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良い (4.4)

麦の「ごめんね」の言葉は何を示しているんだろうね。約束の場所へ行けなかったことか、それとも花火を裏切ってしまったことか

早苗と花火が来ることを知りながら先回りをしていた篤也は強引なのか空気が読めていないのかイマイチ判断に困る。風邪の振りして引っ込んだように見えた場面でもホントに風邪引いてたしなぁ。でも早苗を動揺させる言葉を連発しているってことは早苗のことはよく見てるし判っているということかな?

早苗は本当に花火のことが好きだったんだねぇ。出会いの日に貰った飴玉の包み紙を今でも大切に持っていたのは執念深いようにも思えるし、最早中身の無くなったものに固執し続ける姿を表しているようにも思える。
最初の頃の早苗は一応花火との繋がりや交流を大事にしていたはずなのに、現状では花火を追い詰める役回りでしか無かった。そんな彼女が最後の最後で全てを失わずに済んだのは篤也の後押しも有っただろうし、花火が早苗と向き合った状態で「友達で居て」ととても残酷な要求をしたのも有るんだろうね。
花火の要求はとても早苗の気持ちに応えていない自分勝手なものではある。けれど花火はどうやったって早苗の気持ちに応えることは出来ないのだからこのままでは早苗は存在する意味を失ってしまう。それを回避するために花火は早苗に友達という存在意義を与えようとしたのかな。それを受け入れた早苗だからこそ篤也とももう少し向き合ってみようと思えたのかも知れない

色々と人間関係がスッキリしてきてそれぞれの心持ちも晴れてきた。あのモカが豪快にパンを食べてるシーンには笑ってしまったよ。
そんな周囲を他所に底なし沼にズブズブとはまっていく麦は一体どうなってしまうのかな?



とても良い (4.6)

誰だって頑張ったことを褒められたいし、時には褒められるために頑張ることもある。そういった感情に溢れていた回だった。

前回はトールが小林に認められるために暴走してしまったけれど、小林が言うようにトールと小林の間柄って親友に近いものになってきたように思う。トールも何が何でも小林と恋愛関係になりたいというわけでもないし
対してカンナが小林に求めているものってずばり「家族」なんだろうなと感じる。でも小林はなりゆきでカンナを受け入れたから、親になる覚悟があったわけじゃないんだよね。だからカンナが運動会に来てほしいと望んでもすぐにはイエスと言えない。これはカンナの感情に気付けなかったということだけでなく、保護者として運動会に行くことでカンナの親として認識されてしまうことに踏ん切りがつかなかったということもあったりするのかな?
そんな二人が親と子の関係になっていく描写が面白い。カンナは小林が仕事をしている姿を見てこれ以上無理しないでほしいと「来なくていい」と嘘を言う場面は親のために欲しいものを我慢する子供のようだし、運動会に行くために仕事を頑張り夜遅くに帰宅した姿はまるで父親のように思える。そんな過程を経たから滝谷から再度、問われた時の答えが「行くべきだと思った」になるんだろうな

ここで描かれている運動会って親が子供を応援する姿が強調されてるなぁ。才川の家族なんて非常にその傾向が強い。翔太もルコアが応援に来ていたけどそのおかげで騎馬戦で勝っていたし(笑)
リレーで差をつけられた際はてっきりドラゴンの力を使うのか一瞬ハラハラしてしまった。でも子供でいることを重視するカンナだからこそ、ドラゴンの力に頼らず頑張って走り抜けたんだろうな。

そして運動会が終わり子供が主役の時間ではなくなったからこそ、公園でカンナは運動会のために頑張った小林や美味しいお弁当を作ってくれたトールに感謝を伝える時間になる。小林にとって今回はカンナのこの言葉が何よりの報酬になったのだろうなと思った



普通 (3.3)

