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毎クール4~10本程度のアニメを視聴。見たアニメの感想は出来るだけ書いていきたいけれど、5分枠の作品とかはあまり書かないかも

サービス開始日: 2016-03-14 (2938日目)

視聴状況

タカツテムが記録しました
良い

みみみからの告白、弱キャラの脱却、そして演劇。幾つもの要素が絡まって進む友崎の恋愛課題は人と人が関わる際に生まれる気持ちをより探求するものに
それだけに彼に想いを寄せるみみみに目を引きつけられる形になるし、対する風香が何を想っているかも気になってしまうよ

みみみにすら尋ねてしまう付き合う意味、友崎は彼女が自分を好く事は認められても自分が誰かと付き合う情景は想像できていない。それでも風香やみみみから受け取った言葉は彼の想いを育てる土壌となっている
人間関係が想いを育てるとしたら、風香の経験を反映したらしき演劇に込められた想いも気になってくる

最初は風香の想像から始まった筈の物語は演者が決まった事で現実の人間関係を反映する形に
紺野の件から判るように風香は人間分析に秀でている。そんな彼女が物語を書く為に日南の分析を始めた。それは本当に物語の為なのか、またその分析は恋や交際を知ろうとしている友崎にどう影響してくるのか
空恐ろしい気分になってしまうよ



タカツテムが記録しました
良い

平田の更生を行うエピソードを通し、どのような手法に頼ってクラスを守るのかという点がフォーカスされた回だったような
幸村も掘北も反則気味な方法を交えつつ、己が考える最善のプランによってクラスを守ろうとしている。でも、相手が在る以上は完璧はプランなんて存在する筈がなくて
平田が折れたのも結局は他人と己を制御できなかったからだね

堀北ですら諦めた平田に話しかけ続けるのは美雨だけ。彼女は平田を引き戻す為に己に可能な全力を続けている。また高円寺も協調性皆無の性格にしては珍しい挑発を行っている
誰も彼もがあの学園に存在する難局に対し向き合い戦っている。逃げ続けているのは平田だけとなるわけだけど…
そうなるのも仕方ない事情があったという事か

当初、友人の難局を傍観してしまったが為に友人は壊れてしまった
次なる虐めを止めようと積極関与したら、それはそれで壊してしまった
不作為でも作為でも救えなかった。それは山内の件も同じ。だから平田は停止し人と関われなくなった
見る人が見れば仕方ないと思う彼の境遇、ここに綾小路は努力が足りないと言えてしまうのか……

綾小路の言葉は冷徹。そこらの主人公なら感情から来る言葉によって挫折者を立ち直らせるだろうに、綾小路の言葉はきっと計算ずくの言葉責め
理詰めのようなそれは盤上における綾小路の実力を示唆しているね
だからこそ実力者が揃い踏みしたシーンで次回へ続くラストカットには静かな興奮を覚えてしまうよ
綾小路が司令塔となり率いる今回の試験、どれ程の力を見せてくれるのだろうか?



タカツテムが記録しました
良い

考え方を変える、または硬い頭を軟らかくするかのような修行回となったね
破天荒な山の神が導く迅火達の新しい境地。これまで旅を一歩一歩硬く踏みしめてきた彼らには容易に辿り着けない全くの別空間。極端な状況の修業となったからこそ彼らには効果的となったのかな

山の神が操る幻術は神雲達を惑わすもの。正しく進む先を判らなくさせる
でも見方を変えれば幻術なんて既に在ったと言える訳で
闇を誅滅する断怪衆を率いるのに闇と通じていた野禅、闇への愛情により迅火が隠していた人間の家族への絶望
特に迅火は自らの幻術により見るべきものを見えなくさせていたなら進める訳がない

物事を正しく見えないままに歩いてきたから歩み方を変えるような修行が必要で
迅火には己と敵を新しい視点で見る目。真介には目前の障害を切ればいい訳ではないとの視点。ならたまはどのような視点を得るのだろうね
また断怪衆の人間とはいえ、子供の首に刃を突きつけてしまった真介は復讐に燃える己をどう変えれば良いのだろう?



タカツテムが記録しました
良い


タカツテムが記録しました
とても良い

恋が始まっている二人と恋が始まりそうな二人による手話合宿。雪と逸臣は既に熱々だから、そんな二人と一緒に居ればりんと京弥は刺激される
これまでは自身の恋を持ちつつも雪を応援する立場に居たりんの恋心がとても綺麗に描かれた内容には高い満足感を覚えましたよ!

