メッチャ面白かった!
ちゃんと見てないと内容を取りこぼしそうになったり、気楽な話ではないので見るのに精神力は必要だったから残っちゃったけど。
それがリアルな描写かどうかはわからないけど、人間に向き合ってる人間を描いてたのを見れたのが面白かった。
テンポよく成長していくのではなく、一歩ずつゆっくりと時間をかけて悩みながら進む話の展開が心地よかった。まきお(cv沢城みゆき)が良すぎた
すべてのシーンに味がある、素晴らしい作品でした。これもフリーレンと同じく、激情的な展開は無く、一歩一歩緩やかな坂を登っていくが、その一歩が毎回心に刺さるという作品。小説家が主人公の作品だからか、セリフがいちいち全部良い。日本語をすごく丁寧に扱っている。全部が良いからいちいち取り上げるのもあれなので、印象に残ったセリフを一つだけ。「人がいないと空気が困る。取り込まれるはずだった小さなタオル、返却するはずだった本、他人に触れられるはずのなかった下着」。死んで世界からいなくなったことをこのように表現することに、改めて言葉の奥深さを感じた。そんな言葉の良さは原作から完璧なアフレコで引き継ぎ、それにプラスして演出面でアニメならではの魅力も付加してくる。ノートの行間が砂漠になったり、学生時代の休み時間を大人の飲み会で重ねたり、お母さんの日記に何重にも意味を持たせたりと。
そんな単体シーンの良さのほかに、朝ちゃんの成長を軸にした全体的なストーリーにも奥深さを用意している。朝ちゃんの思春期の描写が本当に良かったな。突如与えられた自由に困惑する場面、パソコンを買っても、部活を選んでも何も言われない自由の使い方が最初は分からない。槇生ちゃんが保護者ではあるが、その場しのぎの優しさもくれないと気づいたとき、初めて両親の死を実感する。そんな思春期を通じて一歩一歩大人になっていく。違国に迷い込んだもの、迷い込まれたものが、互いの生活に触れ、家族ではないがかけがえのない人になっていく過程が、非常に心に刺さりました。最終回で大人になった姿を描いて、この先の物語を想像させてくれるのも良かった。
まだまだアニメでは触れられていない話がありそうなので(えみりの話とか、槇生とお姉ちゃんの話とか)、できれば2クールで観たかったなというのが唯一の欠点。全11巻だからね。まだまだあるでしょう。でも、おそらく端折りながらも1クールのアニメで綺麗にまとめてくれた脚本家さんにはあっぱれです。残りは原作で補完することにいたしましょう。実写版は140分の映画でやったらしいが、正気か…?
というわけで、大きな話の動きや、すごく感情を揺さぶってくるイベントを用意しなくとも、こう丁寧に積み重ねていくと、それだけでも心がゆすられるのだなと改めて実感しました。題材がリアル寄りだから、自分だったらこんな時どうなるんだろうと反芻してしまって、視聴中頭の中がぐるぐるしてしまうアニメでした。
最後に、やはり沢城みゆきさんはすごい。もう完璧でした。槇生を演じてくれるのにここまでふさわしい人はいないでしょう。沢城×諏訪部という声優界一エロいカップルを見れたのも個人的には最高でした。
朝が槙生と暮らし始めてからは特に大きな出来事もなく、日常の風景を描いているアニメでここまで面白いと思えるのは凄いなと思った。朝は最終話になっても槙生のこと全然理解できてなくて、異国というより異星の人間感がした。「他人のために何かをすることなんて、他人の心を動かせやしない」的なことを言っていたけれども、朝があんなに立派な人になったのは槙生が朝のことを第一に考えていたからだろうなあ。義母になろうという気がなさそうなのも槙生らしくて良かった。あと毎話毎話edの入りで、心が浄化されるような気持ちになったのが良かった。全然分からなかったけど、なんか幸せな気持ちがします。
傑作
(愛情も含め)自分が必要なものは誰かが与えてくれると信じている子供が(そう考えるのは甘えではなく子供として自然なことだが)、その「誰か」(親)を失い、自分が必要なものは自分で自分に与えるものだと学んでいる大人(槙生)に引き取られる。親に従う生き方しか知らない子供(朝)は、自立した生活を送る槙生を「自分とは違う国の玉座に座る女王」だと感じる。
女王ではあるが、槙生は相手を支配しない。「こうすべき」という正解を与えない。しかし子供である朝は「自分で選ぶ」とはどういうことかがまだ分からない。誰かに決めて欲しい気持ちを、相手の愛情が足りないせいだと取り違えたりする。
朝の親は槙生の姉であり、槙生に対し「こうすべき」を押しつけてくる存在だった。槙生はそのことにわだかまりがあるが、姉が育てた子供(朝)を通して今は亡き姉と和解する。
二人は親子となる。朝は失った親を悲しむ心の余裕を取り戻し、槙生は子供を持つという失った選択肢を取り戻す。ハッピーエンド。
原作漫画ファンとして、原作通り丁寧にアニメ化されているのを感じ、良かったです。
