10年後に再び海賊船を捜しに。𝙏𝙝𝙚 𝟭𝟬𝙩𝙝 𝙨𝙪𝙢𝙢𝙚𝙧-
なんかもう、幼い頃に残した鍵を、大人になって再び辿っていく展開だけでエモちゃんになる。鴎との距離感も、まさに美少女ゲームという感じでgood
もう3人はこの後現れるのかな?
しろはちゃん、神秘的な雰囲気を醸し出す子かと思いきや、思ったよりアホな子だった。元ネタ分からなくて調べたら、幽☆遊☆白書か
羽依里は泳げないのか。大きなトラウマとかではなく、単にプレッシャーかな。
ゆっくりと夏休みに浸るテンポ、すごく良いです。でも、肝心のルート攻略となると、このテンポは少し心配になる。48話ぐらいかけてやってくれ
夏休みをやり直す。テーマがもう𝓔𝓶𝓸𝓽𝓲𝓸𝓷𝓪𝓵。小学生の夏休みって、人生で一番の時間だったわ。
攻略キャラは5人かな?CV高森奈津美のキャラはエッチな目に遭えば遭うほど良い
今更ながら視聴開始。実はゲームは買っていたが、積んでしまっていた。そうこうしているうちにアニメ化が決まり、ならアニメで見るかとなった本作。なので全く事前知識は無し。でも、アルカテイルという神曲があることだけは知っている。
もう、これぞまさにkey作品という入りに悶絶。夏のBGMがほんと良い。キャラもまさに純粋なkey。Airを見ていたのが懐かしい。
key作品のもう一つの印象として、毎回尺不足なイメージがあるんよな。それこそ、CLANNADみたいに長クールやらないと本領発揮しない印象。果たして今作はどうなるか。
最後の岩見沢の話はかなり面白かったが、ええ!!ここで終わる!?ってとこで終わったな。まあ、一期もそうだったし、青ブタらしいといえばらしいが。結局、「#夢見る」の正体もわからず、霧島透子がどういう存在なのかもわからなったな。正体はなんとなく察したけど、この作品でどういう役割を担っているのかがわからなかった。今期で一番頭使って考えた作品だけど、正直理解はできていない。でも、変に解説サイト見るとネタバレ食らいそうだし、映画に期待ということかな。
正直、最後のミニスカサンタ以外の話はそこまで面白くなかった。今回の思春期症候群が全体的にふわふわしていた。どういう症例で、今どういう問題が起きているのかがよくわからなかった。そして、よくわからないまま解決したというのが正直な感想。中盤までにこのアニメに見出していた面白さは、青ブタらしい会話や、当時のキャラたちが時間を経て成長していることへの感慨深さという、一期の思い出の面白さになっていた。「ミニスカサンタは好きか?」「いや、そうでもない」「なら大好きか?」「ああ、大好きだな」という会話のリズム。そして、あの一件があった双葉や古賀や花楓が、立派に歳を重ねていること。二期単体の面白さは見いだせていなかった。
正直、青ブタって、ゆめみる少女で綺麗に完結したと思っているから、この後の話は期待していなかった。なので、予想どおり、ストーリーとしては蛇足かなと思っていた。
ただ、最後のミニスカサンタの話は面白かった。麻衣先輩のバニーガールと重なる部分もあって、まさに青ブタらしい話だったかなと。岩見沢の葛藤や、世界から認知されないことの怖さなどもよくできており、すごく見ごたえはあった。最後モヤモヤして終わったのはマイナスポイントだが、一期と同じく映画に期待だな。蛇足だと思っている自分の評価を覆すようなものをぜひ見てみたい。
というわけで、相変わらずの会話のリズムやキャラの魅力は抜群だったが、あくまで一期の思い出としての面白さ。ミニスカサンタ以外は二期単体の面白さは見いだせなかった。でも、最後良ければすべてよしということで、評価は高めではある。
一期の時は双葉派だったけど、映画もふまえて二期を見ると、やっぱり麻衣先輩になるよね。咲太に対して好きという気持ちを、照れながらも隠さずに伝えるのがマジで良いんよな。戦場ヶ原さんもそうだけど、クールなツンドラキャラだけど、堂々と彼氏の好きなところを伝えるのはやはり最高。
おお!正直100%理解しているわけでないが、盛り上がってきたぞ!麻衣さんの直接的被害要因は、結局霧島透子になりそうか。
歌っている人全員認知されなくなるって怖いな。
岩見沢が霧島透子にこだわる理由。そして、霧島透子の本当の正体。いろいろ考えているけどさっぱりわかんねえや。でも面白いわ。あと1話で綺麗にまとまるか?
