茜さんがどんなことにときめいていたのかということに関してなかなか理解 / 感情移入が出来なかったので概ねnot for meかな…という感想でしたが最終話の山田くんと茜さんは素敵だったと思う。あとは12〜13話の椿さんが可愛かった。
これが真実の𝓛𝓸𝓿𝓮...という感じでとても素敵だった。銀子ちゃんを変えようという傲慢さゆえにいろんなものを失った紅羽ちゃんがそれを乗り越えて銀子ちゃんと結ばれるのロマンチックだなと思う。
個人的なぜいたくを言えばもう少し変身バンクとか螺旋階段を上るシーンを繰り返し観られたらうれしかったかも。こだわり抜いたフェティッシュな描写でそういうミニマルな反復を魅力的に見せるところ幾原作品の魅力の一部だと思っているので。
あとはオープニングもエンディングも音楽がすごく良かった。
アジカンが直撃したお姉さんの拗らせに女子高生というガワを被せてあるけどそのことの必然性みたいなことが感じられなくてピンと来ず。
ひとりちゃんと家族の間の距離はかなり有ったように見えたのに文化祭への出演で家族がころっとひとりちゃんへの対応を変えたことにも共感出来なかった。
作中の曲にも好きになれなくて、結束バンドがあの音楽的な傾向でなんで最後アジカンのカバーなの?とかSICKHACKはサイケデリック・ロックてことになってるのにぜんぜんサイケデリックじゃないと感じるなどいろいろと好きになれませんでした。
やくしまるえつこのオープニング曲、展開、尺ともにばっちりですごい。
シュールなギャグとか気持ちいいギャグとかアニメじゃないと得られないたのしみがいっぱいだし気楽に観られる内容で良かった。
個人的には音響の演出が特に印象的でした。
ぼろぼろ泣いてしまった。
最後に翔子さんのことを思い出す描写はなかった方が多分好みだったと思う。麻衣さんが可哀想だよね。
人の心の模様を描いた作品として適切な重さがあって良かった。YouTubeのアニメ紹介動画だとドロドロの肉体関係があるんですよというところにフォーカスしたバカみたいな紹介のされ方をしてるけれど、ちゃんとしたドラマがあって身につまされました。
琥珀の人生がうまくいかず、老後ああいう性格になってそれでも瞳美に魔法が好きで居て欲しかったのは瞳美の魔法で琥珀が幸せだったということなのだろうか。
人を幸せにするってことより生んでしまった不幸を贖うために生きていたであろう老後の琥珀が瞳美を救うことで自分も救われるのちょっと泣いてしまった。
途中ジャンプ系列の連載マンガが原作っぽい展開にダレてきてしまったけれど最終話でまた盛り上がって良い終わりでした。
映像の色彩と音響効果の付け方がとても好きな感じ。あとオープニングはすごく良かった。