合わせの人数集め、海夢の頼みは秒で断るのに心寿の期待は断れなくて自ら巻き込まれに行く紗寿叶に笑ってしまう
人の集まり方は多様。望んで集う者もいれば、断りきれず集ってしまう者も、集った場所で望んだ想いが出来ない者も居るようで
海夢や心寿はこの集いにテンション爆上げ、他のメンツもそれなりに楽しんでいる。だからこそ、海夢が場に居るかどうかによりテンションがモロに変わる旭の様子は際立つ。これまで本作で海夢を嫌う者なんて居なかった。それだけに旭が抱える感情が気になるね
コスプレが共通言語的に集まった場だからか、あまねが紗寿叶に最初に振る話題も衣装関連だし、旭が口を開いた際に出した話題もコス写真。なら自然的にその場に居る心寿もコスを誘われるのも当然の流れか
そしてコスをしない若菜も小道具作りというこれまでに無い挑戦をする事に。これらは場が作る勢いのようなものだね
まあ、そのような場だとしても時折涼香が覗かせる獣欲のような要求には笑ってしまうけど。あまねや海夢のコス写真を見たがるとか若菜の感想を聞きたがるとかちょい迫力が異常でしたよ(笑)
場という意味ではいつも海夢と若菜が集う海夢の家が宿泊という面が加わった事で普段より緊張を齎す場と成るのは面白いね
直前までは一緒にゲームをしてコス衣装の相談をしてといつも通り。でも宿泊に誘われれば2人しか居ない家という場所は全く別の意味を持つね
また、若菜だけが”それ”を意識する展開かと思いきや、若菜が座り込んでいたコーナーの問題で…(笑)
若菜の思い込みが海夢の思い込みを誘発したお泊り。海夢の背後に控えていたネオンや「18禁」のアピール凄まじい中で始まる2人だけの場は何が起こってしまうのだろうね(笑)
紗良は危ういタイプだね。脆いという意味ではなく「この娘は自分を好きかもしれない」と無制限に思わせてくる素振りが厄介という意味で危ういタイプ
その感覚を現状向けられているのが咲太となるわけだけど、咲太は麻衣と関係良好で紗良が好みでもないから彼女に惑わされない
その為か咲太はこの恋愛撃を俯瞰的に見ているね。新たなヒロインが主人公に思わせ振りな態度を取るなんて、ラノベとしてそういう展開を期待したく成るものだけど、咲太は当事者意識を持たない。だから紗良は手応えがないままに観察され続けている
紗良の周囲には恋愛感情が溢れているね
幼馴染のような加西とは恋愛に発展する筈がそうはならず。手に入る筈だった恋愛が手に入らなかった紗良を中核にして、皆が恋愛に惑わされている
双葉と加西、紗良の先輩と友達、山田と吉和。それらに紗良は強く関わっている。なのに紗良は欲しいものが手に入りそうにもない。というより、紗良は自身の渇望を抑えきれていない点に無自覚であるように見えるね
彼女は他人に恋愛感情を与えられるのに、自分を好きになってくれる相手から恋愛感情を与えられなかった
そんな彼女に対して、思わせ振りな態度を取られ続けている咲太は何処までものらりくらりだね
咲太は紗良に何をされても彼女を好きにならないと確信している。自分を好いてくれる麻衣を好いていて、麻衣も同じだけの愛情を返しているから。これは紗良の理想形だろうね
でも、咲太しか観測できない紗良はその現実を理解しない。ならば、咲太が紗良に見せた双葉との会話はかなり意地悪だね。紗良はまたしても欲しいものが手に入らないかもしれない。この揺さぶりは彼女にどれだけ効いてしまったのかな?