夢をみて気まずくなる男女。どこか既視感があるなと思ったけど、あれだ。「あの夢をなぞって」
福山お前重要キャラやったんかい。霧島透子の彼女?岩見沢寧々は霧島透子じゃなかった。いっちょん分からん。でも、確実に一つの結末に向かって話が収束していく。
麻衣さん理解がありすぎる、と思ったら流石にそんなことはなく。5億回言ってるけど、咲太を好きという気持ちを隠さないのがほんと良いんよな。勝てるわけがない。
姫路さんは千里眼だったか。今まで弄んできたけれど、敵わない相手が現れて解消か。結局、加西くんとの関係はどうなるんですか?
加西くん双葉を好きになるの見る目がありすぎる
めちゃくちゃモテる思春期症候群だと思ったけど、そんな単純ではないのか。まあ、あの魔性だったら思春期症候群関係なくモテるか。お似合いと言われていたのにそれを実現できなかった。いったいどんな病なんだろう
あ〜…?ランドセルガールでの並行世界から居心地の良いこっちの世界に迷い込んだのは分かったが、結局赤城が人助けにここまで執着していたのは、好きな咲太が守れなかったから?この空気なんとかしてよがトラウマだと本人は言っていたけど、ただそれだけ?正直全然分かりませんでした。青ブタで分からないという感想になったのは初めてかも。
同窓会でも「いや、それお前のオナニーやん」という気持ちは正直あった。まあ、そんなこと言ってたらこの作品は見れないけど。
結局、夢見るもなんなんだ?
「チョココロネでコロッといく女子もいることだし」
双葉ほんと可愛い。
でも正直、2期に感じている面白さは、当時のメンバーが時間を経て成長している姿になっているな。2期単体の話の面白さはまだ感じ取れていない。内容が1期よりもふわっとしているからかな。
赤城がなぜ人を救うことにここまで執着しているのか。並行世界の記憶を引き継いでいることにどう関係しているのか想像もつかないな。赤城の思春期症候群もイマイチ掴みづらい。
思春期症候群をプレゼントするサンタが現れて、正直萎えたの自分だけ?なんか、今までの話は実は全部私のせいでしたとなるのは萎えちゃうんよな。
スタジオバインドということで前評判は高かったが、終わってみたらここ数年で一番と言っていいぐらいの神of神of神アニメだった。見終わった後の満足感がすさまじく、とんでもない作品に出会えたともう感動しかない。
学問をテーマにした作品でこれ以上完璧なものはあるだろうか?一人の女の子が鉱物に興味を持ち、好奇心のままに進み、取った記録から考察を進め、さらなる深みへ興味を持っていく。最初は、綺麗な色の宝石を見つけていたら喜んでいた瑠璃が、いまや宝石が見つからないことにも喜んでいる(6話)。瑠璃が鉱物研究を行う動機は前からずっと同じ、"綺麗な石が好き"というもの。でも、石の先にあるものにたどり着いたら、同じ石が前よりもっと綺麗に見えた。今以上にもっともっと石を綺麗に見るために、これからも石のことを知り続けていきたいとなる。この成長に涙がこぼれてきた。一人の女の子が研究者になるまでの過程をここまで見事に描けるかと。お金では買えない研究の価値を説くのに、ここまで素晴らしい作品は無い。
しかもそれだけでなく、研究の不安についての描写もすごく良くできている。「調べたつもりになるって一番怖いこと」。今までなんとも思わず勢いのまま研究に突き進んでいたのに、急に不安になってくるこの気持ち。自分も学会前に痛いほど経験しているから、否が応でも刺さってしまった。そのほかにも、大学で研究活動をしている人ならグサグサ刺さるような研究の辛さ、そして楽しさ。それらをここまで巧く内包できるのかと感心しました。全員楽しめる作品であるとは思うが、研究活動をしていた人には特に心に残る作品になるのではないかな。実際、だからこそ自分にここまで刺さったのだと感じる。
