夜実況ができなかったので、その代わりに。
この回が、プリキュアで一番最初の成田回と知った。確かに成田さんらしい含蓄があると思う。
強盗相手に臆さず説教するほのかが好き。
手元に18円しかなくて、半年先まで小遣い前借りしてて弟にたかる様なアホではあるけどw、ほのかの為にプレゼントを手作りできるなぎさのことも好き。
ほのかの説教は精神論ではあるけど、強盗が抱えてる問題を解決するのは、大人でも無理。そこは問題にしてない。
おれ、この回のことをずっと、「銀行強盗説教回」と呼んでいた。
強盗に入るのは宝石店だし、間違えてはいかんよね。
ほのかの誕生日だったので、いつもの通り当番回の視聴。
私好みの黒髪ロング少女であるほのか。そのモテ設定にも関わらず、モテ描写はシリーズ冒頭と、木俣くんからのアプローチぐらい。そんなほのかの、キリヤとのロマンスを含んだエピソード。
「運命に立ち向かう」とは、プリキュアだったかもしれないおばあちゃまの言葉でもある。この回がシリーズ構成の川崎さんによるものであることからも、シリーズ全体のテーマと密接に関連した重要回であるとわかる。
「自分自身の運命に抗えない」としながらも、込めた想いと共に、プリズムストーンをほのかに指し出すキリヤ。
戦いを観ていたイルクーボも、リーダーとしてキリヤを罰する立場でありながら、キリヤの決意を尊重して石をプリキュアに預けたままにする。
「プリキュアマーブルスクリューは使わない」「あなたはほのかのこんな姿が見たかったの?」など、無印プリキュアを代表する名台詞はどこまでも熱いし、涙を隠すような古典的な雨演出もよい。
大マジな回である一方、Aパートには意外にも、亮太やポテチと関連したクスッとしてしまうシーンもある。
本編とあまり関係ないこのサブタイも、Aパートの雰囲気に由来している?
全員揃ったあとは、シリーズの方向性を定める重要回という伝統。
「いま一番大事なことをやる」トロピカる部が爆誕。
活動内容が相変わらず抽象的なんだけど、まなつの熱意のある説明には妙な説得力がある。観てるこちらも「無茶苦茶だけど、とにかく押せ!」と、つい応援してしまうw
キャラが固まってきて、心地よい絡みが見られる様に。その様な絡みの中では、みのりんが活動計画を立てるところがすき。
「ヤラネーダの素」なるものがあり、ヤラネーダを生む為に使い手が傍にいる必要が必ずしもないことがわかった。のちのち同様の展開があるかもしれない。
ジャンプ時代はそんなに熱心に追ってなかったので、初見のつもりで観てる。
話が整理されて、ジャンプ時代よりわかりやすいと感じる。次回、もう道蓮の登場か。スピーディでテンポいい。
最初からやり直しも悪くない。
本日の夜実況。ネタバレあり。
ミルキィローズの正体がミルクであるとわかったことにより、5GoGoのレギュラーメンバーが出そろった感。
ミルクも戦士になったことが影響しているのか、以前はあった毒がだいぶ抜けた。いい子ちゃんになって物足りないと感じる人もいるかもしれないけどw、自分にはこっちのほうがいい。
のぞみとうららのつい吹き出してしまうようなボケは久しぶり、ドーナツ国王やナッツの人情が沁みる。
かたやエターナル、ブンビーさんが作成した報告書にもスコルプへの情を感じたし、アナコンディさんとシビレッタの女の確執も興味深い。
特別な何ががあったわけではないんだけど、細かな要素の積み重ねで、5GoGoに入ってからは久しくなかった良回と感じる。
ジャンプコミックス10巻収録分。ネタバレあり。
今回よりOP/EDが差し替え。特にOP後半、将来登場する敵キャラたちが立て続けで登場するカットに胸が躍る。
ポップの「例のシーン」が始まる前にあった決意の表情のアップ、控えめな描写に差し替え。台詞はないがとても印象的なシーンで、ここが不要と判断されてしまうのは少々頂けない。
豊永さんは相変わらずの好演。
ともあれ、この回から遂に旧アニメで放送されることがなかった「悲劇」が始まってしまった。
原作購読勢にとって、涙なしには観られない苦しい展開が続く。目を逸らすことなく、アバンの使徒ととりまく者たちを見届けていこう。