一方で雪は逸臣との関係が全て完璧というわけではないね
逸臣と海外へ行く為にバイトをしなければ。その切迫感を必要以上に抱いてしまえば逸臣を見れない。すると言葉を交わせない
そこで無邪気な振る舞いで雪の視線を縫い留め、会話を取り戻した上で雪に踏み込める逸臣は本当に良い男……!

雪と逸臣に気遣って二人の時間を作ればりんと京弥にも時間が出来る。これまでは勝手に恋い焦がれるような関係、もしかしてと期待するだけの相手
だから時間を作って言葉を交わせば足りない欠片を埋める事が出来て
直接的な言葉とはならなかったけど、二人の想いを育む上で重要な合宿となったね

雪と逸臣の関係に安らぎを覚えてしまうのは、興味本位とかで付き合っているのではなく、相手の世界に踏み込もうとする思い遣りがそこに有るから。この雰囲気はそう簡単に真似できるものではない
桜志は雪にもいずみにもそんな雰囲気を作れ無かった。とても中途半端
発破をかけられた彼が次回にて何をするのか、原作を読んだ際に印象的だと思えた回だけにしっかりと見届けたいよ



タカツテムが記録しました
良い

言ってしまえば今回の話って勘違いに端を発するドタバタコメディ回なんだけど、最近重々しいEPが続いていただけに気の抜けた今回のEPは殊更楽しめたね
白鈴が誰かに身請けされるかもしれない。早急に対処しなければと危機感を抱いた李白がそれでも示した漢らしさには敬意を表したくなるね

別に猫猫は李白の為に行動したい訳では無いが、白鈴には強い恩義を感じている。だから李白の為よりも白鈴の幸せの為に李白を相応しい男か見極めようとする
ただ、それが壬氏から見ればとんでもない場面になってしまうだけで
李白を「愛すべき馬鹿」と猫猫は言うけれど、男の全裸を平然と見ている猫猫も「愛すべき馬鹿」な気がするなぁ(笑)

猫猫があんな調子だから保護者か恋人気取りか曖昧な壬氏が出張る事になる。その意味では壬氏だって「愛すべき馬鹿」かもしれない
そうして三者の馬鹿が揃った事で見えたのは李白の気持ち良い実直さだね
今は白鈴に手が届かない。それでも愛する女の為に馬鹿を貫き通そうとする彼の姿には好印象を抱いてしまうよ



タカツテムが記録しました
とても良い

あまりに衝撃的な内容過ぎてEDをどういう気持ちで見れば良いか判らなかったよ…。いや、あのEDには毎回困惑しているけども
これまでヒーローはいつもイサミで、スミスはヒーローに憧れつつも現実を見据えていた。その彼が下した決断に震えが止まらない……

イサミとブレイバーンへの支援体制の中軸を担う役割となったスミスは本物のヒーローではないけど、ヒーローに近しい存在
だから一人でヒーロー役を担うイサミを支えられるし、イサミもスミスを最上の友として戦いへ向かえる
その関係はスミスに良い影響を与えるものになっていたのかな

霧の中で戦わざるを得ない戦闘はそのまま孤独感を強調するものに。イサミとスミスは通信が繋がっていても、頼りにできる距離にない
逆に見える距離の味方が倒れればそれを意識せざるを得ない。イサミというヒーローを頼れないスミスは仮初めのヒーローとして決断しなければならなかったわけだ

でも、スミスにブレイバーンは居ないわけで
力を持たぬ彼がそれでも発揮できる命の耀き。これがせめて敵を倒せたならばと思うけれど……
あと、まるで未来を知っているかのような発言を度々するブレイバーンが「また会おう」と言ったのだから、スミスが生還する道が有るのではないかと期待してしまうが果たして……



タカツテムが記録しました
とても良い

複製体を掻い潜り迷宮の最深部を目指すだけの試験がフリーレンの存在によって、果たして人間に永劫の時を生きるエルフを打ち破れるかという試練に様変わりするのは面白い
そこではどう協力するかも迷宮を楽しむかも過度なプラスにならない。人間が持つ強さの可能性が試されるわけだ

フリーレンはあまりに強い存在だから、心の情報や迷宮の真相が判っても複製体打倒の助けにならない。フェルンが見つけた弱点すら致命的な隙であっても、それで一気呵成に戦いを終わらせてくれるものでもない
結局は魔法使いとしてフリーレンより優れているかが問題になってくる。だから偽フリーレンに最も近い実力を持つフリーレンとフェルンだけが挑むしかなくなる

