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良い

難しいとか駄目だとか言われて夢を諦めたり、進路を変えたりなんて経験が有る人は山程いるだろうけど、そうした人ほど夢を応援してくれる者が居れば人生そのものが変わったのかもしれない
本作は司がいのりを指導する教育ものに見えて、その実は諦めきれない夢を2人で叶えるバディものかもしれないと思えましたよ
周囲もそしていのり自身も応援できないフィギュアスケートへの夢、それをかつて応援して貰えなかった司が教え導く構図は美しい

ただ、司とて当初からいのりを応援する人間だったわけではないね
お金を払わず滑っていたいのりを追い掛け、その遣り方を辞めるよう諭す。自分とて親に応援して貰えなかった人間なのに、親に話せずズルをしていたいのりに通り一遍な教えをしている
そんな彼の姿勢が変わるのは、改めて彼の進路選択が瞳から無理解を受け、更にいのりに対し無理解な母親を見てからだね
自分と同じようにいのりも応援されない立場。だからこそ手を差し伸べる重要性が判る

だとしてもフィギュアスケートへ進むのは容易な決断ではない。本人のやる気ではなく家族の理解が必要となる
いのりは母親を驚かせる才能を持っていても親から理解されない。ここで無理解による限界を迎えたいのりが自分を変えたい本気の願いを口にしたのは良かったな
それを受けたからこそ、いのりのそして自分自身の最大の理解者である司が彼女を最大限応援する必要があって
フィギュアスケートをさせるだけに留まらず全日本なんて大言壮語を吐いてしまった司。早くもこのバディが進む道が修羅であると伝わってくるような初回でしたよ



良い

予告映像とか特に見ずに見た為に動き過ぎと表現しても過言ではない本編にガチで驚愕。めっちゃ身体が動き回るし、めっちゃ髪の毛とか揺れてるね⋯
そういう作りだから動作にばかり目が引き寄せられてしまうけれど、本作はそうした賑やかさとなる「動」の表現とれんげの雰囲気に代表される寂しさの「静」が併せ持たれた作品に思えましたよ

敵は正体不明の敵、そしてゆり達が使う武器も未知のもの。トドメとして怒涛のように繰り出される台詞の数々は一つ一つへの注意力を散漫とさせつつ、それらの物事を大いに楽しむ準備運動としてくれるね
その対極として放り込まれたのがれんげの持つ寂しさかな
記憶も友達もなく街を彷徨っていたれんげに有ったのはゆり達が持つ雰囲気と全く異なるもの

意外に思えたのはそんな両者が合流し、ゆり達の賑やかさに当てられてれんげが楽しげな雰囲気を放つようになる点か。おまけにかっぽ~コーナーなんて始めるし
そうしてゆり達の「動」に取り込まれるかと思いきや、記憶を持たない非共通項により境界線が引かれた印象
ずっと一緒に居るけど友達になれないゆり達と、そんな彼女らとの出会いで一生の友達を手にしたれんげ。その認識の違いはこれからどう描かれるのかな?



とても良い

新OPの千夏が天使すぎて仰天した……。あと、雛も可愛かったし、新EDも良かった……

さておき、今回は道の先達に指導を受ける内容となっていたような
大喜は千夏との触れ合いを少しずつ増やしているが、花火大会の件に代表されるように擦れ違いだって有る。同居状態で距離を詰める難しさも知っている
だからバドにおいて指導を欲しているように恋愛面でも指導となる対象が居れば有り難い。今回は華恋が指導役となったね

針生と華恋の恋愛的始まりはかなり突発的。それまでも関係の進展に迷う事は有ったようだけど、告白は準備してのものではないね
二人には本音を明かして話せる関係の土台が有ったからか上手く発展できたようだけど、それでも今を「実験中」と話す口ぶりからは恋と部活や仕事の両立が容易でないと察せられるね
その姿勢は大喜にとって大いに参考になるもの

見倣われた針生とて指導を受ける最中と言えるのかな
部活面では兵頭の後を必死に追っているし、恋愛面では華恋の後を追う形
他方で人生としては二人、特に華恋から大きな影響を受けているね。出来ない事でも不確定な未来を良い未来へと確定させる為に努力した彼女の姿は針生にとって大きな指針となった筈
彼女の不安げでありながら応援する姿を見た事で針生はかつてない程に兵頭に追い縋れたようで
試合後、針生と兵頭の遣り取りは短いながら、先達・後進の関係性が感じられて良かったな

そして華恋から指摘された盲点、新たな教え
考えすぎて距離を保つより、考えずに行動する大切さ。大喜はこれを受けて自身の行動を変えられるのかな?
取り敢えず、先達である針生と華恋は確かに試行錯誤のバランスを繰り返して交際しているようだけど、その在り方が二人には丁度良い感じな印象。大喜も千夏も二人を参考にするのは有りだと思えるけどね



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