのように行動するのだろう?



良い


良い

見た目はアレだけど、味は普通に美味しい。けれどその日の夜には禁断症状が現れてしまうオカ研のクッキー。
あの魔法のエッセンスは普通にヤバイものでは?と疑ってしまう



とても良い

ついに始まった綾乃となぎさの決勝戦。原作において非常に好きなエピソードなだけに、放送開始当初からどのように描かれるか楽しみで仕方なかった部分。多分、この試合の描写如何によって本作の評価が左右される気がする

帰ってきた母と向き合うことが出来ない綾乃。
綾乃はこれまで何度か「お母さんを捨てる」と言ってきた。その言葉は裏を返せば、綾乃の心の大部分を母親が占め続けているということでもある。そして綾乃にとって母親とバドミントンは密接に結びついている為、バドミントンをすれば母親の影がちらついてしまう
そんな彼女から母親へ投げかけた言葉は「何の為にバドミントンをやってきたの」だけ。

最近の綾乃がずっと綾乃がしつこいまでになぎさを煽るような発言を繰り返すのはなぎさを警戒しているから?
そんななぎさとの決勝戦を控えていたから、つい母親に何故バドミントンをするのか、と訪ねてしまったんだろうか?
なぎさがバドミントンをする理由は非常に単純でバドミントンが好きで楽しみたいから。対して綾乃がバドミントンをするのはそれが母親との交流法だったから。
もしかして綾乃がバドミントンをする理由を母親へ問いかけたのはなぎさとの対戦を前に自分が何の為にバドミントンをするのかを再確認したかったからだろうか?
しかし、母親が返した理由は「好きだから」。これでは物心つく前からバドミントンをすることが当たり前だった綾乃には参考にならず理解も出来ない

結局、捨てる為であってもバドミントンをする理由の中心に母親がいる状況は変わらないまま綾乃は決勝戦に向かう
この母親に捨てられたのに母親のためにバドミントンをし続ける状況は綾乃にとって不本意で高ストレスな状況。だから合宿の際には皆の仲間になるんだと息巻いていた綾乃は消えてしまって、今では仲良しごっこを嫌いなんて言うようになってしまう

鬱々とする綾乃と対象的になぎさは「楽しもうぜ」と挑戦的に言い、更に以前綾乃に負けたのは実力差だけでなく、自分の心が弱すぎたからだと気付く
いざ戦いになれば自分の得意なスマッシュを温存して綾乃を迷わせる作にもでた。
単純な力比べだけに終わらない二人の戦いがどのように描かれるのか本当に楽しみだ



良い

巨人との戦いを売りにする本作において、壁の中で行われる内ゲバ展開が続くこの辺りの描写は漫画で読んだ時はそこまで楽しめないなと思っていたのだけど、アニメの形で視聴したことで少しその印象が変わった気がする

多くの価値観が反転した一連の話。今回はその終盤にふさわしくエレンが戦う理由が改めて定義づけされる。
レイス卿によって明かされた真実によって巨人と戦い続ける根拠を失いかけたエレン。自分は特別では無いのではないか、自分が穴を塞いだ所で人類は救われるのかと自問してしまう。
そんなエレンが自信と戦う理由を取り戻すきっかけとして、平和だった頃の自分達とリンクするような存在として無知な子供の姿を描く展開は良いな。眼の前で母親を殺された復讐のために走り始めたエレンに止まっている暇なんて無いと思い出すには充分すぎる光景
これにてエレンはここ数話でうじうじと迷っていたクソガキとは無事おさらばできたようで。でも、だからって唐突に自分を殴りだすのはやりすぎだと思う

第三期になってからもう一人の主人公のようになったヒストリア。この戦いが終われば女王として持ち上げられる未来は既に決まっている。だから前線には出ず、安全な所に隠れているのが本来彼女に求められる行為
けれど、他人が求めるままに行動して良い子になる自分を良しとせず、全てをぶっ壊すと決めた今のヒストリアにとっては隠れて女王になる未来は納得できない。
この人類の命運が掛かった戦いを親子喧嘩と称し、自分の果たすべき使命を納得行く形で確固たるものにするため、前線に出るどころかレイス卿に止めを刺し、女王と宣言する姿は非常に凛々しい。
これで彼女の変化の物語には一区切り付いた形だろうか?