原作既読組としては、ここから彼女の快進撃が始まったのかと思うと色々と感慨深い想いに浸ってしまう回なのでした
後、乙矢くんはこの作品にしては珍しいタイプ。何と言うか、純粋すぎて危険って印象を覚えますよ。何故伊織に惚れたし
スマホを人質ならぬ物質に取られて東奔西走。普通ならどこかのタイミングで音を上げるだろうに、真白だから難関ミッションをクリアできてしまう面白展開
他方で何故そこまでして?という点にはマキが上手い解説をしたね。真白は恥ずかしい秘密を見られたくないからスマホを追う。逆に犯人はスマホを物質に取れば恥ずかしい何かを得られると考える
それだけに恥を恥と思わないおじさん達によって犯人が成敗される様はスカッとするんだけど、この絵面はキツいなぁとも思わされたり(笑)
何でマスター呼び?とかアスナロにマキは過分な助手では?と思っていたのだけど、あのオーディションを見て色々納得。2人は通常の方法で出会ったのではなかったのか
マキはアスナロの本性を正しく見定めて去らなかった。アスナロは大勢の中からたった1人を見つけ出した。それは最早運命的な邂逅だね
だからアスナロはマキが人質に取られた際、彼女以上に優先するものなど無いとマキを無理してでも助け出したわけだ
このような過去を見ると、2人は良いコンビだなと改めて感じられたよ。…それだけに、自分の始まりもまともに覚えてない名雲の酷さも際立ってしまったけども(笑)
こうして終わって振り返ると、紗月って当初から一貫していたんだな…
途中でれな子と付き合ったりれな子といちゃついたりれな子とキスしたりと、寄り道気味な事は色々有ったけど、王塚真唯に目に物見せてくれるという点はずっと一貫して目指していた。でも、あの真唯をギャフンと言わせるのは独力では難しい。だから紗月にとってれな子を巻き込むのは寄り道であるように思えて、れな子こそ最も要取得な最強アイテムだったのかもしれないね
ラストにて紗月はテストで真唯を上回った事が明かされるけど、当初に真唯が求めた通りにテストで勝負していたら紗月に勝ち目は無かったろうね。れな子が介入して紗月も真唯も得意ではないFPSを種目としたから、真唯に隙が生まれた。また、れな子と関係を結んでいたから未経験のFPSをそれなりの技量まで持ち上げられた
紗月にとってれな子は無くてならないパートナー。逆に真唯の方は紗月を最良のパートナーとしてくれなかったと言えるのか
小学生時代のエピソードから見えるように、紗月は真唯を守る為に彼女をパートナーとする気概と覚悟を見せた。それに応えるように真唯は紗月を親友としたんだろうけど、紗月を必要とする事はいつの間にか無くなったのかな
紗月は真唯に必要とされる為に対等と成る為に渾身を続けた。それを理解して遣れるのは、それこそ友情と恋愛を懸けて真唯と勝負したれな子くらいのもの
ここでもやはり紗月にとってれな子は必要な武器となって、真唯を貶める為の昔語りをする相手として求められるわけだ
真唯を上回り、彼女の心をバッキバキに折る為の昔語り。それは自身の深奥すら詳らかにするようなものだから捨て身の攻撃に近しいね。でも、それだけの事をしたから真唯を上回れる。紗月の乾坤一擲が通ずる
それ故にれな子用の乾坤一擲は持ち合わせていなかったのだろうけど。あの隙の作り方は雑すぎる(笑)
結局、友情は崩壊せず、れな子も紗月も真唯も守りたいものを失わずに済んだ形だね。ただ、真唯との勝負もテストもバイトも手を抜かず、れな子ともイイ感じになった紗月が最も得るものが多かったと捉えられなくもないけど
まあ、その嬉しさでこぼれ出たのがあの笑顔なら許してやりたくなるというものですよ
これ以上何を書き連ねようかと迷うくらい、大事な事は全ておふうが言ってしまった回…
甚夜は自分の周囲や自分の想いに決着をつけるべく足掻いて足掻いてきたのに、辿り着いたのは全ての喪失だった
印象的なのは廃寺に逃げ込んだ甚夜がその状況を「また無くしてしまった」と独り言ちた事か
鬼の姿故に人の前から去った。その選択は正しい筈なのに満足できない行動となってしまったようで
直次が甚夜を恐れたのも反応としては正しいね。だって鬼は恐ろしいから
でも、彼はその選択をした己に後悔した。だから鬼を友人だと泣きながら言う。それは人として間違っていながら、彼にとって最も望ましい選択だね
また、甚夜は抱き着いて来た野茉莉を人の手ではなく鬼の手で抱き留め撫でた。それは間違っているようで、甚夜という存在は何者かを考えた際には最も相応しい遣り方と判る
鬼である甚夜が人のように生きるなんて間違いの始まりかも知れない。けれど、そうして守れた者も助けられた者も有ると知れたのは大きな収穫に思えたよ
この発想は土浦にも必要なものかな
今の彼は畠山が示す正しさに従って行動している。でも、彼の正しさ全てに納得出来ていないのは明白。むしろ正しい畠山と出会う前の頃の方が彼は生き生きとしていたようにすら感じられる
土浦の前に再度現れた甚夜は正しさなど掲げず、単純で卑近で俗な理由で立ち塞がった。だとしたら、そのような境地に至った甚夜が行った同化は土浦にどのような影響を齎すのだろうね?
