サービス開始日: 2016-03-14 (3727日目)
羊司がカナンに積極的なアクションを採る→カナンが盛大に勘違いして恥ずかしがる→更に羊司が接近する→カナンが「おのれ下等生物め~!」と叫びながら逃げる、という早くもお約束テンプレートが確立されていると感じられる構成は頭空っぽにして楽しめる感じがして良いね。というか、羊司の振る舞いに対して過剰に恥ずかしがってしまうカナンが可愛すぎるというか
それでいて、カナンの隠れた悩みだった何を食べても美味しさを感じられないという点に対し、羊司が何の気なしの行動で解決の道筋を付ける流れも良かった
これは本当に深く考えずに楽しめる作品と思えましたよ
まさか1クール内で3年も経過する作品になるとは…
再び訪れた年度末課題。それぞれに足りない何かを補強する課題はそれこそ自力だけでの達成が難しいものだし、安易な達成を狙おうとすれば容易に間違ってしまう
これまで卒業した鏡花も一咲といさきも課題対応中に間違えそうになって、でも皆の協力を得られて達成できた。だから彗の課題が他者の協力が必要なもので、前年の協力が今になって返ってくる構図に納得と感慨深さを覚えてしまうね
他者に与えた何かが返ってくるという点では未来が最も大きいものを抱えていたのかな…
零にとって後悔の一つとなっていた彼女は再会後には何も気にしてないと振る舞っていた。けど、彼女は気にしないよう振る舞う事で後悔から目を逸らしていたようで。だから目を逸らさない零に嘘を吐き続けていたのか…
なら、自分の後悔だけでなく未来の後悔さえも忘れずに向き合っていた零は未来の他者との繋がりを失わずに保っていたと言えて、それがもしかしたら未来との再会に繋がったのかも知れないと思えたよ
未来の後悔を忘れずに居た零と向き合えた事で未来は隠された課題、どのような先生に成りたいかという目標を定められたのだから
元々の零は人間嫌いだった。なら人外少女達を教え導く中でその点は改善されたのか?むしろ零にとって人間嫌いの克服こそが課題かと思われていた
でも、彼は人間嫌いである自分を受け入れた上で異なる点を課題・目標に掲げるね。いつまでも卒業せず其処に居続ける存在に思われたトバリの卒業を目標とした。それは年度末課題を容易にこなせてしまうトバリにも人間を知りたいと思わせるものとなるのだろうね
あの学校にはまだ零の協力が必要な人外少女達が居る。翌年も人間を教える教室は続く。そこではどのような温かい授業が行われるのだろうと想像を膨らませる締め方に思えましたよ
掴みはバッチリな第1話!…ってこういう作品を指すのだろうなと思わせる程に魅力と引力に満ちていたね
狭いながらも平穏に暮らせていた村、外と内を分かつ結界が破られた途端に露わになるのは外から隠されていた内、内においても隠されていた更なる内側
ユルという青年が気持ち良い好青年である為、外と内の崩壊によって苦悩を抱く様に感情移入でき、そして彼が最後に為した救命の策に興味が惹きつけられてしまうね
双子が生まれる事で因縁が始まるというと、どうしても昔の時代をイメージしてしまう。旧い村の在り方をすんなり受け容れられる
それだけに結界が破られてからの展開に仰天する。平穏が保たれていたのではなく、内側で閉じ籠もっていたのだと判る
まあ、それにしたって敵側の攻め方が容赦無さ過ぎて、また悪趣味である為に外からやって来る脅威に嫌悪感を抱かずには居られない作りにもなっているんだけど
外と内の崩壊という意味では妹のアサを名乗る別人が登場した点も強烈。また、アサは死んだように見せて異形の力を用いる事で彼女という存在も内において隠された何かであると理解させられる。その上で、ユルは妹を見捨てて逃げるしか無かったわけだ