次回はケニーの昔語りで一話使うことになるのかな?それで本当に壁内のゴタゴタは終わりか



とても良い

地球人とネビュラが協力して龍への対決姿勢を鮮明にし、最終決戦に向けて状況が整っていく様子にはワクワクしてしまう。

宗矢とのぞみの関係は何処まで進んでいるのだろうね?二人の遣り取りは恋人を通り越して、お互いを完全に理解し合った家族のようにしか見えないよ!
今の宗矢にはのぞみだけでなく、他にも宗矢を見守ってくれる先生や姉のように接してくれる銀子、いびってくれる柔道部の先輩たちが居る。故郷が無いと泣いていた頃とは比べ物にならないほど今の宗谷の周囲は賑やかになったようで。だからこそ今の宗谷は当初のように復讐心で戦うのではなく、感情が赴くまま言い放った「俺は味方したい人の味方だ」という言葉よりも、更に踏み込んで龍を孤独から救い許すために戦うと決意表明することが出来る。「彼を許せるのは俺だけだから」と静かに言い切った宗矢はとても主人公感に溢れている
自分とは無関係の星を封印から救い、自分の故郷を滅ぼした龍を許すために戦おうとする今の宗谷の姿は正しく愛の進化を遂げた存在と言ってもいいだろうね。宗谷の可能性を信じて救い出した先生に無事報えたように思える

そして5年が経って見た目が変わった人が多い中で、関係性があまり変わらない虎居と紅華、羊谷の様子にはちょっと笑ってしまう。あれはあれでバランスが取れているのだろうか?

ラスボスとなった龍、そして彼を倒すように導いた楽園の民。彼らが兄弟だったとは思わなかったな。楽園の民の姿は宗矢が会いたい人の姿を写し取ったもので、だから宗矢には兄の姿を取っているように見えるらしいけど、もしかして楽園の民の弟を想う気持ちを宗矢が無意識の内に感じ取っていた、なんて理由も有ったりするんだろうか?

ラストで明らかになる楽園の民の想い。宗矢達は5年の時を経ることで地球を守る想いをより強くしたようだけど、楽園の民は長い時が経っても弟を救いたい気持ちは変わらなかった事が判明する。
変わったものと変わらなかったもの、それらが最終回でどのような決着を見せるのか。というか水上悟志作品の最終回ってどれも心に染み入るようなものばかりから、本作がどれ程の感動を齎してくれるか今から楽しみで仕方なかったりする



とても良い

これまで描かれてこなかったしおの内面が描かれる回。さとうはしおを愛玩動物のように扱ってきたけど、しおはそこまでか弱い存在でもないし守られるばかりでもないよという点が判明する

しょうこを殺した反動か倒れ込んでしまったさとう。その姿はしおからすれば限界を迎えてしまった母の姿を思い起こさせる。だからさとうを元気づけようとカレーを作ったり、家事を手伝うことでさとうを助けようとするのだけど、その行為がしおに母の記憶を思い出させ、母を助けようとした際の強さを取り戻させていく

しおとゆうなが暮らした家の惨状はとても酷いもの。夫と共に暮らす間の生活は耐えるばかりで、そこから逃げ二人だけの暮らしになっても希望は相変わらず見えない。当然そんな生活で真っ当な愛情が育まれるわけがなくて。
その生活の様子や、しおとさとうが出逢った際の遣り取りからしおもさとうと同じように本当の愛を探していた人間であることが察せられる
そんなしおにとってさとうと共に暮らす家は本当の愛を育む二人だけの城。だからさとうが理由も告げずにその城を放棄しようとするならば反発するのは当たり前。

さとうにとってはしおを可愛がる環境を継続できれば何処へ行くことになろうと問題はない。けれど以前の自我を取り戻し不安定な状況から脱し、さとうを助けたいと思えるようになったしおからすれば、大事な事を何も話さず自分を愛玩動物かのように扱い続けるさとうには我慢ができない。

さとうが見つけた本当の愛とは与え尽くすもの。しおが愛玩動物のようであったこれまではその遣り方で良かったが、強さを取り戻したしおには相応しくない遣り方。だから拒絶されてしまう
ここでさとうが「独りぼっちは嫌」という本音を曝け出すことで、しおも同じように本音を曝け出し、さとうを守ると、共犯者でいさせてと言う。さとうからしおへ一方通行気味であった愛が、しおがさとうに対し与え尽くす姿勢を鮮明にしたことで双方向的な愛情となる
二人の間の愛情が今回の話を通して明確化し、結びつくがより強くなったことが判る

最後には外の世界に向かって決意表明するしお。変化した二人の関係性が今後どのようなものになるか気になるだけに、しおが未だ思い出せずにいるあさひの存在によってどんな波乱が巻き起こされるのか恐ろしい…