真面目な委員長キャラが見下げていたゲーセン文化に魅了されて自らゲーセンに行きたがるようになるって、ちょっとした堕落オチ展開に思えるけど、花梨の言い訳である「異文化交流の一環」がそこに本作らしさを生んでいるね
蛍にとってゲーセンは確かに理解出来ない文化だった。だからこそ見て触れて感じ取る事で蛍はそれまで知らなかったゲーセン文化に魅せられたと言えるのだろうね
ただ、魅せられた蛍はいきなり極端に触れるね。ゲーセンにも良い処が有る事を知った、だから予習した上でもっと味わいたいと思った
それは大袈裟な姿勢なのだけど、根源に有るゲーセンを楽しみたいという想いはリリー達と共有されるもの。また、生真面目委員長な蛍の在り方をも内包してくれるものだね。まあ、学びという言葉にかこつけて騙されている感が無くもないが…
リリーが好きなぬいぐるみは持てなくてもキーホルダーなら持ち歩ける。特に独りだと撮り難いプリクラも皆で撮影する事でより楽しいものになる
そこにはそれぞれの性格に関わらず、けれど性格を反映したゲーセンならではの楽しみ方が詰まっているように感じられたよ
あの千鳥と桔梗の生徒が同じテーブルを囲んで座っているという衝撃
薫子は本題として助けて貰った感謝を伝え、また昴は図書館での失礼を謝った。そこで彼女らが渡したお菓子の意味を考えれば、お詫びの場となるしかない場面
それだけに翔平の底抜けな陽気さに救われるね。そもそも本題に入る前から打ち解けた感じでお喋りしてるし、昴から何を言われたかも覚えていない
彼の前では薫子達だけが謝るべき事なんて何も無いように思える。つられて朔も謝れる。そうしてあっという間に菓子パになる様子は蟠りの解消が感じられたよ
謝るよりも楽しい事を。それはこの後の展開でも徹底しているね
凛太郎は勉強を教わったお礼をしようとした。対して薫子が求めたのは共に楽しむ1日だね。勿論、そこには恋する少女としての勇気も有ったのだろうけど、薫子は自分だけが良い想いをしたいなんてきっと考えていなかったろうね
だからか、恋が潜んだ水族館へのお出掛けは2人が同じくらい楽しめるものとなり、薫子だけでなく凛太郎も恋が胎動を始めるものとなるのだろうね
騒動となった迷子の親御さん探し、ここで薫子が一瞬の躊躇もなく自分達の楽しみより、迷子対応を優先したのは気持ち良い展開。こういう事が出来るから凛太郎は彼女を好いたのだろうと理解できるし、美佳の話す好きの感覚が自分達に通ずるものだと実感する機会となるわけで
迷子を優先した事で自分達の楽しみは薄らいでしまった。そこへ夜の部を紹介し、ちゃんと2人で楽しめる機会を設けた凛太郎は薫子を楽しませたいとの想いに突き動かされたのだろうな
綺麗で幻想的なイルカショーに劣らない彩りを放つ凛太郎の中で芽生えた恋心。2人のこれからをもっと見守っていきたいと、より思えた回でしたよ…!
海夢はダイエットやカメラ入手によりコスプレをしていないのに、それでも展開が面白くなるのは流石
海夢も若菜も今回はコスする側ではないから何も用意していない。代わりに涼香や都、旭という社会人組と関わる事で大人目線や長年コスプレに関わって来た者からの目線が物語に組み込まれたね
文化祭編が同年代同士による共感が育まれるお話なら、これから始まる棺合わせ編は階層が異なる者同士での交流となりそうだ
海夢も好きなものを見た際にはテンションが爆上げになってしまうタイプだけど、涼香は海夢と少し異なりつつヤバさの方向性は年季が入っている感じだね。あまねをガン見して感謝し課金したがる姿は割とヤバい
また、都の食事にぬいを持ち込む様子は若菜を思わせるものだけど、瞬間垣間見せた闇は社会人としての苦労がどっぷりと詰まっている
若菜と旭は互いの性別を勘違いしていた展開は擦れ違いコメディながら、本作の場合はそこに一人称や名前から性別を固定観念的に捉えていた気付きを持ち込むのは印象的
だから旭が自分の作品を独創性が無いと卑下していた固定観念に対して、若菜が純粋な感銘によって凄いと伝える様子の尊さを感じられるね
海夢グループと涼香グループが絡む事で新たな視点での気付きが得られる。なら、そこへ更にあの紗寿叶が絡む事でどのようなコラボレーションが発生するのだろうね
未だ正体不明の霧島透子の存在が麻衣の脅威になるかも知れないとなった事で、麻衣との関連性に注目が集まる内容となっていたね
また、新たな話として思春期症候群を抱えているらしき紗良が物語に絡み始めた事で改めて思春期症候群とは?と考えるきっかけにもなっているね
霧島透子は無差別的に思春期症候群をプレゼントしている。なのに、当の彼女が思春期症候群によって生活に支障を来している。この状況は不思議すぎて面白いね
霧島透子がどのように麻衣の脅威となるのか?という点は不明なままだけど、透子によって早速麻衣と咲太の関係には支障が。誕生日デートはキャンセルされ麻衣は不快になり、結果気合の要るプレゼントが必要となった
フォローできたという意味では今回は霧島透子の存在は脅威とならなかった。それでも脅威が避けられた訳では無いから彼女への対処は変わらず必要
なのに、霧島透子こそ脅威の下に生きているような存在と見えてくるのは麻衣との相似も思い浮かび面白い状況だね
かつての麻衣は他者から見えなくなる事で実生活に支障が出ていた。困る麻衣を咲太が関わり見える状況に戻した
対して、透子は支障があるのに困っているとは言わないね。それどころか他者を思春期症候群で困る事態に送り込む事を何とも考えていないかのよう
この事態に加えて紗良の思惑も面白いね。彼女が思春期症候群に罹患している事は確実。なのに困っている風ではないし、解決も望んでいない
麻衣と透子の状態は似ていて、透子と紗良の状況は似ている。これらの類似点は思春期症候群と向き合う上でどのような気付きを与えてくれるんだろうね?
