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とても良い

いじめ問題の解決策ってどんなものがあるのかな、なんて視聴しながら考えてしまった。それくらいひなたが突如遭遇してしまった事態は重苦しい
だからこそ大粒の涙を流しながら「でも後悔なんてしない、しちゃ駄目だ!だって私のした事は絶対間違ってなんかない!」と言い切ったひなたの姿には感銘を受けてしまった。
今回の話を見るまで苛められる苦しさを知る零がひなたに寄り添う展開を想像していたのだけれど、良い意味で期待を裏切られた。

零の苦しみに塗れた小学校時代は過ぎ去っただけで解決されたわけじゃなかった。それがひなたの言葉で救われて、だからこそひなたをより強く助けたいと思うようになる展開は素晴らしい。
これで零は苛められる苦しさを知ると同時に、その苦しさから人は救われる事があると知った。そんな零がひなたのために出来ることを考え続ける様子は応援したくなる

ひなたの決意の言葉、祖父の力強い褒め言葉、川本家の暖かさ。そしてひなたを助けると決めた零。
現実にはこのような助けが全く無い状況で苦しむ子供なんて数え切れないほど居るのだろうけど、この描写によって少しでも救われた気持ちになれる人が居ればいいなと思えた



とても良い

レンフレッドに言わせればチセは金で買われ石で縛られた不自由な存在に見えるが、チセにとっては家族と言ってくれたのはエリアスだけであり、金で買われた事実も大切な繋がりの一つ。ならばこの状態から自由になりたいと思わないのが現状のチセ

今回、話の中心となるマシューとミナの二人は呪縛により縛られ不自由となってしまった存在。
前回の回想ではミナの身体の弱さにより大変な部分はありつつもお互いを大切に想っていることが充分に感じられた。そこに不自由はなかったのだろうけど、流れの魔術師の登場によってマシューは「ミナを助けなければ」という想いに囚われてしまう。ミナはそんなこと全く望んでいないのに「だって君のためだから」と嘯き大量の猫を殺してしまったマシューは恐ろしい
結果、ミナを自由にするはずの薬は失敗に終わりミナだけでなくマシューすら不自由な存在としてしまう展開は悲しい

つまり、縛られることを良しとするチセがマシューとミナを呪縛から解放するのが今回の仕事。自由を求めない自分が他人を自由にする、しかもこの場合の自由とは本当の死を意味しているのだから、チセにとっては辛い選択の話だった。おまけにモリィまで死なせてしまうところだった。
そういった意味ではエアリアルの力を借りてミナ達を無事解放できたのは良かったね

エリアスに縛られている状態をこそ望むチセ。以前のチセは死に密かな憧れを抱いていたがエリアスに必要とされている現状では死は避けたいものになっているのだろうか?
そしてエリアスを「止まり木」と表現。名に鳥の字を持つ彼女にとっては丁度良い表現だけど、いつかはそこから自由に飛び立つことを暗示しているようにも思える



普通

暗い部屋の中で二人っきりになってしまった夏帆と秋月。普通のラブコメなら大量のフラグが生まれそうな状況なのに、二人にとってはオタ趣味の方が一大事。
色気より食い気ならぬ色気よりオタ趣味な二人が微笑ましい。八つ当たりにフィギュアを折られそうになるディーノが可哀想(笑)



普通

陽斗絶賛不貞腐れ中。振られた反動で幸せそうな奴を妬むなんてよくある話だけど、進学出来る奴は先が在り就職する自分はもう終わってるみたいな表現をする程とは。
それだけ陽斗は葉月に対して本気で恋してたということか

葉月が陽斗を降った理由。突然の告白に吃驚して反射的に拒否してしまったからなんて…。流石にこの理由は陽斗が可哀想に思えてしまう。
けれど、美緒に今の気持ちを聞かれて「今は同じ返事だと思う」と「今も」と答え、将来的に変わる可能性は有るかもしれないと含みを持たせた表現。更にあれから陽斗の事ばかり考えているという葉月。むしろ葉月は陽斗の告白を契機としてようやく恋愛物語のスタートラインに立ったと認識することも出来るのだろうか?