良い

ダイビング関連の話をする時だけは真面目なノリが増える点だけは未だに慣れない(笑)

ダイビングは団体行動という言葉からテニサーでのあれこれを思い出し、皆の迷惑にならないようにと残圧を誤魔化しかけた愛菜。けれど、些細なミスから命の危険に繋がるダイビングにおいてそのような遠慮はご法度。
伊織が愛菜の遠慮に気付いた上で、あの人達がそんな事を気にするかと教えてやるシーンはとても良かったな。同様に先輩方の発言も良かった
普段から、これくらい真面目なシーンがもっと多ければ良いのにと思いそうになるが、やっぱビール飲んでる時のノリとかの方が面白いんだよなぁ

そういや、登場キャラにビールを飲ませるために無理やり年齢変更した本作であっても流石に「ここから先走る道路は全部私有地だからな?」のシーンは無くなってたな……。そりゃ当たり前か…



良い

やっぱり何度見ても玉縄のインパクトがやばい。あんなのと一緒に会議したら、時を置かずに思考停止してしまうだろうね

八幡の一計で今の奉仕部の関係性を変えず、いろはを生徒会長に据えることに成功したが、その行いによって部の空気が停滞してしまったのは何とも皮肉な展開
八幡は第二話で、変わらぬ関係を望んだ葉山グループの在り方を上っ面の関係と断じた事が有ったが、その八幡が今度は停滞した奉仕部の空気を守るために1人でいろはの依頼をこなすことに。八幡はそれを様子がおかしくなってしまった雪乃の責任を取るべきだからと考えているようだけど、そこにある想いは結局の所、今の奉仕部の繋がりを失いたくないというものである
しかし、仲良し小好しをするために集まった関係性ではない以上、停滞した空気のまま過ごしていれば尚更空気は悪くなっていく。「本当は依頼なんて無い方が良いのかも知れないわね」と部の存在意義を否定するかのような雪乃の発言を否定できなかった八幡の心中にはどれほどの虚無感が溢れているのだろう?

一方、いろはが立ち向かうことになった会議があまりに酷すぎて、どうしてらあんなメンツが集まるの?と聞きたくなる
話している内容は全く無いままにそれっぽいカタカナ英語が乱発、真っ当な意見は否定され、いろは達に次々と仕事が押し付けられる。本当に今回のサブタイトルは会議の内容をよく表している
これは玉縄陣営のあり得なさが会議が踊り続ける理由では有るんだけど、他の生徒会役員と連携できず一方的に仕事を押し付けられてしまう生徒会長として経験不足ないろはにも原因はある。しかし経験不足ないろはを生徒会長に据え付けてしまったのはそもそも八幡に原因が有る。
八幡は雪乃への責任感からいろはの依頼を一人で受けた筈なのに、結局この会議でいろはを会長にした責任を突き付けられる

第二期はひたすらに八幡がやらかしてしまった行いへの責任が形を変えて突き付けられる展開が続く。八幡にとっては試練ばかりの流れ
唯一八幡に訪れた良い変化と言えるものはあの折本と普通に会話できるようになった事くらいか



良い

王国側の人間の悉くに死亡フラグが立っているってどういうことなの……

帝国の援助を得て、王国への宣戦布告を行ったナザリック。ガゼフはアインズの実力を知っているから、このまま戦うのは危険だと判っているのだけど、アインズの圧倒的な強さをあの光景を見ていない貴族たちに判れというのは無理な話
アインズの実力やラストに召喚されたデスナイトの大軍を見るに、この戦いで王国が滅んだとしても不思議ではないが…

そういや第二期でレエヴン侯の息子とラナーを偽装結婚させるとの話が出た時にレエヴン侯が激昂していたのは腑に落ちない姿だったのだけど、過度な親馬鹿だったのか……。
戦士長であるガゼフにすら敬意を表する姿と息子に赤ちゃん言葉で話しかける姿とのギャップが大きすぎて同一人物だと思えないよ!