一人で狩りができる彼の無力感が突きつけられた形。そうした流れを踏まえた上で彼にしか出来ない逆転の手札を示した上で第一話を締める作りは気持ち良いものだね。あっという間に本作の世界観に取り込まれてしまった気分ですよ
いきなり4話纏めて放送とか凄まじい判断…。まあ、このエピソードは4週に分けてやるより一括して放送した方がストレス低く楽しめそうである点は確かなのだけど
綾小路達は進級して2年生へ。そんなタイミングで始まるのは新1年生と協力しての試験。これまでも同学年他クラスがどう動くか探る展開は多かったけれど、人柄は知れていたから採ってくる手法もある程度は見えていた。けれど、今回は1年生にどういう人物が居るかも判らないから探り探りになる
それは1年生に混ざるホワイトルーム生を密かに探る綾小路のスタンスにも通じるものとなるね
見るからに何かありそうな七瀬や天沢、思惑が読めない椿等は疑おうと思えばホワイトルーム生に見えてくる。逆に最初から判り易く暴力的な宝泉はホワイトルーム生らしからぬ態度だが、Dクラスにとって脅威であるのは判り易い
でも、ホワイトルームが生易しい環境でないと知る綾小路はその程度の判断基準じゃ安心はしないわけだ。これは知識が疑い方を変えたり、脅威に対する防衛策となる感じか
この点は1年生側にも言えた話だったのかな
堀北達は学校の制度に詳しいから1年生より優位なつもりだった。でも、七瀬達は堀北達が知らない学校の新方針や裏試験を知る事で2年より優位だったようで
だからこそ宝泉との協力関係は本来なら築き難い話だったのだろうけど…
宝泉や天沢が醸す僅かなヒントから真相を見抜き構図の優位性を一瞬にして逆転させた綾小路の遣り口は流石!
宝泉との対決、テスト結果…。綾小路の異常性の一端は知れ渡った。これからはより綾小路が探られていく事になるだろうと考えるとまだまだ波乱が起きそうで楽しみですね
新加入組を前回見た時、葵の印象が強烈過ぎて相対的にマキの印象が薄かったけど、掘り下げてみれば彼女の深みは凄まじいものが有ったね…
平然と嘘を吐くけれど人を傷つける嘘は吐かないマキ、それは嘘を吐く事が目的となっていると判る。だからこそ、「嘘をつきたくないから」との理由で人間を目指すマキはそれだけ今の自分を好きではないのだろうと思える。自分を否定して、でも守りたいから彼女は周囲を嘘で満たす訳だ
対して、零は嘘を真に受ける対応が目立つね。マキの嘘に振り回されている。でも、それでマキを判らないと否定するのではなく、判らないと肯定した。それはマキという個性を認める一歩目となるね
ただ、零は判らない相手をそのままに受け止められている訳では無い。未来がこの学校に来た理由も、トバリが彼女を導いた理由も判らない。この点は流石に自分の過去が関わるだけに判らないを肯定出来る程の度量を持ち合わせられない。結果、判らないからモヤモヤが消せていないのだろうね
でも、それを未来へ過剰にぶつけないのだから彼は自制できていると言えるのだろうけど
マキが言うには零の言葉には嘘が見えないようで。それは嘘に頼らざるを得ない者にとって眩しいらしく
でも、マキが零にだけ嘘ではなく本当を話したように、眩しくて自分とは違うと判っていても自分を理解して欲しいとか近くに居て欲しいとかそういう望みは抱いてしまうのかもしれない
だとすれば、マキが自分に近いと言い、嘘つきだと指摘した未来が零の近くにやってきた本当の理由は別にあるような気もするけれど…
零が人間嫌いを克服して、未来から不要な嘘を取り除ける日は果たしてやって来るのかな?