沢城みゆきさんのまきおちゃんの演技が、漫画を読んでいた時に僕が想像していた声の通りで素晴らしかったです。
またOPが朝が軽音部として歌った歌である、という設定が最終話に仕込まれいたのが、アニメっぽい演出で良かった。
他者の在り様の自分との異なり方を「違う国」と表し、それを否定せず、受け入れ(られるようになって)、共に在り続ける様を丁寧に描いていると思う。
小説家である槙生が、よく考えられた言葉を用いる様が印象に残る。
いいアニメ。
両親を突然事故でなくした主人公 田汲朝(CV:森風子)。小説家で色々デコボコのある気質の叔母、高代槙生(CV:沢城みゆき)と住むことになる、朝の視点と槙生の視点から、2人の世界の違いが描かれる。周りの影響を受けながら、少しづつ歩き出していく朝と、彼女に変な影響を与えたくないと悩む槙生もまた変わっていく姿を描いている。
原作既読。アニメで更に良さが増していた。ヤマシタトモコはBLでも有名だが、繊細な感情の機微を描くのが本当にうまい。お互いに話が分からない、通じない「異国」感を砂漠のシーンとして描いているが、アニメでも良い描写になっている。
軽音部の新歓ストリートライブで歌う朝が眩しい。新人の森風子の歌が良かった。原作ではライブシーンはさらっと描かれるが、アニメではしっかり歌っているところを描く演出で、情感があってよかった。
原作7巻(11巻完結)がアニメでは最終話。その先の原作のシーンも少し入る感じ。12話だとやはりこのあたりまでということで、ゆっくり2クールで描いてほしい作品ではあったが、それでもアニメ化されてよかった作品だった。
原作未読。
こういうアニメがもうちょっと増えてほしい、大人向けアニメ。
人付き合いが苦手な叔母が両親をなくしても明るい姪によって段々と変えられていくと言ったよくある展開かと思ったが、両者の非常に繊細な心理を描写しつつ、どういった関係性を築いていくかに重点を置くアニメで良い意味で裏切られた。
セリフやナレで人物の心理を見せるのではなく、仕草や目線、微妙な台詞の言い回しなどで視聴者に察せさせようとする私好みの演出。
人生の酸いも甘いも噛み分けた中年を超えてからじゃないと良さがわからんと思う。
年老いた親との関係やもういない母からの解放。さりとて、もういない母は母の事情もありそれも回が進む事にだんだんと浮かび上がるストーリ展開。
また、周りの人々のそれぞれの事情、生きにくさなどの描写も、周囲の事情として描かれる。
作者の話の作りがうまい。派手な演出はないけど大人の鑑賞に耐えられるアニメだと思う。
朝の周囲で起こる一つ一つの会話ややり取りは、その場では明確な意味を持たないように見えるが、どれもどこか心に引っかかる。この作品はそれらを説明せず、感情や関係性を断定もしないため、視聴者は「なぜ刺さるのか」を言語化しきれないまま受け取ることになる。
原作未読であるが、最終回は日常に終りがあるわけではないので、この書き方で最終回ぽくもあり、日常の延長風でもありでこの作品らしかった。
また朝の「10年後」も明確な説明はないものの、現実味のある一人の大人として成長した姿を描いたことでより最終回としての満足度は高まった。
当初は大きな期待を持たずに見始めた一作であったが、終わってみれば独特の空気感と鋭い感性が光る、今期のベストに数えられるべきダークホース的な良作であった。
綿密な設定を積み上げて壮大なストーリを書ける作家は天才だとおもうが、こういう日常の何気ないことを積み上げて違和感無くキャラの内面を理解させストーリを運ぶことが出来る作者も天才だと思う。
原作既読。事故で両親を亡くした中学生と、それを引き取った叔母の生活とその変化を描いた作品。登場する女性キャラクターがステレオタイプを廃して多面的に描かれており、その不安定さと多面性が相互作用して生み出される日常が豊かに描写されている。そうしたキャラクター描写がこの作品の最大の特徴である反面、男性キャラクターの描写の薄さは際立っており、誰もが女性のように、もしくは古典的ステレオタイプに描かれていて男性視点からは特に違和感が強い。槙生の内省的でありつつも独断的で偏った思考とその自覚的に見えて無自覚な吐露も好き嫌いが分かれそうではある。とはいえ、それらを差し引いてもキャラクター描写には突出した魅力がある。
作画はとても良いわけではないがこの作品を描くには十分な水準であり、控えめの劇伴やOPEDも作品の描写に合っていて心地よい。
ストーリーは綺麗にまとまってはいるのだが、原作を知っているとやはり幾分か差し引かざるを得ない。原作11巻のうち8~9巻程度で終わっており、原作の終盤は大幅にカットされている。個別のエピソードは原作に忠実だが、構成を大きく入れ替えて異なるエピソードをクライマックスに持ってきており、作品全体から受ける印象も大きく異なっている。私はカットされた原作の槙生の変化の描写と捧げられた最後の詩が好きで、一度読んでしまうとそれはこの作品を締めくくるには不可欠に感じてしまったため、アニメのストーリー面の評価はやや落とさざるを得なかった。