良い

言いなりになんかならず、全部ぶっ壊すと宣言したヒストリアを契機として様々な認識が壊され、反転する話だったように思う

前回明かされた事実から自分は役立たずだったんだと嘆くエレン。しかしジャンには「自分の力一つで何とか出来たこと有ったかよ?」と言われてしまう。他の皆もエレンが完璧だなんて思っていない。
なら、エレンはそんな完璧でない自分であっても命をかけて助けに来てくれた仲間達に報いるために、彼らを命をかけて守らなければならない
エレンが再び自分を信じ巨人化し、皆を守ると共に壁に空いた穴を塞ぐ手段を見出す場面には感動してしまう。が、同時にあの情けない走り方にはやっぱり笑ってしまう

始祖の巨人の力はエレンが持つべきか、それとも王家の人間が持つべきかという問題。これもエレンは前回に続きレイス卿に喰われることを良しとするが、ヒストリアはこれにも反対する。王家から始祖の巨人の力を取り上げている現状こそが人類にとって好機なのだと説く。
これは誰かの望むとおりに行動していたクリスタでは思いつかないものだったろうし、単純に復讐だけを信じ行動していたエレンなら受け入れられない考え方。レイス卿一家を殺したグリシャの行動にこそ意味が有ったのではないかと捉えたから思いつく逆転の考え方

せっかく会えた父親に嫌われたくないとの思い込みから、一時はレイス卿の言葉を信じエレンを食べようとしていたヒストリア。
人類にとって災いとなってしまったレイス卿と別れる決意をし、自分の意志で壁の中の女王となると決める。彼女に訪れたここ数話での劇的な変化が次回、どのような着地点を迎えるのか楽しみだ



良い

志望理由をああまで力強く「特にありません!」なんて言われたら、逆に採用したくなる……かも?



とても良い

ここ数話クライマックス感を維持したまま熱い展開が続いていて素晴らしすぎる

自分の勝利条件として先生の意志を折ると宣言した閣下だけど、実は彼の方こそ意固地になってしまった自分の意志を折って欲しかったんじゃないかと思える。最後の小型封印機をあからさまに首にかけていたのも、先生が壊しやすいようにした為だろうしなぁ

閣下の発言やこれまでやってきた行為は封印派のネビュラとしては全く間違っていない思想。でも、その目指した先が間違っているかもしれない可能性は、もう充分に宗矢が示している。竜やネビュラから悪と判断されたシリウス人の宗矢が誰かを守るために戦い、先生と協力し閣下すら超えようとしている
そして誰であれ助け信念を貫く先生が敵になってしまったことは閣下にとってプレッシャーになっていたのかもしれない。だから地球人の意思を無視した強制的な封印なんて手段に及んだのかも知れない。閣下が言った「大人になれ」とは汚いことも受け入れられる者になれという意味か
悲壮な決意を背負ってこの戦いに挑んだだろう閣下に対して「先生はお前だって救いたいんだよっ!」との宗谷の言葉は、ある意味子供だからこそ言えるストレートな言葉

その後の巨大ロボになって殴り合う展開も爺さんが巨大な剣を携えて乱入する展開も、ラストの生身になって殴り合う展開も。全てがロボット物の王道とも言えるラストバトルの様相を呈していて、この後の話が今回を越えられるのかと逆に心配になる

最後には少しだけ近づいた宇宙船。ようやくネビュラ間の対立は収まるのかな?
そして数年が経ち成長した宗矢。おそらくあの街で何年も暮らす内にもう一つの故郷だと言える程の思い入れが出来たはず
後は、自分の故郷を滅ぼした竜から今度こそ新しい故郷を守るだけだ



良い

古文が得意なイメージを持たれているが実際は英語が得意な藤原と、英語が得意なイメージを持たれているが実際は日本語ペラペラなオリヴィア。そして花純を助けたフリして追い詰めるのが性別不詳なつぐみという構図は面白い。

その後も華子による破廉恥裁判やら花純のかなりアレなトラウマ発生が続き何度も笑ってしまった。特に華子が嫉妬に狂った時の声は最高



とても良い

前回、しおの靴下に狂喜した三星が平然とネクタイを渡す姿に驚き。ネクタイへの拘りはなかったのか、本物のしおに会う為なら手放せたのか、どちらなんだろう?

やっと見つけたしおの手掛かりを前にしても、このまま進んでもしおがこの世に居ないという真実にぶち当たってしまうのではないかと恐れるあさひ。それでも彼が三星から与えられた怪しい手掛かりを基に愚直に探し続けるのは、しおを見つけられない事態を最も恐れるから。
この姿勢は最近のしょうこに似た部分がある
しょうこもさとうが何かを隠しているのではないかと一度はアタックしたものの、叔母の狂気を前にして勇気が挫けてしまった。あの叔母と血が繋がっているさとうを受け入れられず、目を逸らしてしまった。それでももう一度さとうに近づいたのは、さとうが大好きであり彼女との友情を失ってしまう事の方が恐ろしいから。