フリーレンと複製体が行うは超越者の戦い。常人は立ち入れない、至高のエルフだけが辿り着ける領域
だというのにゼーリエの回想は別の可能性を見せてくれるね
かつて存在したフランメという人間の超越者はゼーリエの認識を超えて、多くを成し遂げた。彼女単体は特異点だったとしても、人間がエルフを追い越す可能性を示してくれる。特にあの頃から千年も経ったとなれば

フェルンは幾つも優れた点があるけど、フランメ程の特異点というわけではない。でも至高の領域に居るフリーレンの隙を突く攻撃を知っている
その些細な一点がこの戦いにおいて超越者たるフリーレンを倒す道に繋がっている
魔法使いの強さを測るこの選抜試験、エルフであるフリーレンが無双するかと思いきや、最終的に人間の強さをこそ証明するものに回帰したように感じられるよ



タカツテムが記録しました
良い

文化祭という一大イベントを前にして意識されていく「誰を好きになるか」という問題、みみみの告白によってそれが加速した形だね
ボールは友崎に投げられた。なら友崎はどう投げ返すかが問われるのだけど、それ以前の問題として友崎には人を好きになる覚悟は有るのかという点も問う内容となっていたね

動揺のあまり助けを欲する友崎の姿は少し情けない。更に自虐まで混じれば水沢のように忠告するのも当然というもの
でも、ここで己の誠実さから逃げ出さずにみみみの好意を受け止め、更には今の自分が気になっている女の子の名前も挙げられた
友崎は弱キャラかもしれないけど、弱いままの自分から脱しようとしていると感じられたね

誰かを好きになる行程を進む為のピースを友崎は得る必要があって
その対話の相手に風香を選ぶ辺り、友崎の嗜好って明示されている気もするけど、一方でみみみとの面白おかしい遣り取りも良いもので
どの道を選ぶのが最良か迷う局面。それだけに原作を読んだ時にかなり衝撃を受けたあの演劇が少しずつ形を成していく様には色々と期待してしまうよ



タカツテムが記録しました
普通

初の退学者が出た為に雰囲気が極端に悪くなった状態だというのに、厄介な理事長代理はやってくるし退学者が出る試験は始まるしと散々な状況。ならクラス内における人心掌握が重要になってくる筈
なのに掘北は退学者を指名した件を引き摺っているね。だからこそ綾小路がいつになく表に出る運びとなるし、彼自身の意識が変わる兆しも見え始めたね

見返りよりリスクの方が大きい司令塔、だから全クラスがプロテクト持ちを指名する。それによって退学リスクが無くなるのは良いけど、その分退学への緊張感も薄れ、クラスを纏めるのも難しくなる
平田の荒れっぷりは目立つね。退学者が出たから平田は荒れている。結局、掘北の覚悟が回り回ってクラスを揺らがせている
それは掘北が立ち向かうべき試練となるね

掘北がそんな状態だからか、綾小路が向き合うのは軽井沢との甘い空気だったり堀北学との未来に関わる対話だったり
特に印象的だったのは掘北に関する会話か。今は綾小路の足元にも及ばないのに、堀北学に言わせれば無視できない存在になる可能性が有るとか
未来は誰にも判らない。それだけに綾小路や掘北がこれからどう変わっていくかを楽しみに思える回ともなったのかな



タカツテムが記録しました
良い


タカツテムが記録しました
とても良い

物言わぬ岩石となってしまった灼岩はもはや語り合える友でなくなってしまった。たま一行も語り合いの言葉少ない状態に
仲間と話せなくなってしまった真介は魔剣との対話が却って進むというのは皮肉な構図。また、その構図は真介が本当に戦わなければならない相手も語り教えてくれるものになっていたのかな

闇に守られる村は生贄が要求されているが為に人と闇の共存が出来ている
でも、そこには自分の生き方を自分で選べない弱さが有る。真介が打破しなければならないと考える虐げられる弱さだね
だから当初は強い闇に憤った。そして次に闇を倒し灼岩の仇である烈深に怒りを向けたわけだ

でも、真介が真に怒りを向けるべきは自分自身なのかな
魔剣との対話を通して己との対話力を鍛えた真介だから気絶する烈深を倒す自分を灼岩は許さないとの声が己の中から聞こえてくる
真介にとって強さを求める意味が変わり始めたと判るEPだったよ。それだけに次回行われる神との対話はたま一行に何を齎すかも期待してしまうね



タカツテムが記録しました
とても良い

そこまで物語に絡んでいた訳でもない心の片思いをここまで丁寧に描いてくれるなんて……!
逸臣、心、エマの三人で紡いできた曖昧な関係は心が我慢する事で成立していたようなもの。なら逸臣に彼女が出来て我慢せずとも良くなったとしたら…
それでも踏み込めない彼の優しさがとても尊く描かれていたよ…!

