評価:S
特技も趣味もないないの少女がスーパーカブと出会い、友人ができ、人生が少しずつ変わっていく物語。
第一話の、スーパーカブを手に入れて、それまで灰色だった世界が色づいていく演出にグッと掴まれた。
第五話に突然頭文字Dが始まって困惑した。
第六話は名作。
新しいものに出会ったときのワクワク感やドキドキ感を思い出させてくれるアニメ。四季が一巡しワンクールでよくまとまってると思う。
雰囲気が良いと思います
不器用なところもある少女たちの関係が、じんわりと温まっていくようないい作品でした。
彼女たちを取り巻くいろいろな事情を、重くしすぎず軽くしすぎずの丁寧な演出も好きです。
とにかく疲れないアニメだった。
登場人物も少なくテーマ性や作家性があるのか無いのかわからない。
でもそれでいい。
心情描写で景色が鮮やかになるってのが幾度かあったけど好きだなぁ。
新しいものを手に入れて拡がる世界。そのあたりがうまく表現されていたように思う。
メモ
Date:2021/4/9-2021/6/25
Score:91
Ranking:3
初めて映像を見た時には、「環境」ビデオとも言うべき精緻な背景描写に大変驚いた。
静かな良さを感じる作品。
評価 A 65点
キャラの魅力が弱い。ジェネリックゆるキャン△。
★★★★★★★☆☆☆
rated on myani.li
一言でこの作品を表すと幸せになるツボ商法でした。
悪い意味ではなく、スーパーカブによって新しい出会いに触れる主人公(小熊)が何かと語りかける様子がまさにツボ売りなのでこんな表現をしました。
感じの内容ですが、とにかくカブを褒めることが多いアニメです。
世界的にも最高傑作と名高いカブですが、日本では郵便配達かおじちゃんの乗り物という印象が強いのではないでしょうか?
そういったイメージを女子高生が乗るから良いイメージに転換されるし、物語として描いたほうが万人にとっても受け取りやすい。カブ自体の良さをとにかく伝えようとするいいアニメだなという印象を受けました。
主人公の小熊自体がかなりぶっきらぼうで無表情。カブと触れ合っているとふと笑みが漏れてしまうような、中身おっさんの女子高生です。
そんな彼女がカブに乗るからこそカブの良さを受け取りやすいと感じました。
褒めるだけではなく、欠点であったり、迷信的な内容も排除するようにストーリー内で描かれているため知識も増えて面白さも感じました。
ばくおん!!というアニメもありましたが、同じバイクでも全く真逆の伝えたい部分があったアニメなんじゃないでしょうか。
万人ウケこそしないでしょうが、いい雰囲気アニメが好きな私にとってはすごく好きなアニメでした。
11話に違和感がありすぎたが、他はとても良かった。
『スーパーカブ』 73点
■作品の魅力
カブとの出会いで徐々に変わっていく生活。
空気感が伝わる作画や音響。
多くは語らず笑顔だけで物語に引き込む演出。
そんな序盤の雰囲気の良さは群を抜いていたと思う。
懸命にバイトに注力する主人公の姿も新鮮だった。
■ツッコミどころのあるシナリオ
5話の礼子回…山頂凸展開が異質で狂気じみてる問題。
6話の旅行回…小熊さん不良化&道交法違反問題。
11話の救出回…連絡しないし前カゴ乗せるし問題。
この辺を上手くフォローできてればだいぶ印象は違ったはず。
まあそれが礼子であり小熊というキャラなのだろう。
(善悪は別で、行動を否定しているわけではない。)
■感想まとめ
《スーパーカブ=救世主》というテーマで一貫性があった。
現実にある謎のカブ信仰を上手く作品に落とし込んでると思う。
中盤以降の小熊のイキった態度については、
〝気兼ねなく自分を出せるようになった現れ〟として受け取れた。
むしろ年相応で大変微笑ましかった。
前半が素晴らしかったので、辛口な意見です。。。
後半は退屈だった。所謂「バイク乗り」の話になってしまったかなと思う。「スーパーカブ」の話を見せてほしかったかな。残念。。。
5話、11話に突っ込みどころ満載だが、まぁ、面白かったから良いでしょう。
バイク乗りにとっては見ていてとてもわくわくするようなアニメでした。
まずはストーリーですが、主人公がスーパーカブに出会うことから日々が色づいたものに変わっていくという、とても穏やかなものでした。大きな変化はないものの、主人公の心情が少しずつ変化していく様子は見ていて穏やかな気持ちになり、同時に新しい事を始めるたびにこちらもわくわくしました。
キャラクターは登場人物は少ないもののそれぞれに個性がありどのキャラにも愛着がわきました。特に主人公のさばさばした、冷静で冷めた感じの性格は自分的にすごく好きです!そして満足したときに見せる笑顔がすごく印象に残っています。椎ちゃんのキャラも個人的に好きで、最終回に椎ちゃんもスーパーカブを買うといった展開がとても良かったです。
作画はふんわりとした雰囲気の作画で、少しぼやけている感じがとても良かったです。主役であるスーパーカブは細部まで丁寧に作画されており、とてもリアルに近いかっこいいバイクでした。
音楽はOP、EDどちらも良かったのですが、アニメ中に流れるクラシックが印象に残っています。またスーパーカブのエンジン音などもとてもリアルで、聞いているとバイクに乗りたくなりました。
全体的に見てバイクに乗りたくなるようなそんな楽しいアニメでした。現在バイクに乗っている人、少し興味がある人は是非見ることをおすすめします!