不貞腐れていた陽斗も就職先の先輩たちと共に野球をしたことで将来への不安がある程度払拭されると共に元気を取り戻したようで
第一話でホームランを打ち葉月へ告白する切っ掛けとした陽斗。今回、フライを捕ったことで再び葉月と向き合う気持ちを取り戻したのだろうか?

今のところ、完全に陽斗と葉月の物語になっているような。他の面々の物語は何時になったらスタートするの?



普通

ルルーシュが正義の味方を名乗った理由が案外ゲスいものだった……。そうだよね、ルルーシュってそういうキャラだったね

今回の戦いは謂わばサイタマゲットーのリベンジ戦とも言えるのかな?サイタマゲットーではルルーシュの指示に従い命を懸けて戦う兵士が居なかったためにコーネリアに負けたというのがルルーシュの言い分だった
作戦概要を説明せずに騎士団を成田まで連れてきて生きるか死ぬかの極地で自分に従うよう強要し団員たちに覚悟完了させた。今回の作戦によってルルーシュは本当の意味で自分の軍団を手に入れたといえるのだろうね

話が進む毎に悲惨さが増していくオレンジ卿。ゼロの正体に少しずつ近づいているんだけど、実際にルルーシュに到達しそうな気配は皆無。今回も後方に配され、ゼロ登場に喜び勇んで前線に出てみれば紅蓮の当て馬に(笑)
オレンジはゼロに執着しているのにゼロの方は彼を軽くあしらっている。そのギャップが更に彼の哀しさを際立たせる



良い

ルルーシュは何故あの姿勢で居眠りできるんだ……

スザクとルルーシュは完全に分かたれてしまった印象。ルルーシュは今のスザクは軍を自分の居場所と思うようになってしまったと分析するが、ルルーシュだってリヴァルに言わせれば「付き合いが悪くなった」、つまり黒の騎士団を重心を置いている
ルルーシュは黒の騎士団を率い不正を正し、スザクは軍の内部で信頼と実績を作り人々を助けていく。どちらも世の中を正しくしたいという想いは同じなのに、選んだ道が異なってしまったがために対立する形になってしまった
二人が衝突する瞬間が刻々と近づいて来ていると感じてしまう……

「お母さんが出てくるまでには変えてみせるから、私とお母さんが普通に暮らせる世界に」
奇しくも、ルルーシュが寝ているナナリーに向けて誓った台詞と似たような言葉を発したカレン。これまでゼロに操られるだけで駒として扱われていた彼女が、新たな主人公として名乗りを上げた瞬間のように思えた



普通

欲しいと思ったものが手に入らない、欲しいと思っていなかったものが手に入ってしまう、そんな物欲センサー回

電子マネーや食料を求めにコンビニに出かければ男性に話しかけられてしまう森子、林と仲良くなりたいと思っていたらカンベとフラグが立ってしまうライラック、森子の胸に惹かれて話しかけてみればそれが桜井の探し人であり以前自分が世話した女性だった小岩井

殆どの面々が欲しいと思っていなかったけれど、悪い引きではなかったのだけど、出るまで引くタイプであることが判明した桜井だけは悪い引きが続く。
森子への食事の誘いは失敗に終わり、その後のツテもない中で同僚の小岩井がデートの約束を先に取り付けてしまう
極めつけはネットの中で相方になった林が森子かもしれないと推測。森子を探していた桜井からすれば願ってもない事態のように思えるけれど、ここでも森子への誘いに失敗すれば相方である林との絆まで失ってしまう可能性があるわけで。
果たして桜井は抱いた疑惑を森子に確認してしまうのか、それとも気付かなった振りをしてしまうのか、次回どうなってしまうのか楽しみ



良い

Beitの三人は既に関係性が完成されてるな。お互いがお互いの足りない部分をカバーしつつ、それでいて互いの良さを引き出し合っていることがよく判る
特にみのりが明るい笑顔でBeitを纏めているシーンはとても良い

自分達にとって始まりの場所である商店街をPRする動画。恭二の笑顔はぎこちなかったけど、三人がアイドル活動だけでなく本当に商店街の良さを伝えたいという気持ちが伝わってくる。それだけに恭二の実家が商店街の脅威になっている事実はやるせない

「俺は俺だけの力で前に進むんだ」と頑なになっていた恭二。だというのにピエールのピンチには実家の力に頼ることを躊躇しなかった。それは、実家から離れた事で落ち着いた視点で実家へ目を向けられるようになったという背景があるのだろうか。
実家へのしがらみよりもピエールを守りたい気持ちを優先した恭二の姿勢は評価したい



良い


普通

突如、現れカミーユをお兄ちゃんと呼ぶロザミア。一体何者なんだと思っていたら以前的として登場したキャラか。その時と印象があまりに違うのは記憶改造でもされたのだろうか?
というかお兄ちゃん連呼するロザミアはシリアス成分が多い本作においてかなり異質な存在に感じる。写真が示すとおり本当にカミーユの妹?それとも他人の空似?