真白の変顔は本作を彩るアクセントになっているけど、それより全裸のおっさん率の方が高いって今回の絵面はどうなってるの……
動画を介した洗脳という大規模犯罪に成り得る陰謀、加えて真白の暴走という極限状態全てが変態のおっさんによって解決されるって嫌な状況…
てか、あのおっさん達は見た目も効果音も本当にキツいなぁ……
まあ、それが本作の面白さでも有るから、どうしようもないのだけど
B・Cパートはおっさんのインパクトを少しでも緩和しようというのか、風ちゃんやマキの日常が描かれたね
どちらも自分の職責を果たすべく日々研鑽しているし、同時に自分の疲労を癒すべくそれぞれの休みを入れたりしている
特にマキについては私生活面が見えなかっただけにこうして描かれたのは嬉しい限り。彼女はアスナロを敬愛しているから少し邪険にしながら彼が職責を果たせるよう尽力している。そんな2人の日々は探偵業を中心としつつ、時には心穏やかにする交流と共に回っているのだと感じられたよ
ただ、アスナロはあの下らない通知はマジで止めた方が良いと思う…
真唯とはれなフレ、紗月とは偽交際からのヤバいイベント、紫陽花からはそれとないアピールも受ける。今のれな子は全方位から攻められているかのよう
れな子はわたわたしてばかりなのだけど、そこにはれな子なりの生き残り戦略がある。というより、陽キャとして生きる事に必死過ぎるれな子の行動が彼女らを妙な雰囲気にさせ、結果的にれな子を更にわたわたさせると
いわば自業自得に似た状況と考えると、むしろれな子は振り回される側ではなく振り回す側なのかもしれないね
天使のような紫陽花がれな子が発する魔力に当てられて惑わされる様はなんかもう紫陽花が可哀想という感じになるが、れな子はそれを察せられないくらいに必死
ただ、これは視点を変えてみると、真唯に勝つ為になりふり構わぬ策略を行っている紗月に通ずるものだね。同時にれな子の奮闘が真唯に全く通じていなかったように、紗月の奮闘も真唯の前では形無しなわけだ
真唯はどこまでも上から目線。頑張る者の頑張りを認められない。それが逆に紗月から引き出してはならない奥の手を引き出してしまったね(笑)
紗月との交際をバラされ更には勝敗の報酬とされてしまったれな子は振り回され体質のお姫様かトロフィーか
けど、自分の意思が最大限に無視された時にこそ本領を発揮できるのがれな子だね。2人の勝負に自分の勝負をねじ込んでくるのは流石
…ただ、そんな生き方を妹の遥奈からは「真っ当に生きろ」と貶される辺り、れな子を最も理解している者から見ればやっぱり今のれな子は間違ってるんだろうなぁ(笑)
それでもれな子は状況に流され紗月や真唯に攻められ生きていくしか無い。なのにそれが最高に青春の1ページになってしまうなんて、れな子は面白い生き方をしているよ
人は変わってしまうもの。だから変わらないものを求めてしまう
直次が甚夜との変わらぬ友情を求める上で言ってはならない言葉を気にするように、おふうが弱った定永を気遣い休んでいるよう促すように。また、きぬが夜鷹だった頃の話し言葉を求めるように
容易に人の在り方は変わってしまうと判っているから変わらないよう尽力する
それだけに前々から危惧していた変化が遂に訪れた今回は衝撃を受けざるを得なかったよ…
今際の際に定長が語った言葉、それは自分の天命は変えられないと悟った為か
彼自身はもう変わってしまう、変わらずこの世に留まる事は出来ない。けれど残すおふうや甚夜は変わらず世に留まり続ける
2人を気遣う言葉の数々は残される者への餞別か。特に甚夜の人生における己の存在を変わらぬ価値として捉えた点は両者にとって佳いものであるように思えたよ
また、自分の目が見える内に2人に望む姿へ変わって欲しいとの想いもあったのかな…。存命中は叶わなかった甚夜とおふうが連れ添う姿、仮初でも見せられた事はせめてもの冥土の土産となったのだろうか…
江戸に来てから甚夜やおふうに連れ添ってくれた定長はこの世を去った
人が変わるように、世も移り変わるもの。それに抗う直次がまた別の変化を呼び込んでしまったね……
彼の中で甚夜への友情は変わらぬものだったろう。そして甚夜としても友人や大切な者を変わらず守りたかった。だからこそ訪れてしまった変化
