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闇稼業界隈でも都市伝説扱いの「ファブル」という殺し屋または殺し屋団体。そこで活躍していた主人公が1年間の暇を出された生活の話。
原作はごく一部だけを読んだくらいで、あとはネットミーム的に一コマがいくつか見たことがあるくらい。
漫画は非常に評判が良く、先んじて映画化されているくらいだから、ストーリーは当然に面白い。
殺し屋物でありがちな、脇役は二束三文の命での近縁の者は死なないということも無く、準メインに近いキャラも死ぬときは死ぬのが良い。



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虹は、7色より、もっとグラデーションだと思う。タイトルに「おとこのこ(男の娘)」とあるが、キャッチーさと伝わりやすさを重視した結果な気がする。
可愛い物と女装が好きな主人公が、友達2人と悩みながらも進んでいく物語。ちゃんと社会的な忌避を描いている点が、好感度が高い。
作画が通常版とコミカル版の2種類があるが、結果論かもしれないけど通常版だけだと重くなりそうな雰囲気を、コミカル版が和らげてくれている。



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パリィ(相手の攻撃をはじく技)を始め初歩スキルしか使えない主人公の控えめな英雄譚。原作未読で漫画抜粋既読。
一応気になった点を言えば、ノールが特異な成長した理由に、説得力のある内容がもう少し欲しかった。(少なくとも1クール内では「超頑張った」以外無いはず)
所謂勘違い系なろう作品ではあるが、上位能力があって「俺何かしちゃったんですか」とか、(好感を持つ女性キャラは居るには居るが)無節操なハーレム系やエロを売りにしてないのが良い。
終始、謙遜と勘違いとパリィで話が進むので、そういう意味では退屈だが、まぁワンパンマンとか水戸黄門の一種で、飽きる人は飽きるだろうが、まぁ仕方ないと思う。
また俺たたエンドではなく、剣や第3国の話などの伏線は残るが、大筋の話は畳んで終わったのも好感度が高い。

個人的には、主人公のノールの訓練所の話がおとぎ話のように残っているのであれば、
・第1話冒頭:女性(顔は不明)「全訓練所を最後まで耐えきり、それでも初歩スキルしか覚えなかった」「ウッソだー」
・最終回Cパート:リーン「全訓練所を最後まで耐えきり、それでも初歩スキルしか覚えなかった」「ウッソだー」
       リーン「そして、ドラゴンを倒し、街を、国を救った人が居るのよ」「それこそウッソだー……本当?」「フフフ」
みたいな始め方/終わり方だと気持ちよかったなぁと思った。



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1クールに数作品あるBLを題材にしたアニメ。直接的な描写はないまでも、一応の性行為シーンがある。
作品自体はBL好きなら楽しめるだろうけど、そうでないならまぁ…。という感じ。
初手で同性愛はしないと宣言する場面で始めたり、中学の時に「女と遊んでるー」と揶揄われるのに、高校ではオープンになったり、色々と雑だなと感じた。
BL視聴者的には面白いんだろうけど、いわゆる禁じられた愛を描き、且つストーリーに否定と肯定の両方があるなら、もうちょっと丁寧に描いて欲しいと思う。
直近で視聴した義妹生活でも似た記録を書いたけど、同じような状況で悩んでいる人たちに不誠実に思うので。



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通常の作画は勿論だが、牛乳の膜や水面の反射光などが細かく描かれていて、地味に作画コストを掛けているアニメ。
正直、法律上は義兄妹なら結婚も問題ないのだし、「抱けえっ!!抱けっ!抱けっー!」としか思わなかったが、丁寧に抱く手順を踏んでいく。
タイトル等から期待されるような内容と真反対の普通の恋愛作品で、好きな人には好きだろうが、そうでない人には退屈という評価になりそう。
(なお、自分は悪くないけど、もうちょっと何か刺激が欲しい作品、という評価)

あと作品の根本を否定するのだけれど、これを血の繋がりの無い関係で描くのは、逃げているというか、一部の人を優しく殺していると思った。
この世には間違いなく、実の、兄と妹で、親と子で、恋愛関係を持つ人が居ると思う。それらの多くは、国/地域の法律ルール常識などによって阻まれている。
その人たちがこの作品を見たときに「お前たちのやってることは変だ」「家族の恋愛はダメなことだ」と地獄を訴える。
その癖、設定としては血縁関係では無いので、法律上問題ない関係になっている。
もし禁じられた恋愛をテーマに描くのなら、原作者は望まないだろうが、せめて少しでも踏み込んだ内容にして欲しかった。
そうでないと、このテーマで現実に悩んでいる人に不誠実だと思う。