話の構成としても素晴らしくて、なぜここにこの石があるのかという疑問を視聴者にも考えさせてくれる。そして、その前までに出てきたいろいろな記録から、最後答えにたどり着く。このプロセスがしっかりしているから、視聴者も一緒に研究に参加している気分にもなれ、発見の爽快感をともに味わえる。だからこそ見ごたえがすごくある。
凪先輩のセリフもいちいち良くて、ワクワクを高めてくれる。鉱物学は全くの専門外で、何をしているのかさっぱり知らなかったけど、一つの石から地球規模で何が起こっているのかを読み取ることができるとこのアニメで初めて知った。山から川に落ちて海に流れる、それで終わりでなく、プレートに潜ったら溶岩となり、空に舞う。もしかしたら隕石にもなるかもしれない。何十億もの地球の歴史が一つの石に込められていると凪先輩が語る。こんなんワクワクしないわけがない。最高のモチベーターになっていた。
採取した鉱物や水から情報を集め、仮説を立て、次のプロセスに進む。これは紛れもない科学。研究の地道さと、その面白さ。緻密な実験記録をとること、そして、疑問を疑問のまま残さないことの大切さ。これは義務教育で扱うべき。理系教育アニメとしてあまりにも素晴らしいため、本当に文部科学省には検討してほしい。
ここまではセリフや話の構成力といった脚本面を褒めてきたけど、アニメーションの出来も完璧。7話の視聴後感はいまだに忘れられない。瑠璃と硝子のその後の様子を、特殊EDとともにカット絵で挟んでくれる。EDでここまで感動したのは、シュタゲ、少女終末旅行、まどマギ、ケムリクサ、それ以来かもしれない。ほかにも、12話がアニオリだと知ったときはもうびっくりした。制作会社ガチャSSRなんてレベルじゃない。
作画力に関してはもう言葉にするほうが野暮だと思うので語りません。静止画の美しさが極まっていた。京アニ、ユーフォ、それらと肩を並べる。
というわけで、最高級の脚本、最高級の構成、最高級のアニメーションが合わさり、とんでもない神作品になってしまいました。ニコ動のコメントでは、フェティシズムを感じるエロティック描写に興奮している人も多かったが、ここまで話が面白いと正直ノイズに感じた。高校生の時にやっていたら、将来の進路が変わっていたかもしれない。それぐらい心に残る作品になりました。全人類に見てほしいが、特に、研究活動にいそしんだ経験のある人、そして、まだ無限の可能性を秘めている学生にこそ絶対に見てほしい作品です。本当に素晴らしかった。
以上をもって、最大級の賛辞の言葉と代えさせていただきます。
なんちゅう演出をしてくれたんや…なんちゅう演出を…
ここで流れる歌詞が「一つでも欠けていたら、きっと出会えてなかったね」だよ。これがアニオリってマジですか?制作会社ガチャSSRなんてレベルじゃないでしょ。
瑠璃が鉱物研究を行う動機は前からずっと同じ、"綺麗な石が好き"。でも、石の先にあるものにたどり着いたら、同じ石が前よりもっと綺麗に見えた。今以上にもっともっと石を綺麗に見るために、これからも石のことを知り続けていきたい
はい、普通に泣きました。
まさに光の住処へ向かう回。1話からの瑠璃の成長が凄まじい。綺麗な石を手に入れるだけでなく、石の声を聞き、仮説を立て、検証していく。研究は立派な人がやるものだと言っていたけど、もう瑠璃は誰よりも立派な研究者だ。好奇心をどんどん膨らませ、先へどんどん進む姿にもはや尊敬の念を抱く。これは理想論だと言われても構わないけど、先のことを決める動機は単なる好奇心でいいんだよな。好きなことに突き進む、何よりも強い気持ち
一人で先走って危険な行動をするみたいなノイズが一切無いのも最高。純粋に学問の面白さに浸れる。学問をテーマにしたアニメでここまで完璧なの見たことない。