心にも紹介され、キスの合図まで取り決めた逸臣と雪はより彼氏彼女らしさを増してきたね
雪にとってそのような日々はドキドキの連続で、きっとその状況に慣れる自分なんて今は想像できない。でも、逸臣が言うように時間は有る
時間があれば目に入る風景は違ってくるし、手話合宿なんてイベントも起きたりする

対して時間が変えてくれなかったのが心とエマの関係か…
好きになった時にはエマは逸臣の事が好きで自分は友人にしか成れず、逸臣は今は付き合わないと未来での変化を匂わせる。ならエマを好きな自分を変える為には自分を痛めつけるしかなくて
それが結局、悲壮な覚悟に繋がってしまうのは本当に哀しいね……

でも心の覚悟によってエマの笑顔や3人の関係は守られたわけで。だから色々変わってしまった今もエマは心に髪を触らせている
でも関係を変えなかったから、エマを今更変えてしまうような一言を伝えられなくて
心が抱える切なさに見ているこちらまで切ない気持ちになってしまう素晴らしいEPでしたよ……!



タカツテムが記録しました
良い

衝撃的なEPの後に続くは事件の整理と次のEPへの繋ぎか
猫猫の口から語られる事故のような事件に関する推理は真相に限りなく近い憶測だけれど、一つ一つの事実から確信できる真相ではある
また、事件は壬氏の正体に繋がる憶測も導けるのだけど、ここで踏み込まないのが猫猫か…

事件についてもう一つの憶測を誘導する翠苓は更に怪しい動きを見せたね。まさか死を偽装するなんて
面白いのは翠苓の行動は猫猫に通ずる部分があること
猫猫は日常に有る様々が毒になる知識を用い活躍してきた。翠苓は毒を薬として活用し逃げ延びた。それは猫猫をも上回る毒狂いの証かもしれない

逃げられたらそれ以上は憶測の領域。猫猫が事件に関わるのは一旦終了
憶測を避けるのは壬氏も同じ。翠苓については憶測も出来ず、皇帝の御子に関する憶測を彼は持たない。確固として有るのは自身の役目だけだろうか?ただ、それもどういうもの……?
さておき、次なるEPは禿の噂話に端を発する騒動となりそうだ



タカツテムが記録しました
とても良い

各魔法使いの前に立ち塞がる複製体に対し攻略法を探る様子が様々な方向性から描かれたね
偽物は心無き複製に見えるが、もし心が有るなら攻略の糸口も有る。でも心が無いなら別の手段が必要となる
そうした探求の一方で自分達側の心も探っているのは面白い

ユーベルは眼前にいる自身の複製の心を探っているようでいて、その実探っているのは自身の心。同時にラントの心も探っていた
ユーベルは他者に共感する事で新たな力を得る。なら彼女にとって相手を倒す力を入手するとはつまり相手と自身の心を分析する工程に他ならないわけだ。その工程は苛烈であるが為にユーベルの魅力を改めて伝えるものになっているね

変わらず迷宮攻略に勤しむフリーレン達は楽しそう。攻略に関係ない隠し部屋まで見つけてしまうなんて
だから最深部に自身の複製という凶悪なボスが居ようと心持ちは変わらない。迷宮を隅から隅まで味わうフリーレンにとって、自身の複製は突破不可能の壁ではなく知恵を尽くして回避する罠の一種。むしろ迷宮攻略の醍醐味とすら思ってそうだ

前向きな心持ちはそのまま相手を倒すイメージへと通じるね。確かに強敵を前に心折れてしまう事はあるだろうが、どんな状況だろうと勝てると信じているなら負ける筈がない
だから迷宮を楽しんできたフリーレンとフェルンとて負けるイメージを持っている筈がなくて。だとしても心無い感じにフリーレンを殺せると言ってしまうフェルンはどういう精神構造をしているのだろうね?



