サービス開始日: 2022-08-07 (869日目)
原作既読かつ原作ファンです。初見は君→僕の順番で、2回目は逆順で鑑賞。どうしても原作との対比が中心になってしまいますがすみません。
<僕愛・君愛共通感想>
・すごく良い映像化だった!鑑賞前の不安が吹き飛んだ。原作の世界観もコンセプトも壊すことなくこんなに美しい映像にしてくれてひたすらありがとうございますという気持ちが止まらない。
・もちろん原作と違う部分は多々あるんだけど、少しIPが離れた別の並行世界のお話なんだと自然に思える。紛れもなく僕愛君愛の同じ作品世界の中にある話だと思える。
・こういう作品ってたいていSF部分を薄めた映像化がされることが多いのだけど、この作品はまったく容赦なくガチSFを生のまま前面に出してきてて、一部のSF設定はむしろ詳しくなってたりして、ちょっとすごいなと思った。もっとも本作は2作あるという構造自体を利用したSFでもあるので、そのコンセプトを生かして2作同時公開にした時点でSF度が高くなるのは必然ではある。映画『HELLO WORLD』並のSF強度だけど、SF設定スルーしても十分に楽しめるというところもよく似ていると思う。ただしこのスルー力は一般の方には必要かもしれず、拒否反応を示す方もいるだろうという気はするけど、自分はこのくらいのバランスが好きだ。
・2作同時だと観る方は4000円と5時間近くを拘束されるわけで、見るハードルはかなり高い作品。よくこのチャレンジングな企画を通して、ちゃんと作りきったなと。そこに敬意を表したいです。
・とはいえ尺の都合で、原作の記述がないとわかりにくい部分はどうしてもあるので、原作読んでから鑑賞するのがベストだと思う。
・いずれにしろ観るなら絶対2作とも観てほしいし、どちらから観ようか悩む時間、鑑賞後に逆順で観たらどうだっただろうとしばし思い巡らせる時間、それらが本当に楽しかった。大変素敵な映像化をありがとうございました。
<君愛感想>
・君愛は『HELLO WORLD』でいうとB世界+アナザーに相当する話だと思うので、自分に刺さらないわけがない。
・初見時リップシンクが合ってないのがちょっと気になったけど2回目は合ってるように思えたので、もしかして館によるのだろうか…?
・NIKEの靴が君愛世界の良いマーカーになっている。
・栞の声の人の演技がとてもよかった。幽霊だけど悲壮感がなくてむしろ暦を支えるところもあり。逃避行のあたりの映像も。二人とももっと事前によく調べろよというのはそれはそうなんだけど、あれが若さ故のあやまちってことなんだと思う。
・「過干渉領域」「虚質のもつれ」は映画オリジナル概念(すげー)かな。「並行世界の栞の幽霊が鳩のエピソードを覚えている」=虚質のもつれにより栞も一緒にパラレル・シフトしている、という設定はなるほどと思った。
・原作ではそこかしこから漏れ出ていた「和音の想い」が映画ではかなりあっさりしたものになってたなという感じ。でもユノのエピソードのとき、和音が見てたんですね…。
・誰かのために死ぬ気で勉強するというモチーフ、好きですね。日高暦は狂ってるけど、それに添い遂げた和音はもっと狂っていてそれがとても良かった。あとこの手のやつはセカイに迷惑をかける系が多いけどこの二人はほとんど迷惑かけてないのがすごい。
・和音の出退勤記録がだいたい午前様で草
・ギネスビールとタイアップしてほしかったw
・「タイム・シフト」の着想部分も良い描き方だった。変に虚質空間のイメージ映像とかを入れずに言葉だけで押し通したのは正解だったと思う
・映像の「相互乗り入れ」部分はやや導入が唐突かつ長過ぎだったかなという気はした。片方だけ見た人用の配慮なのかもしれないけど、特に僕愛から観た人にとっては「もう観たよ」になりがち(文章だと効果的だけど映像だと難しい)。もちろん、完全なコピペではなく僕愛の主人公視点の部分はうまく削られていて、細かい配慮がなされていたと思うけど、青年期はともかく幼少時のエピソードはほぼまるまるなので、もっと短いほうがバランス的に良い気がした。あと、単体で答え合わせができてしまうのは2作観る意味が薄れるので個人的にはちょっと残念。でも入れた意義は理解する。
・老人の暦の顔つき、明らかに僕愛より険しい感じになってて苦労を感じさせるんですよね。
・栞と会わない世界を目指したのに、最後に情にほだされて再会の約束してしまうあたり、良いと思う。
・『紫苑』、暦当て書きのような歌詞でとてもよい。紫苑の花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」だとのこと。
・EDの映像、エヴァTV版EDのオマージュだと確信してる。この作品の着想のひとつがエヴァTV版第拾六話だし。アインズヴァッハの海の色が完全にL.C.L.で、こういうところにも原作リスペクトを感じて泣けた。
・ED後のシーン、蛇足という声も見たけど自分は良かった。後味の問題もあるし、端末がERRORになった理由を考えるうえでもヒントになる気がしたから。それにしても僕愛世界は交差点がAR化されているのに君愛世界は旧態依然としているのは面白いな。
・君愛から観た方がたしかに「わかりやすい」「後味がよい」のは同意。ただ、僕愛から観たとしてもそれほどわかりにくいわけではないし、むしろピースが嵌まる感じ、エモさは強まるはず。ミステリ・考察好き、余韻を楽しみたい勢、2周目確実に観る勢であれば僕愛からという選択肢はアリで、その場合きっとすべてを知ったうえでもう一度僕愛を観たくなるはず。
・どうか、君愛の和音に幸せがあるように。
原作既読かつ原作ファンです。初見は君→僕の順番で、2回目は逆順で鑑賞。どうしても原作との対比が中心になってしまいますがすみません。
<僕愛・君愛共通感想>