ないないの女の子だった小熊さんがカブに出会って、色んな
ものが変わっていく様にこころが明るくなった。劇的な変化なはずだけどそれを静かに描いているのがいい。世界が色づく演出、心地よいクラシック、めっちゃ好き。
ところどころ微妙なところはあるけれど、全体にまぁ原作の良さをうまくアニメ化できている感じ。原作がおっさんライダーの妄想みたいなとこがあるので万人におすすめはできないが、波長が合う人なら十分楽しめる作品になっていると思う。
コメリYouTubeチャンネルもよろ
車の免許は持ってるけど、原チャに乗ったことがなくてエンジンの入れ方・ガス欠対処・ガソリン入れた方とか「へー!」て感じ。
中古原チャ1万円で、特化の理由は「3人を死なせたから」…こえーよ。店主も不気味なのよ。いい人なんだけど顔色悪すぎ…カブに乗って主人公すごく楽しそうだし、カブに乗って色々世界が自然と繋がってて拡がり始めてる。最後まで面白かった
カブについて色々と知れて面白かった!
一回は乗ってみたいかも!
カブをもとに広がる高校生活での交流や行動範囲、そしてカブに乗っていなくても普通免許取り立てドライバーならなんとなくわかるような細かい不安な点だったりとカブがまさしくヒロインなのです。
レンズの色が変わったかのように世界がより鮮やかに色づいていく演出がとても新鮮でした。
スーパーカブならどこにだって行ける。
旅って、いいなぁ。
カブに魅せられて視界が色付く演出は本当に逸脱だったし、小熊のその時感じていた高揚感に引き込まれた
3人の少女のカブによって色付けられていく日常に溢れる喜びや楽しさをふつふつと感じさせる物語
小熊のキャラクターとしての変化が唐突だったのが気になったけど、椎ちゃんがかわいかったので相殺です
淡々とした語りに物足りなさや、小熊の声優さんの拙さを感じたけど、初めてバイクに乗る描写などと相まって、序盤はいい雰囲気のアニメだなと感じていた。
学園祭辺りから、小熊の性格がガラッと変わったように感じたのは、カブに乗って成長したってことなんだろうけど、小熊は変化したのに、アニメの雰囲気がそのままで、序盤に感じていた雰囲気が壊れてしまったように感じた。
小熊の玄人ぶった態度や、スーパーカブなら何でもできる的な言動は少し気にかかったけれど、全体的には良かったかなという印象。
「よく出来たCM」というのがこの作品を見た率直な感想。
やはりアニメとしてはストーリーの密度が薄すぎたように感じる。とはいえ主人公のクソガキ化ともとれるような変化は新鮮で面白かった。脇を固める礼子と椎もかなり癖が強くて良いキャラだった。
作画や音楽、作品全体の雰囲気は非常に良かったと思う。なので疲れた時にぼーっと眺めるには最高の作品。
独特の雰囲気を終始醸し出していたオリジナリティあふれる作品で良かった。とにかく作者含めスタッフ陣のカブ愛がすごかった。
それだけに留まらず、小熊や礼子や椎ちゃんたちの関係性の変化やそれぞれの人間としての成長の描き方など、ゆったりとした時間の中にも現実感溢れる部分でもありエモかったね。特に3人の主要キャラのキャラ付けとか描き方はめちゃくちゃ可愛くてよかった。
終盤の脚本はスーパーカブならいける!とかスーパーカブなら大丈夫!とかが多くて笑っちゃったけど、全体的には素晴らしい独特な雰囲気だった。
面白かった
けど、カブ推しが強くてちょっと引く
椎ちゃんにはベスパ女になってほしかったような
ゆったりなアニメ。
心境の変化によって鮮やかになる演出があるけど、そうじゃない場面が顔色悪くて気持ち悪い。
もう少し他の表現方法なかったのかな?
無口だった主人公が後半は結構しゃべるようになるのだけど、無神経な発言が多くて好きになれなかった。
無口な主人公、静かなピアノ曲、コーヒー、マニアックなカブ知識・・・なんというニッチ市場向け。 礼子のカスタムバージョンは完全に郵便配達員だな。富士登山とかうはー無茶すんなよ・・とハラハラした。セリフやストーリー展開がつっけんどんというかちょっとつながりがよくわからないところはあった。
最初ホラーかと思ったけど、ただの静かな作品だった。
でも、冷静に見てると若干怖いとこ多いような…それぞれのキャラクター性とか。
映像は素晴らしいと思うけど、バイク疎いとこんなもんですよ。
最初あまりにも台詞がないので、逆に気になってしまい見始めました。ピアノの曲との親和性が良かったですね〜
4話までと5話以降では別の作品と言っていいほどの印象の変化が心に残っています。結果として、クラシックを劇伴に使うなどの繊細で静かに情緒を偲ばせるような演出は、小熊や礼子の言動から漏れでる男くさい原作者の考えと相容れなかった気がします。5話以降の、アニメーションとして表現したい世界観と原作内容との乖離は、両者をいかにして埋めるかで四苦八苦する制作スタッフの苦労が垣間見えたような気がします。とはいえ、1〜4話の出来は素晴らしいものでしたので、制作会社であるスタジオKAIの次回作に期待したいところです。