今回舞台になった緑豊かな湖畔と言えば、ファーストガンダムでアムロがシャアとララァに邂逅した回を思い出す。シャアはコロニーからアムロが居るような感じがあると言っていたけれど、それは本当にハマーンだったのだろうか?



良い

ドラゴンの国の次は猫の国。猫には9つの命があり命を経る毎に賢くなっていくというのは猫好きにとっては堪らない話。それだけにあの村で過去に起こった惨劇はおどろおどろしく感じてしまう

モリィは家猫で飼い主の少女は人間だけど、モリィにとっては「娘のようなもの」。モリィと飼い主の関係性はチセにとって自分と母の関係を重ねてしまう母子であると同時に、人外と少女の親子という関係は自分とエリアスの関係を重ねてしまいそうな。
「己の子を守らない母が居るでしょうか」という台詞はチセに痛みを伴い響いたようで

浄化出来なかったらエリアスに幻滅されるだろうかと懸念するチセ。幻滅されるかもと懸念するのは、認めて貰いたいという欲求の表れであり同時にエリアスとの繋がりを無くしたくないという願望の表れでも有るんだろうね
だというのにエリアスからはチセの死が遠くないことを告げられなかった。これをチセはどう受け止めるのかな?

そういえば、原作ではドラゴンの国でチセはタイツを履いていたが、気絶して汽車で目覚めた時には無くなっていた。原作を読んだ時はてっきり書き忘れかと思っていたけど、アニメでも同様の描写に。まさかエリアスが脱がしたの……?



良い

AパートとBパートの落差が激しい……
コミカルなトークばかりだった前半からてんとう虫の木についての回想を切っ掛けにして一気に暗い話に。

零の場合は明確に虐めの対象になっていた訳ではないようだけど、それでも家族を失ったばかりの子供にとって辛い環境だったろうな。ましてや、辛い現実から逃げるために新しい家族に溶け込むために手伝いを率先してすれば、それが益々家族の笑顔を壊す結果に繋がってしまうなんて。
袋小路に追い込められた零を救ったのはやはり将棋か。零は生きるために将棋を始めた訳だけど、幸田家に引き取られた後も周囲の辛い環境から自分を守るために将棋に縋り続けるしか無かったのか。そして、零が将棋にのめり込み強くなればなるほど幸田家は崩壊していくと
零はなんて辛い環境で育ったのかと再確認させられたな

辛い生き方をしてきた零にとって暖かさを感じられる居場所である川本家。その暖かさを構成する一人であるひなたに突然降り掛かった虐めの現実。エンドカードを見た瞬間、同じように虐められる辛さを知る零はどのようにひなたに寄り添っていくのだろうかと考えてしまった



良い

天道達は早くもデビュー。315プロは設立したばかりの弱小事務所と思っていただけにあまりにもトントン拍子でデビューまで進んでしまったことに驚き。年齢のことも有るし、デビューするまでに紆余曲折あるものだとばかり思っていたからなぁ
もしかして斎藤社長って大きな事務所から独立したとか、そういう背景が有ったりするんだろうか?

DRAMATIC STARS船出に際して翼の提案で一緒に食事。これから一蓮托生の存在となることを食事の席を共にすることで確認するスタンスは良いね。
それだけに直後のリハで彼が崩れるとは思わなかったなぁ。極度の緊張で動けなくなるとかそんなタイプなんだろうか?
そんな翼を天道と桜庭が正面から向き合って自分の夢を取り戻させる展開は良かったな。

もふもふえんが登場したことに反応していたら、まさかの涼登場。涼もその内ストーリーに絡んできたりするのかな?