・すごく良い映像化だった!鑑賞前の不安が吹き飛んだ。原作の世界観もコンセプトも壊すことなくこんなに美しい映像にしてくれてひたすらありがとうございますという気持ちが止まらない。
・もちろん原作と違う部分は多々あるんだけど、少しIPが離れた別の並行世界のお話なんだと自然に思える。紛れもなく僕愛君愛の同じ作品世界の中にある話だと思える。
・こういう作品ってたいていSF部分を薄めた映像化がされることが多いのだけど、この作品はまったく容赦なくガチSFを生のまま前面に出してきてて、一部のSF設定はむしろ詳しくなってたりして、ちょっとすごいなと思った。もっとも本作は2作あるという構造自体を利用したSFでもあるので、そのコンセプトを生かして2作同時公開にした時点でSF度が高くなるのは必然ではある。映画『HELLO WORLD』並のSF強度だけど、SF設定スルーしても十分に楽しめるというところもよく似ていると思う。ただしこのスルー力は一般の方には必要かもしれず、拒否反応を示す方もいるだろうという気はするけど、自分はこのくらいのバランスが好きだ。
・2作同時だと観る方は4000円と5時間近くを拘束されるわけで、見るハードルはかなり高い作品。よくこのチャレンジングな企画を通して、ちゃんと作りきったなと。そこに敬意を表したいです。
・とはいえ尺の都合で、原作の記述がないとわかりにくい部分はどうしてもあるので、原作読んでから鑑賞するのがベストだと思う。
・いずれにしろ観るなら絶対2作とも観てほしいし、どちらから観ようか悩む時間、鑑賞後に逆順で観たらどうだっただろうとしばし思い巡らせる時間、それらが本当に楽しかった。大変素敵な映像化をありがとうございました。
<僕愛感想>
・僕愛は『HELLO WORLD』でいうとA世界+新世界に相当する話だと思うので、自分に刺さらないわけがない。
・観た後の多幸感が半端ない。良い作品をありがとうという気持ちとごちゃまぜになって、ひたすら僕愛君愛含めてすべての世界を愛したくなるからすごい。
・全体的に構図、絵コンテがすごく凝ってるなという印象。特にカラオケのシーン、意図的に鏡を多用してイマジナリーラインと視線の向きを意図的に混乱させる手法、作画大変だろうに映像力学的にめちゃくちゃ面白かった。鏡を使うことで暦と和音の表情がどちらも見えたり、フレーム内に複数の和音が映っていたり、並行世界を意識させるような絵作りだった。
・85の世界から来たというのが本当に狂言だったのか、それとも実は本当にそうだったのではないか、みたいな余地を残した描き方、よかった。たぶん狂言なんだけど、でもちょっと本当にシフトしてたらよいなっていう。
・高校時代の描写、モブの生徒達も含めて本当に楽しそうで、君愛との対比が余計に心に刺さる。結婚までのオリジナルエピソード(数式シャツ、夜景など)も良かったと思う。
・結婚前の「自分はどの和音と結婚するのだろう」という悩みについては、原作でかなりページを割いて説明されていたけど、映画ではかなりあっさりしている感じはした。原作未読だと「すべての君を愛する」というタイトルが若干唐突に感じられたかも。特に結婚式でIP端末外してるのにまだ悩んでいるのはちょっと謎だったw
・通り魔事件の話、原作の特殊設定ミステリからひとひねり減らしてきたけど、確かに映画のバランス的にはアリだと思う。初詣じゃなくなったのは現実の神社に配慮してなのかな。涼が「お母さんはどこ?」と言ったのはなかなか酷だなあと(でも話としてはアリ)。フライングヒューマノイドはちょっと怖かったw
・「同一性の拡散」という映画オリジナル概念、これ実はすごく鋭い指摘なのでは。シフト先で過ごせば過ごすほどどんどん分岐してしまうし、じゃあ分岐したからといってIPは増える一方なのか、一意に決まるのかとか(IPは1次元ではないのではというsshさんの指摘に同意)、戻り先が複数になるのはいいのかとか。厳密にいうと絶対にゼロ世界には戻れないわけで、IP端末がゼロを指すことはありえないのでは、人はずっと違うIPを遍歴していくのではという気はした。
・映像の「相互乗り入れ」部分は君愛よりも巧いなと思った。長さも適当だしうまく回想シーンと絡めることで唐突感は薄かったと思う。ただ、単体で答え合わせができてしまうのは2作観る意味が薄れるので個人的にはちょっと残念。でも入れた意義は理解する。
・『雲を恋う』、日常のささやかな幸せを描いていてとても良かった。「あれるままであるように」というフレーズが、原作の「僕がこんな人間であれたのは」と呼応していて美しい。
・老人の暦の演技がとてもよかった。こんな歳の重ね方をできたらなあ(無理)。
・予告を観て一番気になっていた改変箇所、和音の手紙シーン。IP端末にスケジュールを入力したのも映画では和音になっているんですよね。見る前は「君愛和音は僕愛和音に嫉妬してもおかしくないのにどんな気持ちで手紙を書くのか」とか「僕愛和音も並行世界の夫が別の女の子と相思相愛と聞かされたらどう思うのか」とかすごく心配していたんだけど、そこはどちらの和音さんも大人でした。原作と違い、君愛暦が「方便」で栞と約束したのを和音が成就させる、これはこれでとても美しい物語になっていたと思う。手紙で答え合わせしてしまうのは若干興醒めではあったけど、確実に話がわかりやすくなるので、上手いなと思った。僕愛の和音はずっとあの手紙を抱えて生きていくのだろう。
・幸せに生きた栞の物語に思いを馳せたくなる終わり方でした。
君愛感想:https://annict.com/@alltale2037/records/4344439
なぜIP端末はERRORになったのか:https://fusetter.com/tw/9XRQMud3#all
・30分と思えなかった…初回体感5分くらいだった。これよく30分にまとめたな…前半と後半の温度差で発電できそう!!!