タカツテムが記録しました
良い

強敵が2体も居る為に分散せざるを得ない戦力。ここでスミスが対スペルビアの陣頭に立つなんてね
これまではブレイバーンに頼りきりだったが、誰だって己の力で戦わなくてはならない時が来る
2人目のヒーローが降り立つように輝きを放ち始めた彼がどこまでやれるか見ものですよ

スペルビアもクピリダスも油断ならない相手。だから大きな力を持たないスミスには荷が重い。戦う事は出来てもブレイバーンのように一刀両断にするなんて出来やしない
というか、クピリダスを切って切って切りまくるブレイバーンという流れはどういうギャグなのかと(笑)

スペルビアを拷問(?)した事で見えてくるのはルルの正体とスミスに足りない力を埋める術
今回は正しく適合できなかったようだが、彼の方向性そのものは見えたような
ヒーローに憧れる彼の適正とルルの新たな生きる道。イサミとブレイバーンがそれを手に出来ただけに彼らも同じように輝けないかと願ってしまうね



タカツテムが記録しました
とても良い

課題が落ち着いた事で前面に出てくるは友崎は誰と付き合いたいかという難題。それが為に人を好くとは人から好かれるとは?という点を生真面目に考える回ともなったね
水沢は割り切っている人から好かれる条件を友崎は割り切れていない。そんな彼にとって好く好かれるとは何かの根源を問うた時に見えた光景が色々と意外でしたよ

水沢が行動に示したように、つぐみが言及したように男子が女子校の文化祭を訪れる意味なんて明らかなわけで
友崎は上手くナンパ出来なかっただけにキャラに合わないように思えた。でも水沢にしたら習熟は見える。キャラが強くなったと判る
だから以前は楽しめなかった文化祭も楽しみに思えるようになる。友崎は少しずつ弱キャラからキャラ変更していると感じられる

だからこそ友崎が弱キャラの頃から変えられない要素を持つという点は友崎自身の心を揺さぶるものになる
また、風香は閉じこもった世界から飛び出した友崎を頼るように一人ぼっちの世界から飛び出そうとしている。その過程で誰と結ばれるべきかを様々な意味で悩んでいる
だから友崎が好く好かれるという単純な問いに応える術を持たないキャラのままだったという点は風香にも衝撃を与えるものとなるわけだ

友崎は好かれるキャラではないかもしれない。なのに彼に多くの「すき」を見出していたのがみみみかな
対人スキルに習熟し最近増えた女の影、でも時折格好悪い
みみみは友崎の良いキャラも悪いキャラも見ている。だからこそ彼女から飛び出した言葉は心の壁をあっさり越えて来るね
というか告白シーンのみみみの表情が素晴らしすぎた……



タカツテムが記録しました
とても良い

原作を読んだ時は大層衝撃を受けたものだけどアニメはその衝撃を更に2倍も3倍にもしてくれたね…
人と闇、両方の素質を持つ灼岩が新たな命を守る為に見せた決死の行動には命の強さが極限まで詰まっているから途轍もない衝撃を皆に与えてくれる
でもそんな彼女が笑顔で逝ったという事実が何よりも涙を誘う……

灼岩は人でありながら闇の素質も持つから魔剣を我が物としようとする真介に火岩としてアドバイスしながら、芍薬として真介との未来に懸想する事も出来る
でも、混じり合っているから完全な個とも言えなくて、存在からして曖昧な部分が有った。それが二人の名を赤子に継がせる事で芍薬も火岩も実在したのだと感じられるようになったね

なら灼岩にとって生まれてくる赤子は己の存在に寄り添うもので
多くの命を奪ってしまった己だから、罪なき命が生まれるのを守りたい。そもそも灼岩なら事情抜きに守っただろうけど
だから彼女の喪失にはきっと哀しみはなくて、それでも身代わりかのように生まれ出た命を前に語れる事なんて有るわけがなくて
命の強さを何にも増して感じ取れた素晴らしきEPでしたよ…



タカツテムが記録しました
とても良い

覚悟を手にした者とそうでなかった者の差が悲劇的に描かれた回となったね
山内はヘイトを溜めるような言動ばかりしていた。また掘北に追い詰められた局面でも言い逃ればかり。彼は退学への覚悟が全く出来ていなかった事が判る。それがあの見事なまでの醜態にまざまざと現れていたよ

堀北が退学の基準としたのはクラスへの貢献度。それが低く、また裏切りにまで発展していたから山内は槍玉に挙げられた。そしてそのような基準相手では覚悟を持たず試験に挑んでしまった山内は跳ね返せなかった
他クラスの似たようなものかな?真鍋も戸塚も退学への覚悟なんて出来ていなかった。だからこそ何の対策もできず堕ちてしまった