研磨機素手で怖い、と思ったら、手袋使うと巻き込まれて逆に危険なのね。ニコ動の解説助かる。偏光顕微鏡も初耳で、へーっと感心した。
なぜ高品質のマンガン鉱石が線路の敷石に使われていたのか。それが最後、冒頭の小説で分かるという綺麗な構成。鉱物学にこういう歴史的背景を読み解く役割もあるとこの作品で知って以降、この分野に対する興味がすごく湧いてくるんよな。鉱物学というかなりマニアックな分野をすごく魅力的に描いてくれる。ほんと素晴らしい。
ちょっとした違和感を視聴者にも考えさせていくストーリー構成。一緒に研究している気持ちにさせてくれて見応えがありまくりますね。
良き幼女アニメだった。面白さの10割をリリーちゃんが担っていると言っても良い。CVの天城サリーさんが最高の演技で、もうこの人しかいないという完璧なキャスティングだった。
最初は、小学生の女の子と男子大学生の恋という👮案件を感じる内容だったが、リリーちゃんが純粋無垢でずっと可愛かったな。小学生の良さである純粋さがずっと魅力的に描かれていた。恋にまっすぐ突っ走る。
中学生の頃に「小学生ってかわいいよな。純粋無垢なところが良い」と言っているN君という友達がいた。その時は周りの空気に流されて「お前ロリコンかよ。きっしょw」とバカにしていた。でも、実は、自分も「わかる。あの何にも染まっていない純真さが良いよな」と心では思っていた。あの時かばえなかった贖罪として、ここでははっきりと言いたい。『小学生の女の子は可愛い』
さて、まあゲーセン要素は正直どうでもよく、話としてもかなり虚無な部類ではあった。でも、平和な世界で可愛いキャラたちが絡むのを壁になって眺める、理想の脳死アニメであった。見続けて良かったです。
毒殺されかかる護衛係。これだけ聞くと役目を全うしているように見えるが、真相は…w
いや〜面白い。やっぱり悪役をスカッと倒すのは気持ちいいね。なろう作品の多さに飽き飽きしていたが、実はこの手の話は何歳になっても大好物。単に、主人公に魅力を感じない質の悪い量産品にうんざりしていただけだった。
この作品で一番良いのは、やはりモニカのキャラだな。すごく愛おしい。逆に、モニカが好きでない人はハマらないだろうな。
クローディアに戦場ヶ原を感じてガチで絶頂した。俺こういう子が一番好きなんだよな。婚約者の前で声が上がったり、敬語で詰めて行くの可愛すぎるだろ
チェスや将棋に詳しくないけど、数学得意=チェスも得意になるのかな?チェスの戦術をどう組み立てているのか単純に気になる。
やってることを文字にしたらいつものやつと同じだが、アニメーションの作りが違うとこうも印象が変わるかと感じたね。スマホ太郎も、アニメーションが良ければもしかしたら名作になっていた?主人公が可愛い女の子という違いもあるけど
おしゃれで心地よい雰囲気で魅せてくれた一期。そして二期では、吸血鬼の世界をより深く魅せてくれて、まさに二期でやる価値あるという素晴らしい続編だった。一期11話での「吸血鬼になるとは一体どういうことか」というテーマを深く掘っており、ストーリー的には二期のほうが面白かった。
吸血鬼の世界に飛び込んだ一期から、いよいよ吸血鬼の眷属への二期。吸血鬼になる方法は、吸血鬼に恋をすること。そこから、ナズナちゃんが吸血鬼になったルーツを探る話になるんだけど、それがまあ尋常じゃない見ごたえがあった。食い入るように見るとはまさにこのことという状態。予想以上の濃厚なドラマだった。普通にびっくりする展開だらけで、マジ?とつぶやきながら見ていた。
後は、何といっても吸血鬼ハンター鶯餡子。一期でも衝撃の登場だったが、二期でより深く掘り下げてくれて、それがいくらなんでも面白すぎた。最後、吸血鬼をせん滅するためにある行動に出るんだけど、その最期の発破がもう…。10話は満点。沢城みゆきさん天才。今季一番の演技は間違いなくこれ。