原作と比べた際の欠落は気になるものの、アニメ作品単体として見れば人を選ぶが良作で、受け取る人によっては忘れることの出来ない大事なものにもなり得る、そういう類の作品だと思う。
5点
素晴らしい。見たことないタイプのアニメだった。
人の心とか在り方みたいなものを繊細に描き出した文学的なようなところもある一方で、一点してちょけたとこもある。そういうとこも含めて、この作品の描こうとしている自然なありのままの自分、みたいなものを感じた。
いつかまた見返したい作品でした…
人見知りの小説家、高代槙生は両親を亡くした田汲朝を勢いで引き取ることになる。人づきあいが苦手なマキオと人懐っこく素直な性格のアサ、違う国に生まれたかの如く性格も価値観も違う二人が戸惑いながらも、ぎこちない共同生活を始めていく。
映像は癖もなく見やすく、キャラクター性はマキオとアサ、それぞれを取り巻く仲間たちの心情やトラウマ、そして人間関係などの掘り下げが見事にできていると感じた。
ストーリーはアサの精神的成長もそうだが、アサに対するマキオの対応や台詞が印象的。言葉の重みが丁寧にしっかり描写されていて心にズシンと来る。
音楽もOPとEDは非常にクオリティが高く落ち着く名曲なのでフルで聞いてない方はぜひフルでも聞いてみてほしい。
派手なシーンはあまりないが、じんわりと心に聞いてくるそんな作品だった。
今期の作品の中でも、間違いなく一番面白かったと思える作品でした。
作画はとても美しく、毎話ごとに心を揺さぶられるような展開ばかりで、最後まで引き込まれました。
言葉の重みや人間関係の描き方も丁寧で、さまざまなことを考えさせられる作品だったと思います。
本当に観てよかったと心から思える作品で、まだ観ていない方にはぜひ一度観てほしいです。
事故で突如両親をなくした姪を正義感?から引き取ることになった小説家の槙生との生活のお話。
色々と考えさせられたり、思わされたりするのが会話劇の中にあったりしたけど、果たして自分の中に積もったものはあるのかどうかw
その時、その時は色々思うところもでてくるんだけどなぁ。
それでも小説家らしい槙生の言葉選びや口調、朝の表にはなかなか出さない苦悩なんかの描き方が丁寧で好きな作品だったな。
思春期の人間関係の難しさの描写や演技が良かった
こういうじんわりしたの久しぶりだ
親を亡くした少女・朝と、その叔母・槙生が、共に暮らす。その中で価値観の違う「違う国を生きる者」同士として、家族になっていく物語。1話を見た時点でこの作品は絶対に信頼できると確信。
究極的なことを言えば親も、きょうだいも、親戚も、友達も、全員”他人”。価値観や考え方が自分と完全に合致することはない。そんな当たり前の中でも人は少しずつ感覚を擦り合わせ、寄り添いながら生きていくものなんだよなというのを自覚させられるような作品だった。別に明示的にこれがテーマだというある種押し付けがましいことをするわけではなく、あくまで朝と槙生が生活の中に溶け込んでいく過程をアニメとして描くことを通じてそのセリフや言動の変化にメッセージ性を内包させる。だから受け取るメッセージも人によって微妙に差異があるんだろうなと思うよ。
物語として見たときにどこか親を失って、親に対しても叔母に対しても感情をどう捉えて良いかもわからなかった朝がせめて自分の感情と向き合って、それを言葉にして発露できるようにまでなったのは彼女の中での世界が開き前に進んだという明確な変化で良かったね。それをストレートに伝えてくるアニメの演出や劇伴、オープニングエンディング、アフレコと全面隙がなくて素晴らしいアニメでした。
★★★★★★★★★★
rated on myani.li
★★★★★★★★★☆
rated on myani.li
文学的アニメ。こういうの好き。
大切な言葉を投げかけてくれる良い作品
ただ、まきおちゃんみたいな人でも結果男かってなった辺りで気持ちが少し冷めたのはあった
1話冒頭の朝ちゃんの歌にすごく引き込まれた良い始まりだった
無印良品作画の小説語りなアニメって基本話は平坦になりがちだが、抑揚がはっきりしていて飽きずに楽しめた(話が良いかは別)
今期の個人的ダークホース枠
善悪で簡単に切り分けられないリアルな人間模様とドラマが良かった。終始「普通」である事から降りた人達の話が続くので、終盤はちょっとだけお腹いっぱいだったかな。
#違国日記
定型を外れてしまった不思議な共同生活。おっさんにはもはやついていくことができない十代の変わりやすい繊細な心情がものの見事に現れていると思いました。マキオも、いちいち説明が難解だけど、それを言語化できるのが徐々にいい影響を与えているというか。説明しにくいけど、セリフ、演技、音楽、いずれも上手くいっているのだと思います。当初「遠国日記」に空目していた。いこく、だった。意外と時事ネタ?