良い

藤堂が率いる一団も古臭い印象があったけれど、今回のホテルジャック犯は更に古い印象を受けてしまう。ルルーシュは彼らの「日本人がまだ死んでいないことを知らしめる」考えを古いと言ったけれど、ナイトフレームが無双する世界では彼らの行動や格好は時代遅れとしか感じられない。

ルルーシュが正義の味方を目指すと宣言した時は、格好とのギャップでちょっと笑ってしまいそうになったけれど、後の演説と併せて考えれば対ブリタニア戦線を継続していくにはとても大事な考え方であることが判る。
ジャック犯がやろうとしたのは日本人の魂を見せつけること、ゼロと出会う前の扇達が目指したのは日本の土地を取り戻すこと。対してルルーシュは最初から戦争を仕掛けなければブリタニアを倒せないと知っていたが、前回の戦闘で自分一人では限界があることを知り、黒の騎士団結成に至った。
けれど、あのメンバーや日本人だけでブリタニアに勝てるのかというとそれも無理な訳で。国籍に関係なく助けるパフォーマンスと弱い者を救う趣旨の演説をすることで日本人以外も味方にする余地をこの段階で作り出していたということかな

自ら戦場に突貫するなど強行的態度が目立っていたコーネリア。そんな彼女にとって最大の弱点となりえるユーフェミア。
コーネリアがジャック犯に対して慎重に行動していた理由をルルーシュがすぐに察せられたのは、同じようにルルーシュも最大の弱点としてナナリーを抱えているからだろうね。王宮で育ち、最愛の妹を守りたいと思う者同士のルルーシュとコーネリア。今のところ1勝1敗か



良い

LINEの反応で葉月への想いを改めて強くした陽斗。第二話で情けない玉砕を披露していた彼がこんなに早く再告白するとは思わなかったな
それだけに勇気を振り絞った告白であんなにあっさり振られてしまうとは予想外だった。直前に弟の話題を振る葉月の様子を見ると、陽斗に告白されることを煩わしいと思っている程だったりするんだろうか?

そんな二人を他所に瑛太と美緒は益々片思いを拗らせているな。
「誰かと付き合って貰った方が絶対すっきりする」と言うなら現状はもやもや全開であり、そもそも何年も前に貰った消しゴムを手元に残す程の片思いがあっさりと終わる訳もなく。
そして、ぐちゃぐちゃした状態の美緒へ掛ける瑛太の言葉は自分に跳ね返ってくる言葉で、瑛太の行動も美緒と陽斗がいっそ付き合って貰った方が……なんて考えての行動である事も透けて見えてくる。
勝手に袋小路に飛び込んでいる者達ばかりだ

葉月に振られてしまった陽斗。これで回り回って陽斗が美緒に目を向けるようになる……なんて展開はきっとないんだろうな。陽斗はかなりショックを受けていたようだけど、これで諦めるようなら苦手な犬を克服しようなんて考えなかっただろうし
一先ず陽斗の次の行動が4人のこれからを決定付ける気がしてしまう

それにしても恵那のこの物語における役割がまだ見えてこないな。瑛太の応援をする発言を見るに、もしかして美緒と瑛太をくっ付けるために何かするのだろうか?



良い

行動によって得られる結果が変わってくるという点がよく伝わってくる回だった

冒頭、ルルーシュは何故母を守れなかったと皇帝を責めるわけだけど、あの弱肉強食の宮廷で他人に守って貰わなければならなくなった時点で負け。それが判らず犯人への報復ではなく父親への謁見しか行えなかったルルーシュが追放されるのは当たり前の流れ
コーネリアが皇女でありながら戦場に出るのは違和感があるけれど、皇帝のあの考え方を見れば、命をかけて戦うからこそ居場所が得られるとあの宮廷で学んだのだろうなと察せられる

ルルーシュ達だけでなく他の面々も自分の行動によって様々な結果が付き纏う状態。シャーリーからルルーシュを好きではないかと疑われてしまうカレン、ルルーシュを止められなかったためにゼロの格好をすることになったC.C.、会長が学園で好き勝手出来るのも親の支配を受け入れているから、助けを得るためにゼロに従ったレジスタンスは駒として使われる
流石に何もしなかったことを咎められ虐殺されてしまう民衆は可哀想だったが