言わずもがなだが、夜の映像がほんと綺麗。これは一期からずっとだが、夜の作品を任せるならライデンフィルムさんという立ち位置を確立しているかも。インソムニアも良かったし。あと、洋楽をBGMにした夜の街の放浪もほんと素敵。よふかしのうたで一番好きなところと言っても過言でない。
吸血鬼の世界に飛び込む設定は、傷物語を思い出した。ところどころシャフトっぽさも感じて、シャフト信者の自分は絶頂しながら見ていました。
というわけで、よふかしのうたのストーリー部分がより深く描かれ、個人的には二期のほうが面白かったです。セリフの良さも一期と変わらず残っており、強い原作に強いアニメーションがぴったりはまった、名作と言っていいと思います。
ここにきて餡子さんが2025夏アニメヒロインランキングのレースに躍り出た。やはり沢城みゆきさんは良い。
つなぎのコメディ回なのに、「私にはキスしてくれなかったのに」とずしんと来るセリフが絶妙な間で飛び交うのほんと良いな。
最初から最後まで数学要素が邪魔だった。数学×料理で納得できたものが一つもなかった。ナポリタンは化学だし、最後のデザートは物理だし、他はただの民俗学だし。個人的には、数学的発想というのは「まったく違う分野がふとした時につながることに気づくこと」だと思っている。一つの問題に対し、様々なアプローチから挑戦し、他種単元同士の数字でのつながりに気づく。論理を組み立て、新たな理論を組み立てていく。それが数学者としての力。起こる現象を観測し、ただ数字を使って関数を組み立てるのは、数学的思考能力に過ぎない。最終回で、「値の違いはあるが、それはおおまかでいい」って言ったときがっかりしたよ。数学要素を無理やり組み込んでくるのが最後まで違和感があった。
それを抜きにしたら、親元から離れて新たな世界に飛び込む岳の成長はまあまあ面白かった。数学の道を諦め、今度は料理の道で天才たちの中に放り込まれた少年の苦悩。好きなことに向き合うことの怖さ。ブルーピリオドでもそうだが、やはりこのテーマは良い。
あと、やはり料理漫画は審査員のリアクションが大事だなと思った。リアクションはオーバーでないと。中華一番が恋しい
これに比べたら山岡さんの数学はカスや…
ここまでさんざん前振りしてさんざん期待させて、純粋無垢な「物理」を見せられるとは思っていなかった。数字を使えば数学だと思っているのかな?口に入れる図形はちょっと数学っぽいか?マジで数学要素が最初から最後まで邪魔だった
間違いなく今期で一番楽しみにしてたアニメであり、間違いなく今期で一番元気がもらえたアニメ。もうとにかくずっと楽しかった。楽しい時間がずっと続いた。この街に住んでみたいという感想が純粋に湧いてきた。
自分は今までアニメをたくさん見てきましたが(現在愛用しているこのサイトで数えると、900作品になったらしい)、その中で一番好きなアニメは何かと聞かれたら、「日常」と迷いなく答えられます。思えば2011年、たまたまNHKをつけたら見つけたのがきっかけ。その時の第一印象は今でも覚えている。「なんなんだ?これはいったいなんなんだ?」。2011年といえば中学一年生。当時はあたしンちやケロロ軍曹、コナン、ポケモンといった昔から見ている作品のほかに、MAJORやベルゼバブなど、少しずつ当時はやっていた少年漫画原作アニメにも触れ始めた時期。そんな中で見た「日常」は、あの頃の自分にはあまりにも衝撃だった。ぬいぐるみが追っかけてくる、大福を被る、流しそうめんでキレられる、と思ったら、いきなり空中帝国の話になり、謎の小話も挟まる。どんなアニメなのかをどう伝えるべきかいまだに答えがわからない。そんな明らかに「日常」ではない世界。