ジェリドはこれまで嫌なやつとして描かれていることが多かったけど、彼は彼で恵まれた環境にいるという訳ではないようで。味方から出戻りのジェリド中尉と揶揄されたりティターンズであるだけで一階級上になる決まりに反感を買ったり。
カミーユの他者への攻撃性が目立つゆえにジェリドはどうにも霞みがちだけど、彼もカミーユと同じように他人から正当な評価で認められたいタイプなのかな?その焦りが他者への攻撃や成果を過剰に求める傾向を生んだのか。そんなタイプではあるけれど、まだまだ踏みとどまっているカミーユよりも先に自己の行動を見直そうとライラに弟子入り。直前には殴りかかっていたのに「新しい事態に遭えば違うやり方をしなくちゃならないんだよ」との言葉を素直に受け入れられるのは彼の見えにくい魅力を示しているのかもしれない

一方のカミーユは両親の喪失のショックからルコアやエマに縋ろうとするが失敗。これは彼の攻撃的な性格だけでなくそもそもアーガマで味方となってくれる人物が居ないというのもあるんだろうな~。シャアが自身との相似から気に掛けてはくれているようだけど、その辺りはカミーユには通じていないようだし。彼の中途半端な立場を表すが如くまだまだガンダムは青色の片腕。一応Ζガンダムと名付けたのはこれが自分の居場所だという主張だろうか?

アムロがちらっと登場したけど物語に絡んでくるのはまだまだ先のことだろうな。ブライトもあれ以来登場していないし



普通 (3.8)

疲弊し穢れが満ちていた国で王と内務大臣が一夜にして亡くなり、更には竜巻による大災害が有ったはずなんだけど、その割には民衆に混乱が見られないのはスレイによる浄化の影響か、それともアリーシャ回復への祈りに専念することで酷い状況から目を逸らしていたんだろうか?
そんな状況だったからアリーシャが付いてくることになったのは驚き。確かに一国の平和より世界の平和を優先するのは納得できるけれど、これまでのアリーシャなら自分の立場を重視し国に留まったような気がする。ある程度問題が片付いたこととスレイと再び出会えたことで自分の欲を出したのだろうか?

災禍の顕主の下僕らしき少女が前回ドラゴン浄化を邪魔しなかったことが少し疑問だったんだけど、もしかしてスレイ達に災禍の顕主を止めてほしいのかな?今回もあんな近くに平然と出現したのはドラゴンを浄化するほどの力を持つことが判明したスレイを災禍の顕主の下へ誘導するのが目的だったのか

そして第一期ED風景出現。そうか、このタイミングの出来事だったのか
これから危険な戦いに出向くはずなのに晴れやかな顔ばかりだし、見知った顔とも再会。最終回が近くなってきたことを感じさせる演出
アリーシャとロゼの神威化が残りの課題になるようだけど、スレイと全く立場が違う二人だしどうやってこの課題を解決するのだろうか?



良い (4.0)

棋士になれずに生きていくこと、このままストレート負けしてしまうこと。どちらが悪夢かとことん味わってやろうと言った時の島田の顔は強烈。彼には秘めたる熱さがあると判っては居たけれど、ここまでとは思わなかった。確かに彼はA級に君臨する化物の一人だ

そんな島田が全く歯が立たない宗谷はそれ以上の化物である。島田と後藤の対局では勝った方が直後の消耗が大きいと説明されていた。新幹線で眠る島田からはある程度敗北を受け入れた姿が見て取れるけれど、宗谷には全く消耗した様子はない。それどころか島田が見逃した手をすぐに指摘し「美しかったのに」と残念がる。自分が打っていたはずなのにどこか他人事のようにつぶやく姿はこれまで登場したどの棋士とも異なる。

今回零は誰もが見逃していた手、宗谷が指摘したものと同じ手を見出していたけど彼はどこか宗谷に近いところがあるということだろうか?以前にも島田の盤面を見て宗谷と同じ感想を抱いたと言うし。
でも今のところ宗谷と零って似通った点って見当たらない気がするんだけど。もしかして宗谷も零と同じように生きるために将棋を始めたタイプだったりするんだろうか?



