アイマスシリーズは前から好きなので今回のアニメも期待していたものの、やはり薄味という印象は否めなかった。軽くゲームには触れていたのでキャラ一人一人はある程度知ってはいたものの、尺の都合なのかメンバーの掘り下げが少なく初見の人には正直「この人にはどういうバックボーンがあるんだ?」と感じた人は多いと思う。劇中BGMもヒーリング系BGMみたいで本作が悪い意味でしっとり過ぎると感じる要素なのかもしれない
続編もやるとの事なので今シリーズの反省点を活かしてほしいなと思う、濃いメンバーが入って来そうなのも楽しみ
1話ほぼ丸々使っての全体曲→アンコールという構成、挨拶の仕方が現実のライブを意識した感じがしてどこか懐かしさというものを覚えた。このライブもあくまで通過点の一つ、色とりどりな彼女達の物語はこれからが本番なのであると
絶望に打ちひしがれたルーデウスを励ましてくれるロキシーの健気が素敵、そしてまさかの…
ゆ う べ は お た の し み で し た ね
エリナリーゼからの後押しを受けてロキシーを娶るという展開、宗教の違いを持ってくるとは思わなかった。かつて日本人だったルーデウスからしたら嫁が二人になるのは確かに考えられない事だと思うけど、ゼニスとリーリャを不幸にはしなかったパウロという存在を見ていたからこそこの行動に踏み出せたのだと感じた
果たしてシルフィはこの状況を受け入れてくれるのだろうか…
悲鳴嶼さんの悲しき過去、助けたのにあんな風に言われてしまうのはあまりにもしんどいという他ない。日輪刀無しで鬼を倒すのは確かに化け物レベルの強さだけど
玄弥が呼吸を使えない事を煽る伊之助のシーンには笑った、これからの事を考えるとこういう場面も癒しに感じる
ED曲に合わせて無惨が歩いて来るだけなのに威圧感が凄かった、そしてお館様との対面。最終局面が来るという中で不安とワクワク感が交差する感じがたまらない
自分の持っている好きなものや夢というものに対して前向きな気持ちにさせてくれるような青春を感じさせられる作品だった、メインキャラ達は色んな問題を抱えてはいるものの好きなものをしっかりと貫き通す所の大切さを描いてくれてたなと思う
元々接点がなかったメンバー達が集まり、SNS等も使いこなして各々の特技を活かしつつ一つの作品を作り上げるというシチュエーションはいかにも今風でワクワクさせられた。もし自分が彼女らと同じくらいの年齢だったらもっと刺さっていたのかもしれない
現実でも彼女らのような人達はきっといると思う、プカプカ漂うクラゲのような日々も出会い一つでそれが変わる、そこから光り輝ける舞台へ進む事だって不可能じゃない。一もニにも「好き」を貫く、それこそが本作のメッセージなのであると
プレッシャーもあって歌い出せなくなっていた花音に対して叱咤激励をしたのがかつてのアイドル仲間だったメロだったのが意外だった、あの事件があった後も決して両者は嫌ってたわけではなかったんだろうか。クレジットに「早川」花音と本名で記載されていて、ちゃんと雪音さんからも認められたのが伝わって来てよかった
まひるの描いたウォールアートをJELEEの皆で上書きするという締め方もいいなと思った、これからも彼女達はクラゲのように光って新たな歴史を作っていくのであると信じて
ひまりが企画したSSガールズとローレライの仲良し計画も逆に更にギスらせる形になるのが何とも悩ましい、依とひまりが付き合ってる所に突っ込む志帆のめんどくささも逆に癖になる
ローレライのマネージャーとなったひまり、彼女らにも何かしら秘密がありそうでそれに踏み込めるようになりそうなのもひまりのコミュ力のなせる技なのかもしれない
久美子と真由の再オーディション、直前に両者が互いに苦い思い出を吐露していてこのやり取りあったからこそ今回のオーディションに心してかかれたものなのかなと思った。自分が選ばれ続けて友人が音楽を辞めたという真由の過去はしんどい…
麗奈は実力主義の方針を最後まで貫いた、覆面オーディションとなった中で久美子の音を分かった上で久美子に忖度をする事なく、最後の一票を真由に入れる所がそれを物語っていたと思う。あのオーディションは視聴者からしてもどっちか分からなかったから緊張感が凄かった。落選しても潔く認めてスピーチをする久美子の心も強い、その後に涙を流す奏のシーンもよかった。やや斜に構えた人のこういう表情は心に来るものがある
最後の二人きりでのくみれい、本音を打ち明けて思い切り涙する二人の姿が青春の1ページと言えるワンシーンだった。辛けりゃ我慢せず思い切り泣けばいいのであると
カフカの正体バレがあった中でも仲間達が信じてくれているという状況、ミナもちゃんとカフカの事を見てくれていて彼がいかに隊の皆から好かれていたのかが伺えるなと思った
四ノ宮官庁との対峙、キコルの強さもこの父親ありきのものなんだなと思った。カフカの自我が無くなりつつある中、久々に登場した妖獣が動き出して来るのも不安でしかない
二刃がホラー苦手というギャップ、それもあって皆で過ごす様子が微笑ましかった。仁義なき桃太郎というトンチキ絵本には笑った
試験で太陽に接触して来た星降が試験官だったのは驚き、スパイの試験だからこそ試験官も受験者を欺くというものなのか
種族の違いや人とは異なる趣味を持った人達で一つのアパートの中で暮らす、主題歌も含めてどこか懐かしい雰囲気を感じる作品だった。ベテラン声優達が一癖あるキャラ達のCVを担当していて、ドタバタな展開がメインで進む所が楽しめたなと思う。ビジュアルはもちろん、まれいたその演じるミラさんはやはり可愛い。拓己から教わったというミラさんの手料理は食べてみたい…
葵もただの負けヒロインでは終わらず、ナオスケといい感じになれたのもよかったなと思った
敷かれたレールの上ではなく自分が進みたいと思った道を進む、本作には主人公の宮坂拓己という名前の如く「己」の道は自分で切り「拓」くというメッセージも込められているのかもしれない
音楽を作り収入を得るという事は決して簡単な事ではない、ちゃんと皆で意見を出し合って作るというのもこれまでの積み重ねがあったものなんだなと思った。作曲に関わった人達が皆似たような名前と体型なのは笑う
ロックの神様を信じる仁菜はやはりおもしれー女、ダイダスからの対バン挑戦状がどういう結果になるのかも楽しみ。一生懸命作った楽曲の再生数が僅か103回というのがリアル感ある数字で悲しい、これがプロの壁というものなんだろうか
捕らわれのゼニスを目の前にして鬼気迫る表情になったパウロ、アクションシーンも凄まじいものがあってその必死さというものがストレートに伝わってくるものがあった
死んでも母さんを助けろ、パウロのそのひと言通りにゼニスを救う事が出来たものの一瞬の油断からパウロが死んでしまうというあまりにショッキング過ぎる展開だった。必死の思いで救出したゼニスも廃人同然の状態になってしまいルーデウスも左腕を失って本当に救いようがない状況すぎる
今回のサブタイトルである「親」がこんなにも皮肉めいたものになるなんて思ってもいなかった、これを父の日に放送するのもニクい
ロキシーに覚えてないと言われて嘔吐するルーデウスに笑った、外見自体はそこまで変わってなかったとは思うけども…また一悶着あるのではないかと正直焦った
両刀使い=2人目の妻と表現する所がパウロらしい