言語化が非常に難しいこの作品だが、当時から変わらない感想が一つある。それは「楽しい」。変なメッセージ性が無く、くだらない、へんてこなことを詰め込んだ世界がとにかく楽しかった。何も考えずに反射的に笑ってしまう。どれだけ心が疲れていても、すぐに元気になれる。そんな不思議な魅力がこの作品にはあった。一つのアニメを何周もすることは基本無いのだが(たぶん放課後ていぼう日誌の4周が他のアニメでは一番多い)、日常は30周以上は見ている。それは、部活や勉強や人間関係で疲れた時。このアニメを見ると本当にすぐに元気になれる。
あらゐ先生作品は、普通のギャグ作品とは違い、箱庭的な面白さを特徴としている。視聴者に「どうだ面白いだろ」と描くのではなく、こんなことがあったら面白可笑しいだろうとあらゐ先生の中で妄想ワールドを広げる。どんなことを伝えたいかではなく、何を作りたいかで考えている。あらゐ先生はインタビューの中で、先に枠組みを決めて書くのではなくて、書いているうちに思いついた面白いことをどんどん詰め込むように漫画を作るというスタイルでやっているとおっしゃっていた。あらゐ先生の妄想世界。その妄想に懇切丁寧に向き合って、あの世界を漫画として形にできた。
そんな箱庭的な面白さが、CITYではより極まっていた。「日常」も人を選ぶと思っていたが、これはより視聴者を選別している。日常では、シュールなギャグの中に爆発力のある笑いも組み込み、ギャグアニメとしての側面が強かった。しかしCITYは、あらゐ先生のワールドをより濃くして、爆笑ギャグというよりも、優しくへんてこでゆるい世界を全面的に押し出している。びしっと見せ場で全力投球ではなく、ずっと遊んでいる。テイストがかなり違っており、別のアニメとして捉えるべきだろうと思われる。もちろんどっちが良いかとかではなく、どちらも違う面白さがあった。そのため、このアニメを勧める時には、「日常」とは全然違う、でも新たな面白さがあると念押しして伝えている。
日常とCITYを比較するときに面白い観点の記事が見つかった。先ほども述べた『シュール』という言葉についての記事。
https://note.com/kumomajin/n/n726c85dbafb7
日常では、おかしなシーンをより際立たせるためにシュールなアニメ作りとなっていた。例えば、ところどころ挟まる定点カメラなどはまさにその象徴。一方で、あらゐ先生は、日常はシュールな作品ではないと考えている。それは、不自然なものを際立たせるのではなく、不自然の連続が自然だととらえているからである。それは笹原幸治郎のセリフである「「日々私達が過ごしている日常というのは 実は奇跡の連続なのかもしれん」という言葉に集約される。タイトルの「日常」も、ただのアンチテーゼではなく、おかしなことが起こりまくる、それがこの世界での日常なのだという意味合いが強い。そんなあらゐ先生の世界を、大衆向けに作り直したのが、アニメ「日常」。誰もがあの漫画を見て最初に感じる強烈なおかしさ。その個性を際立たせることで、ギャグアニメとしての意味合いを強めた。
一方で、アニメ「CITY」はシュールではない。非日常の日常という要素がより極まっており、よりあらゐ先生の頭の中の世界を忠実に再現している。これが日常とCITYを比べるうえで大きな構造の違いとなってくる。だからこそ、二つのアニメは根本から違うものであり、肩を並べるものではない。二つは違くて、どちらも良い。「日常」を頭から捨てたほうが良いと考える理由はまさにこれにある。