・始まり方。テロップのタイミングが神(特に監督の)
・サクラが介抱されてるときのフキの優しさ。
・「千束を救えるのは私で、サクラを救えるのはあなたです」
・真島と千束の死闘かっけー。心臓の不調が聞こえる真島の耳すごいし、自販機撃ってジュース出すのもフェアに戦いたいという彼なりのバランス感覚なんだろうな。
・あのジュースはフキゲンでは…発売されてたの20年前と知ってダメージでかかった
・「ほんとのワルはやっぱ映画の中だけ…か」「だから映画は面白いんだろ? 現実は正義の味方だらけだ。いい人同士が殴り合う」1話からの映画へのこだわり貫き通しててよかった
・ミカとシンジのカット、二人を画面上で分断している赤い影とか、音のない発砲シーンとか、すごく伊藤監督ラインとしての足立監督を感じる
・姫蒲さんにも自分の人生を生きてほしかったな…
・さらっと告白しているミカ。それでも彼はヨシさんより子供たちの未来を選んだんだな…
・「狂わされたな……お前も、あの子に」ほんとだよ。全員が全員、千束に狂わされたっていう話だよ!!
・「世界を好みの形に変えてる間に、おじいさんになっちゃうぞ」これだ。結局世界は何も変わってない。DAは存続してるし、世界は相変わらず欺瞞でできている。アラン機関もリコリス達もそれまで通り活動を続けている。真島の命を張った問いかけはなかったことにされた。謎は謎のままだ。でも一番身近な、大事な人達の幸せは守られた。これはそういうお話。今の世相によくマッチしていると思う。あえてそこに全振りした覚悟が前半と後半の温度差によく表れてた。その潔さ、賛否両論あるかもだけど、鋭い作品だと思う。僕らの上の世代はたぶん世界を変えようとしていた。でも変えられないままおじいさんになってしまった。世界なんて変えられないってことを僕らは痛感しながら育った。下の世代は世界を変えるなんて想像すらしたことがないのだと思う。自分の好きなものだけを守って生きていく。そういう時代を生きる者たちのための物語。
・絶対的な善、絶対的な悪なんてものはない。DAもアラン機関も真島も、自分が正義だと信じて狂った行為を続けてるけど、それすらも完全に悪とは断定できない。「みんな、自分が信じた『いいこと』をしてる。それでいいじゃん」
・でも真島はきっと再度問いかけてくる。真島は、やってることは許されることではないけど、その思想はある種の説得力のあるものだった。ということは自分はやっぱりまだどこかで世界を変えたいと思ってるのだろうか。戸籍のない少女達が人殺しをすることで平和が保たれる世界はやっぱりどこかおかしいと思ってるんだろうか。でもそれすらも肯定されるのがリコリコだ。いずれにしても、近年まれに見る、骨のある悪役だった。
・「大きな街が動き出す前の静けさが好き」(1話のあれ)からのOPの入り方ー!
・千束、最後だけ実弾撃ってる??(急所は外してるんだろうけど)
・花火……昔の真島だったら絶対に爆弾しかけてただろうに、彼もまた千束に狂わされたな。
・かーらーのー後半!満開の桜…1話を思い出す。
・真島、前からジョーカーだと思ってたけど最後完全にジョーカーだった
・リコリコに全員集合してるのいい。警官コンビもすっかり丸くなってしまって
・フキ、千束が生きてるとわかってすぐ帰るってことは、千束の安否がずっと気になってリコリコに来ていたのかな
・銃はまだ回収されてない。事件はまだ終わってないんだな
・宮古島の夕景、空の色、流れる空気。何年も連れ添った夫婦みたいな、阿吽の呼吸の二人の会話がほんとに心地いい。なんかね、もう、ずっと見てたい
・まさかの沙保里さんがー!取引現場は写すし千束は写すし、激写力SUGEEEE
・HAPPY BIRDTHDAYではなくてHAPPY NEW BIRTHDAYか…
・クルミが最後まで超優秀。マジでクルミ優秀。優秀すぎるだろ。
・ヨシさんとミカ…。主義は違えど、どちらも確実に千束にとっての父親だったな。どちらもまたきっと親の形
・海に投げるアランペンダント。ここから先はもう千束の自分の人生なんだな。
・たきなを抱き上げてぐるぐる回るの、やっぱ3話思い出すよね…これまでのカットやプロップてんこもりで情緒が…
・EDが総集編みたいになってていろんな思い出が浮かんで泣けてくる。で、OPENからのCパートが巧いなー。ミズキの「浮かれてんじゃねえぞてめえら」の締めが、あーリコリコだなあと思わせてくれるオチでした!
・全体通して見るとリアリティラインは確かに緩い。緩いんだけど、本作は圧倒的な面白さがそれを吹き飛ばしてる希有な作品だった。エモエモとかっけーアクションとわちゃわちゃに演出力と音響と演技と全部注ぎ込んだらこうなるのか……という。最後まで目が離せない作品でした。めっちゃ楽しませていただきました!ありがとうございました!
・あーあ…終わっちゃった…><
奇妙な偶然が重なって、個人的に変な刺さり方をした。語ろうとすると、どうしても半分くらいは自分語りになってしまうので適宜スルーしてください。
これはとても個人的な話になるけれど、自分はこの1ヶ月間ずっと、古い携帯に届いた着信のことを考え続けていた。ずっと捨てられずにいる携帯に届いた着信のことを。
(注:自分の携帯の話ではないので心配しなくて大丈夫です!)