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1期は舞台説明や各キャラの過去編等が合間に入り、話の勢いが削がれてた感があった。(記憶ベースなので違うかも)
対して2期では、最初で総当たり戦が提示され、ほぼ毎週その戦いを描くという、完全にカードバトルに振り切った構成。
「ストーリーアニメ」としては正直良くないかもしれないが、「カードバトルアニメ」としては変に横道に逸れなかったので、むしろこっちのほうが良いかもしれない。
ただ遊んだことのないカードバトル物の作品を視聴する時の宿命というか、効果説明に理解が追いつかず、へーそうなんだー、で進んでしまうのが難点。



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クラナドを始めとした、恋愛アドベンチャーの泣きゲーを原作としたアニメ。原作未プレイです。
てっきりディストピア的な世界かと思いきや、単に海面上昇し、それに伴い技術の後退したぐらいの世界。
途中で気になる点がいくつか※ ありましたが、終わり良ければ総て良しを地で行くような感じの綺麗なエンディングでした。
 ※アトリを回収するのがリコールに熱心なだけだったり、エデンと島が近くね? とか、一応は一般販売品であるアトリが何故重要パーツなのかとか
調べたら最終回のED曲は原作ゲームかららしく、これも粋で良いと思います。



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2期の2クール目ですが、ほぼ繋がりのない内容なので実質3期的な内容です。
1期や2期1クールは、難解な内容やセリフが多かった気がしますが、それでも理解が出来る範囲だったように思います。
しかし2期2クール目は、それらの解説を完全に投げっぱなしにしてるように思え、止まっている作画も多く、劣化なろう系の作品に片足踏み込んだように感じました。
おそらく原作通りなのでしょうが、神様ポケモン(選定審判)や地下の国など、それまで何も話題に無かった話で進んで、まるで無理に延長した漫画が、無理やり設定で繋いでいるように見えました。
放送を延長して終盤の話を放送してたので、中身を凝っている作品(その結果、後半に力尽きた)と期待していたので、そうではなかったため落胆してる分、マイナス評価になってるかもしれません。



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明示を舞台にしたW主人公の作品。欲張って描きたいもの詰め込んだ結果、結局何をしたかったのか分からない作品。
悲恋? 任侠? アクション? 異能力? 推理物? 歴史物? と複数ジャンルに色目を使って、結果迷ってる感じがする。
一人は許嫁を追って、一人は復讐のためのW主人公なんだけど、それも結局どちらの物語を描きたかったのだろうか。
特に終盤の決闘の結末は、何というか消化不良感が強い。せめてそこはガチっと決めておいて欲しかった。

別件で、終盤の隠れ里で養豚を飼ってたのが気になった(ex.アサクリの中世の豚)ので軽くググって調べました。
その結果、養豚は大久保利通が当時海外から導入した最新知識だったので、隠れ里にあるのは、やはり変なようです。
(大久保利通が、隠れ里を管理しているとかなら別かもしれませんが)



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今まで1年1作で、子供~青年時代を主人公にしていたプリキュアの、ED後を描いた意欲作。
良くも悪くもタイトル通りの「オトナ」になって、パワハラなどの理不尽な職場や環境を描いている。これが、往年のプリキュアファンが観たかった物なのか、と少し思った。
物語自体はプリキュアらしいといえばらしく、世間で問題になっていること(オトプリでは環境問題)が擬人化し、世界に影響する。それに、プリキュアが戦っていくという展開。
(なおプリキュアは、過去の姿に戻るリスクとして、身体にダメージが蓄積していく)
個人的に良かったと思ったのは、終盤で街の人々が「頑張れ」と声援を送る終盤で、元敵役のブンビーが

「貴方たち!『頑張れ!』って応援している場合じゃないですよ!
あの子達はね、もうむちゃくちゃ頑張ってますよ昔から。
でもここは、貴方たちの街でしょ?。貴方たちが頑張らないと!」
 ※pixiv百科事典より転載