奈津以外の親しい者に見せた事が無かった甚夜の変わり果てた姿、それは何よりも甚夜が人の世に留まれない存在である証左に思えたよ……
薫子は昴と凛太郎が無事に繋がれた事を喜んだ。そのような感情を前にしたから、凛太郎も友人と薫子達を切り離す現状、それによって自分と朔達の関係が危うくなる事態に耐えられない
薫子達を前に凛太郎が望んだのは全て自分勝手な願いと受け取られかねないもの。でも、凛太郎は自分勝手だとか自分が良ければそれで良いという人間だなんて薫子も昴も考えない
そのような相手を思い遣る信頼が溢れて止まらないような回に思えたよ
千鳥と桔梗の壁を思えば、両者は関わらないのが最も安全
そう思えば凛太郎の望みはリスクが有るね。特に帰り道で凛太郎に係る因縁で薫子や昴まで不良に絡まれたのはリスクの代表例か
でも、薫子は凛太郎を信じる事を入口に凛太郎が信じる選択を正しいと信じてくれるね。そこにどれだけの信頼と勇気が有るのやら
転じて考えれば、ピンチの場面に翔平達が助けに入ったのも似たような背景かもね
凛太郎が守りたい相手なら自分達だって守ってやりたい
でも、それだけじゃ凛太郎がファミレスで発してくれた言葉全てへの返答にはならないし、凛太郎や薫子が示した信頼にも応えられない。
印象的なのは、薫子の気持ち良い信頼は朔にも信頼を示す勇気に成る事か
凛太郎が自分達を信じているように、朔だって凛太郎を信じている。「頼ってよ」との言葉にはその信頼に「自分は応えられるよ」との気持ちが籠もっているように思える
そうして互いの信頼を再確認した後だからこそ、あの写真に収まった4人組の表情はとても気持ちの良いものと感じられたのだろうね
恐らく着せ恋史上最大の危機が訪れたような。海夢がやっているコスプレもモデルも体型管理は最重要事項
けど、彼女は美味しいと感じられるものを最大限美味しく食べて、好きなものはとことんまで好きになるタイプ。だからこそ嵌まってしまった罠と言えるが、それだけに殊更に修正すべきポイントでも無いような
今後のダイエットは必要だろうけど、一方で彼女のときめき力は何にも替え難いとも描かれていたね
海夢の太り問題、モデル現場ではきつく言われたけど、若菜からは優しくリサイズを提案されたのは良かったね
海夢のときめき力はコスプレを制限された中でも一向に収まらないのはやはり美点に思えるね。ルーズソックスを楽しみ衝動買いしたカメラも全力で楽しむ
特にカメラなんて後先考えてしまうタイプなら購入は容易くないだろうに、凄え理由で購入してしまう海夢には何の後悔も見られないね
その後先考えなさが太りを招いてしまったのは事実だけど、ああいうシーンを見ると海夢から削ってはならない要素だと思えるね
そして海夢の好きを楽しむときめきは周囲を巻き込むものである点も徹底している
若菜はカメラの購入背景を知ってビビっていたけど、触れば興奮するし、海夢も撮りまくる
そうして実現した撮影風景は本当に幸せそうというか、海夢の可愛さが溢れて止まらないというか…。ほんと、本作はこの辺りの作り方に抜かりがないね
それで居ながら、2人だけの楽しみに終始せず、薫おじいちゃんを撮って終わる優しさまで溢れ出す素晴らしい構成にホロリと来てしまうよ……
赤城が醸し出していた奇妙なズレの正体、それは彼女にとって居るべき世界がズレていたというのは凄い話
けど、面白いのはどちらの赤城にとってもズレた世界の方を居心地良く感じていた点か。なのに自分に甘くない彼女はその現状を良しと出来ないと
そこに見えるのは感情のズレ。赤城は何から何までズレていた、だから彼女を正しい場所で見つけてやる必要があったのだろうね
こちらに来た赤城が抱えていたのは無力感。眼の前で問題が起こったのに何も出来なかったどころか、それを契機に出来る事すら減ってしまった。だから病的なまでの人助けが出来るこちらの世界は赤城にとってとても心地よいものだったのかも知れない
けど、逃げて心地良いこちらへ来たのに、逃げたという事実から彼女は逃げられない
だとしたら、咲太から正体を弾劾された彼女はようやくズレを終えられたのだろうね
