チネ8番 LZレーザーにて鑑賞。
バビロニア、ワンエグ、着せ恋、ぼざろとデスクや設定制作をこなしてきた染野さんが遂にアニメーションプロデューサーに。梅原班由来の方々が多くて面白いクレジット。
一月ほど前の告知、及びOPでは総作監にりおけろの2人しか記載されていなかったが、EDには4名クレジットされていた。作監も多かったのでギリギリだったのかな。
前半部分はギスギスギスギスギスギスと東ゆうの強さがすごく印象に残っていて、爆発する…ほら爆発する…もう爆発するぞ…と思いながら観ていた。ずっと怖かった。
ただ、狂気顔の東ゆうでそれまでのギスギスが全て作品として昇華された感じを抱いた……これだよこれこれ!!!って思いながら心の中でスタンディングオベーションした。芸術だねあれは。すばらしい。
爆発した後の後半部分、爽快という単語を使うのはちょっと違うような気がするけど、まあテンポ良く観れた気がする。回復と成長。こういうことだよねって。
大河くるみの思想にすごく共感した覚えがあるんだけれど、どこらへんに共感したのか全く覚えていない。何?後半部分でそんなことを思った記憶があるんだけどな~
"壊れた"くるみの絶叫にも恐怖を抱いた……アリスとテレスのまぼろし工場の睦実の叫びを思い出したね……うえしゃまは別のアイドルだけど。
羊宮妃那こういうのも出来るんだ……となりました。すばらしいね。
「東西南北を 青春切符で旋回中」 すごく好きな詩。
総じて良い映画を観れました。感謝。
2024-05-14 追記
https://www.youtube.com/watch?v=RWeNRKY4kyc
OP映像があがっていたので見返した。映画本編に至るまでの"全て"があったので、本編鑑賞後に再度観てみると面白い気持ちになれるかもしれない……
メッチャ面白かった。
アイドルを題材にした作品だったけど、こういう切り口で描いてきたのが面白かった。
主人公の「なんとしてでもアイドルになりたい」っていう強い気持ちが凄く良かった。
ただ「アイドルになれてよかったね」とかで終わらず、かといって最後は主人公の東ゆうちゃんはアイドルになるっていう夢を叶えてるって終わり方が良かった。
個人的に「彼氏いるんなら友達にならなきゃよかった」ってセリフが大好きすぎる。
賛否が分かれそう、個人的には楽しめた。ただ、1番可愛いと思ってた娘が彼氏発覚&妊娠エンドはキツいて
好き嫌いがはっきり分かれそう。自分は好きです。
主人公がどうしてアイドルに憧れるのかとか過去については少ししか触れられませんが、他人を計画的に私利私欲のために徹底的に巻き込んででもアイドルになろうとする行動力とか、執念とかがよく描かれていて、人間としてはあまり評価はできないんだろうけど、ひたむきな姿勢は好きでした。
高校生で若いっていうのも救いですよね。
歯車が狂い始めてからの主人公の独善的な言動で修羅場ってるのがとても良かった。
特に信仰と言っていいほどにアイドルを評価しているシーンは絵も演技も狂気を仄かに感じられた。
西南北誰もが東にどこかで救われていたという構成だったから主人公も立ち直れたけど、普通ならそうもいかないよね。
ED歌詞も原作の元乃木坂の方で、最後まで作品を表していて満足です。