良い (4.5)

早紀絵は体質の問題で自身に向けられる好意が本物であるかについて懐疑的だったのか。宇垣もそれを察していたから今回けしかけるようなことをしたのかな?こういったことが出来たのもタバコを吸いながら鉄男とサシで話し合って信頼できる相手であること、もっとアクション掛けないと鉄男も早紀絵も進展しないと理解したからなんだろうね

鉄男もまた一風変わった人間であることが強調されている。会話の始まりで出されたお茶菓子や早紀絵の催淫攻撃を我慢したりするのに、サキュバスの話になったらそれに夢中になって分析を始めてしまう。早紀絵にとってそういった距離感で話し合える異性なんてこれまで居なかったんだろうね。そりゃ好意を抱いてしまうのも仕方ない。
オチとして鉄男はやっぱり我慢していたことが早紀絵に知られてしまったのが面白いが。折角のいい雰囲気が台無しだよ!

Bパートはまた随分と話の流れが変わった気がする。こちらではデミの体質を使って日常コメディの展開になっている。暑い→雪の冷気で改善できるのでは?とか、怪談話→京子の首がオチと。特に響子の首については最初の書き置きが出た時点でオチが予想できるから、そこに怖さなんて微塵もなくてむしろ京子の仕草が可愛いという点が強調されるほど
そしてそんな話の締めがデミの体質によるものではなくて普通の女の子なら生じてしまう個人差だったことは、この作品が提示し続けているひかり達は体質の点を除けば普通の女の子であるというテーマに沿ったものだったのかなと思った



普通 (3.7)

18禁原稿を気にしつつ抗議しない加藤はやっぱり許容量が大きいね。しかし2度目の置いてけぼりは流石に思うところがあったのか?
リトラプの選択肢シーンで「告白を受け入れたが最後、永遠の愛一直線だ」との言葉を聞き何かを気にする素振りを見せたのは何故だろう?ギャルゲーのメインヒロインなんて立場を受け入れた自身の境遇を思い浮かべたのかな?それとも加藤の中であの坂での会話は告白に等しいものだったんだろうか?

後半倫也は出海の本の面白さに気付いて奔走。これ自体は悪いことではないんだよね。やはりオタクとして自分の好きな作品で面白い同人誌があれば広めたいと思うだろうし、それが同人初心者なら尚更。しかしそれが英梨々の心を傷付けてしまうわけで
確かに18禁同人誌を褒めそやすなんてのは倫也には無理なことだろうけど、英梨々が同人誌を書き続けていたのは出海のように倫也に応援して、楽しんで欲しいという気持ちがあったからじゃないかと思ってしまう。そうすれば小学校時代のような間柄に戻れるのではないかと。それが18禁同人誌になってしまったのは素直にそれを望めない天邪鬼な心が作用したのかな

これまでの加藤や詩羽に比べると英梨々は面倒な性格をしていることが際立っているね。それでも倫也が関係を捨てられないのは倫也も面倒な性格をしているからなんだろうね



とても良い (4.7)

突如登場した早苗の従兄弟は何を意味するのかな?普通に早苗とくっつく未来があるのか、それとも更なる波乱を呼んでしまうのか。少し不安…

花火のことを代わりにできないという麦に対して花火も同じ言葉を思い浮かべているようだけど、両者が考えていることは微妙に違うような。花火は鳴海への想いを振り切った先に麦が居る感じなんだろうけど、麦はあくまで花火は茜の代わりにならないと判ってしまっただけで茜への想いを振り切ろうとはしてないんだよね。
その辺りの差異が花火はいい感じに振られているのに対して麦と茜がラブホに入ってしまった状況に合わられている気がする。さておき告白してきた花火に対して「ありがとう」と言った鳴海は少しだけ株が上がったかも

