サービス開始日: 2016-04-05 (3280日目)
人々が想いを受け継いでゆく歴史を辿りながら啓蒙思想の源流の誕生を描くような物語は、何よりも自分の”正しさ”を重視し異なる立場の相手だけでなく客観的事実や理すら軽視しつつあるように見える現代社会に生きる中でズシリと重く響くとても印象的なものでした。
一方で、アニメ作品としての評価はやや難しく、活字として読む方が物語をより良く味わえそうという思いを最後まで晴らすことは出来ず。難しい題材だったとは思いますがアニメというメディアの特性を活かす為の演出や構成の工夫、こう見せようという意図をあまり感じることが出来なかったのは物足りなく感じました。
ボスとのバトルシーン見応えあってよかった。途中で仲間になったドジっ子娘、昔のアニメのキャラみたいな懐かしい匂いがして和む
真にすごい人との(絶望感を味わうほどの)実力差って自分自身が相当上手くならないと本当の意味では理解出来ないところがあるから夜鷹純の言葉が重くのしかかってくるのはこれからかもしれない。その時こそがいのりの真価が試される時になる気がするので、それを乗り越えて立ち上がる彼女の姿を今から楽しみに待ちたいと思います