さて、日常とCITYの違いを挙げるのにもっと単純なのは、学校の話か、町の話かという違いであろう。CITYでは、町の中の住人がそれぞれ違う営みをしている群像劇的な一面が強い。ただ、群像劇らしく最後きれいに一点に集約するかと言えばそんなことはなく、でもそれぞれが全く無関係ではない。徐々に徐々に絡みが増え、同じ時間を確かに共有しているのがわかる。それをまさに体現したのが5話と9話。同時進行で各場面が進み、しかもそれが別の味の面白さを引き出しており、そして最後にまとまりCITYとなる。各々の濃い話をあえて画面を忙しくして描くことで、別々の話でも確かに同じ町で起こっているのだと強調され、それが最後の集結に効いてくる。おかしなことが同じ町で次々と起こるCITYという作品の本質を、ここまで巧みに表現してくれるのかと、もう言葉が出ないほど感動した。いろんな面白さがマリアージュして、一気に駆け抜けていく。この作品の楽しさを髄から味わえる素晴らしい回だった。
そんな、おかしなことが散乱している世界でも、軸となる話はあるから散漫にはならない。今回で言うと、まつりとえっちゃんパートや、南雲とにーくらのパート。きちんと時間軸が設定されたストーリーがあるからこそ、町の出来事を同時多発的に見ることができる。いわゆるサザエさん時空ではなく、同じ時空での出来事。だからこそ、一つ一つが独立した話ではなく、同じ町で皆が生きていると感じ取ることができる。これも、CITYという作品の個性をしっかり確立する、素晴らしい構造だなと感じました。
というわけでかなり長文で書いてしまったが、あらゐ先生の面白ワールドをさらに濃くして、この優しくへんてこな世界を楽しく描く、そんな作品でした。あらゐ先生の作風がもう遺伝子レベルで好きなので、とにかく毎回毎回楽しかった。このアニメに出てくるキャラは基本みんなバカで、そしてみんな優しい。そんな優しさがあるからこそ、心の底から元気がもらえる作品になりました。この街にどっぷりと漬かることができ、最高に幸せな3か月を過ごすことができました。
この世界を体現するアニメーションの出来ももう完璧。お遊びを全力で描く京アニさんもう大好き。何もかもが大好きな作品。
万人に受けるとは全く思っていないし、日常が好きな人に受けるとも思っていない。でも、誰かにとってのオンリーワンには間違いなくなれる。「楽しい」 「好き」。これがこの作品に一番合う感想かなと思います。13話を全力で駆け抜けてくれて、ありがとうございました。
しみじみと面白い作品だった。静かで、味わい深くて、心に染みわたる。人間と鬼が共存する世界を様々な方向から描いてくれて、見終わった後に毎回ため息が出るような作品。
人間と鬼の寿命の違いや、鬼と人間の住む世界の違いによる拒絶。これだけ聞くとありきたりなテーマかもしれないが、鬼と人間の違いを暖かく、時に残酷に描いてくる作品だった。どれほど仲良くなっても、鬼への恐れから一瞬で関係が崩壊するのは辛い…。奈津…。個人的に一番つらかったのは、蕎麦屋の親父さんの生涯。人が老いる姿を見る辛さを、久々に感じたかもしれない。死というのは突然のものよりも、もうそろそろかなと薄々わかっている状態のほうが辛い。ゆっくりとした最期の辛さを久々に味わった。
単話の完成度も高い。予想外のところから展開される話もあって、毎話毎話引き込まれた。鬼の正体が実は…みたいな。外れ回は個人的には無かった。ストーリーの平均値がずっと高かった。
というわけで、派手なストーリーや感情を揺さぶるような展開は少ない静かな作品だけど、だからこそしみじみと味わい深い作品だった。こういう作品って今時流行らないのかなと寂しくなるくらい話題になってなかったな。辛い話が多いので、そういうのが無理な人にはおすすめできないが、人生は一度は見る価値ありと言える。お涙頂戴というより、じっくり仕上げてくる話の積み重ねが最高だった。蟲師やフリーレンが好きな人にはおすすめできる。ちょっと違うけど、魔女の旅々や夏目友人帳とかも。
