食事が足りないとか客が増えた?とかお面を付けた少女とかホラーテイストの強い今回。そんな流れだからイトさんも同じように怖く感じるし、逆に夏目や田沼の頭を撫でてくれた行為に言葉以上の慈しみを感じることが出来る
「人だと思って接していた相手が妖怪だったら何だか寂しい」という田沼の台詞から真実を隠そうとした夏目。友人との間に隠し事があると壁を感じてしまうこともあるけれど、田沼は何となくイトさんの正体に感づいていたのね。その切っ掛けが夏目との出会いだったからこそ、真実を伝えずとも真実を共有できたと観ることも出来る。でもそんな風に読み解くと「友人を紹介したくて」が「恋人を紹介したくて」に脳内変換されてしまうから困る(笑)
平然とホワイトベースの隣に入港できるシャアは肝が座ってるなぁ(笑)
アムロは父と言葉が通じないまま別れ。結局序盤に生じた考え方の違いも埋まらないままなのか。なんて残酷な。その帰りにシャアと邂逅するけど、どっちかっていうとララァとの出会いの方が重要か?シャアは何も気付いていなかったようだけど、ララァは少し反応があった?
カムランが盾になることを申し出たことに対し拒絶したミライに対しスレッガーが一喝。ホワイトベースって長らく大人の部分を担当してくれる人物が居なかったんだけど、スレッガーが加入したことでその部分が埋められてるな。
カムランとの別れの時にミライとブライトが同じ画面の中に収まっている図は何とも意味深。結局ミライとカムランでは住む世界が変わってしまったということか
高橋くんが零を将棋のプロと知っている展開は驚き。野球一辺倒の少年かと思っていたよ。これによって零やひなたとの繋がりが出来ていくのか。また前回お弁当は渡せなかったけど、今回特別性のカレーを食べてもらえたのは嬉しいね。
零が学校に入り直した本当の理由は逃げなかった記憶が欲しかったから。最初零の言葉だけを聞いたときにはピンとこなかったけど、高橋くんの補完を聞いて納得。更に二階堂の「もっと自分を大切にしろ」という言葉から今の零に足りない部分が段々と見えてきた気がする。零はミス待ちに乗ってしまったわけだけど、それは逃げたくないという気持ちの裏返しだった?これからは川本家の日常や高橋、二階堂と付き合っていく中で自分を大切に思える感情や自信を手に入れていくのかな?
最後のニャー将棋音頭は分かりやすくて良いな。流石NHKといったところ
露伴と早人、どちらも逃げの手を打ったように見えてそれが最大の攻撃だったという構図は面白いな。露伴は承太郎に助けを求めに行くのかと思えば、あの鈴美が出る小道に連れていき振り返ったスタンドだけを異界に追いやってしまう。早人は邪魔が入らない場所に逃げ込むことで吉良の殺しの瞬間を撮影しようとするどころか逆に脅迫してしまう。どちらも相手に対し無力であるはずなのに果敢に立ち向かう姿は素晴らしい。
康一も様子の可怪しい露伴を一旦は見限るけど、ちゃんと後をつけて異変が起きていることを認識したらすぐさま助けるんだものなぁ。
今回で7月15日の話は終わりか。遂に女性を殺してしまい、現場を承太郎に押さえられたり早人に弱みを握られたりと段々と吉良が追い詰められてきたことがよく判る。クライマックスはもうすぐか?
冒頭のMAが使っていたのってもしかしてファンネルか?謎の新兵器が登場したってのにあんまり苦戦している印象がないアムロは既に怪物級だなぁ。Bパートのリックドムを一人で何機も倒す時も苦戦している感じが全くしないもんな
フィアンセと再開したミライ。でも必死で探させたとか父に頼んでとりなすとか自分の力で何かする姿勢を見せないフィアンセの様子に落涙。ホワイトベースに乗り込む前ならまだしも今じゃ歴連の強者みたいになっているから普通の優男じゃどうやっても釣り合わなくなってる訳だ。これはミライが変わってしまったからでもあるし、フィアンセが変わらなかったからでもある
そしてアムロも父親と再会するけど、酸素欠乏症で意思疎通が不可能……。以前母親から拒絶されたことを思えばアムロは家族が生きているのに失ったも同然の状況。人間性を失うほどニュータイプとして覚醒していく描写が悲しくなる…
冒頭で行きたい場所があるわけでもないのに「何処か行きたい」と呟いた零。将棋を始めたのは生きるためですが、プロになったのは自分の力だけで生活できればそこが自分の居場所になるのでは?と考えたからだけど、新居では何もする気が起きないし家具も少ない。入り直した学校でも居場所が有るわけでもない彼が、最終的にひなたから「ウチにおいでよ」と言われる構成は素晴らしいな。思えばあかりも泥酔していた零をいきなり自宅に連れ込んだんだっけ。青い鳥理論か
これまで中学生でプロ入りした人は皆名人になるかタイトルを取っているらしい。そういったことが目的でない零からしたら周囲から「それ」を意識した視線を受けることはキツイだろうな。もしかしてそれを回避するために学校に入り直したのかな?