第二期は過酷な環境である北部高原に人が住む厳しさと共にそれでも住まい続けたい気持ち、つまりは住まう者達が「此処こそ我が故郷」との意地を見せる話が多く、釣られ故郷を無くしたフェルン達が感傷に浸る展開が多く見られただけに、命を直接守ると云うよりも土地や土地に類するものを守る為に助けを求める人々の姿が印象的に映るエピソードが多かった
この最終回はそれらを改めて象徴しつつ総括する話と思えたな
渓谷に橋を架けるゲーエンの行動理由は今の命を守る為でも失った物を取り戻す為でもないね
今になって橋を架けてもかつての村は守れない。それは虚しさを覚えたって仕方ない、資金切れはゲーエンに諦めさせる理由となる筈だった。けど、ヒンメルは授けてくれるね、新たな理由を
それがゲーエンの橋を架ける新たな理由となり、そんな彼を手伝う為に彼が橋によって守るべき村が新たに作られるという流れは時の流れを温かく描いているように感じられたよ
結晶を求めるBパートも似たようなものを感じるね
依頼主は一攫千金を求めたかった訳では無い。景観の保護なんて云う得する者が限りなく少ない目的の為に行動した
これはヒンメルにも通じた感覚。彼が掲げる魔王を倒す理由はもっと救世的な理由である筈が、あの景観の為に魔王を倒すのも善いと思わせる程の感動を抱かせた
多くの人があの景観を見て感動して欲しい。代わりゆく時代の中で変わらない大切さを守ろうとしているかのようでしたよ…
そうした命ではなく故郷に類する物を守る流れが描かれたシーズンの最後に映されるのは失われた故郷へ辿り着く為に一生を懸けた男の物語の序章
原作で『黄金郷編』を読んだ際には様々な感傷や感動を抱けただけにこちらも映像化されると知れて嬉しい限りですよ!
放送時期は先だけど、今から楽しみで仕方ないね!
作品タイトルに「夫婦になる」と書かれているものだから、結納まで描くかと思えば同棲開始までか。流石に続きは原作で…という感じかな
ただ、敢えて考えるなら、ふうたが二人の関係を認めたのは大きな到達点と成るんじゃなかろうか?
互いに”見えない”を抱える透乃眼としずかの障害となるものは多くは無いけれど、確かに存在する。そうした諸々を心地よく越えていく二人の様子は最終回であろうとも変わらぬ安定感があったね
懸念事項と成っていた二人の物件選び、まさかと言うかやはりと言うか透乃眼の家に住む事になりましたか。それで済むならそりゃその方が良いか
身近な選択肢が最善の解決策になる、その意味では呪いが赤子に影響しないよう過度に心配するカルマが呪いを赤子に向けないよう透乃眼に向けるのは短慮ながらまあ良い解決策ではある
でも、最善の解決策は自分をどうにかする事ではなく、不安なライトに寄り添ってやる事。カルマはようやく迷い彷徨う己を受け容れられたようで
てか、あのタライは何だったんだ……(笑)
カルマの解決策はしずかと透乃眼の関係にも見る事が出来るね
カルマの呪いにより散々な目に遭う透乃眼の為には自分に関わらせない方が良いように思えてしまう。けど、しずかに関わるのは透乃眼のしたい事だし、そもそも多少の困難が有ったとしても傍に居たいと思ったから恋人になったのだし
そうしてやがて夫婦になる二人が次の段階に進んだ証として合鍵が渡される終わり方は良いものでしたよ
勿論、本物の指輪が渡される瞬間も見たい想いはあったけど。それはまたいつの日にかにお預けかな
今日で最終回だと暫く気付いてなかったな…
この最終回は全日本への溜め回でありつつ、改めて全日本へ行く少女とコーチの様々な組み合わせが紹介された形か
同時に司の旧友が登場した事でかつての司がどのようにしてメダリストを目指していたのか、それが叶わなかった今の彼は何を覚悟しているのか?も描かれたね
昔と今が描かれた事で、選手とコーチ、かつて選手で今はコーチ、これからメダリストになる者達。そういった構図が見えてきたね