その呪縛をようやく手放したタイミングで観たのがこの映画だった。こんな話だとは知らなかったから本当にびっくりしたし、悔しかったし、また嬉しかった。このタイミングで本作を観れたことに何か因縁めいたものを感じている。
あんずの言う「供養」という言葉がすごくしっくり来た。きっとこの映画は自分にとっての供養だ。その意味でも忘れられない作品となった。
珍しいことに、今回感情移入したのはあんずだ。自分は別に有名になりたいとはまるで思ってないし漫画家になる夢があるわけでもまったくなくて、もちろんなんの才能もなく、あんずとは全然共通点がないのだけど、この世界に何か生きた証を刻みたいという彼女の思いがなぜかすっと腑に落ちた。そういう欲望が自分は存外あるらしいということにも驚かされた。それもこの1ヶ月考えていた件と無縁ではないのだろうと思う。だから、もし1ヶ月前にこれを観ていたら全然違う感想を持っただろう。
自分はSFというより怪異とか都市伝説的なものとして受け取った。でも二人の共同戦線がきわめて科学的な態度でトンネルを調査していくのは面白かった。確かに『ほしのこえ』とか『トップをねらえ!』とか『インターステラー』とか、ウラシマ効果の名作がたくさん思い浮かぶけど、自分は他の部分がぶっ刺さったせいで、あくまで自分にとってはウラシマ効果はあくまでスパイスという感じになってしまった。よく引き合いに出される『HELLO WORLD』っぽさは個人的にはあまり感じなかったかな。もっと情念的な物語。この陰鬱さはむしろ『星を追う子ども』に近いかもしれない。ウラシマトンネルの考察はしたら野暮だなと思うのでしない。とかいいつつ水陸両用車で爆走してすごい速さでトンネル往復したり、超長いマジックハンド(光速とハサミのパラドックス的な)で奥の物を取ったら一件落着じゃねとかいう大喜利的ネタはつい浮かんでしまった。すいません。
古い日本映画とか文学的な雰囲気をもつとても良い作品だと思う。ヒロインの方が生を志向していて現実的な夢を持っていて、主人公の方が禁忌の呪縛に囚われているというのも良かった。そして映像と環境音の力が半端なかった。山あいのうらぶれた漁業の町、酒とぶちまけられた味噌汁と父親の女の香水の匂い、すべてを遮断するような篠突く雨音。この家から早く逃げ出したいと言う情念と、この世界に何かを刻みつけたいという情念。さすがCLAPだ。ポンポさんのアメリカ特有のパキッとした空気感と対照的な、匂い立つような情景描写だった。入場特典小説は(後日談ということもあるけど)けっこう雰囲気が違って少し驚いた。いい意味で普通にいいラノベというか、映画鑑賞前に思い描いていたイメージに近かった。だとするとあれは映画特有のものなのか。
駅のモデルは下灘駅かな。
追記:主人公とヒロインの声の演技がとても良かった。こういう作品はアニメの声優さんじゃないほうが合うと個人的には思う。
・濃い!濃いよ話が!!
・今回良かったのがフキ!クルミ!楠木さん!
・闇に紛れると千束の動体視力も役立たないし、至近距離で発砲すると真島の「地獄耳」も麻痺する。戦い方すごい。
・ヨシさん完全に狂っててやばい。「人形」に殺しをさせるために自分の体内に人工心臓入れるか!?
・千束を守るならためらわず撃つたきなの激重感情と、たきなを失う瀬戸際でとうとうヨシさんを撃つ千束の激重感情。二人の演技壮絶だった。
・世界か、君か。
・楠木さんと髭じいさん(リコベル司令?)はどういう力関係なんだ?リコベルのほうが権限強いのか?勝手に司令室座ってるしw リコリスのほうが都市迷彩も使えるし全員処分は得策じゃないと思うけど。
・フキ、めちゃくちゃ有能。状況判断は的確だし、部下のことをよく考えてるし、さすが|赤服《ファースト》だ。エリカやヒバナのエピソードもいい。
・「司令のトイレは長いんです!」
・USB差すところ探すアングルがSiri
・ウォールナットは神。インターネットにダイブしてロボ太の自宅特定するとこどちゃくそかっけー。あとパックマン+テトリスみたいな制御システム草。マジでクルミ、インターネット黎明期からハッカーやってそう
・銃撃戦はイベントってことにできたけどばら撒かれた銃はどうするんだ。
・八咫烏本部が動き出した!物騒なバスだ…
・次回、チサトと真島が因縁の対決!?そしてヨシさんはどこへ…。たきなが預かったマガジンが次回効いてくるに1票!どういう終わり方になるのか全く予想がつかん。
・それにしてもかなり主人公補正強い作品だけど(トム・クルーズ的立ち位置)、王道エンタメのお手本みたいな感じだなー。
・今回、乱入たきなもかっこよかったんだけど実は一番えらいのはクルミでは!?絶対活躍すると思って待ってた!
・新しい人工心臓、開発されてたんですね。ヨシさんは松下下町ツアーの時、千束が立派な殺し屋になったことを確認したかったのかな。でも殺し屋になってないからって古い心臓を故障させるとかサイコパスすぎませんかね…新しい心臓をちらつかせたところで、不殺の信念が揺らぐような子ではないってわかってるはずなのに。
・それにしても人工心臓の研究者は2011年で学界から消えてその後はアランのために働いてるのか…怖えー
・今回ちょっともやる頻度高かったです。DAの作戦ザル過ぎ定期とモブを大事にしろ定期。「brabo隊」とかも詰めが甘いんだけどもうちょいプロフェッショナル感がほしいわがまま視聴者でした。DAはクルミを雇うべき。あとモブの撃ち合い、そうはならんやろ…つらい…
・フキいいやつ
・第二幕とか第三幕とかやっぱ映画好きな真島。視覚と聴覚の異能バトルになって参りました。共闘の誘い…やっぱ来ましたねー。相変わらず言うことは正論な真島
・最後の3コールワン切りスマホ、あれヨシさんのなのか。どうやってたきながヨシさんの番号知ったのかと思ったけど、千束が置いてったスマホが伏線になってたのか
・ちさたきは早く事態を収拾してこれ以上モブが無駄死にするのを防げ!