本日の朝実況。ネタバレ指定。
メビウスはパラレルワールドを支配したあと、何をしたいのかを語ることがなかった。
意志を持ち人間から自立したメビウスにとって、支配管理それ自体が目的だったと言ってよさそう。ノープラン君主。
せつなに対し「父であり母である」と自称し、「裏切り者」と罵る。この者は、自ら命を奪い絶縁した相手に対して何を言っているのか。むしろせつなの側が、メビウスに対する情を捨てずに持ち続けていたぐらい。
「人ではない者」による、この理不尽な主張や仕打ち。共存の余地のない敵である描写が際立っている。
メビウスは4人のプリキュアに次々に変身し、最後に何故かイースの姿に変身した。意図はわからないが。
偽イースの人相の悪さに、25話にも登場した偽イース…と呼ぶにはあまりにお粗末なナケワメーケのことを思い出し、吹いた。
本日の朝実況。
グランドフィナーレさえ効かない恐るべき敵を前にして、ラビリンス市民たちの応援が、プリキュアたちをキュアエンジェルに変える。物語冒頭のワード「プリキュアレジェンド」に、この事態は含まれていない。タルトが言った通り、これは「伝説を越えた奇跡」。
プリキュアたちがエンジェルの名の通り、翼を持ったことからもわかる様に、飛べるようになった。熱い展開だが、ベリーの翼もエンジェルと呼んで良いのか?と、お約束ネタに一応突っ込んでおくw
合体後もノーザの声であるのは、合体と言いながらもノーザがクラインを吸収した形だからか。
ラビリンス市民が戦闘の巻き添えになりそうだったところ、「知ったことか」と言うノーザ。市民はメビウスが管理しているはずで、メビウスの下僕であるはずのノーザとしては越権した発言に思える。
本日の夜実況。
「世界」や「ルール」を創造できる。神の如きとんでもない能力を持った敵、シビレッタの顔見せ。おかしなかぶりものの婆さんと、馬鹿にしてはいけない。
ローズパクトを手にして、そのまま帰られていたら終わっていた。これほどの能力を持って負けるのは、もはや慢心としか言い様がないw
シロップの生い立ちが明らかになるにつれ、核心に近づいている感触あり。
ナッツはそろそろ、くるみの正体に気付いていそう。
ネタバレあるかも。
最近観たアイドルものは全て「男性が存在しない世界観」だったのでw、男性が登場した上で恋愛要素が描かれていたのは意外だった。べつにタブーというわけではなかったんだw
守護霊のような存在になった麻奈とか、さくらに受け継がれた心臓とか、ライバルというよりは親友としての描写が多かった主役二人とか。アイドルものとしては珍しい要素が多かった様に思う。
琴乃とさくらが互いに支え合う関係は特にお気に入りで、2グループに分けるという大胆な仕掛けは成功だったと思う。この流れを経てこそ、最終回の全員歌唱に華があったのだろう。
作画はとてもよかったと思う。視聴を始めた当初の理由は、まさにこの絵だったんだけど、期待通りの品質を最後までキープしてくれたことに感謝。
ゲームは…?すぐに始めるつもりはないけど、気が向いたらやります。
ネタバレあり。
2グループコラボの全員歌唱とか、麻奈と牧野の関係とか。大団円にあたって、残されていたことが漏れなく回収されたと思う。
学生時代の甘酸っぱい回想。麻奈の夢はトップアイドルになることそのものではなく、牧野をそのマネージャーにすることだったと言う。
一度の優勝では「トップアイドルになれた」とは言えないかも知れないが、後輩たちがどうやら夢をかなえてくれそう。麻奈は後悔させないと言ったが、その通りになった。
ネタバレあり。
姉とは会わないと言い続けていた琴乃。麻奈に会ったわけではないが、自分の気持ちを伝えた。
アイドルの先輩後輩としてではなく、姉妹としての涙ながらの対話。いい落とし所。
麻奈と対話できる芽衣が、いずれ何かしらの役目を果たすと思っていたが、それはこの回ではなかった。
色紙と副音声目当てで、3回目を観てきた。
以下、ネタバレと言えなくもない。