あちらへ行った赤城が抱えていたのは自己への嫌悪感。でもあちらでは咲太に会わずに済み、中学時代の問題も終わっている。また、世界移動できた事で咲太が中学時代に訴えた事が正しいとの証明も手にした
赤城は世界移動によって全てを正しくする手段を持ち帰れたわけだ
思春期症候群によって生じた現実のズレによって同窓会で同級生の罪を弾劾するのは快感かも知れない。ただし、あれは中学で何も出来なかった赤城自身の罪の弾劾とも解釈できる、いわば彼女は自罰と他罰を同時にやってのけたわけか
ただ、それって中学時代をある程度乗り越えた咲太にとって巻き込まれただけの状況でしか無く
あんな不格好な遣り方で弾劾を茶化すのはそれこそズレに対して自分は責任は持っておらず、ズレの解釈は自分自身で解決しろと促しているようにも感じられたよ
咲太が明かす自己嫌悪の忘却方、それは逃げなかった者の言葉か。それを赤城が知れて良かったと感じられたなら、赤城はその逃げない遣り方こそ最も正しいと、ズレを終えられるとそう感じられたのかな。本当に随分と遠回りをしたものだよ
それなりの年齢である名雲がコーヒーを嗜む姿は様になっている。だからコーヒーを飲めもしない真白は焦るしマキに劣等感も抱く
そんな焦りがコーヒーではなく怪しげな薬を迷わず飲む行為に走らせるし、名雲をイケメンと見誤る幻覚に繋がってしまうわけだ
そうしてハチャメチャになった真白へのフォローが良いね。今はブラックで飲めなくても、少しでも飲めるならそれで良いじゃないかと自分は飲めないカフェオレを渡すのはそれぞれが出来ない分野を分担しているようで印象的
名探偵には名犯罪者が付きもの
ここで名乗りを上げたのは犯罪者、というより困ったちゃんな女の子ですか
ただ、最低限の謎掛けとヒントは名雲に仕掛けてるし、将来的に宿敵となるとも宣言している。その意気や良し!と言いたくなるけれど…
その後に登場した本物の怪盗が色々な意味でしょうもないものだから、風ちゃんは怪盗路線に進まない方が良いんじゃない?と思わなくもない
あと、ここまであんまり触れなかったけど、今回もギャグがキレッキレで面白いねこの作品は
れな子としては不本意ながら紗月と付き合っている筈なのに、混浴するわ性的接触するわキスするわとか何なのこの娘(笑) これで本人は巻き込まれ体質みたいな認識で居るのだから面白い
むしろれな子をいたいけな少女を誑かす悪い女と捉える事も出来るかもだけど、本人に一切悪気はないし、紗月と普通の範囲で仲良くなりたいと思っている点に認知の歪みを覚える為に本作も愉快に感じられる作りとなっているね
れな子と紗月は両者の利益を目指した契約の下に交際を開始した関係
それは偽りそのものなのだけど、改めて考えるとそういう始まりやら関係を深める二人の様子は普通のラブコメっぽく見えるのは面白いね
図書室で一緒に勉強して、一緒に下校して、バイト先で不意に出くわして
ただ、それでも偽装恋人としての一線は守っていた。あくまで恋人っぽい事をするだけでそれ以上踏み込まない
それが崩れてしまったのは紗月の家を訪れてからか
彼女の母に遭遇してしまった点もそうだし、れな子が陽キャに成りたい動機を話した点もそう
それらは恋人っぽい遣り取りよりも余程深いもの
だから二人の心は混ぜ合わせられたかのようにバスタブの中で近付くし、思わず触れ合ってしまう。まるで真唯とした行為をなぞるかのような遣り取り、だからかれな子も平然と”恋人の行為”をしてしまったのだろうね。それは二人が偽物ではなく本物に近付いてしまった瞬間
いや、それでも極大級のやらかしだと思うけども(笑)
この幕末編に入ってから前々から登場していた者達の加齢や老いを感じさせる描写に心穏やかでは居られなかったりするのだけど、正体を掴ませないような秋津すら目元に皺が見える姿に動揺してしまう…
でも、そうか、既に第2話から17年、秋津初登場から13年も経っているんだもんな……。そりゃ皆、年を取るし野茉莉も大きくなるよな…
そうして皆の加齢が明らかになる事で改めて意識される甚夜の変わらなさ。それだけに甚夜以外の不変や甚夜の変化が描かれたのは良い描写と感じられたり