別の覚悟を見せたのが伊吹達となるのかな?
伊吹と石崎は綾小路に一杯食わされた人間。また、龍園を尊敬していたわけでもない。それでもAクラスに上がる為に龍園を守り綾小路を頼る覚悟を固めた
その覚悟はクラスの為に自身を犠牲にする覚悟を決めていた一之瀬をも救う事になるわけだ

一方で覚悟を超越した場所に居る綾小路は凄まじいね
綾小路は目立った行動は何もしなかったけれど、全てを高みから見下ろすような姿勢のままで称賛票1位になって勝ち抜くという驚きの結果
彼が別次元の存在であると衆目晒す形となったかのよう
退学者を自らの意志で決めた今回の試験は人間関係を大きく変えるものになりそうだ



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良い


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とても良い

逸臣の影響で新たな世界へ踏み出す雪の姿は眩しいね
彼の世界に追い付きたい。その為には彼の世界に入れる人間になりたい
逸臣を好いているから雪は新たな行動を起こせて、雪を好いているから逸臣は彼女を懐深く受け容れる
本当に好い関係ですよ

一方で雪を見守ってきた桜志の想いが通じないのは哀しいね…
ただ、彼が守ろうとするは踏み出す前の世界に居た雪。もうそこから踏み出して更に進もうとする雪には不要な優しさ
つまり、彼の想いが雪に通じないのはそれだけ雪が変化できた証と言えるのかもしれないね……

桜志が納得できない逸臣との交際。でも雪だって現状を完璧に信じきれてないし、色々ズレだって有ったりする
でも雪は逸臣と一緒に居られる人間になろうとしているし、逸臣は雪の意思を尊重する姿勢を崩さない
言ってしまえば付き合いたての恋人らしい初々しさに満ちているよ



タカツテムが記録しました
とても良い

事件か事故か判然としない事柄を積み重ね必然とする陰謀
何の気無しに見遣れば偶然にしか思えず、疑いの目で見遣れば長大な計画が思い浮かぶ
聡明な猫猫だから見抜けたそれは一方で何を信条とするか、何を答えとするかを明らかにする事件となったような

幾つもの事件で覆い隠した別種の陰謀は『官女』という鍵を見逃せば繋がりすら見えない類
自分を信じる者なら僅かな手掛かりでも真相を確信出来る。でも必要以上に踏み込まず、憶測で人を疑う事を良しとしない猫猫は手掛かりから断定しない
牛黄という後押しが必要となる

でも真の意味で猫猫を後押しするのはやはり人命だね
ただの予想に過ぎない。でも的中すれば誰か死ぬ。なら薬屋である猫猫が走り自らの命を懸けるに充分な理由
ただ、猫猫だけの責任で済ませる筈が介入してみせた羅漢は恩人だけど、同時に厄介さも感じさせるものとなったが

助けた相手が壬氏と判ってからの流れが面白い
薬屋として人命救助したが相手は壬氏、途端に猫猫は命より薬といつも通りの発言
逆に壬氏が救命側となる。ここで猫猫を自らの手で抱える姿には壬氏の想いの答えがあるね
また低頭する官吏達はもう一つの答えを示しているが、猫猫が知らずに終わったからこそ尊さを覚える答えであるように感じられたよ



タカツテムが記録しました
とても良い

サブタイトルにもなっているブレイバーンの自信はあまりにも無根拠で信じられない類。でも壊滅した日本を救いに行くストーリーにおいては彼の気持ち良い自信満々さは逆に頼りになる
闇を手探りで進むかのような生存探しだからこそ、誰もが拠り所を必要とする

時間制限付きの威力偵察は味方の探索を目的としているものの、同時に見つからない事を前提としているかのよう
自分達が大変な目に遭ったからこそ生き延びた者がいると思えない。皆が抱えるその恐怖が却ってイサミを刺激するというのは彼のヒーロー性を象徴するものとなっているね

冷静さを欠いた無分別なイサミの行動が隠れ潜んでいた友軍を見つけるのは熱い展開
でも、絶望的な状況であるのは変わりない…筈がブレイバーンの意味不明さがあっさり救ってしまうのは何も言えない。どのような状況でもブレイバーンが居るなら大丈夫な気がしてきたよ(笑)

それでも日本全てを救えるわけじゃない。誰もが思わず罵り言葉を口にしてしまう状況に加えてスペルビアによる再びの強襲
それらにより危機的な筈が良く判らん展開になるのはブレイバーンのお陰か?どうして通訳機能なんて有るの……?
ただ、そのせいで判明してしまったのはただ敵を倒せば良いだけではないという可能性。ルルの正体は流石に無茶を通せるものではないと思えるが……