5GoGo勢、本編では戦闘シーン以外では出番がなく、プリキュアではない普段の素顔は、この副音声側に含まれている。シロップ、メルポ、セレブ堂などのおなじみの名前も出るので、5GoGo要素が食い足りなかった人は是非。本編の5GoGo勢登場までのいきさつも、もちろん知ることが出居る。
ブンビーさんの出番も多く、5/GoGo劇中でほとんどなかったプリキュアたちの「ブンビーさん」呼びも多くあり、その後も仲良くやってるのだなと微笑ましい。一方、残念ながら、5/GoGo劇中で語られた夢に近づいた描写のあった者はいない。
正直に言うと、劇場の音にかき消され聞き取れなかった箇所は結構ある。一応、本編の重要シーンでは音声は止まるんだけど。
この様な新しい試みは歓迎したいので、次回以降の更なる改良を望む。
5GoGo勢がエゴエゴに捕らえられたところの流れ…うーん、あんまり納得できなかった。
本日の夜実況。
くるみの顔見せ。ほのめかしつつも、正体はまだわからない。
あなた、こんなになんでも出来る器用な子でしたっけw
相変わらずのぞみを小馬鹿にしてはいるんだけど、愛情のある接し方に変わってる為かイラッとすることはない。
のぞみのリーダーシップや爆発力は、そろそろ長い付き合いでよくわかってるだろう。
本日の朝実況。
秋ごろに観た自分の感想を改めて読んだが、書こうとしていたこととびっくりするほど何も変わってない。書くことがないw
本日の夜実況。
プリキュア全員でもまるで歯が立たなかった、変身スコルプ。ミルキィローズが一人で片づけてしまった。
「力は勇気を持つ者のもとに集まる」という。この回を観てると、ミルキィローズはそれを持っていて、プリキュアたちは持っていない様にも見える。新キャラを華麗に登場させるにしても、毎度ながらちょっとやりすぎだなと思う。
スコルプとブンビーさんがせっかく仲良くなったのに、スコルプさんの退場は惜しいな。
ブンビーさん、ナイトメア時代にもカワリーノのせいで部下全員を失ってる。いつも明るく振る舞っているが、闇も抱えている。
本日の朝実況。
この回も、秋頃に一度観ていた様だ。
イースのことは即死させたけど、ウエスターサウラーに対しては、デリートホールという回りくどい方法で殺そうとする。
結局殺すことには変わらない。冷酷無比なメビウスやクラインに、北斗の拳のレイのように、「てめえらの血はなに色だ」とでも訊いてやりたいところ。結局二人とも、血の通った人ではないのだけど。
ウエスターは敵ながら熱いやつ。パッションも言った通り、せつなをイースと呼び続けたことからも、根はいいやつだったとわかる。
サウラーは指示待ち人間になってからは、ただ性格が悪いだけで能力も伴わないダメな奴だった。温情をかけるべき要素などひとつもない、そんなサウラーを必死に救おうとしていたベリーが天使のよう。
本日の夜実況。
青いバラの戦士が現れ、静かだった展開がようやく動き出した感触。
謎の戦士の中の人、こんなことを言う人でしたっけ?…という野暮なツッコミはともかくw、まだ顔見せなので彼女の話は次回にするとして。
スコルプさんとブンビーさんの関係性。
エターナルという、メンバーにとってあまりに理不尽な組織の内幕が明かされ、生き抜く為にふたりが共闘する流れは好き。
遅ればせながら、2回目。
まなつやローラから何も貰わなくても、元からプリキュアの資質を持つとローラに認められたあすか先輩。ローラとのからみが面白かった。
腕力が強く、勇気があり、強い正義感を持つ。
ローラが言う通り、あすかはとてもプリキュアに向いているが、一方「仲間など要らない」という信条がプリキュア的ではないのは明らか。ただ、本当にそう思っている者はこんなに後輩の面倒を見ないし、「わたしの後輩を傷つけるやつは許さない」なんて言わない。
過去に何か裏切り受けた様で、みのりんとは別の影を感じる。その克服が、いずれあすかのパワーアップ要素となることを楽しみに待ちたい。
あすかのキャラ紹介と同時進行で、「部活」に大きな進捗。
既視感のある部と思ったら、これは皆が指摘している通り、まんまSOS団だった。さんごが「可能性を感じる」とナチュラルに煽ってて吹くw
お掃除シーンはローラを含めた5人の個性だけでなく、チームでの役割もよくわかる良シーンだった。