アニメーションの出来は、戦闘シーンは微妙だったけど、人間の仕草を描くところは抜群だったので、そこまで悪いとは感じなかったかな。蕎麦屋の親父さんの老いる描写のこだわりを感じた。
惜しいのは、最初の妹との因縁がほとんど進まないまま終わったこと。これは二期を期待(二期来なさそうだから、原作読もうかな)。あと、平成編は正直いらなかったかな。最終回は良かったけど。
ため息が出るくらい面白いな。人間と、そうでないものの違い。数多くの作品で取り扱ってきたテーマだが、今作もこのテーマを味わい深く描写してくれた。
親父さん…。最期におふうの幸せな姿を仮初でもいいから見れてよかった。言葉の一つ一つが染み渡るよ。「過去を振り返って泣きたくなったら、それを誇れ。別れに怯えて今を蔑ろにしないでほしい」。最期の人間のアニメーションも素晴らしかった。やはり死というのは、突然のものよりも、薄々分かっている状態からの方が辛いな。
そして、直次と娘に明かす鬼の姿。直次は薄々勘付いていたとは思うが、やはり異形を目の前にすると言葉を失うか。人間とは違う世界。それゆえ別れも多い。ありきたりなテーマではあるが、本当にうまく描写している。
デジタルアーケードゲーム野晒しで草。雨で一瞬でン十万が。田舎の駄菓子屋で格ゲーが置いてあるとこなんてあるのかな?
リリーちゃんポーズ決める時基本ドヤ顔なの可愛すぎる
最後が雑だったのは玉に瑕だが、すごく良いアニメだったな。心地よい空間の中で、皆の一歩一歩の成長に心が温かくなるアニメだった。大げさなことはおきずに、等身大だったのも良かったね。それが展開が弱いとも感じなくはなかったが、ありふれた高校生らしい話だからこそ、親近感をもって視聴できたのかもしれない。
このアニメで良かったのが、キャラクターと音楽。キャラの掛け合いはもう抜群でした。主人公のキャラに一発で心が掴まれた。最初は「こいつほんまwww」ってなる、唐突な毒と早口な自虐に笑っていたけど、最後のほうはもう皆をまとめる存在になっていた。「歌っていると良いことがあるから」とか、「おばあちゃんになっても、今の楽しい思い出を語っていきましょう」とか、心に寄り添うセリフをサラッと言うところがいいね。特にクマちゃんとの話がすごく良くて、「いい声だと思ったのは本当、だから謝らない。でも、自分の声が好きだから、声の交換は拒否する」って伝えたのもジーンときた。あと、ウタとクマちゃんが会話するシーンは全部面白かった。謎の空気感。おむすびもすごく面白い子だったし、キャラ魅力はほんと抜群だった。みんな大好きになれた。
あとはなんといっても音。すごくこだわりを感じた。アカペラというBGMが使えないものだからこそ、一つ一つの音がすごく繊細に管理されていた。第一話での、おどおどした歌声が徐々に楽しくなっていくところとか、明らかにちょっとおかしい初披露、そこから明らかに成長を感じる第二回、自分たちとは明らかに違う先輩方の歌唱。正直、画の力がそこまで強くなくて大丈夫かなと思っていたが、音だけでこれらの違いを明確に感じ取れたのは本当にすごかった。OPもすごく良い曲(最終回を見た後ならなおさら)だったし、すごく心地よかったね。
残念なのは、最後のほうが駆け足になっていたこと、今までは、テンポが遅いくらいに丁寧に描いてくれていたのに、おむすびと部長の回はさすがに雑だった。特に、おむすびがミルフィーユを感じる展開は、もっと丁寧にやってほしかったな。練習からずっと離れていたけど、自分のリードボーカルに皆が合わせてくれるようになったから和解するのはちょっと…。自分ひとりだけが抜けていたらダメなアカペラという大事な要素の解決にはなっていないような。もうちょい話数があればなんとかなったのかな?
るんるんがやっているということでコンテンツだけは知っていたが、きちんとアニメも良くできていた。今後何か新規で動きはあるのかな?