タカツテムが記録しました
とても良い

迷宮の友に何を連れて行くべきか?
己以外を頼りにしない者、信頼できる仲間を連れて行く者。デンケンは兎に角協力者を集めようとしたタイプだね
対しフリーレンが選んだのはどれでもなく楽しさこそ迷宮攻略の醍醐味だという精神。とても遊び心に満ちているよ

デンケンチームの攻略に現れているように迷宮では少しの油断が命取りになる
というのにフリーレンは自ら危険に飛び込むかのようにミミックに引っかかる。デンケンチームとは異質の攻略法
見方によっては愚かしいと言えるその姿勢が実はヒンメルから受け継いだものだというのは良いね

命懸けの迷宮攻略で回り道をしている余裕は無い筈なのにヒンメルは未踏破領域を全て回ってから先へ進むなんて非効率的な攻略をやってきた
でもそれは彼らの旅を楽しみに満ちたものにしてくれて。だからフリーレンは今もそのようにしている。その回り道は自らの道を失う可能性すら有ったフェルンに冒険の楽しさを教えてくれるもの

この試験は1級魔法使いになる為の通過儀礼だけど、だからって何の愛着も交えずに未踏破迷宮を進んでしまっては詰まらない。その意味ではゼンゼが言うように、フリーレン達こそが最も迷宮突破者に相応しいのかもしれない
だとしたら、無味乾燥に冒険者を待ち構える偽フリーレンを彼女らがどのように攻略するか、そういった点を私達も楽しみたいね



タカツテムが記録しました
良い

シリーズ当初のようなキョドり方を見せる友崎の姿は何とも落ち着かない気持ちにさせるけど、これまでより一段階スケールアップした積極性を見せる彼に期待してしまう部分もあるね
インスタに文化祭実行委員。既にキャパオーバー気味だからこそ、彼が中心の新たな変化が生じている事に友崎自身が気づいていないという構図が美味しすぎる

気になるのは友崎が保留にした筈の恋人候補の件
友崎は誰と付き合いたいかなんてまだ考えられてない。でも最近の彼らしからぬキョドり方を見せる言動は思わせぶりなものとなり、みみみを惑わせているね
みみみからすれば正体の掴めない積極性は彼女の心に友達以上の距離感として近づいてしまうもの

気を引くという意味では風香にも似た事は言えるのかな
風香が書いた小説は自己満足、友崎と風香だけの小さな世界の出来事。なのに友崎は引き上げてしまった。2人だけの世界が露わになった
それは風香の気を引くだけに留まらず、みみみの気を引くものともなっていたように感じられるよ
いよいよ恋の構図が明確になってきた

面白いのがこれらの行動を友崎が何の気無しにやっている点。彼が対処しているつもりはインスタと文化祭の課題だけ。でも実態は青春模様に満ちている。友崎は知らぬ間に恋に彩りを与えている
だとしたら、その最中に女子高の文化祭に行く事は友崎や風香とみみみにどのような気を持たせるものとなるのだろうかとこちらも気になってしまうね



タカツテムが記録しました
良い

必ず誰かが退学する悲惨な結果しか成立しないクラス内投票はそれと向き合う事を各生徒に忌避させるものとなっているね
だから安易に互いに投票し合おうとするし、誰かを蹴落とす集団が生まれたりする
でも、向き合わないままでは流されてお終い。この試験は様々を避けてきた掘北の成長が鍵になるのかな

悲惨さを避けるという考え方は間違いではないのだけど、その結果を避けようがないなら立ち向かわないといけないわけで
平田や一之瀬は避けようとするあまり試験に向き合えていない。だからこそ、冷静に現状を見れている綾小路を評価するのかな
それはそれとして綾小路に惚れ始めた一之瀬が可愛い

試験の悲惨さを受け容れている綾小路は自身が標的となっても揺るがない。むしろそこに突破口を見出したようで
なら、綾小路と同じようにクラス内投票を乗り切る為には現状を受け容れる必要があるわけで
ただし掘北が受け容れるべきは試験だけでなく、これまで避けてきた全てとなるわけか

兄との関係、自身の目標、リーダーとしての覚悟。掘北がこれまでおざなりにしてきたそれらと向き合えたなら彼女はこれまでにない成長を手に出来たと言える
既定路線となりかけた綾小路退学を切り替える為に、別人を退学にさせる協議に見せかけた論説
初の退学者は果たして誰になるのか?次回は色々と楽しみですよ