茜にとって今の麦はどんな存在なんだろう?誰かに求められることを至上の快感とする茜。普段猫をかぶっているのはその方が男を落としやすいというのもあるんだろうけど、同等にその本質は隠しておきたい一面であると意識しているようにも思える。そんな茜の裏側を知っていながらどうしようもなく求めてくる麦は茜にとってとんでもなく魅力的な存在に映るんじゃなかろうか?タクヤも茜の本性は知っていたけど、他の女も居たから茜だけを求めていたわけではない。麦は茜のためならいい感じになれそうな関係の花火を躊躇なく捨ててしまいそうな気が……

「知ってた」「知ってたのを知ってた」のやり取りで古畑任三郎を思い出した人はどれくらい居るんだろうか



良い (4.0)

今回の話を見てこれまで自己中心的であり感情移入が難しかったカミーユの人間性が見えてきた気がする。結局彼が親を無視するような態度を示したり、周囲の人に反抗的だったのは親からの愛を求め続けていたからだったのね。
しかし、両親が優先したのは軍の仕事なわけで。前回唐突に感じたカミーユの態度の変節は元々軍やその世界に親を取られていると感じていたために嫌悪感を抱いていたという背景が有ったのか。……そんな事情が判ったのが両親とも死亡した後ってのはストーリー構成的に残酷過ぎない?

前々回の母親に続き今回は父親が無くなってしまうわけだけど、流石にコレは擁護のしようがないというか、カミーユ以上に自己中心的な人だった。親の勤めは果たしてきたと言いつつ、その直後に私の立場なんて言葉を口にしてしまう。優秀な技術屋では有ったんだろうけど、それ以外の部分がとても中途半端。
中途半端な姿といえばカミーユにも言えることで、シャアが乗り込んだガンダムは既に塗装が終わりエゥーゴの物となっているのに、カミーユの期待はティターンズカラーのままだし、片腕もない。それどころか正式にアーガマに所属しているわけでもない。だから威勢よく出撃しても父を撃つことは出来なかった訳だ

ラストでシーツを握りしめながら泣きわめくカミーユの姿からは人間性が更に歪んでいきそうな未来を予感させるけれど、自身の体験の先輩のような存在であるシャアとの触れ合いで変わっていくのかな?



とても良い (4.6)

エルマがポンコツ可愛い…

些細なことからカンナのお弁当をつくるのはどちらが相応しいかと勝負することに。たしかにこれは意見の衝突により起こったことではあるんだけど、そこまで深刻になっていないのは作中で言及されているように両者の距離が近づいたことで「このくらいまでなら大丈夫」という許容できるラインが判ってきたからだろうね。
カンナたちも何となく両者のそんな雰囲気が判るから弁当試合なんてお遊びの延長になるわけだし。
それはエルマの登場にも言えること。エルマは窓をぶち破って、つまりは小林達が安らかに共存する場所である家を破壊して登場するわけだけど、小林は全く恐れてはいない。これはトールの反応を見てエルマがそこまで危険な存在ではないと悟ったからなんだろうね。
そんな小林が本気で焦ったのはトールがエルマを砲撃した際。お互いに相手を判ってきたとしても小林が求められることに慣れていないと言う様にトールも求めることに慣れていない。だから小林はエルマの登場にトールがどれ程恐れるかが判らないしトールも小林が自身よりエルマを優先することなんてないってことに確信を持てない。小林がこれ以上は判りやすくできない、察して察してと言ったのは二人の不器用さを表しながらも、一歩一歩進んでいく意思を感じさせた
改めて原作を読み直してみたらこの辺りの描写、かなりアレンジされてるな~



良くない (2.0)

