二転三転する展開は興味を惹くし、エンタメとして面白さがあるのは間違いないのだが、終盤は急にいつもの麻枝展開になっていく。どうしても日常、急展、喪失からの僅かな救いをベースに描かずにはいられないようだ。キャラクターはこの尺の中では良く描けている方だと思うし、音楽は良い。ストーリーもこの尺で描けるサイズに整えられており、Angel Beatsからの進歩が見られる。神様になった日のような崩壊はしていないし、Summer Pocketsのようにゲームを無理やり短尺にしたような不自然さもない。ただ、中盤の急展開はまだ良いとしても、終盤2話の展開はさすがにちょっとやりすぎ感はあった。もう少し地に足のついたエンドでも良かったのではないかな。