また日常が始まって、少しほっとする。レーナにも親友がいて本当に良かった。
そしてレーナは自分なりの答えに辿り着いた。
アンジュの「大切に覚えていられる人」という言葉。
561名全員を覚えているシン。
彼女にとって、人間として扱うことの象徴が「名前を知る」ことなのだろう。
どうあがいても絶対に対等にはなれないし、自分は何もできない。それは変わらない。その状況で、その圧倒的な格差の残酷さをしっかりと自覚して、それでも誠実であろうとする姿勢。
戦没者墓地で謝るレーナにシンがかけた言葉は正論で、たぶんその心地よい言葉を受け入れれば楽でいられて、それでもレーナはそこに甘んじずにあえて踏み出した。
EDが流れ始め、パラレイドをアクティベートするレーナさん、かっこよかった。鳥肌立った。すごいな。
カイエのロゴマーク、「桜花」だったんだな……完全にエイティシックスだ。
ずっと自分が悩んでいたことに何かのヒントをもらえた気がした。立場上、対等になりえない状況での人間関係の構築の仕方について。
温度差……ただひたすらに超えられない温度差を感じる。
前半のコミカルな水浴びシーンと後半の温度差。
エイティシックスたちと、彼らのことを何もわかれていないレーナとの温度差。
このアニメ、絶対ながら見できないやつだな…。彼らの本心は決してパラレイドには現れない。だからレーナにも伝わらない。机を叩くクレナ。筆致に怒りを込めるセオト。積み重なる不協和音。
レーナの机の上の砂糖菓子。キラキラとシュガーコーティングされた純粋すぎる彼女の幼い善意。本当に人間扱いするってどういうことなのか。そしてそれがわかったとして今の彼女に何ができるのか。
ようやくこちらも水浴びシーンやパラレイドで少しずつ顔と名前が一致してきて、カイエいいやつだなって思って。キルシュブリューテっていうのはカイエのことだったと知らなかった自分はレーナと同じ立ち位置だ。だからラストまで気づかなかった。それで最後に聞こえてきた言葉が「死にたくない」だなんて。
Cパートつらかった。音声で詰め寄られるの、ちょっとトラウマ。自分も往々にしてレーナ側の何もわかってない空気読めないやつなので。
なんか、パラレイドを見ているとDIscordとかもくりとかの作業通話ちょっと思い出したりする。音声でだけつながって他愛のない話とかしてても、きっとみんな色々人に言えない本心を抱えているのだろう。
・おおおお、足立監督+伊藤智彦さん絵コンテですよ!! 絶対来ると思ってた!
・話を畳みにかかる千束。閉店の寂しさと相まって物語が畳まれていくことの寂しさ。ずっとわちゃわちゃを見ていたかった。
・「あんなガキの頃から…」というサクラに表情一つ変えずスクリーンを見つめるフキ。彼女は今何を思ってるのだろう。彼女の物語が見たい。
・イッヌがいたんだね
・楠さん自ら前線に出てきちゃって、しかも全リコリス動員してて、戦術として大丈夫?
・真島、久しぶりに「筋の通った悪役」に出会えた感。真島のやっていることは決して許されないけれど、その思想の根底にあるものにはどこか納得してしまう自分がいる。DAとアランの狂ったマキャベリズム、「民度の高い日本人」という欺瞞、気色の悪いお正義様。バランスが歪んでるのはその通りなんだ。現実世界を思い返していろいろ考えさせられる。まさにRepay evil with evil。自分は悪役側のロジックが破綻してるとちょっと興醒めしがちなので、これは最後まで真島に目が離せない。
・蒲田か……羽田に向かったミズキとクルミがどっかで再登場する予感!どうせ空港閉鎖だろうし。
・大沼⇔小池めっちゃ草
・晴れ着、ずっと悩み続けて来た先生のせめてもの「願い」であり「覚悟」なのだろうな。二十歳まで生きてほしいという。
・晴れ着シーン、千束の表情がずっと隠されてて、声色とか、窓から差し込む光の当たり方とか、カウンターを愛おしそうになでる手つきとか、壁の絵とか、そういうのですべてを語っているのがもうね…。
・ヨシさんを人質にテロを企む真島と、真島を殺せというDAとアラン。一般市民とヨシさんと真島のトロッコ問題やん……。たきなはどういう選択をするのだろう。
・ラストの父と娘の吹っ切れた感が完全に死線に赴く兵士のそれなんだけど、千束はすべてを知ったうえできっと不殺を貫いてヨシさんの救世主になるつもりなのだろうな…生きて帰ってきてください!
・これ投稿したら失敗して全部消えて書き直したw
・うっ、これは……千束の過去回まだですかって言ってたらこんな形で明かされるとは…
・こんなに緊迫感あるOP初めてや……
・たきなの表情、目の動きが語る感情がすごい。ミカもミズキも知ってて、何も知らないたきなと同じ状況に視聴者は放り出されて、たきなの狼狽が痛いほど伝わってくる。だからミカは千束の「時間」をずっと気にかけていたのか。達観してていつもの明るさを振りまく千束……そうやって、ずっと君は。
・千束のカメラ、どっかで見たことあると思ったら富士フイルムのX100シリーズっぽい(コンデジ探してる時に見た目に惚れたけど予算的に無理だった)
・幼いフキ。倒れた千束をすごく心配しててめちゃくちゃいい子だし、今でもミカのことを千束と同じく「先生」と呼んでいて、淡い恋心の源は「友達の命の恩人」への尊敬の念なのかもしれない。
・クルミ、大人だな。
・ミカと吉松が人工心臓を眺めるシーン。西日がアタッシェケースに落とす窓枠の影が完全に十字架で、このとき二人は重い重い十字架を背負ったのだなということを嫌でも突きつけてくる。
・「救世主さん」か……。5話で浅草の観音様が「地球上の全ての生き物を救ってくれる仏様」であると誇らしげに話す千束に、とても真似できないと答えた松下(を操っていた吉松)。あの時、彼は「救世主さん」のことを思い出していたのだろうか?一方で千束は「私もなる、救世主」と宣言した。嫌な予感が……。救世主。自分が犠牲になってもすべての人を救う存在。やめて!ね?そういうのやめてね?延空木で何かやんないでね???