レディレイクを奪取しようとしたのはてっきり師匠を助けることの一環かと思っていたけど、王に国の現状を訴えるためだったのか。王が穢れに覆われてたとか、アリーシャを案外大切に想っていたっぽいことには驚いたけどそれ以上にその後の展開が驚いたというか……。王がアリーシャを庇って死亡、バルトロの本性が暴露された上で自死、師匠もいつの間にか救出。
流石に流れが酷くないか?ロゼがこれまでの行動の矛盾や問題に気付き、一歩を踏み出し穢れに立ち向かった流れと、今回の流れの差異が有り過ぎるような……。それともアリーシャは既に精神的な成長は終えていてその穢れなき行動に王もバルトロも敗北したということなんだろうか?ちょっとあの辺りの描写の意味が掴めなかったな

浄化が不可能と言われていたドラゴンをこれまで成功した人が居なかっただけと言い切りドラゴンに立ち向かったスレイは格好いいけれど、同時に危うく感じてしまう。個人的にはスレイがあのように感じた切っ掛けがよく判らなかったな。あれは単純にスレイの力が上がっていたことよりもロゼとアリーシャの協力が有ったから成し得た事と理解するのが正しいのかな?

そして思わせぶりに再登場した少女。そういえばこんなキャラクター居ましたね。すっかりと忘れていたよ。ここから一気にクライマックスへ突き進んでいく感じかな?



とても良い (4.6)

島田が初登場したときとは随分印象が変わったなぁ。
最初は影の薄い人、次に内側に熱い思いを秘めた人。今は熱情に溢れた人。以前、島田は地元の期待を背負っているとか地元の現状をなんとかしたいと思っているとか分析したけど、実際に島田が胸にいだいているのは言語化することすら難しそうな想い。地元の支援を受けながら奨励会に通って、成績が出ないまま何年も経って、返ってくる度に見上げるのは自分を応援する言葉で……。
彼はずっと胃痛を抱えていた。それは確かに彼を追い詰めたものだろうけど、かといってその痛みを否定したり知らぬふりが出来るものではなかったんだろうなと思う。零は生きるために将棋を続けていたけれど、島田にとってはアイデンティティそのものになっていたのではないかと感じた

零は今回甲斐甲斐しく島田の世話を焼いていた。これは自身の親父さんに重ねていたり、島田の想いを感じたからと解釈することも出来る。零がここまで他人に積極的に関わろうとするのは驚き。しかも今回の零ってそんな自分の変化にあまり気付いてない感じで自然体を保っている。これが川本家との関わりや研究会で「人に頼る」事を覚えた結果なのかと思うと心が暖かくなる。

宗谷は銀閣寺の傍で暮らしているのか。なんかもう島田から化け物じみていると言われたり、零が気配を感じなかったり、更には声優が石田彰さんだったり。彼の発言が少ないのも有るんだろうけど、宗谷からは人間らしい印象を全く受けないんだよなぁ……



良い (4.3)

今回は点数に関した話かな。点数とはただテストの点数を指すだけでなく自分がどのように評価されているか、見られているかを知る指針にもなる訳で。ひかりが先生に嫌われたくないと駄々をこねるのは点数を下げる、鉄男からの評価を下がることでこれまでのように楽しく話せなくなってしまうのでは?と危惧したからかな?
同様に京子が冗談でも先生に褒められたいから1位を、と言ったのは点数を上げることが目標ではなく鉄男からの評価を上げることが目的になっている。京子は鉄男のこと好きだから冗談の言葉でも本当に1位を取ってしまう

でも点数が正直に評価を表しているわけではないのも確かなこと。ひかりが鉄男の腕を赤点にしたのはそういったことを正直に言える間柄とも考えられるし、ひまりをプライスレスと評したように点数をつけることができなかったと捉えることも出来る
だからこそ一連の流れの返しとして「佐藤先生が一番美味しそうだと思う」って呟きは3人から責められてしまうわけですが

雪は今回で一気にイメージが変わったね!雪女の特性や陰口を叩かれていた件からもう少し儚いイメージがあったんだけど、ギャグ漫画好きなんだ…。しかも下ネタとか大好きなんだ……。早紀絵には隠していたけど、こういった面もひかり達に明かす日も来るのかな?



