サービス開始日: 2024-10-05 (664日目)
ギャグとシリアスの配分と振れ幅、切り替え速度が独特…恋愛モノと異形モノの掛け算として展開を設計出来るから、畳み方次第で全然違う作品になりそうだけど、どの方向でも面白く着地させる余地は十分に感じさせる。ここまでのところは設定、キャラクター、ギャグとシリアスを両極端に振れさせる展開のミックスがとても上手く、ビジュアル面でも極端な場面を強調する作画になっていてアニメとしても上手く成立してる。一方で、同じ展開を状況だけ変えて繰り返す形になると途端にマンネリ化しそうでもあり、このテンションを1クール維持できるかだけが心配。
こういう展開自体は嫌いじゃないんだけど、相変わらずバンドでやる意味は何も分からないしクソムーブねっとり地雷女に動かされるマイムジ焼き直し感は変わっていない。バンドリじゃなく、かつマイムジ前だったならもうちょっと楽しめてる気はする。
今見えてる手札は、地雷女わからせ、クレマチス加入、主人公吹っ切れ、初ライブ?これを次ぐらいで全部重ねて、後半違う動機でもう2つ3つ波乱(別メンバー起因でバンドの纏まりに直結するようなの)を仕込んで最終回で回収すればエンタメとしては良く出来た感じになりそうだけど、それでも後半のネタ次第ではやはりマイムジ色強めに残りそう。手札を増やさず後半に散らして切ってくるようならイマイチで終わりそう。
今回も含めてしばらく積み上げだろうけど、特に文句なく丁寧に描写されてる。この過剰な、下品とも取られる描写を交えた多幸感は…一応ルーデウスにしては初めてと言っていいのよね。シルフィとの結婚生活はあくまで家族探し中だったわけなので。ターニングポイント3を経た今、これがルーデウスが守りたい日常の全部と言っていい。何気ないやり取りもいちいち色々な話との関連があって密度が高い。あれにつながるこれも、改めてみても突然出てきたわけじゃなく、設定的にもこのタイミングでこうなのが不自然じゃないように描写されてきている。最後のこの締め方…これもただただ下品なだけに見えて嫌な人は嫌だろうけど…これをルーデウス視点の1話目に持ってきたのは…わざとだよね、たぶん。原作から色々と構成を入れ替えて、見せ方を工夫してる。結果としてここまでまとまりつつ、ちゃんと構成の意図も見える。素晴らしい仕事。
基本的にはかなり好きなのだけど、こうやって評価しようとすると全部が微妙にとても良いに届かないみたいな作品…Garden of Remembranceみたいに、そもそも盛り上げて楽しませようみたいなものではないと思う。
映像は美しいは美しいのだが、テーマや物語と噛み合った素晴らしい美しさではない。トツ子の共感覚(的な視覚)を何度も映像的に重ねてくるのだが、それが作品にそこまでハマっている感じがない。誰も悪い人がいない世界で、少し窮屈に生きる10代たちが描かれており、突出したカタルシスはないものの、彼らの迷い、手探りの交流、互いの開示、友誼、別れが繊細に描かれている。彼らを結びつけるのが音楽・バンドなわけだが…彼ら自身も音楽にそこまで強い思いがあるわけでもなく、あくまで彼らを描く媒体として機能している形。しかしながら文化祭で彼らが演奏するオリジナル曲は80年代のニューウェーブのようで、バンド編成もエレキギター、キーボード、テルミン+シンセというなかなか見たことがないクセ強なもの…なんだろう、個別の要素は非常に良く出来ているのだが、すべてが微妙に統合されていないような、あえてそれを狙ったのが作風であるような…ふらっと入った映画館で見た単館上映の不思議な邦画みたいなアニメだった。
しかしED曲はなぜかミスチル。不思議すぎる。
商業にはどうしても乗らなそうな、だからこそ同じ尺度での評価の俎上に載せることに意味がないような…。どちらかというとテーマ性の強い、見る人とタイミングによって強く刺さるMVみたいな。