トリプルルッツを降りれられる美玖は全日本での期待株。けれど、滑るリンクが閉鎖される影響でフィギュアは辞める予定か
これまでの選手達、特に初期のいのりは勝てば選手を続けられる期待が有った事を思えば意想外な姿。でも、そうした環境が美玖を強くしているのも事実
これは部分的に司にも通じた話か。司は経済的な理由で選手を続ける事が難しかった。けど、その飢餓感が彼を強くした。メダルに届かなかった彼の挑戦は全てが終わったわけではなく、今はいのりの挑戦を救ける立場に居る事で洸平が言及したようにまだ戦っていると見えてくるね
全国の強者達の姿が描かれる事で話の重心は全日本へ。辿り着ける者、辿り着けない者、それらの差は自然と選手達に降り掛かる重圧も増すものに
それだけに重圧から守ろうとした司に対していのりが圧を判った上で選択を行ったと知れたのは良かったな。司が一人で戦う訳でもなく、いのりが一人で戦う訳でもなく。二人ならメダルへ届くのではないかと期待させられる
けれど、光と夜鷹も一人ではなく二人で待ち受けているようで恐ろしいね
いのりと光、ようやく二人が揃う大会はどのような演舞が披露される事になるのか予想もつきませんよ!
零が人間嫌いになる事件の原因には彼の未熟さが絡んでいたのでは?と勝手に予想していただけに、対応としては過度に間違っていると言えるものではなかったのは衝撃…
確かに対応に青さが見えるし、対処していない要素も多分に見える。けど、そもそも一教師の立場ではどうしようもなかった問題と見える
なら同僚教師が言っていたように”大人”になれば良かったのか?なら、受け容れなかった零は未だ”子供”なのか?色々考えさせられる回でしたよ
赤沢に良いように使われる未来は零の心配を誤魔化してSOSを投げない。しかし、見方を変えれば有力者の子女に取り入りポジションを確保していたと言える。それは”大人”の振る舞いかもしれない
問題は赤沢の”子供”じみた好き嫌いに抗う術が無かった事で
ここですぐに助けに入らなかった零は”大人”の振る舞いか”子供”の振る舞いか。確かな事は限界を迎えた未来は”子供”として”大人”に助けを求めたという点
それに零は応えようとした
けれど、あの学校は”子供”の声を無碍にする作りだったね…
未来のSOSは捻り潰され、零の追求は”子供”とされた。おまけにあの慟哭か…
未来の言葉は少し”子供”じみていた。なら零は”大人”として受け止めるか受け流せば良かったのだろうけど、零はそれまでの遣り取りで”子供”のように扱われていた。その余波が出てしまった形かな……
この件を思えば、零が今の学校で人外少女達と向き合う行為は少しずつ彼を大人へと変えていくものとなっているのかもしれない
ただ、そうなってくると後輩として現れた未来の存在をどう受け止めて良いか迷うね……
彼女は過去の因縁を全く表に出さず零が言及した際にもさらっと受け流す。それはまるで過去の零が出来なかった”大人”の振る舞いかのよう。対し、未来の出現を受けて言葉にできないモヤモヤを抱える零の心情こそ”子供”かのよう
けど、”大人”として過去を流している筈の未来は零が居ると知ってあの学校へ就職した訳で
本当の意味で”大人”らしい振る舞いとは何を差すのか?また零は未来に対してどう向き合うべきか?難しい課題となりそうですよ
フリーレンが依頼の対価として受け取っている魔導書、これを以てフリーレンは魔法狂いなのだと認識されてきたけど、そこに異なる意味が付与された回となったね
いや、フリーレンの場合は依頼の対価として魔導書を求めたというより対価が魔導書だから受けてるような気配もあるけどさ(笑)
他方で魔法種類の豊かさも示されているね。対価として貰う魔法は下らないものばかりながら、竜探しに一役買う魔法とてある。魔法の豊かさはそのまま彼女らが進む旅路の色鮮やかさも示しているかのよう