と発破を掛けるのがとても良かった。頑張ってる人たちに頑張れっていうのは何か違うよね、というのはオトプリに限らずあったので、ここに強く感動した。
色々なハッピーエンドが描かれる中に最後の最後で不穏な終わり方をしているが、これは次回作への引きではなく「オトプリ世界の問題は解決したけどそれだけで、あなたたちの世界(現実)では何も解決してないよ」ということの暗喩だと思った。

・ 追記1
話は横に逸れるが、シンヱヴァは謂わば卒業式的な位置の作品(声優、ファン、関わるもの全てへの)だと思っている。
同様にオトプリも登場プリキュア作品の卒業式的な作品として作られた気がした。
また公式からの新規の供給が絶望的な中、どのような内容(否定的な意図はなく、飽くまで「どんな内容でも」という意味)であっても、公式からの供給と、ある程度の結末が描かれるのは、この上なく幸せなことだと思う。

・ 追記2
ふと気になって調べたら、SSプリキュアの日向咲(パン屋の娘)は原作中に想いを寄せていた人が居たけど、婚約者とは別人の可能性が高いとのこと。
公式からの供給とはいえ、ちゃんと作品中の今回に関わるならまだしも、雑に描くだけで終わりというなのにこの改変は、ちょっとつらいなと思った。



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数多のケモナーを生産したと噂のアニメ。ホームズとワトソンがあんにゃろめなモリアーティ教授の事件をズバッと解決ですよ。
基本的に1話完結(稀に小道具が話を跨いで登場するくらい)で、セル画時代とは思えないほど作画も高レベル。
惜しむらくは、完全な1話完結のため、モリアーティ教授との決着もつかずに最終話になること。
作品内ではきっと最終回の後も続くのだろうけど、視聴する側的にはある程度のフンギリっちょを着けてほしかったんだわ。



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良くも悪くもディズニーアニメ。
カクレクマノミの息子のニモが人間に攫われたので、父親が取り返しに大冒険。



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2期に併せて書きました。
https://annict.com/@ihok/records/6300055



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評価の高いゲームソフトのアニメ化。ゲームは未プレイ。1期と2期を連続で一気見しました。
作画物語音楽声優全てが全体的に高レベルなのだけれど、壮大な設定と展開する物語のアンバランスがどうしても気になった。
大前提とする設定は、凡そこんな感じだと思う。
 ・地球を異星人の手による機械生命体に侵略された
 ・人類は衛星に逃れた(実際逃げているかは別問題)
 ・その対策にアンドロイドを地球に投下した
 ・地球に残ったアンドロイドはレジスタンスと呼ばれ、敗戦濃厚の中戦っていた
 ・衛星にはヨルハ部隊というのが作られ、それぞれが機械生命体に対抗していた
これらの設定から期待される物語は、おそらく「機械生命体とエイリアンを駆逐し、地球に平和を」だろう。
しかし、1期から含め、「平和な機械生命体が居た」「突然変異生成されたアダムとイブを倒す(エイリアンは殺害済)」「一斉侵略から反抗されヒロイン死亡」「主役交代し、実はヒロインはパートナーを殺しまくってた」「まったく関係ない物語の並行進行→最後に殺し合い」という感じで、折角の設定群が活用されていなく思えた。
設定周りもおそらくは凝っていて、エヴァのように深堀りする人には面白いだろうけど、その消化が出来るまえに進むアニメではどうしても楽しくなる前に話が終わってしまった。
シュタインズ・ゲートが好きな自分には最終話の展開が良かったけれど、もっと物語全般を完結した感じにして欲しかった。



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不思議な日本の西武池袋線。7Gという技術で異変が起きた終末世界を題材にしたアニメ。
単話毎に物語がほぼ完結し、全体的に卒なくまとめているなという感じ。ただキャラや展開の方も、同様に卒のなく作った結果、壮大な世界観に合わず、こじんまりしているように思えた。
それでも最後に色々と張った伏線が一気に回収されるような物語だと高評価になったろうが、そうでもなく話自体は素直な作りなので、ストーリーは個で見ると評価できても、全体で見ると低評価にせざる負えない感じ。
7Gのそもそもの研究開発周りや、ラスボス的な位置のキャラが「失敗を怒られたくない」というあまりにも小さい動機だったり、静留以外のトラウマ場面があってもほぼ説明なく、うにゃうにゃ手術周りの話や西武池袋線以外の状態や投げっぱなしエンドとか、あまりにも設定周りを語ってなさすぎるのは、セカイ系にしても怠慢だと思う。
多分、ガルパンやSHIROBAKOのように現実世界を舞台にしていれば収まりも良く出来たろうけど、物語にも相応の壮大さか陰湿さなどが求められることが多い終末的世界を舞台にしたのが良くなかったように思う。

