誰が敵で、誰が仲間なのか、どんどん分からなくなっていく。
この作品はずっと問い続けている気がする。
「復讐の後に残るものは何か」
「勇者とは何か」「魔王とは何か」
「善とは何か」「悪とは何か」
単純な勧善懲悪ではなく、
価値観そのものを揺さぶってくるタイプのアニメだな、と改めて思った。
ラースの
「レンジでチンされたくなければね」
というセリフ。
超電磁波装置って、やっぱりレンジだったのか(笑)
あの物騒な装置を、こんな軽口で表現するセンスが妙にツボだった。
それにしても、
誰が敵で、誰が仲間なのか、どんどん分からなくなっていく。
この作品はずっと問い続けている気がする。
「復讐の後に残るものは何か」
「勇者とは何か」「魔王とは何か」
「善とは何か」「悪とは何か」
単純な勧善懲悪ではなく、
価値観そのものを揺さぶってくるタイプのアニメだな、と改めて思った。
強制送還の手続きを終え、
オルンが抜けたことで Sランク最弱 となった勇者パーティは、黒竜討伐へ向かう。
未だに
「オルン無しでは勝てない」
という現実を認めようとしない、相変わらずの愚か者3人。
……そして、
優先して送還を願った範囲にオルンが含まれている
そう信じた彼女は、黒竜には歯が立たない最弱の勇者たちを引き連れ、再びダンジョンへと向かっていった。
一方その頃、オルンたちは最終目的地の階層へ到達。
フロアボスも無事討伐し、
訓練生たちの3日間の訓練も問題なく終了。
あとは帰還するだけ――のはずだった。
そこへ乱入する黒竜。
「なんということでしょう!」
(※例のBGMではない)
というところで今回は終了。
次の配信が待ちきれない……!
薄味のスープを延々と掬っているような感覚になり、
一度は視聴を中断してしまった。
ただ、あらためて
何も考えず、軽い気持ちで見直してみたら、
それがちょうど良かった。
この作品は、深く入り込もうとすると合わないが、
少し距離を保って眺める分には、悪くない。
しばらくは、この距離感を意識しながら見ていこうと思う。
狼と人間。
二つの姿と、二つの人格を持っていた一つの命。
お互いを思い合っていたという点では、とても良い話だった。
ただ、その結末として「人間になる」ことを選んだ場合、
もう一方はどうなってしまうのか――
そこがどうしても気になってしまった。
選ばれなかった側は消えてしまうのか、
それとも内側に残り続けるのか。
明確に描かれなかった分、余韻として引っかかる部分でもある。
綺麗な話で終わってはいるけれど、
同時に少しだけ割り切れない感情も残るエピソードだった。
魔剣レヴィアタンの長距離攻撃、その精度の高さがとにかく凄い。
そして、それを初手で使いこなしてしまったノアくんもやはり只者じゃない。
さらに、魔剣はまだ完全体ではないという事実。
ここから先、どこまで“最強”を更新していくのか……。
正直、底が見えない。
この先の成長と力の広がりが、純粋に楽しみだ。
鷹峰さん、プライドが高いというか……
やっぱり相当な負けず嫌いだなぁ。
それにしても、お湯風船はさすがにコメディが過ぎるだろ(笑)。
一瞬で空気が持っていかれた。
お祭りの見回りを「やり直し」で、しかも全域見回ることになる展開。
最初は「そこまでやる必要ある?」と思ったけれど、
見ていくうちに、鷹峰さんの狙いは別にあったんじゃないかと感じた。
目的は見回りそのものじゃない。
主人公と同じ時間を過ごすこと。
見回り以上、デート未満の距離感の中で、
欲しい言葉や、安心できる感情を確かめたかったのかもしれない。
小学生の頃、一緒に世話していた野良猫のクロのことを思い出せたのは偉い。
あの記憶がちゃんと残っているの、良いな。
そしてまさか、高嶺さんの方から告白していたとは。
これは意外だった。
返事を言えないまま、今に至っているというのもまた切ない。
ようやく、ずっと気になっていたことが聞けた……!