タカツテムが記録しました
良い

今回は不変を求める心に闇が関わると起きる光景を異なるアプローチで描いた回と言えるのかな
道錬自身は不変を求めているわけではないが、彼が纏う豪放磊落さは猩々との仲に不変の雰囲気を気持ちよく漂わせる
対して、人の望みから生まれたふこうが描いた不変は全く逆の雰囲気を漂わせるものとなっていたね
断怪衆が闇と交友を結ぶなんて本来は有り得ない現象。けれど、難敵を前に協力した経験が彼らに不変の友情を持たせた
でも迅火が断怪衆の敵である限り道錬と戦う日はやってくる。道錬が倒されるなんて変化を猩々は望まないのに
一方で迅火自身も断怪衆が敵から変化してしまう事を恐れ、不変を望んでいるかのよう

変化を恐れた人の心が生んだふこうは真の意味で変化を避ける事など出来ないと教えてくれるね
ふこうは望まれたままを実行した筈なのに、村人が陥ったのは変化を得られず擦り切れるだけの日々
だからふこうに変化を起こす為には変化の先に在る幸福を教える必要があったわけだ

たまが得たのは不幸の先に在った幸福。変化し続けなければ得られなかったもの
ふこうが言うように今在るものもいずれ失うかもしれないが、それでも今が楽しく幸福である点は不変なわけで
他にも、大きすぎる変化を体験しながら今を楽しめている灼岩の存在も変化を肯定するものになっているように思えたよ



タカツテムが記録しました
良い


タカツテムが記録しました
とても良い

第2話以降、主人公のメンタルケアがずっと行われていると考えると凄い話だけど、それだけイサミが陥った状況は過酷と言えるわけで
彼のフォローはまだまだ必要。でも彼にすべきケアを十全に理解できる者なんて居るわけがなくて
その点で人間臭いブレイバーンは良い脇役を務めているよ

東京の光景が示すように状況は絶望的な上に今のところ敵と戦えるのはブレイバーンとイサミだけ
戦う事は受け容れたとしても、彼が受け容れるべきは自分の領分だけであるべきで
一度はブレイバーンに乗ろうとしたから、今は彼と共に戦う仲間だから
イサミの気負いを気にするスミスは良い奴だね

突如始まるボクシングは無茶苦茶な展開。けれど、意味不明なブレイバーンから始まったイサミのもやもやは同じ程度の意味不明さじゃないと吐き出させられない
そこではルールも有るべきじゃないし、意味判らん音響設備で皆に共有されるのも当然
……当然かな?

吐き出されるはスミスの鬱憤とイサミの躊躇
情けない本音を皆に開陳する事で得られる新たな信頼と結束
状況が好転したわけではないけれど、これから向かう絶望的な戦場で彼らが諦めずに守るための戦いをする上で必要不可欠な土台が出来上がった気がするよ
それにブレイバーンが貢献している構図が本当に無茶苦茶なんだけどね(笑)



タカツテムが記録しました
とても良い

今更言及する事でも無いけど、二人は用いる言葉が違う。でも、雪は口を読めるし逸臣は手話を覚え始めた。それでも完全に言葉の遣り取りが出来るわけじゃなくて
相手が何を伝えたいかは判る。でも、もっと確かな言葉で伝えて欲しいから問い掛ける。その淡い恋感情模様が視聴者までをもドキドキさせる良作ですよ!

本作はどうしても雪に感情移入して見てしまうから、彼女の恋心にこちらまで揺さぶられてしまう
雪の言葉がどれだけ逸臣に、逸臣の言葉をどれだけ雪が受け取れているだろうと見てしまう
それだけに雪が見ていない時に放たれた逸臣の偽りない言葉に目が離せない。雪だけでなく逸臣の想いにも注目してしまう

だから京弥を前に語られた彼の想いに魅了され、雪への告白は彼の想いが高ぶってのものだと実感できる。こちらまで雪のように目頭が熱くなってしまう
……だというのに、肝心の逸臣が超マイペース過ぎて(笑) 彼もテンション上がってるっぽいけど、もう少し雪と似たようなリアクションで告白とかしてくれなかったものか(笑)
まあ、あれが彼の魅力では有るんだけども

交際が始まった雪と逸臣。そうして本格的に混ざり始めた二人の世界はやはり手によって更に繋がりの深度を上げていくね
声を発するよりも手から伝えられる言葉によって。そこには言語化される言葉だけじゃなく、恋人達の言葉が含まれるようになったから別れの瞬間も特別になる
雪と逸臣の関係が変わる大切なEPにて描かれた尊さに胸一杯になってしまいましたよ…



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