久方ぶりに登場した秋津は見た目こそ少し変われども態度は変わらない。けれど、街も人も変わりゆくもの。対して街に含まれ人に扱われる皿は変わらず、百年後も咲き続ける
それでいて、街に暮らす人である直次はすっかり武家らしくなったけど、変わらぬ友情を甚夜に求めている
思い返せば甚夜の周囲に居る顔ぶれは幼い頃からすっかり変わってしまった。でも、変わる前と思っていたあの頃だって少しの時の流れで容易に変わってしまっていた事が回想から察せられる
けど、変化を恐れて外に出ないでいても、世は配慮して変わらずに居てくれるなんて無いわけで
時が流れれば京は騒がしくなるし妖も溢れ出す。変わらぬようにしていても、変わる予兆ばかり増してくる
他方で在り方を変えない、つまりは幽霊茶器を幽霊ではなく茶器として扱ってやる事で鬼退治する秋津の遣り方が披露されたのは印象深い
だとすれば、甚夜とて鬼狩りではなく野茉莉の父として過ごす事で何かが満たされるのではないかと思えたよ
なんかOPにノイズが混じっていたような…
さておき、花梨登場回だけど、彼女をメインに据えるというより、ゲーセンを舞台とした文化交流をより中心に据える内容となっていたような
花梨は確かに格ゲーに滅法強い。けれど彼女が望む対戦相手である蓮司は応えないし、代わりの相手となったリリーは強者ですら無い
だから花梨がリリーの面倒を見る事になって二人はゲーム文化を通して友達になるとは面白い流れだ
その意味ではゲーセンは敵を作る場所とは成り得ないね
だから蓮司は葵衣に嫌われるかもと正体を隠していたけど、ゲーセンに務めて困っている人の相手が出来る蓮司を葵衣が嫌う余地なんてそもそも無くて。和解の時に二人がゲームを通して会話するのも、ゲームとは人と人を結びつけるアイテムなのだと感じさせる
…なのだけれど、蓮司のゲームスキルだと巧すぎてリリーの望みとはちょい違う結果を招いてしまった感じかな?いわば恋する相手に向けた異文化交流に関して蓮司はまだまだみたいだね(笑)
保科昴という人物像をこれでもかと描いた回となったね
彼女に関しては第一印象も第二印象もそれほど良くなかった。そこにあったのは彼女による自己嫌悪、己を否定する心が他者に対する印象を悪くする一端となっていた
でも、保科昴という人間が彼女自身が思う通りの人間ではないと判るのは昴を大切な親友と信じる薫子が傍に居る為だね。昴がどれだけ自分を貶そうと薫子は彼女を持ち上げる。その信頼が改めて伝えられた話となったよ
昴の勝手な行動は薫子を守る為のものだった。それが叶わず薫子が望むものでもないと知った昴がしたのは勝手の謝罪
ここには昴が自身の判断に間違いが有るという認識。でも、薫子はそこに昴の優しさを見る、彼女に辛い想いをさせたと考える
それを受け容れてしまう事こそ、昴にとって甘え、より強い自己嫌悪へと通じてしまうもの
だからこそ、昴の深みへ嵌まる思考を断ち切るように、自分と昴はどうして親友になったのかという瞬間へと回帰させる薫子は本当に良かったなぁ…
幼い昴は自分を庇ってくれた薫子にヒーローを見た。対して幼い薫子は泣いてくれる昴に優しさを見た
でも、勝手をしたばかりの昴は自分が優しいなんて認められない。なら薫子だけが優しいなんて、そんな事もなく
どちらかだけが、ではなくきっとどちらも優しい人間で、きっとどちらも互いを大好きで
昴が薫子を好きな心に間違いはない。同時に昴を好きで優しいと思う薫子の心にも間違いはない。そして薫子は今、凛太郎に会いたいと願っている
なら、優しい昴がすべき事に迷いなんて生まれないわけだ
昴が改めて向き合う凛太郎は薫子や昴に通ずる優しさを見せるね
これまでは薫子に勝手に会う人間だったから、それを昴に責められた
会わないのは認められない。けれど、勝手を通して昴を傷つけたいとも凛太郎は思わない。そして彼は自分は千鳥だからと自分を貶していたが、薫子に認められた彼は薫子の傍に居る事を間違いだなんて信じない
それは昴と似ているね。だから凛太郎も昴が薫子を大好きな事も優しい事も判る。二人は薫子を挟んで対立する敵ではなく、薫子を好きな同士だと判る
そうして認められた凛太郎の優しさが昴にとっても救いと成り得たように思えて、こちらまで救われたような心地になってしまいましたよ…!
