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話が進むにつれ、いじめの被害者側だったしずかが加害者側になり、罪を他人になすりつけるという異様さや、
まりなの家庭事情がわかってくると、加害者としてだけ見れなくなる、やるせなさが印象に残った。

さらに、凄惨なシーンとそれを理解できないタコピーのハッピー思考の落差など、感情がえぐられる重たい内容の作品だった。

二重のタイムリープという意外性がある展開には面白みがあったし、一般的には腫れ物扱いされる「いじめ」「毒親」といったテーマに踏み込んだ点は評価されるべきと思う。

ただ、結末はなんとも物足りない印象を持った。
しずかとまりなの、あの関係性から友だちになれる展開がどうしても自分には思い描けず、ご都合的なエンディングだなという印象を持ってしまった。
やはり、お互いの家庭の事情を理解し合うような展開、感情がぶつかり合う展開がないと、こういったテーマに踏み込んだ意義が半減してしまうように思う。

タコピーはみんなをハッピーにしたいと行動を起こす。しかし、道具を使った小手先の解決を繰り返すばかり。リボンは自殺に利用され、収納ボックスは遺体の隠蔽に利用され、姿を隠す花は万引きや無賃乗車に利用され、結局事態を悪化させる存在になってしまっている。
誰かをハッピーにするための行為であっても、物事を理解せずに表面を取り繕うだけで、根本的な問題解決が行われない。それこそが「タコピーの原罪」なのではないかと個人的には思った。
そう考えるからこそ、問題の根本的なところに踏み込めていないと感じる本作に対しては、いまいち好意的な評価はできないなというのが正直なところ。













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