そんな似た二人だから、いつの間にかしょうこはあさひに惹かれていたのかな?あさひは全くしょうこのタイプではないし、あさひが最も目を向けているのはしょうこではない。それでも、自分なら挫けてしまいそうな困難に向かって自身を省みずにしおを探し続けるあさひの姿はしょうこに強い勇気を与えてしまう。それはしょうこにとってある意味王子様のような存在

一方のさとうは幸福の頂点にいるような状態。
しお以外信じられなくなり、北埋川を遠ざけ、最大の問題であったあさひを排除した。今日は記念日と沢山のケーキをしおと味わい、ここが自分の帰るべき場所なんだと定めたさとうの姿は本当に幸せそう
更にしおの言葉で未来について考えられるようになり、結婚式の約束までしたさとう。
二人の様子だけを見れば明るさと優しさに満ちた作品なんだけどな……

そこに再度やってきたのはあさひに勇気を貰ったしょうこ。大切な友人との絆を取り戻すためにと言葉を紡ぎ続けるしょうこの姿は美しいのだけれど……
劇中でさとうとしょうこの遣り取りが殆ど示されないのはその遣り取りに意味がないから。どれだけしょうこが言葉を重ねようと一度さとうを拒絶し、しおと一緒の姿を撮影してしまったしょうこはさとうにとって排除すべきリスクでしか無い
中途半端な勇気がどうのこうのではなく、そもそもさとうと関わってしまったことが最大の間違いだったとしか言えないようなしょうこの死には虚しさを感じてしまう



良い


良い

マーレ達の実力を見てすぐに釈明の必要性を痛感し、自らナザリックに赴くジルクニフの姿勢からは皇帝の地位に甘んじるだけの人間でないことが察せられる。又、神と喩えもしたアインズを眼の前にしながら勝機を狙い同盟を口にする豪胆さもなかなかのもの。ここまで賢明な判断ができるジルクニフってもしかして人間サイドの有能者の中でもトップクラスに入るんじゃないだろうか?

それでもナザリックの圧倒的な実力やアインズの底知れなさの前では形無しなのは悲しい所。天候を自由に操ったり、貴族の首からデスナイトを生み出すなんて次元の違いを見せつけられれば仕方ないとも言えるが。
それらを目にして更にフールーダの裏切りが発覚しても絶望せず、戦う意志を明確にしたジルクニフがナザリック相手に何処までやれるか気になる所

そして、またもやデミウルゴスに持ち上げられ、魔導王なんて称号も付いてしまったアインズはどうなってしまうのだろう(笑)



良い

小町は比企谷八幡の性格を最も理解しているキャラだね。奉仕部の二人と擦れ違いを重ね頑なになってしまっていた八幡の心をあっという間に解きほぐし、何を誰の為に最も優先しなければならないかを明白にさせた
捻くれ屋の八幡に対してこんな芸当が出来るのは小町以外に居ないだろうね

当初はいろはが依頼した、ダメージの少ない形で落選するという願いを叶える事を目的としていた。そして奉仕部の三人が三様に動いてしまったために奉仕部が崩壊しかねない状況に陥ってしまった。
ここでいろはの依頼達成から奉仕部の存続に目的変更したことで、結果的にいろはの願いを違う形で叶えながらも雪乃と結衣を生徒会長にさせない状況を確立させた手腕は流石
これも全ては小町が八幡の手綱を握り、八幡にとって受け入れやすい消去法で成すべき事を明確にしたからだし、材木座達の助力有ってこそ。第二話のように八幡1人で決行して結果周囲を苦しめてしまった時とは異なる結果を導くことが出来た

けれど、完璧になれないのが八幡の命運なのか、この遣り方でも失敗してしまう。それは雪乃達への報告のタイミング
八幡の性格を熟知している小町は「ちゃんと雪乃さんと結衣さんと話してね」と忠告する。これはおそらく事前相談のことを指していたのだろうけど、八幡は大量の推薦人を集めいろはのやる気を引き出して最早後戻りが出来なくなった状況で事後報告する。
その状況は第二話で八幡がやった行為やその考え方を否定するために会長選に臨もうとしていた雪乃からすれば正しく「問題も私が動く理由もなくなった」状況。
結果、問題は解決しても雪乃は虚無感に襲われ、結衣にも八幡が悪どい行為をしたと察せられてしまう

全てが終わった後で、めぐりが想像した奉仕部の全員が生徒会に入る未来が正しい解決方法だったのではないかと思えてしまう終わり方は何とも言えなくなる



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