ガイナックスの文脈で名前は知っていたもののしばらく見ないままであったので。
1987年の作品としてあまりに作画が良い。
話も全体として面白かった。
主張のような部分に関しては正直理解に及んでいないので、理解したといえるには何回か見ないといけない。
2話にて初のオープニング、曲の迫力はもちろんMVが物語の示唆に富んでいる。仮面に素顔を隠す少女達の陰りはどのように暴かれるのか。非常に楽しみ。
はじめに描かれるは睦のようだ。
若いを通り越して幼い母親の言動。母親になかなか使われていないと言われる部屋にしてはあまりにも使い古されている椅子。一流の役者でありながら”子ども”として生きる親との間に愛着を十分に育むことができなかったこともうっすらと想像できる。上にのしかかる重圧。有名人の娘という評価からは”逃れられない”。
睦がAveMujicaに参加した理由は”祥子が壊れそうだから”であることを加味すると更にこみ上げるものがある。
愛着形成に問題が生じると他者との適切な信頼関係を結ぶことが難しくなることが知られており、その一例として親密に感じている相手への依存が生じる。これを考慮すると、上記の睦の参加理由から、自身をAveMujicaへ捧げることで祥子から見捨てられたくないという心理を見出さざるを得ない。
また物語としてさらに酷いことに、祥子は初華に信頼を置き始めている上に、睦に対してリーダーとして冷たい言葉を吐きかける。こんな仕打ちはないよ・・・
グリザイアシリーズは楽園まで一通りプレイしたけど、ファントムトリガーは追えていなかったので初見になる
どうやら原作のvol4からっぽいのでこれより前の話ちゃんと見たいなら原作やるしかないね。vol9まで全部やるのかな?
物語としては人物紹介と舞台説明といったところ。
一姫キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! すき。
なんかいっぱいキャラクターが出てきてびっくりしちゃった。
でありますキャラのグミ。学園長の親族のメスガキが編入理解。タイガちゃん。
トーカ、ツンデレ佐倉綾音ボイスすき。
ムラサキのロートーンボイス。すこだ。
クリス、面倒見が良いな。
タイガちゃん、重責。
クリスと同室で寝てるのかな。はんだごてあるし。
レナ、オーメン。脳筋理解。
ダメ男製造機クリスです<- 認めているのか…
ムラサキのこの感じの声と話し方、物語シリーズでなんか聞いた感じだな…既視感。いやフリーレンか?
祥子とその父親を巡る過去編
Ave Mujicaの”仮面”を外す、にゃむちの裏切り
MyGOからの助走はあるものの、一話は祥子の過去編とAve Mujicaの紹介程度までかなと思っていた。中盤でにゃむちが仮面に対して不服そうにしているところでそういった展開はあるとは想像できたが、まさか1話でそこまでするとは。
あと初華と祥子の百合展開期待しても良いってマジ?キマシタワー 幸せになってほしい・・・
にゃむち許すまじ・・・・お前・・・
祥子の父親の惨めさたるや本当に救いようが無く、しかしながら最愛の妻との死別と不運な詐欺被害とそれによる勘当という三重苦を一度に浴びたわけで、これで精神に支障を来さないほうが難しいとは思う。
武道館前に持ち出した私物のすべてがトランク一つで済んでしまうというのが、どれだけ厳しい状況に居たかを物語っていて本当に・・・
明らかに豊川家に対してトラウマと劣等感を抱えている父親のそばに、その血を次ぐ優秀な娘が居るというのはその劣等感を助長するだろう。この状況から回復するには一度健康な生活とフラットな認知が必要になるので、祥子が世話をしているという状況は治療の観点からは悪い影響があると言えそう。結果的には父親を見捨てる事ができて離れることになるわけだけど、かなしいね。
きっと結婚してから最初で最後の嘘だったんだろうな・・・・優しすぎるよ。父さん。
最初から最後まですべての登場人物が物語の重要人物で、各々が物語の中で確固たる役割があって存在していた。物語としての完成度の高さに脱帽する。
全くの余談だけど、こういった最後に趣味として釣りに行き着くのが同期のネガポジアングラーと若干つながって個人的にウケ。そういうとこあるよな、釣り。