・「人を助ける銃」。いやだからやめてそういう。
・「時間をください」。それ。ほんとそれ。
・最後のデート。こんな楽しいけど悲しいデートがあるかよ!分刻みなのはいかにもたきならしいけど、それだけ残された時間がいくばくもないこと、考えられるだけの楽しみを詰め込みたいたきなの気持ちが伝わってきて、泣く。千束が選んだ夏服。ショッピングにパンケーキに水族館。そうか、あの時の道筋をもう一度なぞっているのか……。季節の進みがかけがえのない日々を痛感させる。
・「トラブルを楽しむのが千束流だよ」「自分にどうにもならないことで悩んでもしょうがない」名言連発。千束が言うと説得力あるよな。自分も見習いたい。
・晩秋の冷たい雨で終わるAパートから、舞い始めた雪で終わるBパートへ。まるでたきなの心みたいだ。「ありがとう、行ってきます」にたきなの決意を感じる。鳥瞰視点で「正反対の方向」に歩き出す二人。
・そして真島と吉松が接触していよいよ物語はクライマックスへ。それにしても吉松の狙いがやはりわからない。クルミも指摘していたように、千束が邪魔なだけなら瞬殺できたはずだ。追い詰めたうえで「使命を果たしてもらう」ため?代わりの人工心臓をちらつかせて取引をするため?まだ吉松は千束に「期待」しているのかもしれない。
・急展開だけどたきなパフェがすべてを持ってった!!うん。実に壮観だった。コメダのシロノワールっぽいし意外とありなのでは。秀吉の兜みたいな千束スペシャルも好きだけど。うん
・「生まれながらに役割が示されてる」「人生の意味を探す必要がない」アラン機関の本当の目的、未だによくわからないんだよな…。本当に純粋にそういう思想なのか、殺しの才能を支援することで何かを企んでいるのか。
・たきな緊縮財政しゅごい。右肩上がりのグラフが仮想大賞サウンドで草
・ぬこ、イッヌ(あとで回収)、さかだち、ハロウィン、ペッパー君、3分クッキングでもうお腹一杯だー
・ツイッターアカウントが西荻、高円寺、阿佐ヶ谷、井荻、上井草…
・実は気が合う真島と千束。お互い抱えているものさえなかったら良い映画友達になれていたのかもしれないのに!いや、まだなれるんじゃないかこれ?
・もしかして真島はかつて目が見えてなかった!?それを補ってあまりある卓越した「耳」の持ち主なのかな。それとも耳を研ぎ澄ますために目隠しをしていたのか。目隠しでテロリストやれてる時点でとんでもない能力。バランス感覚もそれによるものなのかもしれない。千束が電波塔事件の女の子だと気づかなかったのは、年齢差じゃなくて「見ていなかったから」なのか。そして電波塔での活躍をきっかけに千束がアラン機関に人工心臓を与えられたように、真島もアラン機関に目を治してもらったのだろうか…まあこれは考えすぎかな。「生き残ってしまった」といい、やはり似たもの同士なのかも。
・「殺(や)ったかー?たきな」「残念です。目の前にいたのに…」心が汚れている人間(自分)を炙り出す掛け合い…
・たきなの守る宣言がフラグになってしまった
・吉松の銃って何だよ……それを使う時に何が起こるんだよ
・ベンチでの会話がすごく良い……! ヨシさんのことを話すときの「間」。途切れる会話とたきなのツンデレムーブ。赤くなる千束と笑い転げるたきな。本当にたきな変わったなあ。
・姫蒲さん何してんの!!300V!?なんか火花散ってるんですけど!
・全部放り出して駆け出すたきなに被るEDイントロ、これがシームレスにED中盤のランニングたきなにつながる。走れ!たきな走れ!
・前回EDかと思ったのはOPだったw なんでチュニジア近辺フォーカスされてんのか。彼岸花気になる
・死んだ仲間のネームプレート100個はある…ああ、だからアンダーテイカーなのか。一体どれだけの人間を看取ってきたのか…逆にシンがべらぼうに強いことの裏返しでもあるけど
・シンは敵の襲来が聞こえる??バブルのヒビキ的な能力?すべてレーナの指示を出し抜いてる。すげー
・プロセッサ達は豊かな食料に仲間との娯楽。よほど人間らしい暮らしをしている。平時は。
・蛾みたいなやつチャフなのか
・レギオンってなんか聖書で最後ブタに乗り移って自爆してたような……だからブタなのか?あと帝国はドイツ語なの?? 字幕フォントすこ
・ARデバイスかっけー。すごい立体機動。戦闘はかっけーんだけどめっちゃ市街戦なのであちこち生活の跡が…
・レギオン寿命6年っていうけどだいたい工業製品は設計寿命きっかりじゃ死なないぞ。どうすんの
・レーナ大暴露大会で草。つえーわこの人
・治安維持法からたった9年で本気で86をブタ扱いって、こんなにも人は変わるものだろうか?家族や恋人で分断されたケースも多いだろうに。進化に失敗した人型のブタって本気で信じてんの…?倫理以前にほんとにこの国家いろいろ大丈夫なのか。隣国は自滅してるし…
・全体的に澤野氏サウンドだったけどEDがどちゃくそ澤野氏サウンドだった
・今回の戦闘で互いに一目置いた感。共和国市民に戻ったら…って一見無神経な問いにも聞こえるけど、いい関係が築かれつつあると思う。
・同調時、窓に映る月に気づいて微笑むレーナ。モニュメントの先にある月を見上げるシン。立場も場所も離れているけど二人は今まさに「同じ星を見ている」。この演出すごく良かった
・次回のタイトル「死にたくない」って何……不穏やめてくれ……
・エイティシックス、多くの方に勧めていただいて満を持して視聴開始。
・複雑な世界観や主要キャラクターの人となりを、説明口調にならず自然に30分で伝えきる構成すごい。専門用語は全部追い切れなかったけど、無人機とは名ばかりのタチコマ的多脚戦車に乗せられ、人間扱いされてないのがプロセッサで、それを管制するのがハンドラということはわかった。互いにブタ扱いしてるのな…分断の物語。
・世界設定がエグい。びっくりするほどディストピア! 管制側は全員銀髪ってすごい選民思想の国家。でも卵や牛乳は貴重品。プロセッサはいろんな人種がいて環境は劣悪だけど卵や果物は潤沢。大丈夫なのかこの国家? 銀髪組は名前がみんなスラヴ系なのね…2年で敵が撤退するってどういうことだ?