普通 (3.3)

アニメヒロインが特に意味もなく唐突に髪型変えるって結構衝撃的な展開だよなぁ。でも鬱陶しい絡み方で倫也が言及するだけだし、直後にとても印象的な波島出海が登場するから加藤の髪型変更はそれ程印象に残らない構成。
脈絡なくサッカーボールを蹴る描写を入れるのは本当にあざといっす

英梨々は自室に倫也を招き一歩間違えれば成人指定シーンが始まりそうなことをしていたけど、趣味を理解し合う幼馴染であってもアウトだと思うよ。まあ、大真面目に捉えれば英梨々は倫也と一緒に同人誌を作りたいと思っていたけれど交流の断絶によってそれが果たせないでいた。その断絶がゲーム制作を通して緩んできたから今回の運びとなったと解釈することも出来るのかな?



良くない (2.7)

『死なずのブランコ』という異名が強調されていたから、そこに意味があるのかと思ってしまったけど、結局なんだったんだろう?龍の歯医者のように死期を悟っていたから銃弾を恐れなかったというわけでもなく、本当に運が良かっただけなのか?ブランコの迷いのない足取りからは前回の野ノ子の「自分が何をするべきか判っている気がする」に近いものを感じたんだけど、特に関係なかったのかな?

ブランコと同じように野ノ子も死を恐れないような描写が目立つ。飛行機に飛びついたり敵中に飛び込んだり。それはキタルキワを知っているという以上に「自分が何をするべきか」判っているからなんだろうね。でもそんな行動を実行出来るのは周囲の助けがあるからで、地上では軍人が助けてくれたりベルも協力してくれた。飛行機の破片からは敵になったはずの柴名が庇っていたし、歯を戻す際には悟堂が菌を切ってくれた。
野ノ子と同種であるはずのブランコが負けたのは自身を助けてくれる味方が居なかったどころか味方を裏切っていたからなんだろう。一度目のベル殺害で仲間を助ける、助けられることを全否定する立ち位置を明確にしていたし

ベルは輪廻の輪に戻ったのか?頑なに龍の歯医者になることを拒否していたベルは軍人として死んだ感じか。そうなると野ノ子と道が交わることはなかったといえるかもしれないけど、なら彼の存在はこの物語でどのような意味があったんだろう?
イマイチ本作のことは理解しきれなかったなぁ…



良い (4.0)

モカの心情が描かれるのは初めてだからか理解するのが大変だった。

モカは麦と自身を王子様とお姫様に例えていたけれど、妄想するだけでなくティーカップセットを手入れしたり、服もそれっぽいものにしたりと努力は行なっていたのか。中学のデートも相手を覚えていないほどなのにお洒落をしていたりとまずは形から入るタイプだったのかな?
今回麦とデートしたコースは多分モカの理想を体現したものなんだろうけど、麦が映画を気に入るか気にしたり無理に笑顔を作ろうとしたり(これは自身の思い出も美化したかったというのもあるだろうけど)と、モカは麦に理想を押し付けるような面が目立っていたけれど、ちゃんと麦の気持ちも大切に考えていたことが察せられる描写だった。そもそも心理描写で天使の姿をした自身を振り切って求められることを求めたということはそれまでは自制してたってことだもんな
でも麦もモカを大切に想っていたからこそモカを抱くことができなかった訳で……。つまり麦もモカには自分とセックスしてしまうような存在ではなく、お姫様のような存在で居て欲しいって理想を押し付けてしまったわけだからなぁ……。ある意味どんな行為よりも残酷だよ

花火はタクヤを遂に見限って鳴海への告白に動き出す感じか。タクヤに近づいた理由って茜から男を奪い自分の価値を高めたいとの感情からだったけど、タクヤって麦と違って茜に執着してないんだよね。だからそもそもの方法と目的が間違っていたと言うべきか、ようやくまともな方向に修正されたと言うべきか。
でも話数的には半分過ぎた程度なんだよな~。雰囲気的には最終回へ向かってという感じだけどまだまだ波乱含みの展開なんだろうな…