そういえばルルーシュはC.C.の静止を振り切るために自分に銃を突きつけていたけれど、あれって「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」を体現した行動とも取れるか。C.C.は足を撃つ程度に収めようとしていたのに対しルルーシュは頭部。その先で行おうとしていてのはコーネリアを銃殺すること。正にコーネリアを撃つために自分が撃たれる覚悟を示したわけだ
ただし、ルルーシュに覚悟が有ってもレジスタンスが指示に従わなかったのは、ルルーシュが戦場を正しく知らないから。「ゲームにすらなっていないぞ」なんて発言が飛び出るようではまだまだ。



普通

ゲーム内でのちょっとした会話から正体バレに繋がっていくと思っていただけに、桜井が業務マニュアルから森子への糸口を掴む描写は驚き。仕事を辞めニートになっても会社員時代の因縁は森子から離れることはないということだろうか?

全体的に少女漫画のような展開が目立つ本作。昔やっていたゲームでの素敵な出会いなんて、ミスリードの余地もないほど直球的な展開だなぁ。
それだけにお話の中心がネットゲーム上であること、ゲーム内での性別が入れ替わっている点がどう作用してくるのか楽しみ

そう言えばゲーム内結婚とか恋人ではなく、あくまで相方との表現だったのはどうしてなんだろう?異性キャラにペアルックを用意したりとか、相方なんて生易しい表現では足りない気もするけれど



とても良い

次回予告中の「あの静けさの裏にそんな熱さを隠していたなんて」という台詞、何故今回登場しなかったんだろうと思えるほど今回の隈倉や後藤の内面をよく表していたように思う。

前回、宗谷と隈倉の対局でピックアップされたのは食事風景だった。それはそれで迫力ある映像だったけど、棋士なのだからそれぞれの熱量が注力されているのは盤面。けれど、その熱さは盤面でのみ交わされているが故に他の人物には伝わってこない。だから皆、宗谷が打った一手を意味のないものだと思ってしまう。その一手の恐ろしさを直ぐに理解できるのは宗谷の熱さをモロに受けている隈倉のみ
そして両者の熱さは盤面のみに隠されていたから、隈倉の悔しさも直ぐに表面化せず、一人になった時間になってようやく穴の開いた壁の形で現れたんだろうね

柳原の「タイトル戦で吹っ飛ばされた人間は皆一度は調子を崩す」という台詞も印象的。現在、島田がそんな状態に陥ってるのは判りやすいけれど、もしかして後藤も同じなんだろうか?
対局直後のあの不敵な様子からどうしても忘れがちだけど、後藤だってトーナメントの決勝で島田に「吹っ飛ばされた」人間だったっけ。それを思えば島田の陰口を言った二人への暴言や、最近眠れていないであろう描写も納得できるか。
ただ、調子を崩している理由には奥さんの件も関係してそう。「家族を大切に出来ない奴は屑だ」と零は後藤に言ったけど、奥さんの事を零はどの程度知っているのかな?この点は「熱さの裏に隠された静けさ」なんだろうな



良い

茶目っ気溢れる方法でチセを攫ったリンデル。彼はエリアスよりも遥かに年を取っているということだけれど、彼に言わせればエリアスがガキのように見えており、チセへの態度を親の真似事と評している点は面白い。
エリアスはチセを弟子兼お嫁さんとして買い、口では「物」と言っているのにリンデルからは親子のように見えているのか。
チセが来るまではシルキーと共にひっそりと暮らしていたエリアス、エリアスの家族という言葉に繋がりを感じたチセ。そして、リンデルの言葉と併せて考えるとこの物語の終着点は恋愛的なものではなく、家族的なものになるのかもしれないとなんとなしに思った

人間と異なる死生観を持つドラゴン。そして死を間近に控えたネヴィン。
知らずらしずの内に死者を羨み、飛ぶことを、フェンスの向こうを夢想するようになっていたチセ。そんな彼女にとってネヴィンの力を借りて本当の空を飛べたのは、小さな救いになったのだろうか?
「生きるために空の下を飛びなさい」というネヴィンの台詞はどの程度チセに刺さったのかな?

同時に明かされた、魔法使いとして最後の世代になるどころか、今のままでは三年も持たないという悲惨な事実。それをチセに告げていないのはエリアスなりの優しさなんだろうか?