OPとEDの音楽は非常に良かった。ガタンゴトンガタンゴトン。



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乱暴に例えるなら、FGO(ー歴史の著名人)+シュタインズゲートな作品。世界輪廻という現象に巻き込まれ、先の大戦で大敗した世界で戦う。
世界観や設定は上手く扱えば面白くなりそうなのに、その説明をほとんどせずにバトル展開に終始し、最終的にオレたたで終わったのが非常に残念。
同じオレたたでも、せめて幻獣族との闘いまで描いて、各種族の英雄戦まで終わらせてくれたら、まだモヤモヤが少なかっただろうに。
また、人間族が勝った歴史=正しい的な扱いも気になった。他種族の滅亡や隔離するというのは、視点を変えればジェノサイド肯定になってしまいそう。(この後の展開で、その辺もカバーされるかもだけど、少なくともアニメ本編中にはその傾向は感じなかった)

また、全体的に作画が良くなくカクカクな動き(でも何とか魅せようとする努力はあったと思う)が多く、バトル物としても迫力がいまいちだった。



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スパイファミリーの2匹目のどじょうを狙ったのか、スパイ一家に婿入して家族みんなで頑張るお話。
スパイファミリーが殺人などをしっかり描くガチスパイだとしたら、こちらは結果的に死ぬキャラは一応居るけれど、スパイ稼業の結果で殺すとかグロ描写などは無いファンタジースパイ作品。
さらには各キャラにSF的な能力があるので、スパイものというより能力バトル物に近いと思う。
物語自体は悪くはなく、闇稼業も恋愛もギャグもあるのだけれど、そのどれも尖っていない及第点的なアニメ。
多分、少年誌的な面白さが好きな人や日常系+スパイ物としてみれば楽しめるような気がするけど、もっと濃さを期待するような人にはあまり向いてない気がする。



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原作(グレンタイザー無印)を短縮したのか、全体的に雑なように思える。
リメイクするならするで、もっと原作愛やリスペクトを感じられる作り方にして欲しいと思う。
(おそらく原作愛自体はあるのだろうけど、視聴者が感じられないと意味が無い)
概ね「今風にしました」「ありがちな感動展開にしました」という内容が多く、どうしても雑さが目立つ。
もし原作の時代に放送or長期放送でもっと丁寧に描いたなら違ったかもしれないけど、今の時代だと難しい。
完全に結果論だけど、せっかくの原作は高評価な作品なので、部分的なリメイクか、原作の続きにして完全に別物にするなどにして、もっと濃い作品にした方が良かった気がする。



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所謂ハリーポッターフォロワーの作品で魔法の学校が舞台。主人公は魔法の才能が無いので剣により単位取得で、メイジのトップを目指す。
個人的には、各キャラのバックグラウンドの説明が少ないのが気になった。主人公の場合は、孤児院とか幼馴染との関係とか根幹は説明がなく、表層的の解説ぐらいで終わったように思う。
ただ、それ以外の要素(作画や音楽など)が全般的に高いレベルで作られている作品で、それだけでも十分に楽しめる作品だった。



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着ぐるみを着た役者が演じる舞台という設定で、お笑い芸人作のコントを声優が演じるアニメ。
前半がコントパートで、後半が制作の裏話パート。
コントパートは良くも悪くもプロのコント作品という感じで、お笑いが好きな人は楽しめると思う。逆に、ストーリー重視な作品を求める人には向いてなさそう。
個人的には、この作品のテーマというか、何を描きたくて作ったのか、というのがどうも伝わらなかったのが残念。
あえて検討するとしたら、声優+お笑い+アニメの実験作みたいな感じか。
ただAパートとBパートの時間配分がバラバラというのが気になった。Aパートが、10分超の時もあれば、6分強の時もあった。
Bパートが制作裏話である以上、Aパートのコントが主であるべきであり、だからこそAパートは最低でも半分を目指す時間配分にしてほしかった。



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「魔王軍最強の魔術師は人間だった」だけの、ひたすらに薄味でペッラペラな知識系の転生モノ型のアニメ。
その原因が、原作要因なのか、脚本要因なのかは不明。もし原作要因なら、よくアニメ化に選んだなと思う。
特に気になったのは、以下らへん。