実話怪談と都市伝説の違いについて、空魚が熱弁。一方、さつきの情報もだいぶ出揃ってきた。
かように、話を畳み始めている雰囲気がある一方で、空魚が髪をのばす話題が同様のプライオリティでパラレルに進行。この世界観は面白い。
話は違うけど、冒頭に出てきた「猿」的な怪異の写真。
ドラクエ2のマンドリルに似ていて、別の意味で怖かった。4匹出ちゃったら全滅を覚悟しなければいけないアレ。
本日の夜実況。
何度観ても笑いが止まらない回である。この回大好きw
探偵っぽい衣装を常時持ち歩くという、形から入るところがこまちにもある。
容疑者への指差しを3回行うも、事件解決の足しには全くならなかった。へっぽこである。
また成田さんでしょう?と思えば、案外そうでもない。
幸運にもリアタイ実況できた。今後も可能な限り。
ジャンプコミックス10巻収録分。先の展開のネタバレを含む。
自分の脅威になり得るクロコダインを、徹底的に叩く。ダイとの戦いで既に片目を奪われていることにも目をつけ、もうひとつの目も奪おうとする。
バランが竜の騎士としての能力を持つだけでなく、戦の巧者であることも印象づける。これは大魔王が「戦いの遺伝子」と呼んで恐れたものだろうか。
息子である勇者ダイは、パーティの中心。紋章の共鳴はパーティから結束を奪うだけでなく、この場で力を使い果たしてでも、息子を取り戻すことも意図した一石二鳥の策。この策を生んだのも「戦いの遺伝子」か。
レオナがダイに淡い感情を持っていたこと、読者は当然察していたが、ここではっきりとそれがわかる。戦いの行方などではなく、ダイとの思い出のほうがはるかに大切だった。彼女の立場では当然そうなるだろう。
ではレオナは、奪われ失ったことを嘆くだけの女性か?そんなことは決してない。
一方のポップは、「師匠」の教え通りにパーティの中心である「勇者」としてのダイを案じているのではないか?そうであれば、一見熱くなっているが根は冷静な行動。
では、ポップはダイのことを心配していないのだろうか?何気なくダイに授けた様にみえるバンダナは、ダイ自身を心から案じる私情に他ならないが、そのことを今は口にしない。
また、ポップの心の奥底にはクロコダインも触れた勇気があり、ポップは既に「勇気の使徒」なのだなと思う。
二人ともダイ自身を案じているし、戦力差に折れてもいない。
作中屈指の苦境、二人の力を中心に乗り切って欲しい。
本日の夜実況。
謎解き要素もあったかと思えば…そんな斜め上正解、わかるかってのw
この回で重要なのは、シロップの悪夢。
扉が固く閉じられた暗い部屋、キュアローズガーデンとのつながり、エターナルの元運び屋。シロップの人となりが、断片的に伝わってくる。本編と関わりの深いシロップの経歴を通じて、小出しにではあるが核心に近づいている手応え。そうそう、これを待っていた。
赤尾脚本と、聞けば納得の楽しい回かと思えば、意外とそれだけでもない回だったりする。
ネタバレあり。この回、実はだいぶ前に観ていた。
このインパクトの強さを自分の中で消化できず、今日改めて仕切り直したという次第。
麻奈の歌を受け継ぐ、受け継がない。どちらにも十分な理由と説得力がある。
琴乃とさくらが麻奈の歌を再現しようとしているAパートも熱かったけど、それらを全て捨てて、さくらは結局自分の歌を歌うことに決めた。
「自分の歌を歌うべき」という麻奈の主張はごもっとも。この言い分に「たとえ後輩であっても、自分の持ち歌を譲りたくない」という気持ちも見え隠れしていて、麻奈が今まで見せなかったこの熱さはいいなと思った。
本日の夜実況。
ちょっと頑固なドーナツ国王が、ココ・ナッツのことを認めてくれた。ここはよかった。
GoGo正直、序盤はちょっと展開が遅めだよね。
この回も成田さんがやってるんだけどな。
今回が2回目の視聴。以下、ネタバレを多く含む。
今回は本編についてのみ。短編のトロプリ、共演したプリキュア5の話題は次の機会に。
予告にもあった通り、東京を舞台とした物語。
東京駅から始まって、渋谷や表参道等々の見慣れた土地が次々に。それらが「夢の象徴」であるかの様に映し出されると、生まれも育ちも東京である自分は妙な気分にもなってくるw