・すごく「音」が重要な作品という印象。平和なシーンと凄惨なシーンを音でつないでいく編集の仕方が、過酷な状況を否応なしに体感させてくる。だいたいPARA-RAIDの聴覚共有って自分だったら耐えられない。ハンドラがすさんでるのもまともな神経じゃ務まらないからかも。レコードのノイズにビクッとしたりシュークリームの潰れる音から戦闘音がフラッシュバックするレーナもPTSDスレスレな感じ。戦況を把握できるのが聴覚だけだからなおさら過敏になりそう。「部品」として割り切るなら聴覚を共有するのは逆効果なのでは……。この先、レーナとプロセッサ達は音声だけでまともに心を通わせられるのだろうか。対面する日は来るのだろうか。一種のテレワーク問題。
・ハンドラのUIがどちゃくそスタイリッシュなんだけど、死ぬとTEMP.が下がってくのえぐすぎるわ…
・レーナかわいい。レーナがんばれ。研究所の友達もよい人。プロセッサの人達はまだ顔と名前が一致しないけど平時は楽しそうなのが救い。これ以上人死なないでくれ……と思うが、これが戦争。
・適度なSF設定がいい。これは続きが気になる。ツカミとして満足です。2クールなのでゆるゆる観ていきます!
・そう来たかー!OP直前の「お前は」「君は」「「何もんだ!?」」の回答がCパートで明かされる。真島、ただのバランス大好き野郎と思ってたら、スマホを立てられるほどの類い稀なバランス能力を持つアランチルドレンだったとは…。動体視力vs.バランス力の能力者バトルになるのかな?
・どちらの陣営もセキュリティ甘すぎませんかw 真島の似顔絵を店の目立つところに貼るとか、ミカさんスマホロックかけてないとか、USBメモリにあんな目立つキーホルダーつけるとか、署長のデスクの壁にめっちゃわかりやすい宣戦布告メッセージ書くとか、わりとガバい
・千束とたきなの感情を足の動きで語るのいい
・Node.jsとhexdumpで草。beer barで検索してんの絶対ミズキの要請だろ
・フキ、そうか……やたらと千束に突っかかってたのそういうことか!かわいいな!喫茶リコリコで働きたいだろうな!
・おい、Siri に Facebook!Siri に Facebook が!!
・バーでのシーン、ひたすらタイミングとか勘違いとかが悪いほう悪い方に行ってて、「あー……」っていたたまれない思いで見てた。どこまでも人を信じる千束いい子すぎるだろ……ミカさんはまだ千束に隠していることがある。たきなは何か不穏なものを感じてるみたいだ。「殺しの才能」という使命と、「千束が望む時間」。千束にはずっと喫茶リコリコでわちゃわちゃしててほしい……
・悪人は殺すべきというたきなと殺しちゃダメという千束。今後どこかでこの二人の主張がぶつかるときが来そうな気がする
・マジで竪琴出てきた
・運命ちゃんオルフェ半身ぶっ飛ばしたのになんで回復させちゃうんだよ
・ザーガンさん……なんちゅう格好……。意味不明なロジックやな。ドMなのか。難しく考えすぎだったザーガンくん…
・ラスボスは意外とあっさりしてましたね
・えっ……運命ちゃん……運命ちゃん!!!!!!
・ラストどういうことだ……!? え、ゲーム版の運命の声優さんがアンナお姉ちゃんの声の人だって知った時はショックだったけど……えっ……えっ……これは平常心でゲームできない気がする。やっぱゲームの前日譚という要素が強いせいかラストもやもやするけどたぶん制作側の術中にはまってる。
・ED狂おしいほど好き(何度でもいう)。細居美恵子さん、ファンになったなあ。
いやー良かったです。音楽要素は思ったよりも薄くてそこはちょっと残念だったかなあ。でもアメリカ横断ロードムービー+アメリカン飯という意外な部分が刺さりましたw あと自分にとってクラシックといえばレニーさんだったこともあって、10話が圧巻でした…!ゲーム版でも出してほしかった。運命ちゃんもかわいいんだけど実はアンナお姉ちゃんのファンでした!
・しょっぱなからコールドスリープだと……あっ…(察し
・10話の翌日なのか…? レニーさん結局どうなったんだ? なんかもうみんな遺志を継ぐていで話してるけどお葬式とかしてる素振りないし、あの死に方だと普通に警察とかに怪しまれるだろ……もしやワンチャン生きてる??(コールドスリープ?
・ザーガンさんこええよ…未だに動機がまったくわからない。何を企んでるんだよ…
・レニーさんのことを普通に「先生」呼びしてるタクト胸熱
・ワルキューレだ!もうちょっと活躍させてあげてw
・もうちょっと音楽要素を入れてくださいお願いします!
・地獄と天国にロンギヌスの槍みたいな音叉刺さったらオルフェになったー!「消して振り返るな」ね……こと座のやつですかね……オルフェウスの故事といいコールドスリープといいラストが不安になってきたんだが大丈夫か…??
・ED狂おしいほど好き(何度でもいう
・音に光を見た、か。
・だからレニーさんたちフラグたてるのやめろ
・ラスボスっぽい人出てきた!
・タイタンちゃんの銃召喚かっけー。
・天国と地獄と運命の戦いって曲名だけ聞くとカオス。運動会か
・レニーさんチェロ弾きだったのか
・レニーもタイタンちゃんに会って変わっていったんだな…
・レニーさんは何度もタクトに会っていたのか…
・タイタンちゃんええ子や…
・天国の武器はラッパなのか
・レニーさん!レニーさん!!!