・原作では描いてるかもだけど、主人公は転生なのか。それとも何かしらの理由で知識があるのか。が不明。
・同じく原作にはあるかもだが、魔王が信長っぽいのは何故か? 信長が転生した設定?
・シフト制って導入して完了ってものでないだろうに。
 少なくとも、夜間の外作業なら明かりが必要だろうし、時計が無いだろう世界で、時間の周知はどうしたのか?
・火縄銃が技術の最先端の時代に制空能力があるなら、かなり優勢に立ち回れるだろうに、なんで活用しないの?

多分、他にも色々あったろうが、とにかく薄味すぎて、ここまで印象に残らない作品はある意味で稀有だと思う。
はじめて、評価の「良くない」を選んだ。



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ストーリー
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難しい設定とか考えず、根性努力友情とヒーローVSヴィランを楽しみたい方に向いている作品の第2期。
1期から気になっていたけれど、やはり設定周りの荒さがどうしても気になる。
わざわざ黒球を割って瘴気を周囲に撒くのではなく、一つの国内で複数の小さい範囲で撒けば、何か所は成功しそう。
世界が平和になって1話でも「犯罪なんて」みたいなセリフがあったのに、忍者とか裏の世界とかってあるんだ。
ヒーローでなくても忍者能力みたいなの使えるんだ。ヒーロー物でなくて、忍者姉妹の物語になってる。
SHYが胸を突かれたのに、無傷なの何で? 転心輪を持ってたら、頭突きで相手の精神世界に入れる能力ってなるの?
などなど。

特に一国に一人という設定がどうしても足を引っ張ってる印象。その必然性が無いし、またその前提だと事件事故の規模が小さすぎるしや、国がサポートしてる感が全く無い。



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ほら……恥ずかしがらずに、もっと短くして、大胆に露出してみようか…。

難しい設定とか考えず、根性努力友情とヒーローVSヴィランを楽しみたい方に向いている作品。
ただ自分の場合は、周辺設定が語られることが少なく、物足りなかった。
もっとリアリティ(notリアル)のある世界観を露出してくれれば、もっと楽しめたと思う。

例えば
・世界に平和する以前に何が起きたのか
・なぜ一国に一人なのか
・一国一人なのに国は認知していないのか
  ※ 学校で特別扱いをしていなかったり、孤児院に支援が無いなどから
など

また全体的に、もっと圧縮というか、展開を早くしても良かった気がする。
後半の対ツィベタ戦は、実質6.5話もあるけど、原作漫画が22巻(未読)も出ているなら、そうそう原作に追いつく心配はないだろうし。



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ありがちなストーリー。MyAnimeListなら65%レベルの凡作。
雰囲気や何となくで物語で語れる時代は終わったんだよ。
まぁ、ちゃんと考えてるって制作側の態度は伝わるんだ。
ただ、カタルシスを目一杯味併せて欲しかったかなぁ。不完全燃焼気味だ。

評価は分かれるだろうが脚本も練られていたし、作画も良い。5話で終わりならきっと高評価だった。
だけど最後の12話まで似たような展開が続くのが少し辛い。その点で評価を下げる人が割と居ると思う。
さっさと3Pすればいいと思います。←結論



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原作未読。漫画は無料で読めた範囲で既読。2024年夏の異世界枠のダークホース。
まず、始まった瞬間の串田アキラさん。カッコいい系や可愛い系のOPが多数を占める中、熱血系? のOP( https://youtu.be/RQ1jZPZaGzg )が流れた瞬間、他と違うと判断した。ガツガツ!!
展開的には広義の主人公チートに入りそうだけれど、神様からスキル付与とかでなく、血が流れる努力の結果なので、ご都合っぽさをそこまで感じない。
惜しむらくは、原作マンガでアンジェリカがパンツだったのがスパッツ(か強い影)になってたり、全体的にエッチっぽさがマイルドになってるけれど、アニメ的には仕方がない所。

