一度でも闇に魅入られたら決して逃れられない、そんなクレイジーな奴等がそれぞれの目的の為にバケモノ育成に勤しむ話だったけども、なかなかに事が大きくなってこの先またどんな死線ギリギリをすり抜けてく事になってくのか…。
とことんまでにクソBBAが撒き散らした火種に翻弄されまくった印象だけども、やっぱりいろんな形でいろんな人が酷い目をみるのがこのアニメなんだろうなって改めて思う。結局のところ根本的なとこはなんも解決しちゃなさそうだけど、ホント今度はどんな酷い目に安発される事か…。
悪くはないけどもう少し展開を丁寧にやっても良かったような気がするし、何より作画が拙かったのがなぁ…。そういうところで一段階評価が落ちてしまうかなと。
半年かけて徹底的に堕ちるまで堕ちさせていったけども、こんなにも救いようが無いなんてこんなクソッタレな状況で救いはあるのかどうか。
老人会だったりAI社会の危惧だったりいろいろあって細かい部分は気にすんな感がしなくもないけども、全体を通して想いと熱に向き合い続けたのではないかなと思う。一世一代の大作で無くても、ありふれた普遍的なものでもそれは大きく揺さぶられて、人の想いと熱こそが万物を生み出す根源なのかな、って。
ひとまず両方の可能性が残ったという点では丸く収まったんかな。まぁこまけぇ事は気にすんな的な部分もあるけども、ありふれた普遍的な想いと熱にこそ惹かれるって事なんだろうか。
ところでコノハと冬夜の共作編は…。
回を追う毎に人間のクソッタレさが増していったけども、それでもどうにもならない事は無くひとまず救いの可能性を繋げられたのは良かっただろうか。
個人的にずっとアニメ化を期待してた作品だったからこうやって原作でも好きだった場面が見られて本当に感無量だった。それぞれいろいろ抱えながら進もうとし続けてきて、同好会としても4人それぞれとしても目指すところを見つける航跡の話であったなと強く感じる。全然語彙力無いけども本当の本当に最高だった…。
これまでのFUNA先生作品の例に漏れずな感じだったけども、欲を言うならもっちょいはっちゃけとかぶっ飛びがあっても良かったんじゃないかなとは感じる。
結局おかしいのは姫本人なのかその周りなのか或いは両方なのか、とはいえ微妙なルート選択の違いでこんな大きく変わるんだから、ひとつひとつの行動とか繋がりをどうするかってとても重要なんだろうなとは思う。
ホントどこまでもブレなかったなこの人は、それでもいろいろ繋がりとか守るものが増えたのは大きいのかなとは思う。
遂に世界と転生の事実に迫ったけども、それが世の安泰故とはいえこんなことまでするのはなんて外道なのかと思わなくもない。最後にどんな道を選ぶかだけども、ホントいろいろどうなることか。
決して悪くはなかったけども妙に締まりがないというかいろいろ勿体無いような気もして、そこら辺盛り返せればなとは思うけどどうやろ。
相変らずまともな奴が誰もいないやべー恋だったけども、それぞれどうこの想いを曲げず通していくのかというテーは一貫してたような気がする。
これはとんでもないバケモノを覚醒させたやもしれない…。まぁ2期全体を通して拗らせまくった想いがひとまず清算できたのは大きかったのかなとは思う。