良い (4.3)

水着回とコミケ回を一緒にするとは面白い構成してるな~

スイカ割りに泳ぎの競争とドラゴンと人間の違いが海では強調されていたのに、コミケの話ではむしろ人間の特異な部分が強調され、ドラゴンであるトールがドラゴンではなくコスプレイヤーとして受け入れられている。それどころかトールの世界から来た異種族までさらりと混ざっている程。ファフニールがサークル参加していた状況には笑ってしまった。
そんなカオスな状況だからトールも本来の姿を少しだけ出したくなるのは当たり前か。翼と尻尾を出した状態でも受け入れてもらえるのがコミケのカオス具合を象徴しているように思える。逆に同じ世界から来た者達から親しく話しかけられた後に畏怖されてしまうのは通常の人間社会ともトールの世界とも異なる特殊な環境ならではの出来事か

そんな様々な世界が混ざり合っていた今回の話だけど、海の話から挟まれたトールの背中に乗って釣りをするシーンにはほっこり来た。トールが小林の世界に違和感なく混ざり合うにはコミケみたいな場所もアリじゃない?と示された回だけど、それでも小林とトールの関係に絞るならあのような情景が一番二人に似合っているように感じられた

海で親の話が出てきた時はあの展開に突入するのかと思ったけど、先にルコアが出るのか。ていうことはあの展開は最終回辺りだろうか?



良い (4.0)

母親が死んだ直後の回とは思えないノリ。こういったどこか歪んだ家族の形は富野由悠季監督の思想が影響しているんだろうか?
フランクリンは妻の死への動揺よりも自分が囮にされそうになっていたことに驚き、愛人の方が大事になっているかと言えばそうでもなくエゥーゴのMSに夢中になっているという……。カミーユの歪みは天性の部分が強そうだけどそれ以上にこの家族の形が与えた影響は大きそうだね

ジェリドの過剰とも言える挑発は自身の罪をカミーユに殴られることで許してほしかったのか。ただ、ジェリドは一介の兵士であり上官の命令通り任務を遂行しただけで、カプセルの中に何が入っていようと関係なかったはずなんだよね。それでもこんな態度をしたのは兵士として許される範囲で贖罪をしたかったから。しかしカミーユが唐突なまでに精神の成長を見せ、ジェリドが悪いのではなく組織が悪いのだと断言したことでジェリドの感情の行き場はなくなってしまった。なるほど。カミーユとジェリドの決定的な亀裂は前回の母親の件ではなくこの会話で生じるのか

それにしても次回予告でネタバレするのは辞めてもらえませんかね……



普通 (3.5)

内乱によって穢れが増え国は疲弊、それによって苦しむ人達を救うためにアリーシャが行動すればバルトロは襲撃してくる。そして穢れが更に増えていくと……。アリーシャはそんなどうしようもない構造を理解していながら信じる道を進むことを辞めないアリーシャはとても真っ直ぐ。それに付き従う部下たちも相当なものですが。
それにしてもハイランドの状況は酷いね。王は事態を理解していないし、バルトロは邪魔者の排除しか考えていない。アリーシャを襲撃した兵士たちだって竜巻によって被災したばかりの町で平然と戦闘できるなんてどうかしてる。

レディレイク奪取作戦とは大きく出たね。正義の線引を求められたアリーシャはそれでも誰も死ぬことは許さないと表明。反逆者に近い立場なんだから平穏無事に済むわけではないし、ここまでの状況でバルトロだけが悪人なんてこともないだろうね。それでも正義のために殺しても良い人間なんてのを定義しだしたらそれこそ悪と変わらないわけで。とてもアリーシャらしい選択に思えた



普通 (3.0)

