サービス開始日: 2016-04-05 (3661日目)
評判通り作画の美しさには目を見張るものが。個人的に特に印象的だったのは一つ一つのポーズや所作の精細さ美しさ。背景美術や表情に目を奪われる作品はそれなりに見かけますが、手の動きに目を奪われる作品はそうそうないので関心してしまいました。
魔法遣いという特権が、実は誰もが使えてしまうという砂上の楼閣で成り立っているという設定は面白い。これが物語とどう絡んでくるのか楽しみ。一方で氷漬けイベントは救出される事がセットな定番コースなのでやや興醒めな面もあるがそこは本筋でないという事なのでしょう(ちゃぶ台返してきたら驚く)。
かなり突飛な設定をぶっ込んできてるけど、その状況下における主人公たちの描写が中々練られていて説得力も感じられるのは好感。純恋愛モノのようだけど、単にキュンキュンを描くものでなく、ふたりの関係を文学的・内省的に描かれそうな雰囲気が感じられるのに好みの予感です。期待。
青春群像劇としての色が濃くなり、魔法は脇役的な存在感に。ソラの設定は唐突な気がしたけど、ラスト2話はひと夏の青春の日々を永遠のものとする、切なく清々しく美しいエピローグでした。実写的な背景美術やインディロック色強めの音楽など、全編を通して00年代の下北沢という街の雰囲気を感じられる素敵な作品だったなと(詳しくないのでどれだけリアルかは分かりませんが)。対して、単純化されすぎているように感じるキャラデザは最後までもうすこしどうにか…という思いが残り惜しい感じです。