何にせよ、そこまで頭を使わず、またキャラクターに嫌悪な感じもなく、その上で面白楽しく視聴できた、なかなかに稀有な作品でした。面白かったです。



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WOWOWオリジナルかと思ってたら、冲方丁原作(原作未読)のアニメ化。デザインやストーリーから、全体的に少女漫画よりな作品。
序盤からの数話で、差別に抗いながらの架空世界の旅行物だと思ってたら、小規模戦や旅立つ準備で1期が終わった。
音楽が世界観の根幹にあるようで、剣楽/農楽/気象楽者のように〇楽というのが複数存在する。
また独自ワードをルビにして、その漢字をその場面に数秒映す手法を多用している。おそらく、原作小説のルビ+漢字なんだろうけど、読む速度の調整できない映像媒体のアニメには向いてなさそうに思った。
もしやるにしても、外連味のある少数の場面に限定(必殺技とか)しておかないと、その設定群を記憶しきれない視聴者を置いてけぼりにしてしまう。(多分、アニメ化が悪いというより、原作がアニメとの相性が悪い)

上記のルビ描写もあるけど、原作発売当時なら注目されただろうが、中世風ファンタジー+独自設定のアニメが溢れている現状では、なかなか話題になりづらいアニメだと思う。音楽+戦いだけでも、takt op. や漫画だけど戦奏教室、若干ずれるけどシンフォギアなど複数あるので。
全体的には悪くはないと思うのだけれど、原作とのアニメ化の相性やアニメ化の時期の悪さなど、色々と惜しい作品。



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物語の展開や戦場描写が圧倒的な完成度だった1期のゴブリンスレイヤーの続き。
1期に比べると、どうしてももう少しという感じがするが、それでも地力の強さというべきか安定した面白さはあると思う。
1期の時にも思ったけど、並行の物語(実は世界を救ってたとか)や細かい設定(剣の乙女のゴブリン恐怖症の程度や、血液ピュアリファイとか)が少ない気がするので、その辺をもっと描写してくれたらうれしかった。
3期(相当)があるなら、イヤーワンを是非。



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普通

女の子がスポーツクライミングで頑張るアニメ。テレ朝の再放送で視聴。
途中にあった副キャプテンが低身長のためスタートできないのは、2024年のオリンピックでも実際にあったので、現実でも起き得ることなんだなぁと、後追いながら思った。
誤解を恐れずに言うと、スポーツクライミング版の咲(麻雀の)。ただし巨乳ではなく、筋肉質な体。
割と駆け足な物語+登場人物が多数+個人競技(=対戦シーンが無い)のためか、全体的に薄味な感じがした。
のぼる小寺さんのアニメ化……は、今時点だともう無いだろうなぁ。



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生存競争ーーーー!!! きっと何物にもなれないお前らに告げる!!(1話終盤から。言いたかっただけ)
よくある設定だけれど、異世界転生+追放+ダークヒーロー寄りの主人公と複数の要素を重ねることで、量産型の作品とは異なる特徴を出せてると思う。
締めるところは2D作画で、作画コストが高くなりそうな時は3DCGを使って、上手い具合に2Dと3Dを利用している印象。
そのおかげか、量産型の作品だと後半に作画が酷いことになることが多いが、この作品では及第点の作画品質で終わったと思う。(やはり後半で、多少品質は下がった感じはあるが)
主役側で「俺何かしちゃいました」的な話もなく、無自覚モテハーレム展開でもなく、主人公や周辺キャラも意思のあるキャラに感じたので、全体的に好印象。あとオープニングが、デスメタル系のシャウトっぽい声の曲だったのも、個人的には得点が高い。
惜しむらくは、ハウリングが入ったようなセリフが2回ほどあったのと、集団掃討戦がラストバトルのため、「ボスを倒した!完」みたいなスッキリ感が無く終わる点ぐらいか。2期が待ち遠しい作品。



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普通

千本妖狐になってどうなるか!? で、主人公が千夜とその仲間もガラリと変わって続く2期。
1期でも思ったのだけれど、2期の最終目標の明示が掴みづらく(たまは迅火の解放だろうけど)、物語の展開が何というかゲームのおつかいシナリオみたいに思えた。
五人組は、もっと神話的存在かと思ってたら、2期になると急に俗物感が…。あと、もうちょっと灼岩に出番をば…。
また終わり方も、中ボス・中盤の山場が終わり次の戦いへ続く、という感じでどうにも消化不良に感じた。
作画や演出も良質で、主人公が変わるため愛着がリセットされるが、これも見方を変えれば2期単体で楽しめる構成になっていて、全体としては悪くないと思う。

・追記
11話で2期終了と思ったら、2クール放送だった模様。



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