フリーレンが対価を要求するのがヒンメルの思想に則っているというのは良いね
ヒンメルは勇者であり、人助けも道草も格好付けも好んだ。けれど、救世主として振る舞うタイプではなかったようで。誰かを助けはすれど対価は求める、だから相手もヒンメルの助けを重荷に思わない、有難い出来事として語り継げる。それが尚更にフリーレンが生きる未来へとヒンメルの存在を残してくれるのだから
そう思えば、フリーレンがヒンメルから教わった遣り方で人助けをするのは自身やヒンメルの痕跡を未来に残そうとする振る舞いなのかもね
Bパートで船長が船代の対価として求めたのも大仰な代物でないのは面白いね。ヒンメルの自伝なんて金になるか微妙なラインだし、そもそも彼は憧れの人の品として求めた。いわば金銭的価値より心情的な価値を対価とした
この価値はフリーレンにも刺さるものと成るね。ページを捲りながら”あの頃”を回想し、白紙のページを手繰る様子には確かに寂しさが見えた。ここで船長が自伝の入手を対価とするのではなく、フリーレンへの返却を対価としたのは良かったなぁ
対価があれば依頼は対等なものになる。また、その対価は支払った記録が残る事で人々の記憶に残り続ける、そのような関係を感じられたよ
通常、人は表情から相手の感情を読み取るもの。それだけに姿が見えない透明人間が集う里は相手を計り知る事そのものが難しく不気味さすら感じてしまうもの。けれど”見えない”故に計り知れるしずかは透明人間の里でも問題なく過ごせそう
…そんな彼女をして「受け容れられてない?」と不安を抱きかけた透乃眼の両親の態度はちょっと予想の斜め上だったというか、”見えない”相手にお面で配慮するってひょうきんが過ぎて可愛げすらあるよ!
ただ、そんなご家族が描かれると、そこに馴染めない透乃眼の在り方が目立つようにも感じられたのだけどね
見えない状態が楽という里において、顔に絵を描いていた霧黒は異端。でも、そんな里に馴染まない姿の彼が透乃眼の癒しと成っていたというのは良いね
ただ、都会から来て里に馴染めない透乃眼が懐いた霧黒でも、都会に出ても馴染めるわけじゃない。透明人間という珍しい属性を持っていても、都会の人にはそれ以上の個性を見出だせて貰えなかった。そこで無意識に行った原点回帰のペイントが彼という個性を世に魅せる切っ掛けとなるのは面白い
同様に考えた際、透乃眼が自己表現として行っている服装をしずかが認め、褒めてくれている点に改めて二人は良いカップルだと思い直せるね
それだけに二人をカップルとは決して認めないふうたの疑り深さも目立つけど…。いや、まあ指輪を渡すシーンだけ見ればほんの少し勘違いしそうな要素が無いわけじゃないけどさ…
結局、よく判らないコメディオチで終わったのは本当に何だったんだ、この話…ってなる(笑)
魚淵の指導方法は素晴らしいね。司が見様見真似で出来るものではなかったと実感させられる。それだけに魚淵がハーネス釣りを司に任せるシーンのプレッシャーは半端ない
ハーネスはレベル補正器具かも知れないが、使用者のレベルが不問に成るわけじゃない。ハーネスでいのりをレベルアップさせると同時に司自身もレベルアップしなければ成らないわけだ
そうして司に求められたレベルアップがいのりにも作用して、彼女もレベルアップさせる構図は良いね
ただ、そうしたレベルアップ先に現状の強化ではなく、4回転が待っていたなんてね……
3回転の全てが習熟できている訳ではないから意識していなかった盲点、魚淵の指摘は視界を開くものと成るね
けど、選択を一つに絞る行為は再び視界を狭めてしまうもの。いのりの決意は気迫に満ちていながら、追い詰められても居る
そこで似た経験をした司がいのりの心を開かせるように視界を開かせたのは良かったなぁ
遂に辿り着いた新世界。これを武器にどこまで光と戦えるか楽しみですよ!