・完全にマーラーの巨人のどちゃくそかっけーフレーズ当て書きで描かれた絵コンテ…クラシック当て書きという新ジャンル
・やめろ…やめてくれ……
・タクト何やってんだよ早く救急車呼べよ
・うわああああED曲があああああああああ
・ワンチャン希望があるかもしれないと思ってたら、最期に見える光景がタクトとレニーの夢の師弟共演で、そして迎えに来たタクトパパと一緒にホールを出ていくって……そしてステージの上にはチェロだけが……もうあかんやん……やめろ…この演出は俺に効く
・ED曲に被りながらフラッシュバックする舞台照明、10話の一番最初にも出てきたカットじゃん……え……10話の最初の時点でアダージェット流れてるやん……10話1回観たあとで2周目行くと破壊力がすごいです
・脚本すごい。サブタイトルが「師弟」で
アンナ「あんたの先生みたいなもんでしょ」タクト「あいつが…先生!?」
レニー「師弟コンビの力、見せてあげましょうか」タクト「勝手に弟子扱いするな」ザーガン「弟子か…」
ケンジ「君にも僕の先生になってほしいんだ」
からの
タクト「あんたは……僕の先生だからな……」レニー「最後まで生意気な教え子ね……でも……楽しみ……」
ケンジとレニーの師弟愛、そしてレニーとタクトの師弟愛……すいません最後先生死ぬ系の作品に弱いです
・挿入曲のマーラーがどちらもレニーさん(本人)指揮って知って泣いた……うううう
Gustav Mahler symphony no.5 adagietto Leonard Bernstein - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=vQPWjY16q9o
・てか、レニーさん(本人)のアダージェット初めて聞いたけどものすごくレニーさん指揮の金星とかエルサロンメヒコ思い出すな……あのねっとり感が……よく考えたら自分が持ってる数少ないクラシックはほぼレニーさん指揮ばかりので刺さるのは当然なのであった
・NYに来たー!着くの早いw
・再現性の高いアメリカの風景とクラシックカーとアメリカン飯テロ最高。好きなんだよアメリカン飯…
・調律か…。ふと思ったんだけど調律って音叉使うじゃん? めっちゃ気になるんだよな。NYシンフォニカが行う調律に必要な道具が、D2を呼び寄せるものでもあるということに…。考えすぎかもしれんけど。
・ロッテさんのお姉さんキャラいい。ずっと気が張ってたアンナちゃんが少し甘えてるのもいい。
・ムジカートとマエストロが喰らい合い支え合っているっていうのまさに音楽と音楽家の関係だなあ。
・ほう、デート回か…
・試着祭りからのさかなー!(てか運命ちゃんの声優さんたきなだもんなあ)
・タクトフラグ立てるのやめろ
・レニーさんフラグ立てるのやめろ
・ED狂おしいほど好き(何度でもいう
『正解するカド』、メタ視点で観たらこんなに面白いってことを全力で訴えたい
https://note.com/alltale2037/n/n2fae216a95dd
ポンポさんでジーンくんが「何かを残すために何かを犠牲にしてきた」こと、そしてそれをダルベールの物語にも見いだしたこと。そこに強く勇気づけられた。次元こそ違えども自分も、切り捨ててきたものはあって、ずっと自問してきたので。
自分の場合はジーンくんやダルベールとは違って、積極的というよりは消極的に切り捨てたというほうが近い。やりたいことをやるために、他にリソースを割くだけの余力がなかったというほうが正確かもしれない。それでも、自分が切り捨てたものを切り捨てず大事にしている人達をうらやましく思ったり、この選択は正しかったのだろうか、他の生き方もあったのではないかという気持ちが拭えなかった。でもポンポさんを観て、それが人生なんだ、すべてを得たように見える人達も見えないところできっといろいろなものを切り捨ててきたんだ、とふっと気が楽になった。人生が選択の連続で、自分が今得ているものが何かを切り捨てたからこそ得られたものであるのなら、自分のド下手な「編集」も少しは意義があったのだろう。
ジーンくんがダルベールを観て「これは自分だ」と気づくシーン、ほぼ同時に観客もジーンくんを観て「これは自分だ」と気づく構造なので、追撮のエピソードの説得力が半端ない。そう、これは自分なのだから、「何かを切り捨てるシーン」は絶対必要だよなと。そのためなら土下座だってするのもわかる。つくづくよく出来た映画だと思う。
https://fusetter.com/tw/zvaoqnbo#all
劇場で観ると効果が最大になるやつなのは確かです(とはいえ、劇場以外で観ても充分衝撃は受けると思う)。エヴァの内省シーンとかまどマギのイヌカレー空間を特濃にして徹底的に舞台装置として再構築した感じの映像がひたすら続く。微妙に体調が万全でない状態で観たのでちょっとしんどかったw
どこまでが演技で、どこからが素なのか。どこまでが現実で、どこからが虚構なのか。
演出が徹底的に舞台のそれで、映画ではなく演劇を観ている感覚(ミュージカル映画をめっちゃ先鋭化した感じ)。でも演劇では絶対なしえないカメラワークが共存していて、第四の壁とかそんな生易しいモノではないw
アムリタシリーズを引き合いに出してるツイートとかもあったけど、ちょっと方向性は予想と違ってた。でもキリンとかこじつけたくなるし、むしろ日常パートの演劇モノとしての側面はどちらもあるあるな感じで良い。
舞台から見える景色、舞台に上がった時のあの感じ、よく出てた。
TV版未見なこともあってか、登場人物同士のクソデカ感情みたいなものの圧はとにかく感じたけど共感まではいけなかったなあ(最近感情移入するキャラがもっぱらヘタレかおっさんばかりの人)。だからかえって「観客」目線で一歩引いたところから観れた気はする。もしかするとそれが狙いなのかもだけど。
自分はメタ厨だしこの作品はめっちゃメタだったけど、ちょっと自分の刺さるタイプのメタとは違ってたかな。でも逆に自分がどういうメタが好きなのかちょっとわかった気がするw
わりとグロめなシーンもあって疲れたけどw、唯一無二の体験ができる映画でした
https://fusetter.com/tw/XknevE6k#all
これはアシモフの正統な翻案だ——映画『アイの歌声を聴かせて』の雑な感想
https://note.com/alltale2037/n/nc80b2d827084