視聴日:2026/01/05-2026/04/04
総合評価:94.7点
全体:9.5点 /10
映像:10.0点 /10
ストーリー:9.5点 /10
音楽・音声:10.0点 /10
メモ
各話平均:9.35点 /10
互換点:97.2点
■全体
作品としての満足度。見終わった後の総合評価
良い
人に勧めてもいいレベル。
印象に残る要素が1つ以上ある。
■映像
作画・演出・映像表現
とても良い
映像だけでも価値がある
(神回レベルの作画や演出)
■キャラクター
魅力・個性・成長
良い
好きなキャラがいる
会話や関係性が面白い
■ストーリー
構成・テーマ・展開
とても良い
強いテーマ性
ラストが印象に残る
■音楽
OP・ED・劇伴
OP│ソナーレ│5/10
ED│言伝│4.5/10
5話 IN│Upon You│5/10
いいアニメだった……いいアニメだったけどどうにもちょっと合わなかったな、という印象
群れることを好まない一匹狼的な槙生と、いわゆる"フツーの人"な朝が互いに全く違う価値観に戸惑いながら感覚をちょっとずつすり合わせていく、という物語の根幹部分はとても好きなテーマだったし、それを丁寧に描写していくアニメーションも非常に高水準だった
ただ、個人的には笠町君があまりにも女性から見た"アップデートされた男性"的に描かれすぎていてウッとなるところもあったり、中盤以降でどうもこのアニメの登場人物は俺を受け入れてくれなさそうだなあと感じてしまった
逆に言えばステレオタイプ的なキャラの描かれ方がされていないということであって、それもまたこの作品の魅力の一つだと思う
(あくまで個人的にこういうアニメがやや苦手なだけ)
原作既読。本作の山場は大きく二つある。ひとつは第8話(原作5巻)、朝が両親の死に気づき、感情を爆発させる場面。もうひとつは原作11巻に描かれる、槙尾の朝に対する描写。1期で完結させる構成となった以上、これらの要素をどのようにまとめるのかが個人的に最も気になっていた点だった。結論としては、やや中途半端に収束させてしまった印象が強く、惜しさが残る。もっとも、アニメとしては朝に焦点を当て、その成長や感情に軸足を置いて締めくくった点は一定の完成度があり、方向性としては理解できる。ただし、本作の物語としての深みや美しさを考えると、原作11巻における槙尾の葛藤は不可欠な要素であり、そこが省かれてしまったことはやはり残念に感じた。
朝役の森風子さんてお初なんですがアフレコすごく良かった。掛け合っている沢城さんの引き出し方が上手いのかもしれないですが。
https://ch.nicovideo.jp/ikoku-anime
https://abema.tv/video/title/189-87
https://tver.jp/series/sr26qfe4k8
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=28598
https://fod.fujitv.co.jp/title/917c/
https://www.amazon.co.jp/dp/B0G92CXXNN
https://www.b-ch.com/titles/9513/
https://www.nicovideo.jp/series/544921
https://abema.tv/video/title/189-87
https://ch.nicovideo.jp/ikoku-anime
https://tver.jp/series/sr26qfe4k8
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=28598
https://fod.fujitv.co.jp/title/917c/
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https://www.b-ch.com/titles/9513/
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