会える日が限られるいさきの為にお手製の卒業式を企画する面々の優しさは良いなぁ。その行動には一咲といさきをちゃんと別人と捉え、これから本物の2人になれる彼女らを正しく送り出しているように感じられるよ
それは一咲といさきをどちらか片方だけでなく、どちらも大切な存在だと伝えているかのよう。一咲もいさきを送り出して貰えて嬉しそうだったし
そこには別の存在であっても繋がりがあるのだと感じられるね
彗の手紙も似たような話かも
今の彼女は以前のようにルール破りをしようとは思わない。分別が出来ている。だから零も彗子に彗の成長を報告できる
また不思議な巡り合わせにより、彗の頑張りを褒めるかのように彗子の娘さんに零は彗の存在を間接的に伝えられた。娘さんはぬいぐるみが生きているなんて知らないけれど、零が「生き続けている」と伝えた事で娘さんも彗の存在を感じ取ったようなエールをくれた
彗とぬいぐるみが繋がった存在と扱われていると感じられたよ
もう一つの在り方との面ではトバリにも通じる話か
彼女は理事長でありながら生徒もしているが、本当の姿を生徒達は知らない。だから一咲もトバリが人間になった時の約束を伝えてくれる。今は人間に成るつもりが無いだろうトバリに一咲の言葉はどう響いたのかな…
また繋がっているとの面では零に最も響く要素でも有るね。今では人間を許す心は増しているようだけど、零は人間嫌いが高じて人外の学校にやってきた
零が別の場所で教職に就こうと以前の零が居なく成るわけではない。だとしたら、以前の零を知る者が現れる事は今と昔の零をどのように繋げてしまうのだろうね?
このアニメって原作が紙の漫画だから出来ない表現を贅沢にやってくるよね…。シュタルク・ゲナウ対レヴォルテによる縦横無尽の殺陣とか想定以上のものがお出しされて目が奪われてしまったよ…
四刀流のレヴォルテは尋常な人間の枠内で戦う事は不可能、枠を押し広げるような戦法が必要となってくる。だから敵の隙を突く為にシュタルクは態と己を斬らせる限界バトルが展開されるし、ゲナウもギリギリを責めるような戦いが求められる
いや、本当に凄まじい戦闘表現でしたよ……
態と己を斬らせたシュタルクの判断は人間らしからぬもの。対するレヴォルテはゲナウの人間らしさを利用するね。“子供を庇う習性”だなんて吐き気がする
けれど、それが実際に隙となった事でゼーリエから「優しさの欠片もない」と言われたゲナウに優しさや人間らしさが備わっていると証明されたのは面白い構図
そうして人間らしさが表出したゲナウがシュタルクと生の喜びを目指し共闘するのだから尚の事面白い
フェルンは霧によって普段通りの戦い、自然状態が抑えつけられた窮状
これを補佐したメトーデの判断が面白いね。彼女が状況を好転させる為に選んだ戦い方は一族の遣り方に沿ったもの。けれど実態は好戦的な攻撃は囮で繊細な解析を行っていた。それは無理なものではなく、自然な振る舞いだから魔族を騙せる
そうしてフェルンが魔族の枠で測り知れる範囲外から攻撃して敵を一掃する展開は気持ち良さがあるね
最期にレヴォルテが見せたのは枠を外れた振る舞い。剣を壊された剣士が見せるとは予想もしなかった刺突。だからこそ悪足掻きに対する反撃も人を外れたものとなるのか。シュタルク達は丈夫過ぎる…
他方で限界を超えた状態でも彼の命を守る為に力を振り絞ったゲナウの渾身には驚かされた。無感情を振る舞うゲナウの実態はとても人間らしく、命の為に抗い続けるタイプなのだと実感できたよ
別れ際に再会を約束した一行。その希望が叶う時を願ってしまうような良いエピソードだったね