ヤクザの娘とその世話役の恋愛を描いた作品ということで、他の恋愛作品にはあまりないような物騒な展開も中盤であったけど、一方でヒロインの一咲の心情が丁寧に描かれてて、恋愛作品として必要な部分はしっかりおさえてたと思う。啓弥は基本的に何を考えてるか分からないキャラだったからこっちもその思考を考えるのがかなり難しかったけど、一咲を大事にしてるってことはしっかり伝わった。どうなるか分からないハラハラする展開もあったけど、最終的には綺麗にまとまってたと思う。
鬼太郎の父親と、彼と出会った人間の青年である水木の話だった。ストーリー、演出、作画、どの点においても非常に完成度が高い作品だったけど、とにかく胸糞悪い要素が多く、登場したキャラクターのほとんどが救いのない悲惨な末路を辿っていた。悪人は勿論のこと、運命に翻弄されてある種被害者とも呼べるキャラクターですら、結果として罪を犯すことになって悲惨な結末を迎え、本当に救いがなかった。多少過激なシーンはあったけど、とにかく展開がきつかった。所々に戦争の悲惨さを表現するような場面があったのはゲゲゲの鬼太郎らしいとは思ったけど、それ以外にも人間の醜悪な部分がとにかく沢山描写されて、これでもかというレベルに胸糞悪い要素全開の作品だった。けど、鬼太郎の父親の過去と水木との交流、そしてラストシーンで鬼太郎の誕生をしっかりと描いてて、タイトル回収する形になってた。胸糞悪い、鬱要素全開の作品だったけど、観て良かったと思う。
こんなラブコメは後にも先にも絶対に出てこないだろうなって位に斬新で狂ってるとすら思う作品だったけど、本当に毎回面白くて、観てて最高に楽しいアニメだった。ギャグパートは、内容は勿論、とにかく勢いがすごくて間髪入れずにテンポ良く進んでたから賑やかで面白かった。そもそもの設定からめちゃくちゃぶっ飛んでるから実際の内容も当然ぶっ飛んではいるんだけど、ギャグが面白いだけじゃなく、ラブコメとしてもしっかり面白くて、時には感動もさせてくれる作品だった。加えて、声優さんの演技とか演出とかも良かった上に、やたら作画に気合が入ってて、全話を通じてとにかくクオリティが高かった。製作側の気合を感じた。本当に観てて楽しいアニメだから2期も楽しみ。2期と言わずに、彼女が100人揃うまでアニメ化してほしいくらい。
基本的に1話完結型、長くて3話完結で観やすいアニメだった。事件の発生から推理、解決までスピード感があったし、合間に挟まるギャグも面白いしテンポも良くて、サクッと観れるアニメだったと思う。探偵モノの王道展開をおさえつつ、ロンの犯人を殺そうとする病気とか、探偵養成学校のBLUEとか、他の作品にはあまりないような斬新な設定をうまく取り込んでいる面白い作品だった。2期は、1期後半で登場したM家との戦いがメインになっていくと思うから楽しみ。
おねがい☆ティーチャーと世界線が同じ作品ということで、おねがい☆ティーチャーからのキャラクターも登場してたけど、今作からのメインキャラクター達による恋愛模様は、前作とはまた違う面白さがあった。おねがい☆ティーチャーに比べてシリアス度は若干薄めだったように感じたけどその分楽しく観れたし、後半に行くにつれて、キャラの心情とかがどんどん丁寧に描写されてくようになってて良かった。前作と同じく、12話を実質的な最終回にして13話で楽しい日常回をやるという構成も良かった。2作ともすごく面白かった。
1期から引き続き、高クオリティを毎回維持してて、内容もテンポもすごく良くて、もはや安心感すらある作品だった。フォージャー家やその周りの日常回はギャグ回と感動回共にすごく面白かったし、中盤の豪華客船編は迫力あるアクションがすごかったし、ヨルさんメインのシリアスとロイドさん＆アーニャがメインのギャグのバランスが絶妙ですごく観やすく、完成度の高い章だった。原作のストックはまだ少ないと思うけど、ぜひとも3期をやってほしい。