秋に上映されたミラクルリープのミラクルン同様、特別な力を持つが「守るべき存在」である少女カグヤが登場する。人ではない精霊であることも含め、彼女らはよく似ている。
劇中に訪れる誕生日にカグヤは14歳になる。プリキュアたちと同い年であることもあり、ミラクルンよりも大人びた言動。カグヤはいくぶんお姉さんぽい、別の魅力を持ったキャラクターになっている。劇中では「ゆめプリンセス」なる異名(略して「ゆめプリ」)を持ち、この世界観も含めなんともプリキュアらしく、愛らしい。
カグヤという名前から誰もがかぐや姫を、そして竹取物語同様の悲しい別れを想像するだろう。その想像通り、カグヤとの別れという結末を、我修院博士とプリキュアたちが異なる方法で阻止することが物語の中心となる。
かたや、今回の敵であるエゴエゴ。我修院博士がビョーゲンズから生み出した存在であると、カグヤが明言した。この劇場版、病源から地球を守る為にプリキュアたちが戦った、TV本編とも無関係ではないようだ。
初回戦闘でエゴエゴが披露した体術をスパークルは「キレキレ」と表現したが、その通りのキレキレなダンスの動きでプリキュアたちに襲いかかる、今までのプリキュアにない個性を持った敵。
エゴエゴが我修院博士へのいらだちから叛意を募らせる描写もこまやかで、暴走にも説得力がある。TV本編では相容れない存在として描かれていたビョーゲンズから生まれた存在であるにも関わらず、なんと「改心」し、プリキュアたちから許されていたのは興味深い。
ゆめペンダントを持った者が使える「ゆめアール」。VRでもARでもない「ゆめアール」といったところか。
それはカグヤの「夢をかなえる」力の切り売りと言ってよい。我修院博士も言ってた通り、ある意味では罪深い力。科学の罪深い、身勝手な一面を描いているとも受け取れる。
カグヤを実の娘と思うこそとはいえ「身勝手な願い」から暴走し、そのカグヤから「お母さんなんて大嫌い」と言われるシーンには心をえぐられた。この強すぎる言葉に対し、後にカグヤが謝罪するのは脚本のやさしさゆえか。
クライマックスは戦闘ではなく、キュアグレースの呼びかけから始まった、カグヤを救う為の「願い」だった。
カグヤの「ゆめアール」の力は尽きていたはずなのに、人の願いが実際に力を持ってカグヤを救ったのは何故か。「特別なつぼみ」を持つグレースや、序盤のカグヤも言っていた通り、誰かを想う願いが、強い夢の力を持ったのだろう。
精霊であるカグヤが持つのと同様の力を、心の持ちようによっては、わずかとはいえ定命の人でも持つことが出来る。我修院博士がカグヤに会う前に持っていた「絶望」は、実は人の手でも払うことができたということに他ならない。
いつもならOPに使われる主題歌、北川さんの "Grace Flowers" はこのシーンの挿入歌として使われる。まさにこのシーンの為に書かれた曲に違いない。
カグヤが最後に「生きてるって感じ」と言ったが、なんと粋な回収か。この場面でカグヤは、背中の花びらを失い妙に生気を持った表情に描かれていた気もする。カグヤは「人になった」のではないだろうか?
TV本編の回想をバックに流れたMachicoさんのEDテーマ「やくそく」を、リピートで聞き続けている。この良曲は、思い出深いヒープリを締めくくるにふさわしい、涙なしには聴くことができないものだった。
評価について。「とても良い」を安売りしたくないが、思い返せば本当にそれぞれの要素が素晴らしかったので、そう評価せざるを得ない。
音楽については少し言うことがあって、OPがカットされたバージョンだったのはマイナス。主題歌2曲のよさ、特にEDがその不足分を補ってて、結局「とても良い」評価になった。
局キャラの5分番組とは思えぬほど手が込んでた。後半は特に、ザリガニの無茶ぶりを毎回楽しみにしてた。
"To Be Continued..." とのことだが、このモチーフで続けられるかは知らないw
この回は本当に、テレビマンあるあるなんでしょうかw
最終回らしいので、野暮は言いっこなしですが。
続くと書いてあったが、マジですか。