前回に続き人助けの大切さを知る話となったようで
七色のローズに夕飯の支度、どちらも無理を重ねれば若菜の手で出来なくもない。けれど人に頼れば自身の負担は減るし、相手も頼られて嬉しい気持ちに成れる
人に頼るは決して悪ではない。そう判っていても実際に頼るのは難しかったわけで。今回の衣装制作を通して、クラスメイトや家族に頼れるようになった若菜はまた一つ大きく成長できたように思えるよ
たかが文化祭、されど文化祭。一位に成れなきゃ何かを失うわけじゃないけど、一位に成れば皆良い気持ちに成れる、幸せに成れる
それは奇しくも『生ホス』における麗様の姿勢とリンクして、彼女に扮する海夢にもリンクして、そして彼女を麗様へと仕立て上げる若菜にも通ずるものとなるね
最初は文化祭で好きな衣装を着れる事を喜んでいただけの筈だった。けれど、文化祭に燃える男子連中や「皆の為に」と気張る海夢に触発され、若菜も自分の為ではなく他者の為の衣装制作へとひた走れるようになる
その感覚が最も現れたのが化粧シーンか
若菜にすれば人に見られながらの化粧なんて緊張する、失敗を恐れる。でも自分の為の化粧ではなく、海夢やクラスを勝たせる為の化粧ならば。そして海夢が自分を信じてくれるならば
あの瞬間の若菜は間違いなく職人だった。見物に来た皆が何も言葉を発せられなくなる程の緊張感、それを経て作り上げられた麗様という偶像。見た者に幸福感を与える逸品
それは間違いなく芸術品と呼べるもの
だから彼らが勝利を掴み取るのも何の違和感も無くて
そこで「主役」と言って若菜の功績を称える古賀達が本当に良かったなぁ……
海夢と関わる前の若菜ならクラスのこういう集まりに参加するなんて無かったろう。それだけにクラスメイトに普通に混じって楽しんでいる様子にホロリと来るし、ラストのプリクラには感動を覚えてしまうね
人に頼って頼られて、若菜は間違いなくてクラスメイトの多くと友達に成れた。それがどのようなものかはプリクラに映る彼らの表情が何よりも証明しているね
…ツーショット出来なかった海夢はドンマイです(笑)
ポルターガイスト現象から赤城には何かがあるという点が明確になった
それ故に彼女の素性により迫る内容となり、通常なら見上げた行動と言える人助けやボランティアも裏がある尋常ならざる行動であるように思えてくる
ただ、そうなって来ると赤城の行動の根源には何が有るのかという話にもなってくるね
そこで因縁の有るらしき咲太を彼女はどう見ているか、そして咲太は彼女をどう見てやるべきかが問題点となるのか
彼女の身に起こるポルターガイスト現象は赤城のイメージを引っ繰り返すものだね。また、それだけでなく年上彼氏の家に入り浸っていたというのもイメージにそぐわない
他方でイメージが掴めないのは咲太への感情か。双葉や友部は恋愛感情を示唆するけれど他に交際相手が居たならそれも解としては間違いの可能性が有る訳で
赤城の正体を探ろうと思えば思うほど、彼女のイメージのズレに気付く構図。その極地と言えるラストに明かされるズレ、ようやく赤木郁実の正体に近づけたようでゾクゾクしてくるね
女子会と称するにはちょっと女子力足りなそうな真白とアズハにマキがツッコミ役となる構図かと思いきや、彼女が泥酔した事でボケ・ツッコミが逆転する流れは面白い
「この人はこういうものだ」なんて属性を付与しようとしても、本作にそんな扱いは通じない。名雲が助手に相応しくないと真白とマキを交換して助手という適正の違いは見えても、名雲に相応しいのは誰かという点は揺るぎなかったのも頷ける展開
マキは助手として本当に優秀。けど、彼女が泥酔してもアスナロを尊敬する心が揺らがなかったように、名雲が犯人確保する際に真白以上に相応しい相棒は他にいないね
属性に意味が無い点はサウナ狂いにも言えるか。名雲はサウナ愛を重視するあまり、自身の探偵性すら他所に置いてしまった。その結果がよりサウナに狂った老人によって破壊されるのだから、名雲のサウナ狂いはむしろ探偵業の邪魔をしてしまったとすら言えそうだ
てか、名雲って中年アピールする割に身体がめっちゃバキバキじゃん…。何あれ……
夕凪から託された野茉莉を娘として育てると決めた甚夜。前回は気付かなかったけど、言われてみれば娘の存在は甚夜の人生をどう切り取っても余分な存在
けれど、そう捉えたとしても野茉莉が余分な存在とまでは思えず
剣に生きるあまり鬼に堕ちた岡田は刀振るう鬼である甚夜と似た要素を持っているが、甚夜と異なり余分のない存在。そのような人物と立ち会う事で甚夜は己の余分を理解し、同時に余分のない太刀筋とは何かを垣間見るのか
岡田と甚夜を引き合わせる畠山は面倒な存在だね。彼が何を考えているか、という点が一向に見えないならば今回の話において彼は余分な存在。彼の動向にばかり目を向けていると話の本筋が負えなくなる
だから畠山側の内輪揉めも血気に逸る武士も幕末の時代背景も削ぎ落として残った甚夜と岡田だけが無駄のない本筋となるように思えてくる
けど、甚夜はそうも行かないね。鬼斬りに向かう際には野茉莉を預けなければならないし、老いた定長は気に掛かる、雪柳を見れば流れ行く季節に思いを馳せてしまう
甚夜の人生には余分なものが多すぎて、されど欠けてはならないもの
余分が多い甚夜は岡田に全く敵わない。岡田に焦がれ彼を斬りたいと強く願い他が目に入らなくなった時になってようやく一太刀届く程度
甚夜とて全てを捨てれば至高の剣に届くかもしれない。でも、それを選ばなかったのが甚夜の剣と言えるのかな…
と、幕末ならではの剣士の在り方を想う流れだっただけに、現代で岡田がコンビニ店長しているとか予想外にも程が有る…!
果たして余分とは無駄か必要か。異なる時を生きる事になるであろう甚夜と岡田の人生を通してそれをもっと見てみたいものですよ