もう少し歯医者らしい活動をじっくり見たかった気もするが、どうやら本作はそういう描写が目的の作品ではないようだし仕方ないのかな。軍艦が登場したり敵国とか事態の危うさは冒頭からプンプンさせてたからね

人が龍の歯から生まれ直すとか、龍は運命に抗うことを許さないとかトンデモ設定が目立つけれど龍を自然に置き換えて考えてみれば理解できないこともない。ただ、その場合龍を利用して戦争をしている状況が理解できなくなるけど
歯医者達は皆自分が死ぬときを知りながらそれを受けていているというスタンスがどうにも納得し難い。ベルの意見は青臭いが視聴者的にはこちらの意見の方がすんなり入ってくるけれど。或いは悟堂がベルや龍の歯に取り込まれた人達を勇敢と評したように歯医者たちのほうがおかしいのだろうか?
確かに皆受け入れているのなら柴名だけ運命に抗おうとするのは妙だし、歯医者の心には何か秘密があるのかな?

原作者名に舞城王太郎の名を見つけた時は視聴を辞めようかと思ったけど、案外普通に見れたかな。でも前編の印象としてはそこまで際立ったものはなかったから後編に期待したい



普通 (3.3)

何とも感想が難しい回ですな。
序盤が高橋鉄男とデミの交流を通しながら彼女たちがどう暮らしているかを探る話、前回がデミの居る家庭風景や家族の接し方を描いていたとすれば今回は社会でデミをどう扱っているかを示す回かな?

早紀絵は宇垣との会話で好きになったきっかけとなった件の真実を知ることに。勘違いのまま進む恋愛も面白いけれど、鉄男が催淫されていないのではなく早紀絵のために我慢していたことを知ることでより二人の仲が進展するのかも知れないと思った

今回登場したクルツ。催淫が効かなかったり対サキュバス用決戦兵器と言われたり戦闘技術を持っていたりとこの作品の世界観と全く合致しない存在。たこ焼きが好きだったり嘘が下手だったりと子供らしい一面もあるけれど、基本的に学校が舞台の本作でどのような役割を担っていくんだろうか?正直本作の雰囲気を壊してしまいそうで彼の活躍はあまり喜べないのだけど……



良い (4.2)

島田が故郷で対局を行いたいとの願いはただ凱旋したいというだけでなく、何も無くなろうとしている故郷を想う気持ちもあったのか。それは故郷に活気が戻って欲しいとか単純なものではないだろうけど、故郷に何かをしてやりたい、関わっていたいという気持ちがあるんだろうか?そう考えると前回の地元記者たちの発言とそれに答える島田の顔がまた違って見えてくる

零はどうにか進級。彼は何もできなかったみたいに言うけれど先生が伝えたように同年代の誰よりも頑張り諦めなかったことは確かな訳で。そういった部分は通知票に表れることではないから、通知票を持ち落ち込んでいた零に先生がその部分を直接伝えたのは良い描写だった。というか雰囲気的に進級じゃなくて卒業っぽい感じになっていたのはどうなんだろう(笑)

ひなた達を安心させるために京子との口論は姉弟喧嘩だったと伝える零。その中で京子との仲が険悪ではなかった頃を思い出す様子が何とも……。幸田家って零がやってきた直後から将棋の描写ばかりで家族らしい描写が殆どなかったけど、回想に有ったように少しでも零と香子が姉弟らしい瞬間が有ったのね。
零は生きるために将棋を始めたわけだけど、もしかしたらあの瞬間を取り戻すために京子とどうにか交流を持ちながら将棋を続けているんじゃないかななんて邪推してしまった

あかりは何となく零が家を出た経緯を察したようで。何だかんだあかりが零の最大の理解者だよなぁ。かと言って過保護になるわけでもないし零も依存するわけでもなく丁度よい距離感を保ち続けている印象。このまま優しく零を見守ってやって欲しいものです



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