それにしても、
課題の進捗をあえて遅らせていたのが確信犯だったとは。
本当に雷が苦手なんだなあ、と妙に納得してしまった。
ハチミツ先生、笑。
ミツバチではなく、
“三つ星”の師匠に弟子入りしたクノン。
40層の壁も、これは楽々超えてしまうのだろうか。
続きが楽しみ。
日々消費されていく下着を補充するためにランジェリーショップへ行き、
主人公に下着を選ばせる――そんな展開があった。
最初は、
羞恥を煽るためなのか、
彼の好みを知りたいだけなのか、
それとも“恋人っぽい関係”を演出したかったのか、
そんな風に考えていた。
でも、違った。
いろんな色の下着を身に着けた鷹峰さんを想像しながら選ぶ蒼。
理由を語る主人公。
それを聞いた鷹峰さんが選んだのは――
「付けない」。
付ければ能力が使えなくなる、と彼女は言った。
それはつまり、
使いたくても使えないという選択。
使えば消えてしまうから、使わないという選択。
⸻
下着を選ばせた理由は、
彼の性的嗜好を試すためでも、
からかうためでもなかった。
「彼なら、自分をどう見ているかで選んでくれる」
そう信じていたから。
本当は完璧ではない自分を、唯一知っている存在。
その彼に、自分がどう映っているのかを知りたかった。
そして、理由も聞けた。
単純な場面じゃなかった。
思っていたより、ずっと深い。
⸻
具合を悪くした主人公を送り届け、
冗談めかしながらも献身的に看病してくれる鷹峰さん。
それに対して主人公が口にした、
「飴と鞭の、飴ですか?」
という言葉。
明らかに行き過ぎた看病に気づけない、
その鈍さゆえの一言だ。
でも、きっとだからこそ、
鷹峰さんは彼を選んだのだろう。
⸻
拾った時の回想で、
牛乳を差し出していた主人公。
そこでようやく、過去の繋がりが少し見えてきた。
帰宅すると寄ってくる飼い猫のクロ。
クロに向けて呟いたあのセリフ。
……もどかしいね。
戦場ヶ原したぎ、だなこれは。
すまん、ひたぎ。許して。
誘惑に対して
「そういうのは付き合ってから」
という話題にも、それとなく反応していたように見えた。
「バカみたいに真面目な人」という評価も、
冗談や皮肉というより、本気でそう思っていそうだ。
……となると、やっぱり元々、
主人公を狙っていたんだろうか。
一番であり、完璧であることはあくまで前提。
そのうえで、一切妥協しないのが鷹峰さん、というわけか。
主人公が順応していく流れは、やや都合よく感じる部分もあるけれど、
それでもやっぱり、二人の過去の関係が気になってしまう。
「他の人には見られたくなかったと思ってくれていたのなら嬉しい」
というセリフも、本心だと言い切っていたな。
設定はかなりはちゃめちゃだけど、
彼女と主人公の、昔からのつながりがどうにも気になる。
そこが見えてくるまでは、
もう少し追いかけてみようと思う。
OADという枠の中で、指定なしの限界をかなり攻めた作品だったと思う。
終始、「鬼畜」「ゲス」「露骨なエロ」に踏み込むことなく、
あくまで“仕方ないエロ”の範疇に留まり続けていたのは、ある意味すごいバランス感覚だ。
決められた枠の中には多少の窮屈さも感じたが、
それを壊すことも、組み替えることもせず、
最後まで守り切った点は素直に評価したい。
テレビ版との違いも興味深い。
謎の光の有無に頼らず、構図や演出、展開の攻め方だけで差別化しているのが印象的だった。
ただ刺激を強めるのではなく、
「どう見せるか」にこだわったOADだったと感じる。