良いと迷うところだが、ギリギリで。アイドルもの苦手なのだが、それを差し引いても面白かった。前半はアイドルしか見えてない主人公が暴走するのだが、後半ちゃんと盲目的だった自己認知が更新される形で成長が見えるし、アイドルや芸能がそれなりに相対化されるので、アイドル苦手でも最後まで見ることが出来た。プロット的にはめちゃくちゃベタというか王道というか…20年前ぐらいの青年コミックで何度も見た感じなのだけど、私としては好きな展開・締め方だったので満足した。劇中歌や色々込めたED曲がやっぱりあんまり好きではなかったので、そこは残念。
予算の範囲で全力で俺レベの二匹目のドジョウ狙ってみました、みたいな感じですか…原作も韓国で同じせいもあるのか、キャラデザもイキリ散らかす性格も、展開も似てるし、吹き替え声優も似せてトータルで全力でフォローしようとしてる感。うーん、いるといいですね、ドジョウ、以外の感想があまりわいてこない。
「投了ですか?」は今となっては若干のソフィア・バレンタインみが感じられる。あっちは「屈服か?」だから、もはや現実の方が狂ってる時代… ぼざろみたいな感じでゲーセン文化描いてくれたら面白かったんだけど、女子寮じゃ厳しそうだなぁ
今回は滋賀に馴染むまでがテンポよく描かれており、話が大きく展開したわけではないものの、それぞれのエピソードで寄る辺のないララの小さな勇気、幼さ、心細さ、後悔が表現されていた。仇敵にすら見えていた魔女が、現時点では唯一自分とかつての世界を繋ぐ味方のような存在になっているのも面白い。劇伴とOPEDの選択も良く、この先への期待を維持する役割を果たせていた。
ある程度は狙っているのは知っているけど…OP、タイトル含めてこのビジュアル/スタイルの強さを改めて認識した。今、2026年にこのビジュアルを自分が見ていること = この時代まで残った名作、みたいな認識バフが無意識にかかってしまう。加えて、ある程度は設定や展開のふわっとしたところも呑み込みやすくなっている。特に毎週他の新作アニメも追っていると、一度2026年基準の画作りに感覚が戻るため、翌週またこの作品を見るたびにこの感覚が更新、維持されやすい。
ミリオタなら近代戦闘改変した架空戦記としてもうちょい深く楽しめたりするのかな。ただ、アニメだけだとどのみち情報足りなすぎてその辺入るのもあんま向いてなさそう感。となると、深く刺さって面白いとはならないけど高品質で作られた及第点〜のエンタメですねとなりそうな雰囲気。
これ作者、HEART GEARの人だったのか…全然面影ないんだが。っていうかHEART GEARの前にやってたのがこれなのか。ジャンプラ連載作ほぼ読んでるはずだけど、記憶にない。今これを拾ってきたの、どうした…?
ドラマとしては今後も見据えた既定路線という感じだが…学校で習った程度の世界史知識でも、ところどころに知っている名前が出てくるのがおもしろい。逆に、この後を知っていると、そこまでだいそれたことは起きなさそうというある種のネタバレにもなっているような…そういう意味では、このアートスタイル、総監督も含めて…どことなく平家物語と被るところが強くなってくる。
普通よりの良い。作画はラスト3話ぐらいは急に良くなったとはいえ、現代基準だと普通になってしまう。キャラクターは主人公格が変にひねくれてなくて良い。同級生たちの終盤の振る舞いはだいぶ意味不明だったが… 物語的には、設定が全然開示されないのはまぁ続編があることを知ってればおいおいということで良いのだが、放送当時は結構投げっぱなし感あったのでは…?フィーネとの戦いが始まる前ぐらいまでは少しずつ話を積み上げながら王道の物語が展開されていって好感が持てたのだが、ラストバトルが始まったら突然勢いだけで全部押し切るみたいな超展開が連続し、熱いのは良いんだけど、ちょっとバタバタしすぎてた感…ここではじめてゴーコンの気配をうっすら感じた。全体的な雰囲気もそうだし、ラストの展開なんかは特に、結城友奈は勇者であると似てるかも?時期的にはあっちがこれに似てるのかな。楽曲は個人的にあまり好みの方向ではなかったのだが、これが好きな人は熱狂するのかも、とは感じた。