エニグマと対峙した仗助も紙の中に囚われてしまうけど、鉄棒を直す力を利用して抵抗する姿は格好いい。そこで広瀬康一と書かれた紙も罠と気づいていたけど、僅かでも可能性があるなら助けに行かない訳にはいかないと吠える姿も格好いい!そりゃそんな姿を見せられたら噴上裕也だって戦う決意をするよ!
タクシーに残された紙から炎やサソリに薬品、果てはシュレッダーまで飛び出す絵面は笑いそうにもなるけど、噴上をパニックさせ恐怖のサインを引き出すには最適では有る。ただ、紙になったことで仗助達を引っ張れるようになるとは驚きですが。
仗助、噴上と共通しているのは恐怖していても僅かな可能性にかけて行動している点か。それが宮本を恐怖させたり逆転の目を引き出しているのだから
一方、同じく僅かな可能性にかけて行動している承太郎も吉良の手がかりを見つけられるのだろうか?
オルテの建国者は随分謎めいているようで。民衆や貴族を扇動するだけ扇動して侵略国家を造ってすぐに自殺してしまうとは質が悪い
皆殺しじゃ!と憤っていた豊久に変わって信長が射殺を指示。豊久を王位に据えるとか言ってるし本人が思っている以上に息子と重ねていそうだけど、豊久はそんな扱いは到底受け入れられないみたい。いい意味でも悪い意味でも真っ直ぐ過ぎる印象
他のエルフたちの協力を得るのは難しいだろうなと思っていたけど、信長の檄文は流石。酷い目に有った娘達にあんな内容の手紙を持たせて更には国の窮状を示す書類さえ添えるとか、現状の味方陣営の中で信長って最強クラスの統制力じゃないか?
妖怪に襲われ声を失った夏目が関わることになるのが文字を読めないヒダカなのがなんとなく面白い。終盤では停電で視界さえ奪われるし今回の夏目はとことん無力。でもそんな夏目の周りには斑や藤原夫妻、中級妖怪、西村などもいるしとても賑やかに支えられている。だからこそ物寂しい谷で夏目が来ただけで賑やかと喜ぶヒダカが目立つ
賑やかなことは多分好きと言ったレイコが再び訪れることがなかったのは何でかねぇ…?結局彼女は人とも妖怪とも繋がりを持てない人だったということか
中盤で夏目は友人帳を手放すことで手に入るだろう平穏な日々を考えるけど、友人帳を見てため息を付いたり、家に入る時に振り返る描写を見ると友人帳を持っていることで繋がれる妖怪たちとの賑やかな日々を再確認したのかな?