良い


良い

前回の大演説による痕跡が幾つか感じられた回。エゥーゴの面々の表情が明るくなり、人類の未来についての話も幾つか出て来る
それらの希望を一気に託されたのは演説を行ったシャア本人なのだけど、それをハヤトやブライトに念押しされると我々の仕事だ、ブライト艦長にも頼みたい事だと躱してしまう辺りにシャアが抱える本質的な弱さが垣間見える気がする
そう言えば、カミーユがシャア・アズナブルと呼びかけるのを躊躇ったのは、シャアの弱さをカミーユだけが察していたということだろうか?二人でシャトルを操る光景からは確かな信頼を感じさせたな。いつの間にか良いパートナーになっていたようだ

それにしても最近のジェリドは本当にマトモな活躍がないな。彼はカミーユへの確執を深くし続けているのだろうけど、今回の戦闘だって多分カミーユはジェリドの存在を認識していないぞ。もう少しライバルらしい活躍が欲しいところ



良い

再会を通して変わったものと変わらないものを確認し合うルルーシュとスザク
二人だけに通じる屋根裏部屋で話そうのサインは変わらず友達と言い続けているが、二人を取り巻く環境は大きく変わり又二人自身も変わっている。ルルーシュがスザクを大人しくなったと評すれば、スザクはルルーシュをがさつになったと見て取る
そういった意味では今回の騒動の結果、生徒たちがスザクを受け入れる変化の下地ができた訳だけど、変わらずにニーナはスザクを怯え続けている。

ルルーシュとスザクに関しては変わらなかった部分がいずれ二人を助ける事になりそうだと思えるのに対して、ニーナが変わらずスザクを恐れ続けたことで良くないことが起こりそうに思えてしまう。

それにしてもジェレミアは流石に可哀想になってくる展開だなぁ。ルルーシュに嵌められたせいで本人は忠義に厚い人物なのに、自覚がないまま裏切り者扱いされてしまうなんて。
それでも「オレンジ畑を耕すか」の台詞が出た瞬間は笑ってしまう

ルルーシュがいつの日か倒すべき敵、ブリタニア皇帝登場。若本さんが恐ろしい程に適役と感じられる演説だった



良い

今回の陽斗、犬が苦手であっても遠い場所に居ても自転車で止まること無く葉月の元へ駆けつけた姿勢は見上げたもの。次回では葉月のために犬を克服する練習を始めるようだし、母親譲りの人の良さが葉月に通じて恋仲になって欲しいとつい応援してしまうな
ただし、一方の葉月は家業を継ぐことが決まっているせいか、何とも自己主張の薄いタイプのようで。目の前に将来自分が就く仕事が見えてしまうからって、打ち込んだ吹奏楽部の楽譜をあっさり捨ててしまう姿勢は何とも理解に苦しむなぁ

そんな少しずつでも近づきつつ有る葉月と陽斗に対して想いを中途半端に引き摺ったままの美緒と瑛太はどうなっていくのだろうね?
自分の本能に素直に従うタイプの恵那がイイ感じに掻き回してくれると見ているこちらとしては楽しめるのだけど



良い

さらっとC.C.復活。復活できた理由も話さずギアスについても何も話さずと、DEATH NOTEのリュークよりも不親切。それでいて勝手に学校の敷地に入ったり、ピザを食べていたりと自由人な印象も受ける。第一話時の謎の美少女といった印象はこの話ですっかり消えてしまっているな
それでも「お前と私は共犯者だ」との台詞からルルーシュとC.C.の今後の関係性が見えてくる構成になっているのは良いね

釈放されたスザクの頭上に落ちてくるユーフェミア。どんなギャルゲーだと突っ込みたくなる出会い方。
ユーフェミアは傷付いた新宿の様子を見るために庁舎をわざわざ抜け出したと考えれば、見た目に反してかなりの行動力を持っていることが判る。
ユーフェミアはスザクの人柄に早くも惹かれているのか、それとも対等な姿勢で接してくれた友人を得た喜びか。最後の休日をスザクと過ごしたユーフェミアはとても幸せそう。それだけにスザクが臣下の礼を取った瞬間の顔は悲しそうだったけれど