今回はほぼ戦闘だったせいであまり感想がないなぁ…。ガンダムが破損したのって主人公は大一番で登場するって描写をやりたかったから?てっきりあの傷のせいで次の戦闘の際に苦戦する展開になるのかと思ってたけど、そんなことなかったしなぁ……
ホワイトベースを修復するために中立地帯のサイド6に行くことになったけど、何も起こらないとか欠片も思えない件
零は将棋が好きだから続けていたのではなく、生きるためにやっていたのか……。しかも金銭目的ではなくて自分の心を守るためなのだから尚更辛い。幸田家で他の子供を押しのけてしまっても将棋を辞め幸田家の平穏を守る道を選ばなかったのは、自身の生命を守る生物的本能の前ではそんな選択肢は存在しなかったからだろうな。だからこそ幸田家を守るためには自身が家を出ていくしか無かったのか
その切っ掛けがカッコーの生態と自身を重ねたことってのが辛いな…。でも、幸田父の子供への対応も酷いな。将棋一家だったとはいえ、「他人が説得しなけりゃ続かないようなら駄目」とか「零に勝てないなら奨励会辞めろ」とか父親が子供に向ける言葉ではないよね。これじゃ零の存在関係なく家族は歪んでしまいそうな気がする
ギザギザな補修を行ったセーターへの「これ以上ほつれない」という台詞は養父との絆を指しているのか、それとも幸田家へ向けての発言なのか……
Bパートタイトルって映画の題名なのね。あらすじ見たけど今回の話と併せて見ると何とも不吉……
露伴邸にやってきた男は不審なんて言葉じゃ済まない気がするよ!階段をあんな登り方するのは可怪しいって!ヘブンズ・ドアーによるとスタンド使いではないようだけど、やはり背中になにかあるんだろうか?
鉄塔男は案外あっさり片付いたな。それにしてもクレイジー・ダイヤモンドが今回使用した「エネルギーを直して元の場所へ」って最早治療とか修復の次元を超えて時間遡行に至ってません?
そしてまさかの噴上裕也再登場。ただのゲストキャラかと思ってたよ。でも戦う気持ちまでは無いようで味方にはならない感じか?
エニグマは恐ろしさよりも変態の印象しかない(笑)恐怖のサインを観察したいからって何で下着をコーヒーの横に置いたんだよ……。もしかして『7月15日(木)』の話で登場する敵って変人しか居ないのか?
信長は合戦までに何をするかが戦の本質と言っているが、今回の戦だって廃棄物との戦いに向けた準備なわけで。ほぼ一般人レベルのエルフばかりというのに率いているのが信長というだけでこんなに頼もしくなるとは。ただ、しつこいまでの糞攻めは流石に酷すぎやしませんか?
豊久は戦の意味合いによって戦い方をはっきり変えてる感じなのかな?関ヶ原では殿だから討ち死に前提、村の防衛では相手が二度と手出ししてこないように、又エルフたちの士気を上げる。そして代官の館で武器を落とした兵士を殺さなかったのは一応相手を戦士と見て武士としての礼儀を示したのか?
が、女性エルフ達の惨状を見て皆殺しを決意。豊久の中で館の者たちを戦士扱いしなくて良いと決定された瞬間ですな。次回は更にグロ描写が増えそうだ…
世界観の広大さや無茶苦茶さに比べてストーリーの進行度がゆっくりしているような気がするけど、ちゃんと終わるんだろうか?
なんて優しさに満ちた甘酸っぱい物語だろう
妖怪の落書きからホラー調に始まるけど、最後にはそれが恋文だと判る。その最初と最後の間にあるのは多軌と妖怪たちの優しさであり、それを結ぶのがおじいさんが作った妖怪が見える陣であるのが心を震わせてくる。モサモサした妖怪も自分の声が人間に聞こえないまま枯木を伐採されたことで人間を嫌うけど、陣を通して多岐と互いの姿を認めあったことで心が変わっていく。それは兎の小妖怪も似たようなもの。モサモサは見えぬ相手は居ないも同然と言うけど、彼自身は家の外から多岐を見守るし多岐だって見えないながら妖怪と積極的に関わろうとする。それは見えなかったら居ないなんて簡単に片付けられる状態じゃないよね。
兎は共に危険が及ぶなら二度と近づかぬと言うしモサモサも同意のようだけど、それはきっと関わり方が中途半端だったからで、いつかきちんと両者が関われるようになればいいなぁなんて思ったりした。
割とあっさり宇宙に戻ったな。そして再開するシャアとの追いかけっこ。以前と違うのはホワイトベース側の戦力が充実してきたことか
フレッガーが参戦したけど、よくよく考えればホワイトベースに戦闘の出来る軍人が乗り込んだのって初めてじゃないか?ほぼ民間人のみの部隊だったからこれによって何か変化が起きるのだろうか?アムロたちと一緒にシャワーを浴びに行ったりと早速仲良くなれそうな感じだし
敵の攻撃に耐えつつ引きつけて撃つシャアの戦術も凄いが、気絶して戦闘不能になったはずが素早く回復してビグロを撃破できるアムロもとんでもないな
気になる野球部員のためにシッチャカメッチャカになりつつお弁当を作ろうとする次女は青春してますな~。ただ人が食べる料理は味見必須だと思うけどな~。長女あかりの忠告は彼女自身の経験に基づいたものでもあり、亡くなった母親から譲り受けた言葉でも有るわけで。人は居なくなっても思い出は消えない現象の典型例か。また渡せなかったお弁当を皆で食べることで今回の思い出も共有できることを考えれば本当に川本家は温かい場所だね
澪も影響されたのか家具やカーテン購入を考えだしたのは良い変化なんだろうな。ただ、恋という言葉から思い出した情景がどう見ても不穏だったのは気になるけど
晴信があかりのストライクゾーンド真ん中だったことに衝撃。マジかいな……。
まあ、出会いのお陰で晴信にとって心地よい場所に出会えたのは僥倖か。ちょっとした言動から相応しい食事を用意できるあかりは母性が溢れすぎているね。花岡が三日月堂のお菓子を持ってくる場面も他作品なら笑う場面かもだけど、大好物との言葉が添えられていることでじんわり来るシーンになる。
本当に川本家は温かい場所である
宗太が遂に東京に戻ることに躊躇を見せ始めた?流石にポコを東京に連れて行くことは出来ないだろうが、かと言って父親の逝去を理由に香川に留まるのもそろそろ限界だろうしなぁ……
アイスを零しそうになるポコへの対応や他の場面での接し方を見てもまるで父親のような表情を見せ始めたけど、それは自身の父親の影を追っている面もあるのかな?進学の話で対立した場面が多く出てくるけど、小さい頃は普通に仲のいい親子だったようで。それがポコと接する中で思い出していくのはちょっとむず痒い感覚
前回父親が偽者だと見破った早人を吉廣と露伴が見つけたけど、彼は更に重要な存在になっていきそうだな。ただ、今回メインとなった仗助と億泰以外の面々も危機が迫っているようでクライマックスが近づいてきたのかなという印象を受ける
鉄塔に住む男なんてそれだけで映画のネタになりそうなキャラクターを登場させてしまう辺り荒木飛呂彦先生って凄いなぁと改めて感じる。しかも今回のスタンドは独り歩きしてる状態だからこれまでと勝手が大きく違うわけだしかなり強烈なキャラクターだよなぁ。鋼田一豊大が死んでも残るスタンドなんてどう攻略するのだろう?
ようやく事情が説明されたけど、案外単純な構図だったのね。何もかもを憎む廃棄物をどうにかしないと世界が壊されてしまうと。しかも十月機関は独自の軍隊を持ってないから対抗するのが難しく、ドリフターズの力に頼っていたということか
それに対する信長の答えが国盗りして勢力を作り上げるとは面白い。エルフを助けたのは偶然だったけどそれが下地になる感じかな?
黒王が悪の親玉らしからぬ「救えるものは全て救う」なんて信念を持っていることに驚き。わざわざオークを癒やすラスボスなんてあまり見たこと無いよ!その後の発言は色々発想がぶっ飛んでいるが根幹には善人的な部分があるのかな?漂流者と廃棄物の殆どが人でなしな分、彼の異彩ぶりが目立っているな
夏目は穏やかな日常を守るために妖怪が見えることを隠しているけど、的場は自身の右目を守るために祓い屋の世界に身を置き続けなければならないのか。夏目は隠し事があるが人とも妖怪とも温かい繋がりが有るけど、的場は脅しのような手段でばかり人と繋がるからどこか空虚。今回の話を見てこの二人がとことん対照的と思えた。
特に祓い屋を襲ってきたのがお面のような妖怪というのも面白い。黒幕も嘘くさい表情だったが、それ以上に的場の表情はお面を被っているみたい。どちらも本当の目的を隠して動いているのだから尚更。自分を守ってほしいという望みを隠したままの的場を襲うには絶好の妖怪というわけですな
結局的場が書いた「柄にもなく長い手紙」には何が書いてあったんだろうね。二度も言及した辺り本心が書いてあったのでは?と勘ぐりたくなるが
逆に今回出番は殆どなかったけど、名取との距離は更に縮まった印象。身内にうんざりしていたという話や前回の物が少ない部屋とかを見て夏目にとって憧れの存在から親しい存在に変わったのではないかと思ってしまう