スザクとルルーシュによる理想語り。やっぱりこの二人ってとても似ているのだけど、在り方が対極的に感じられるな



良い

アイマスシリーズ伝統の宣材撮影回。
早くも多くのキャラが話に絡んで、更には皆してスタッフTシャツを着るもんだから誰が誰だか混乱しそうになったよ。そのうち全員の名前や個性を覚えられるようになるのだろうか?ちょっと心配

アイドルになった先でやりたい事は決まっていても、自分たちをどのようなアイドルとして見て貰いたいのかって部分はまだ決まっていなかったようで
最初の撮影では明確なコンセプトがなかったためにインパクト重視になってしまったが、Jupiterのライブステージを作っていく中で段々とイメージが出来ていく様子は良いなぁ。
天道の言葉でそれぞれが全く異なる個性を持っていることに気付き、それこそが自分達の魅力になると結び付けられたのは、アイドルの卵である彼らにとって大きな一歩だったのかもしれない。

それにしてもs.e.mの光GENJIコスは幾ら何でも古すぎません(笑)



普通

森子は第一話で自分はエリートニートだ!なんてモノローグしてたけど、他人にニートなのかと聞かれるのはまだ抵抗があるようで。ライラックの勘違いを放置したら就活生と勘違いされることに
夢の描写を見るに歯車のような労働生活に嫌気が差して仕事を辞めたのかな?と察せられるだけに、これから入社を目指す就活生と誤認されるのはかなり皮肉な展開。それだけにリリィだけが森子の本当の姿を見抜いてくれたのは、森子にとって有り難い展開だろうね。

桜井との遭遇は災難続きのような。コンビニのチキン被りに始まり、今回は出会い頭の肘鉄か。そこから食事の誘いへ至るなんてちょっと少女漫画的。社会人を辞めてからそれ程時間は経ってないように思えるけど、エリートニート状態の森子に桜井との会食を乗り切れるだけのコミュ力は果たしてあるんだろうか?



とても良い

原作に存在した工房でのとあるコミカルなシーンを何故削ったのか疑問だったのだけど、他の場面を見ていたらなんとなく腑に落ちたかも。

この時点のチセはエリアスに、そして他の人物に対しても強く壁を感じているように感じられた
チセはエリアスがアンジーやサイモンと会話する場面で、会話に参加するのが遅れるどころか促されるまで反応すらしていなかったように見える。それはまだ母の死から解き放たれていないチセにとっては他人に干渉する事ができないのかもしれない。だからポピーを増殖させてしまった時も過剰に謝ってしまう

壁を感じてしまう姿勢はエリアスに対しても少し有って、エリアスの「弟子にする」「お嫁さんにする」発言のどちらを真に受ければ良いんだろうと悩みはしても、直接聞くことは出来ない。それでもエリアスに対して軽口のような言葉を放てるのは、エリアスの飄々とした人柄と「家族」と言ってくれたことが関係しているんだろうね
そんな状態のチセでは原作に有ったあの質問をすることはまだ出来ないよなぁ

前回は、自身の決断とエリアスの思惑により現実的な世界から非現実的な世界へ移ったチセ。
今回もエリアスと共にイギリスの現実的な風景から非現実的な魔法使いの工房へ訪れていたけれど、ラストにドラゴンによって誘拐される事態発生。つまり強制的に非現実へ移動することに。
エリアスから一時的に離れた先で体験する非現実をチセはどのように感じ取っていくのかな?



とても良い

野口ってあの髭とか落ち着きとかどう見ても高校生のものじゃないでしょう……。林田先生と並んで語らってる姿は完全に教育者のそれだったよ!

第一期冒頭の零はとても冷たく感じられるような描写ばかりだったのが、第二期冒頭では「風があったかい」と目を輝かせる描写からスタート。その後の部活描写含め、零の確かな成長を感じさせた
ラムネを共に作っている時に風景が黄金に演出されていたのは良かったなぁ。思わずこちらまで泣きそうになってしまった。
第一期に比べれば零の周囲は変わったけれど、零自身も大きく変わっていたようで。ラムネを川本家に持ち帰ればひなたやモモが喜ぶかもしれない、更に今日あったことを聞いて貰いたいと考えられるようになった零は、暖かく大切な繋がりを少しずつ手に入れている事がとても伝わってきた

番宣でちらっと明らかにされているひなたに今後生じる問題。第二期も登場人物たちが織りなす暖かさを味わっていきたいのだけど、果たしてどうなるのだろうか……



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